エティエンヌ・モーリス・ジェラールの肖像
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| フランス語: Portrait du général Étienne-Maurice Gérard 英語: Portrait of Étienne Maurice Gérard | |
| 作者 | ジャック=ルイ・ダヴィッド |
|---|---|
| 製作年 | 1816年 |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 197.2 cm × 136.2 cm (77.6 in × 53.6 in) |
| 所蔵 | メトロポリタン美術館、ニューヨーク |
『エティエンヌ・モーリス・ジェラールの肖像』(エティエンヌ・モーリス・ジェラールのしょうぞう、仏: Portrait du général Étienne-Maurice Gérard、英: Portrait of Étienne Maurice Gérard)、または『エティエンヌ・モーリス・ジェラール将軍』(エティエンヌ・モーリス・ジェラールしょうぐん、仏: Général Étienne-Maurice Gérard、英: General Étienne Maurice Gérard)は、フランスの新古典主義の巨匠ジャック=ルイ・ダヴィッドが1816年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。ナポレオン戦争中に功績のあった将軍エティエンヌ・モーリス・ジェラールを描いている。作品は1965年に購入されて以来[1]、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている[1][2][3]。
1815年のワーテルローの戦いで敗れたナポレオンと強く結びついていたダヴィッドとジェラールは、ともにブリュッセルに亡命した。この作品は、ダヴィッドがブリュッセルに到着して最初に描いた、フランスから亡命した人物の肖像画の1つである[1][3]。ジェラールはダヴィッド同様、政治的に波乱に富んだ人生を送り、ブルボン王家、革命政府、ナポレオンに仕えた。それぞれの政府に勇敢で腕の立つ指導者として尊ばれ、数々の戦闘で武功を立てている。1813年のライプツィヒの戦いで負傷した後には、ナポレオンにより伯爵の地位を授与された[3]。
画中のジェラールはフランス第一帝政時代の将軍用の紺色の制服を纏っており、レジオンドヌール勲章を含む様々な勲章を身に着けている。ダヴィッドは、ジェラールを取り巻く政治的状況が変化していたことには頓着していない。この作品は彼の最も輝かしく、威厳のある肖像画の1つとなっており、ジェラールは、非常に生き生きとした色彩と鋭いリアリズムで表現されている[1]。なお、描かれているイタリア的な背景と市松模様の床は、彼の人生とは無関係である。この肖像画は、1816年にジェラールがロズモンド・ド・ヴァランス (Rosemond de Valence) と結婚したことを記念して依頼されたのかもしれない[4]。
ジェラールは本作が描かれた翌年の1817年にフランスに帰り、元帥に昇進した。7月王政の時にはフランス軍を率いて、ベルギーでの十日戦争に介入し、アントウェルペン包囲戦 (1832年) を成功させている[5]。彼はまた、戦争大臣とフランスの首相も務めている[3][6]。