ジェイムソン・タイヨン

カナダ系アメリカ人の野球選手 (1991 - ) From Wikipedia, the free encyclopedia

ジェイムソン・リー・タイヨンJameson Lee Taillon, 英語発音/ˈʤeɪmsən ˈtaɪoʊn/[3]1991年11月18日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ウィンターヘブン出身のプロ野球選手投手)。右投右打。愛称はジャモJamo[4]MLBシカゴ・カブス所属。

生年月日 (1991-11-18) 1991年11月18日(34歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
225 lb =約102.1 kg
概要 シカゴ・カブス #50, 基本情報 ...
ジェイムソン・タイヨン
Jameson Taillon
シカゴ・カブス #50
ニューヨーク・ヤンキース時代
(2021年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
二重国籍[1]
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フロリダ州ウィンターヘブン
生年月日 (1991-11-18) 1991年11月18日(34歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト1巡目(全体2位)
初出場 2016年6月8日
年俸 $18,000,000(2024年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
WBC 2013年2026年
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姓は英語発音ではタイオウン(TIE-own)となっている[5]

経歴

プロ入り前

テキサス州ザ・ウッドランズ高等学校英語版時代の2009年にはベネズエラで開催されたパン・アメリカンU-18大会に野球アメリカ合衆国代表として出場し、決勝のキューバ戦で7.2イニングを16三振、無失点に抑えて金メダル獲得に大きく貢献した[6]2010年3月23日には19奪三振ノーヒットノーランを達成[7][8]ジョシュ・ベケット以降では最高の高校生投手との評価を受け[9]スティーブン・ストラスバーグとも比較された[10]

プロ入りとパイレーツ時代

ピッツバーグ・パイレーツ時代
(2017年4月15日)

2010年MLBドラフトピッツバーグ・パイレーツから全体2位で指名を受ける。カナダ国籍を持つ選手としては2002年アダム・ローウェン(全体4位)を上回る史上最高位での指名となった[1]。入団交渉が不成立になった場合はライス大学への進学が内定していたが、同年8月16日に契約金650万ドルでパイレーツに入団した[11]

2011年にA級ウェストバージニア・パワーでプロデビュー。投球制限を課され、慎重に育成された[12]

2012年はA+級ブレイデントン・マローダーズでプレー。同年のオールスター・フューチャーズゲームにアメリカ合衆国選抜の一員として出場した[13]。シーズン終盤にはAA級アルトゥーナ・カーブに昇格した。

2013年はシーズン開幕前の1月17日に第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)本戦のカナダ代表に選出された[14]

シーズンではAA級アルトゥーナで開幕を迎え、8月にAAA級インディアナポリス・インディアンズへ昇格した。AAA級インディアナポリスでは6試合に登板し1勝3敗、防御率3.89だった。

2014年4月に肘関節の内側側副靭帯を修復するためトミー・ジョン手術を受け、2014年のシーズンを棒に振ることになった[15]。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[16]

2015年も引き続き、MLB、MiLBともに登板しなかった。

2016年に復帰し、開幕をAAA級インディアナポリスで迎えた。6月8日にMLB初昇格を果たし、同日のニューヨーク・メッツ戦で先発登板してメジャーデビュー(6イニングを3失点で勝敗付かず)[17]。この年は18試合に先発登板し、防御率3.38、5勝4敗、WHIP1.12を記録した[18]。また、MiLBのAAA級インディアナポリスでは、10試合の先発登板で4勝2敗、防御率2.04、WHIP0.81、与四球率0.9、奪三振率8.9を記録した。

2017年5月6日に脚の付け根の違和感を訴えて故障者リストに登録され、同月8日に精巣がんの疑いで手術を受けた[19]。この年は25試合に先発登板して8勝7敗、防御率4.44、125奪三振を記録した[18]

2018年は32試合に先発登板して14勝10敗、防御率3.20、179奪三振を記録した[18]

2019年は自身初めて開幕投手を務めた。しかし、8月に自身2度目となるトミー・ジョン手術を受けることを発表し、この年の残りシーズンは全休した[20]。同年は前述の手術の影響でわずか7試合の先発登板で2勝3敗と自身初の負け越しでシーズンを終えた[18]。それでも4月20日に本拠地PNCパークで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では5イニングを投げきって4安打、1失点(自責はなし)に抑えると、その裏の味方の攻撃終了後にコールドゲームとなったため参考記録ながら自身初の完投勝利を達成した[21]

2020年は前年の手術の影響もあり、全休した。

ヤンキース時代

2021年1月24日にミゲル・ヤフーレロアンシー・コントレラスキャナン・スミス=エンジグバマイコル・エスコットとのトレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[22]。シーズンでは開幕をMLBで迎えた。5月1日のデトロイト・タイガース戦で2年前の2019年5月1日のテキサス・レンジャーズ戦以来2年ぶりに勝利投手となった[23]。手術からの完全復帰となったこの年、最終的には29試合の先発登板で8勝6敗、自身にとって2年ぶり3度目の100奪三振以上となる140奪三振を記録した[18]。ただ、8勝のうちのほとんどは打線の援護によるものが大きく、防御率は4.30と2シーズン前よりも悪化した[18]

