カネラ目
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| カネラ目 | ||||||||||||
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| 分類 | ||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||
| Canellales Cronquist (1957)[3][4] | ||||||||||||
| タイプ属 | ||||||||||||
| カネラ属 Canella P.Browne (1756)[5] | ||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||
| 科 | ||||||||||||
カネラ目(カネラもく、学名: Canellales)は、被子植物のモクレン類(モクレン目群)に含まれる目の1つである。精油をもつ常緑性の木本であり、葉は互生し単葉、花は放射相称(図1)、果実はふつう液果。おもに熱帯域から南半球温帯域に分布しており、日本に自生種はいない。カネラ科(約5属20種)とシキミモドキ科(約5属100種)の2科を含む。
常緑性の高木から低木[6][7][8][9](下図2a–c)。シキミモドキ科は道管を欠く[8][9]。師管の色素体はデンプンとタンパク質顆粒または繊維を含む[10]。節は3葉隙性[7][8][11]。精油を含み、ときにアルカロイドをもつ[7][8]。ドリマン型セスキテルペンを有する[10]。
葉は互生し、螺生または2列互生する[7][8][9][11](下図3a, b)。葉は単葉、ふつう革質で無毛、油点をもち、全縁、葉脈は羽状[7][8][9][11]。葉柄があり、葉柄中の維管束は弧状[10]、托葉を欠く[7][8][9]。気孔は平行型、ときに不規則型[7][8]。
花はふつう両性、放射相称(上図1, 下図4a, b)、集散花序または総状花序を形成または単生し、花序は頂生または腋生する[7][8][9][11]。花被片は萼片と花弁に分化している[10][7][8][9][11](下図4a)。花弁は2枚から多数、ふつう離生[7][8][9][11](上図1, 下図4a, b)。雄しべは3個から多数、シキミモドキ科の多くでは離生し螺生するが(下図4a)、カネラ科では合着して筒状の単体雄しべを形成している[7][8][9][11](下図4b)。花粉は2細胞性、単口粒、シキミモドキ科では4集粒として放出される[7][8][9][11][10]。1–20個の心皮をもち、シキミモドキ科では離生心皮(複数の雌しべ; 下図4a)で縁の合着が不完全(不完全心皮)[6][12]、カネラ科では合生心皮で1室の雌しべを1個もつ[7][10][13][14]。子房上位、縁辺胎座(シキミモドキ科)または側膜胎座(カネラ科)、1心皮あたり胚珠は1個から多数、厚層珠心、2珠皮性[7][8][9][10][13][11]。胚嚢はタデ型[7][8]。
果実はふつう液果であるが(下図5a, b)、カネラ科のタクタヤニア属(Takhtajania)は蒴果[7][8][9][10][13][6][11]。胚はよく分化しているが小さい[7][8][11]。
分布
人間との関わり
カネラ目の植物は精油を含み、またセスキテルペンなど生理活性をもつ化合物を含むため、薬用や香辛料に利用されることがある。カネラ(カネラ科)の樹皮は白桂(white cinnamon)とよばれ、香料や香辛料に用いられることがある[14][13](下図6a)。またウァルブルギア属、キンナモデンドロン属(カネラ科)、シキミモドキ属、ドリミス属(シキミモドキ科)などの樹皮、葉または果実が薬用や香辛料に利用されることもある[6][13][15][16][17](下図6b)。他にも材として利用される例や、観賞用に植栽される例もある[13]。