デススティンガー
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設定解説
| デススティンガー DEATH STINGER[2] | |
|---|---|
| 番号 | EZ-036[2] |
| 所属 | ガイロス帝国[3] ネオゼネバス帝国[4] |
| 分類 | 海サソリ型[2] |
| 全長 | 19.4m(陸)[2] 28.8m(海)[2] |
| 全高 | 10.7m(陸)[2] 4.6m(海)[2] |
| 重量 | 320.0t[2] |
| 最高速度 | 185km/h(陸)[2] 72kt(海)[2] |
| 乗員人数 | 1名 |
| 主な搭乗者 | キルシェ・ハルトリーゲル(機獣新世紀・ZOIDS) ハンナ・ハンナ(機獣新世紀・ZOIDS) アンナ・ターレス(ZBCG) ガイツ(フルメタルクラッシュ) |
| 武装 | レーザーファング×2[2] ストライクレーザーバイトシザース×2[2] レーザーカッター×2[2] AZ35mmバルカン砲×4[2] Eシールドジェネレーター[2] 収納式AZ105mmリニアキャノン×2[2] 荷電粒子砲[2] AZ120mmハイパーレーザーガン×2[2] AZ120mmハイパービームガン×2[2] AZ930mm2連装ショックガン[2] ストライククロー[5] ロケットブースター×2[2] |
- 『ゾイドバトルストーリー』におけるデススティンガー
- 西方大陸戦争時代にガイロス帝国軍が開発した水陸両用の海サソリ型ゾイド[2]。「凶戦士(きょうせんし)」の異名を持つ[5][6][注 1]。
- 本機は南エウロペ大陸のガリル遺跡で発見されたゾイドコアを培養、強制成長させて開発された[2]。ジェノザウラーやレブラプターなどに搭載された実験的なオーガノイドシステム(以下OS)を超える「真オーガノイド」を有しており、従来の常識では計り知れない闘争心、生命力、敏捷性を獲得している[3]。
- また、兵装面もガイロス帝国の最新鋭のものが採用され[3]、荷電粒子砲や接近戦用レーザー砲など、豊富な火器を搭載[2]。加えて、地中潜行も可能としており[6]、尾を延ばすことで水中モードに移行[5]し海戦にも適応できる[2]。全身はデスザウラー並みの超重装甲で覆われ[5]、計算上の戦闘力はジェノブレイカーをも凌駕する高性能機とされた[2]。
- しかしZAC2100年7月の戦いにおいて技術陣も予測しなかった[2]暴走を引き起こした[6]ことから、帝国軍においては一時開発が凍結される[8]。その後、インターフェイスと呼称される小ゾイドの発掘によりコントロール可能となることが解明され[8]、操縦可能としたタイプが生産された[9][注 2]。重装甲に僅かな隙がある関節部分が唯一の弱点とされる[11][注 3]。
- アニメ『ゾイド-ZOIDS-』におけるデススティンガー
- デスザウラーを封じるために、古代ゾイド人によって生み出された2体のサソリ型のゾイドのゾイドコアをオーガノイド・アンビエントの力で融合させたゾイド。詳細は#デススティンガーHiSを参照。
- 漫画『機獣新世紀ZOIDS』におけるデススティンガー
- D(ディー)と呼ばれるゾイドの技術を応用して開発されたゾイド[13]。コクピットには「凶戦士システム(パーサーカーシステム)」と呼ばれる戦闘に必要な情報を脳に直接送り込む潜在知覚情報入力(サブリミナル・インターフェイス)が導入されており、脳内にゾイド細胞を組み込んだ強化人間が搭乗することで戦闘力をアップさせる。だが、これは強化人間であっても完全に順応に至っていないものであり、普通の人間が搭乗した際は脳が情報圧力に耐えられず破壊本能が暴走、廃人寸前にまで追い込まれるリスクを持っている[14]。
- 『ZOIDS concept art』シリーズにおけるデススティンガー
- 古代地層に眠っていたものがデスザウラー覚醒の干渉を受け目覚めたとするコンセプトアートが存在している[15]。また、ナノマシンマトリックス再構築によるゾイドコア制御システムの試作品の中に、デススティンガーの神経系を用いたものが存在したとされている[16]。
- 『HMM(ハイエンドマスターモデル)』におけるデススティンガー
- 古代においてデスザウラーに対抗するために開発されたゾイドの遺伝子を元に、デスザウラーとジェノザウラーの成長抗体を用いて培養と調整を施した機体。「ピースの欠けた完全体」について、パイロットの操縦を含めた人為的な制御を受けないゾイドとして作られたものであると解釈している。なお、デススティンガーに搭載されたものは、本来の性能を抑制するために搭載した調整型としている[17]。
武装・装備
- レーザーファング
- 頭部の牙
- ストライクレーザーバイトシザース
- 両前脚の鋏。大型ゾイドであっても軽々とねじ切ることが可能[5]。
- レーザーカッター
