チューリッヒ・トロリーバス

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路線網 6系統(2026年時点)[1]
チューリッヒ・トロリーバス
チューリッヒで使用されている二連節車両「ライトラム(ドイツ語版)」(2023年撮影)
チューリッヒで使用されている二連節車両ライトラムドイツ語版」(2023年撮影)
基本情報
スイスの旗 スイス
所在地 チューリッヒ
種類 トロリーバス
路線網 6系統(2026年時点)[1]
開業 1939年[2]
運営者 チューリッヒ市交通局[2][1]
車両基地 1箇所(2026年現在)[1]
路線諸元
路線図(2023年現在)
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チューリッヒ・トロリーバスドイツ語: Trolleybus Zürich)は、スイスの都市・チューリッヒ市内に存在するトロリーバス2026年現在は路面電車チューリッヒ市電ドイツ語版)や路線バスといった公共交通機関と共にチューリッヒ市交通局(Verkehrsbetriebe Zürich、VBZ)によって運営されている[2]

チューリッヒ市内に初のトロリーバス路線が開通したのは1939年5月27日で、地区庁舎(Bezirksgebäude)とブーヘック広場(Bucheggplatz)を結ぶ全長4.1 kmのこの系統は当初「B号線(Linie B)」と呼ばれていた。その後1942年に「A号線」、1946年に「C号線」が開通し、1954年にこれらの路線は数字による呼称(A号線→33号線、B号線→32号線、C号線→34号線)に変更された。その中で、C号線(→34号線)については開業当初他のトロリーバス路線と繋がっておらず、車両の点検を実施する際は専用のトレーラーを介して路面電車(チューリッヒ市電)の架線から電気を集める形で車庫へ向かっていた。この運用は1956年にトロリーバスの専用架線が敷設されるまで続いた[2]

一方、トロリーバス網はその間も拡大を続け、既存路線の延伸に加えて1950年代以降は路線バスを置き換える形での新規系統の増設が実施された。また、車両についても輸送力に長けた連節式車両の増備が行われた。1960年代以降は一時延伸や車両増備の動きが停滞し、一部区間が道路工事の影響で路線バスに代替される事態も生じたが、1970年代からは積極的に路線網の拡大が実施されるようになり、路線の復活も含めてチューリッヒ市内には大規模なトロリーバスの路線網が築かれた。車両についても、1950年代 - 1960年代および1970年代の2次に渡って導入された初代の連節式車両の置き換えが1990年代に進められた[2][3]

2000年代以降もチューリッヒ市内ではトロリーバスの整備が進んでおり、バリアフリーに適したノンステップ車両の導入も継続して実施されている。その中で2015年12月以降、従来の路線バス系統であった83号線が一部電化の上で順次トロリーバス車両による運用へ置き換えられており、2019年以降は平日の全運用がトロリーバス車両によって行われるようになっている。また、2017年にVBZはバスメーカーのカロッサリー・ヘスドイツ語版と共同で、架線が無い区間でも走行可能なよう大容量の充電池を備えたトロリーバス車両「スイストロリー・プラスドイツ語版(Swisstrolley plus)」を開発し、長期に渡る試運転を経て、実績を踏まえた量産車両の導入が行われている[4][5][6]

系統

2026年時点で、チューリッヒ市内には以下の6系統のトロリーバス路線が存在する。車庫はハルダウ地区(Hardau)にあり、電気バスを含めた路線バス用車両と共用されている[1][7]

系統番号 起点 終点 備考
31 Zürich, Kienastenwies Zürich, Hermetschloo
32 Zürich, Holzerhurd Zürich, Strassenverkehrsamt
33 Zürich, Triemli Zürich, Bahnhof Tiefenbrunnen
46 Zürich, Bahnhofquai/HB Zürich, Rütihof
72 Zürich, Milchbuck Zürich, Morgental
83 Zürich, Milchbuck Zürich, Bahnhof Altstetten

車両

2026年時点で、チューリッヒ市内のトロリーバス路線で使用されている車両は以下の通り。全車種ともバリアフリーに適したノンステップ構造となっている。これらの車両に加え、2022年に発注した二連節車両の「ライトラム5(25 DC)ドイツ語版(13両)」の導入が予定されている他、2000年代から2010年代に導入された既存の車両の置き換えを目的とした連節車両・85両と二連節車両・55両の導入も計画されている[8][2][4][9]

形式 両数 車種 全長 全幅 全高 出力 備考
スイストロリー3(BGT-N2C)ドイツ語版 18両
(144 - 161)
連節バス 18,700 mm 2,550 mm 3,450 mm 320 kW 非常用にチタン酸リチウム充電池(120 kW)を搭載
スイストロリー4(BGT-N2D)ドイツ語版 21両
(162- 182)
連節バス 18,700 mm 2,550 mm 3,450 mm 240 kW 非常用にチタン酸リチウム充電池(75 kW)を搭載
スイストロリー・プラスドイツ語版 1両
(183)
連節バス 18,700 mm 2,550 mm 3,450 mm 304 kW 走行用にチタン酸リチウム充電池を搭載(試作車)[10]
スイストロリー5(BGT-N2D)ドイツ語版 10両
(200 - 209)
連節バス 18,740 mm 2,550 mm 3,500 mm 320 kW 走行用にチタン酸リチウム充電池を搭載
ライトラム・19 DCドイツ語版 13両
(210 - 222)
連節バス 18,740 mm 2,550 mm 3,500 mm 460 kW 走行用にチタン酸リチウム充電池を搭載
ライトラム3(BGGT-N2C)ドイツ語版 17両
(61 - 77)
二連節バス 24,700 mm 2,500 mm 3,450 mm 320 kW 非常用にチタン酸リチウム充電池を搭載
ライトラム4(BGGT-N2D)ドイツ語版 14両
(78 - 91)
二連節バス 24,700 mm 2,500 mm 3,440 mm 320 kW 非常用にチタン酸リチウム充電池を搭載
ライトラム5(25 DC)ドイツ語版 3両
(92 - 94)
二連節バス 24,700 mm 2,500 mm 3,440 mm 320 kW 走行用にチタン酸リチウム充電池を搭載

今後の予定

脚注

外部リンク

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