エルサレム聖書
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初版、1956年

エルサレム聖書の最初の出版は、43分冊形式で1945年から1955年までかけて行われた。最初の刊行から約10年後の1956年になって、この全体が「エルサレム聖書」La Bible de Jérusalemとして知られている[注釈 1]、一冊の本の形にまとめられた[1]。このとき、改訳も行われ、注釈も改訂・補足されている。
それまでの古い翻訳を一新した、この新訳の聖書は非常な好評をもって迎えられ、迅速な、かつ大きな成功を収めた。今日では広く行われている、聖書批評学に基づく注釈や解釈は、当時は革新的な物であり、この成功の大きな原因となった。エルサレム聖書は神学的な、信仰に基づいた書であると同時に、聖書の持つ文学的・詩的な側面も強調しており、それが文章にも反映されている。このことが、エルサレム聖書の実用性を高め、カトリシズムの典礼で最も一般的に使われる聖書とした[1]。
改訂第二版、1973年



1973年にエルサレム聖書の改訂版が出版された[1]。さらに1978年には出版社Zodiaque(fr:Éditions Zodiaque)との協業により、多色刷りの挿絵付きの版としても刊行された[2]。
第三版、1998年
1998年に10人以上の専門家によって改訂が行われた第三版が出版された。フランス語の語彙が更新され、内容だけでなく文書の形式にもさらに注意が払われ、注釈には近年の聖書研究の成果が反映された[3]。