2022年は32試合に先発登板。4年ぶりの2桁勝利となる14勝(5敗)、2年連続の100奪三振以上となる151奪三振を記録した[18]。また、防御率は3.91と4シーズンぶりの防御率3点台でシーズンを終えた[18]。この年はさらにチームが東地区優勝を果たしてポストシーズンに進出。その後に行われたポストシーズンでもロースター入りすると本拠地ヤンキー・スタジアムで行われた地区シリーズクリーブランド・ガーディアンズとの第2戦にクレイ・ホームズの後を受けて6番手で登板してポストシーズン初登板を果たした。この試合では0.2イニングを投げたものの、オスカー・ゴンザレスに適時打を浴びるなど3安打、2失点と散々な内容でポストシーズン初黒星を喫した[24]。なお、チームがその後に3勝2敗でガーディアンズを撃破したため、リーグ優勝決定シリーズに進出すると敵地ミニッツメイド・パークで行われたヒューストン・アストロズとの第1戦でポストシーズン初先発を果たした(この試合では4.1イニングを投げて4安打、1失点で勝敗付かず)[25]。なお、チームはこの試合を含めてアストロズに4連敗でシリーズ敗退。同年オフの11月6日にFAとなった[26]

カブス時代

2022年12月7日にシカゴ・カブスと4年総額6800万ドルの契約を結んだ[27][28]

2023年は6月24日と25日に開催されたライバルのカージナルス英語版とのロンドンでの公式戦「ロンドンシリーズ英語版」にカブスの一員として帯同した。7月7日ののヤンキースタジアムでの古巣ヤンキース戦に登板し勝利したが、これはカブスにとっては初となるヤンキースタジアムでの勝利だった[29]。同年は最終的に30試合(先発29試合)に登板。自身にとって5年ぶりの2桁敗戦となる(8勝)10敗、3年連続の100奪三振以上となる140奪三振を記録した[18]。また、防御率は4.84と打ち込まれた[18]。なお、同年唯一の中継ぎ登板となった9月30日の敵地アメリカンファミリー・フィールドでのミルウォーキー・ブルワーズ戦では4イニングを投げて1四球、被安打3ながら無失点に抑えてメジャーでは初となるセーブを記録している[30]

2024年は28試合の先発登板で2年ぶりの2桁勝利となる12勝(8敗)、4年連続の100奪三振以上となる125奪三振を記録した[18]。また、防御率は2年ぶりの3点台となる3.27でこれは自身にとって2番目に良い成績であった[18]

2025年は夏場に右ふくらはぎの故障で離脱したため、23試合の先発登板に終わった。それでも2年連続の2桁勝利となる11勝(7敗)を記録した。また、2年連続の防御率3点台(3.68)となった一方で98奪三振に終わり、2019年以来6年ぶりに100奪三振以上を記録することができなかった[18]。また、この年はチームがワイルドカードでポストシーズンに進出したため、自身にとって3年ぶりにポストシーズンのロースター入りを果たした[18]。このポストシーズンでは2試合に先発登板したものの、いずれの試合でも勝敗は付かなかった(チームは地区シリーズでブルワーズに2勝3敗で敗れ、地区シリーズ敗退)。

選手としての特徴

94.4mph(約151.9km/h)の速球を軸とする本格派右腕である。最速では98.4mph[31](約158.4km/h)を計測した。元々はツーシーム主体だったが、2018年以降はフォーシーム主体となった。2021年からカットボールを加えており、以降の投球割合はフォーシーム、カットボール、ツーシームの順に多い。変化球で最も評価が高いのはカーブで、スライダーも平均以上とされる。チェンジアップはまだ改善の余地を残す[12]

人物

アメリカ合衆国とカナダの二重国籍を保持している。両親は共にカナダ連邦オンタリオ州の出身で、トロント大学の卒業生である[1]

詳細情報

年度別投球成績

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W
H
I
P
2016 PIT 18180005400.556418104.099131713851240393.381.12
2017 25250008700.533587133.21521146341257069664.441.48
2018 3232210141000.583785191.01792046461792069683.201.18
2019 771002300.40015837.1344812301024174.101.13
2021 NYY 29290008600.571603144.11302444161404073694.301.21
2022 323200014500.737728177.11682632051513078773.911.13
2023 CHC 302900081010.444655154.11562741051402096834.841.28
2024 282800012800.600675165.11542133011254267603.271.13
2025 232300011700.611519129.2110242700981054533.681.06
MLB:9年 224223310826010.57751281237.01182170294103210732545705323.871.19
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  • 2025年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

ポストシーズン投手成績

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2022 NYY ALDS 1001030.03000000022----
ALCS 11000204.140300000112.08
2025 CHC NLWC 11000144.020000400000.00
NLDS 11000184.050100300224.50
出場:2回 430105512.1140400700553.65
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  • 2025年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2016 PIT 1851421.905
2017 25717001.000
2018 32923021.000
2019 712001.000
2021 NYY 2959001.000
2022 3281812.963
2023 CHC 3079011.000
2024 28141110.962
2025 23714001.000
MLB 2246311746.978
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  • 2025年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

記録

MiLB

背番号

  • 50(2016年 - )

代表歴

アメリカ合衆国代表
  • 2009年パン・アメリカンU-18大会アメリカ合衆国代表
カナダ代表

脚注

関連項目

外部リンク

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