ルガーノ市内にトロリーバスが開通したのは1954年4月25日で、それまで市内で運行していた路面電車(ルガーノ市電(ドイツ語版))の代替として導入された経緯を持ち、以降1959年までに路面電車路線を全て置き換えた。以降も延伸が続き、市内中心部の一方通行化による系統の再編が実施された1972年の時点で、ルガーノ市内には6つのトロリーバスの系統(1 - 6号線)が存在した。ただしこれらは同じ区間を走る系統が方向によって奇数と偶数に分かれている(1 / 2号線、3 / 4号線、5 / 6号線)という仕組みであった。また、各系統は色分けによる区別も行われていた[1]。
それ以降も1980年代まで新規区間の延伸が続き、輸送力に長けた連節式車両の導入も実施された。その後、1993年8月には大規模な系統の再編が実施され、方向別の系統番号から他都市と同じように区間ごとの系統番号へ改められた(1、3 - 5号線)。だが、同時期には施設の更新が求められていた事に加え、他都市と異なる直流1000 Vという電圧故に特注の専用車両が必要となっていた事も問題になっていた。その結果、1998年1月に道路工事の兼ね合いで4号線が廃止され、残された路線も2001年中に営業運転を終了した。ルガーノで最後にトロリーバスが運行したのは同年6月30日である[1][2][3]。