インド中華
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マンチュリアン
シェズワン
歴史

インド中華が生まれた背景には、中印関係やインドの華人だけでなく、現地の飲食業界や、アメリカ風中華料理の存在もある[7]。その歴史は未解明な部分が多いが[7]、おおよそ以下のようなものと推定される。
18世紀末、イギリス東インド会社により国際都市となったコルカタに、インド初の華人コミュニティが形成された[7]。1912年に中華民国が成立すると、華人が増加し[7]、1920年コルカタを皮切りに[3]、英領インド各地に華人経営の中華料理店ができた[7][3]。コルカタにある「欧州飯店」(Eau Chew Restaurant)は、インド現存最古の華人経営の中華料理店である[10]。第二次大戦中、連合国軍がインドに駐留すると、アメリカ風中華料理のチャプスイも伝わった[7]。
1950年代後半から、チベット問題や中印国境紛争により中印関係が悪化すると、華人人口が下降し、華人経営の中華料理店も減少し始め[7]、本場の中華料理が消えていった[13]。その中でガラパゴス化が進み、独特の「インド中華」が形成された[13]。以降1970年代までに、上記の「マンチュリアン」「シェズワン」が生まれた。
20世紀末から21世紀には、中印関係は相変わらず悪いものの、1988年のラジーヴ・ガンディー訪中をはじめ関係回復の兆候がある[7]。そのような背景のもと、2017年の調査によれば、インド諸都市の料理店のうち約37%が中華料理を提供をしている[7][3]。IT企業が多いバンガロールで特に人気とも言われる[2]。家庭向け調味料ブランドChing's Secretも普及している[18]。また、関係改善により本場の中華料理が再び知られるようになり、「本格中華」(オーセンティック・チャイニーズ)を謳う店も増えている[13]。