- 両前脚の装甲内に格納されており、使用時に展開する。
- AZ35mmバルカン砲
- 頭部に内蔵される。
- Eシールドジェネレーター
- 頭部に装備する。ジェノブレイカー級の集束荷電粒子砲を受け付けない防御力のエネルギーシールドを展開可能[6]。
- 収納式AZ105mmリニアキャノン
- 両前脚の装甲内に格納される。重装甲を貫通する威力を誇る[18]。
- 荷電粒子砲
- 尾部先端に装備。ジェノブレイカーに搭載されたタイプを上回る出力を誇る[5]。
- また尾部自体を打突し敵機を突き破る近接戦装備としても機能する[19]。
- AZ120mmハイパーレーザーガン
- 尾部先端外側に装備された接近戦用のレーザー砲[2]。
- デススティンガーは尾部に火器を装備したことにより、背後からの攻撃も可能としている[18]。
- AZ120mmハイパービームガン
- 尾部先端内側に装備される。
- AZ930mm2連装ショックガン
- 背部に装備される。短射程ながら中近距離で威力を発揮する[5][注 4]。
- ストライククロー
- 8本の歩脚。敵を抱き込み粉砕する[5]。
- ロケットブースター
- 本体後部に装備された推進器。これによりデススティンガーは高速水中移動が可能となる[2]。またレーザーシザースによる格闘戦用装備として機能する[5]。
キット
単三形乾電池二本を動力源としたモーターを二個使用。背部の2連装ショックガンが電池ボックスとなっている。これを本体と接続しスイッチを入れると起動する。デスピオンと形態・寸法とも近いが、その二体分に相当するモーターとギアを胴体に内蔵しているため、電池やコクピットのスペースが無くなっている。腹部に車輪を持つため誤解されることが多いが、これは動力軸と繋がっておらず、平面上では八脚により完全に自立して歩行する。それと同時に連動して鋏肢を前後させながら鋏と牙を開閉するが、その動きの幅と速度が周期的に変化するのが特徴。頭部には電飾を備える。
手動ギミックとして、尾の先端部を展開すると荷電粒子砲発射態勢となる。また、陸サソリ形態から尾の外装カバーを展開して後方へ伸展し、遊泳脚を側面へ倒すと海サソリ形態となる簡易変形が可能。他に頭蓋および鋏肢のレールガン、ブレードを開閉できる。
ショックガンを外すと露出するコネクターにカスタマイズパーツCP-16ゾイドコントローラーを接続してキットを操作出来る。右側と左側の脚を別個に操作することで前進・後進・旋回が可能。
設定画稿段階では尾部の主砲バレルが伸縮し上下のブレード部がレーザークローとなるギミックや、脚部がチャフやミサイルを収納するウェポンベイとなるアイデアも存在したが、これらは製品では省略された。また、設定ではショックガンとなった部位は画稿段階ではメガビームランチャーと記述されているものも存在する[21]。
- EZ-036 デススティンガー
- 2000年10月発売。
- デススティンガーZS
- 2004年4月発売。キットは成型色とシールの変更(シールの国章がゼネバス帝国)以外、通常のデススティンガーのキットと同一の形状である。
HMMシリーズ
2015年2月、『ワンダーフェスティバル2015winter』にてHMMシリーズ最新作として発表。2013年12月発売のゴジュラス以来の完全新規金型製品となる。イメージ画では、ゾイド中で異彩を放っていた青と赤の警戒色的なカラーリングが、同時代の他帝国ゾイドに近い濃紫ベースの落ち着いた印象に改められている
2015年7月末、『ワンダーフェスティバル2015summer』において原型モデルが会場公開。追ってWEB上でもFLASHにより360°全周から鑑賞できる原型映像が公開された。アレンジは歩脚が大型化している点と、頭蓋の下にある頭部が複眼の位置をバイザーの開口側に合わせたためか、上面から正面に寄っている、単眼の数が異なる、鼻先が丸くなったなど、大幅に形状が変更されている。
2015年8月25日、各通販サイトで予約開始と同時に、コトブキヤショップ限定版としてトミー版オリジナルに近い成型色と、アニメ劇中サイズ比に準拠したブレードライガーのミニフィギュアおよび1/72スケールのヒルツとアンビエントのフィギュアが付属する「デススティンガー ヒルツ仕様」が発表・予約開始。2015年12月25日、両バージョンとも発売。
2021年7月12日、「EZ-036 デススティンガーZS」の販売が開始。
キットは、これまで問題とされていたパーツの強度やはめ合いについても改善されている。新規ギミックとして頭蓋下に設けられたコクピットハッチおよび腹部に追加された高機動ブースターのハッチ開閉、荷電粒子砲の発射形態時の砲身伸長。なお、通常版・ヒルツ仕様の両バージョンともデカールは付属しない。
作中での活躍
バトルストーリー
- 『ゾイド公式ファンブック』(小学館)
- 『ゾイド公式ファンブック2』で初登場。ZAC2100年7月、第二次全面会戦の失敗に伴い、ヘリック共和国軍から追撃を受けていたガイロス帝国軍の救援として、ライトニングサイクスや改造ジェノザウラーとともに特殊部隊一個中隊として西方大陸(北エウロペ大陸)レッドラスト(赤の砂漠)東部に派遣される[6]。同部隊は撤退までの時間を稼ぐべく、多くのゾイドが侵入できない山間部で迎撃作戦を展開[6]。だが、戦闘中にシールドライガーDCSの砲撃を受けた際にデススティンガーは自己防衛本能により暴走を開始[6][注 5]。両軍への無差別攻撃を行い、帝国側の隊長機であるライトニングサイクスを除いて、派遣された特殊部隊は壊滅。敗走するガイロス帝国軍の撤退には成功したものの、デススティンガーは地中へと姿を消した[6][注 6]。
- 同年10月、ヘリック共和国軍アーサー・ボーグマン少佐のブレードライガーABとリッツ・ルンシュテッド中尉のジェノブレイカーの交戦中に迷い込んだ古代遺跡にて姿を現し襲撃。遺跡に巣を構えたデススティンガーは、ウルトラザウルスの迎撃に向かった帝国ゾイドと共和国の護衛ゾイドを撃破し、戦闘ゾイドが失うはずの繁殖能力まで発揮し、他のゾイドを襲撃してコアを奪い、幼体に養分として与えて自己増殖[23]。自身の産んだ幼体たちにゾイドコアを与え繁殖していた[23]。
- デススティンガーを、惑星Zi全体の脅威と判断したアーサーとリッツは共闘。二機の連携攻撃でEシールドを破り頭蓋を破壊することに成功したものの、襲ったゾイドの装備を取り込んで自己進化していたデススティンガーはその全能力を解放。鋏脚と遊泳脚、尾が大きく延長され、背部装甲に展開式レーザー砲門を多数備えた姿に変貌し、ジェノブレイカーを叩き伏せてリッツを失神させ、尾でブレードライガーの胴を貫き致命傷を与える。最期を覚悟したアーサーはジェノブレイカーに攻撃のチャンスを与えるために自ら盾となり、ブレードライガーと運命を共にしたが、その直前に立ち直っていたジェノブレイカーは、ブレードライガーから千切れたレーザーブレードでデススティンガーの頭部を貫き、辛うじて撃破に成功。残った幼体の巣も破壊された[23]。
- 『ゾイド公式ファンブック3』では、共和国軍デストロイヤー兵団の攻撃で陥落したニクシー基地から、バーサークフューラーで脱出したヴォルフ・ムーロア大佐により持ちだされたインターフェイスによって、デススティンガーは人間のコントロール下に置かれている[8]。
漫画
『機獣新世紀・ZOIDS』に登場。こちらでは帝国軍のドクトルFが開発した新型ゾイドであり、ゾイド細胞を脳内に移植した強化人間であるハンナ・ハンナ少尉の実質的な専用機となっている[24][注 7]。
ミュールの町近辺の戦闘でシュバルツとの会談を終えたブレードライガーを強襲し中破させる。その後は帝国正規軍キルシェ・ハルトリーゲル中尉が本機の違法性を調べるため操縦席に座ったことにより、拒絶反応を起こして暴走する。駐留部隊を壊滅させ、ミュールを襲撃しロブ・ハーマン大尉の部隊と交戦。部隊を壊滅状態に追い込むが、バンの駆るライガーゼロ「シーザー」により一時沈静化する。しかし、ハンナの放ったシャドーキーの矢により凶暴化。損傷で露わになった操縦席のキルシェが人質状態となり手出しが出来ないかと思われたが、バンとジークの活躍により破壊され、キルシェ中尉も救出された。
ゲーム
『ヘリック共和国VSガイロス帝国』の帝国側シナリオで途中で入手でき、プレイヤーが入手した際にはコントロールできるが、増殖を繰り返してバトルストーリー以上の脅威となっていき、仮の最終ボスとなって最終マップに登場する。
『ゾイドインフィニティ』ではデスザウラー、ウルトラザウルスと並ぶ巨大キャラとして登場。プレイヤーは操作できない。
『ゾイドフルメタルクラッシュ』ストーリーモードにおける特定ルートで登場する。帝国軍のガイツ少将がバウアー村の遺跡から発掘され、ラストでガイツ自らが操り、主人公と交戦する。攻防に優れ、大型ながら高めの機動力を有する本作屈指の強力なユニット性能を持つ。
「ZOIDS SAGA シリーズ」のシリーズを通じて登場。ゲームのシステム通り、Ziデータとコアがあれば味方パーティーに組み入れることができる。図鑑でのデータは設定そのままで、アニメの設定とはあまり関連していないが(ヒルツの乗機として登場する場合はある)、暴走などバトルストーリーの設定もほとんど登場しない。また、デススティンガーOSやヤクトスティンガーなど、このシリーズ独自のバリエーション機が存在する。
「ZOIDS VS.シリーズ」でもボスクラスの機体として登場。アニメ設定に準拠した巨大なサイズ。CPU専用ユニット。
『ゾイドカードコロシアム』では2007年の公式大会の優勝者に全身金色の「デススティンガーG」のカードが贈呈された[注 8]。
『ゾイドワイルドインフィニティブラスト』ではプレイアブル機体として参戦。惑星Zi産ゾイドを地球の環境に適合する形態で復元した結果、ゾイドワイルドシリーズの機体とほぼ同スケールの状態で登場する。