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バルセロナ=エル・プラット空港

スペイン・バルセロナにある空港 From Wikipedia, the free encyclopedia

バルセロナ=エル・プラット空港(バルセロナ=エル・プラットくうこう、スペイン語: Aeropuerto de Barcelona-El Prat[3][4]、英語: Barcelona-El Prat Airport[5])は、スペインのカタルーニャ州バルセロナ近郊にある国際空港である。

概要 バルセロナ=エル・プラット空港 Aeroport de Barcelona, 概要 ...
バルセロナ=エル・プラット空港
Aeroport de Barcelona
IATA: BCN - ICAO: LEBL
概要
国・地域 スペインの旗 スペイン
所在地 アル・プラ・ダ・リュブラガート
母都市 バルセロナ
種類 公共
所有者 Aena
拠点航空会社
ハブ空港
焦点空港
標高 4 m
座標 北緯41.29694度 東経2.07833度 / 41.29694; 2.07833
公式サイト www.aena.es/es/josep-tarradellas-barcelona-el-prat.html ウィキデータを編集
地図
空港の位置
空港の位置
BCN
空港の位置
空港の位置
BCN
空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
07L/25R YES 3,552×45 舗装
07R/25L YES 2,660×60 舗装
02/20 YES 2,540×45 舗装
統計(2024年)
旅客数 5,503万人
出典:Aena[1][2]
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空港の一覧
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概要

バルセロナ中心部から12km南西にあり[6]、自治体としてはアル・プラ・ダ・リュブラガート、ビラダカンス、サン・ボイ・ダ・リュブラガートにまたがっている。ヨーロッパ圏内路線が大半を占め、大陸間路線の発着は少ない。スペインではアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港に次いで2番目に利用者が多い。ブエリング航空やライアンエアーなどの格安航空会社による積極的な乗り入れが行われており、エア・ヨーロッパのように、中南米の大半を占めるスペイン語圏諸国との間で大西洋縦断路線を運航する例も増えている為、近年利用者数は増加傾向にある。2014年には3,750万人(前年から6.7%増加)の旅客を取り扱い、過去最高記録を更新した[7]。

かつてはマドリードの空港との間で「空の架け橋」(スペイン語: Puente Aéreo, カタルーニャ語: Pont Aeri)と呼ばれるシャトル便が運行されていた。便数の観点では2008年までは世界でもっとも忙しい航路であり、2007年には971便/週が運航された[8]。2008年2月には両都市間を2時間30分で結ぶ高速鉄道AVEの路線が開通し、「空の架け橋」に代わって急速に人気を得たため、「空の架け橋」の便数は減らされた。

歴史

バルセロナ初の飛行場は現在のエル・プラット空港より約4km西のビラダカンスにあり、このアル・レムラール(El Remolar)飛行場が操業を開始したのは1916年のことである[9]。しかし、アル・レムラール飛行場は拡張の見通しが立たなかったため、1918年にはアル・プラド・ダ・リュブラガットにエル・プラット空港がオープンした。初めて発着陸を行った航空機はフランスのトゥールーズから飛来したラテコエール(英語版)・Salmson300であり、この便の最終目的地はモロッコのカサブランカだった。この空港はカタルーニャ飛行クラブの本部として使用され、スペイン海軍の硬式飛行船であるツェッペリンの基地としても使用された。商業サービスの開始は1927年のことであり、イベリア航空のマドリード=クアトロ・ビエントス空港便だった。エル・プラット空港=クアトロ・ビエントス空港便はイベリア航空が初めて就航させた航路である。スペイン第二共和政期、エル・プラット空港はスペイン郵便航空(スペイン語版)(LAPE)の基地のひとつとなった[10]。

1948年には現在の07-25滑走路に当たる滑走路が建設された[9]。同年にはパンアメリカン航空が大型プロペラ旅客機のロッキード コンステレーションで、エル・プラット空港初の国際便であるニューヨーク便を開設した。1948年から1952年には1本目の滑走路と垂直方向に、現在の16-34滑走路に当たる2本目の滑走路が建設された[9]。さらに誘導路も建設され、旅客を収容する空港ターミナルビルも完成した[9]。1963年には年間の旅客数が100万人に到達した[9]。この時期には管制塔やエプロンが建設され、既存のターミナルが拡張された[9]。1968年には新ターミナルがオープンし、今日でもターミナル2Bとして現役で使用されている[9]。現代化の過程で航空無線装置が設置された[9]。

1970年8月3日、パンアメリカン航空は同年に運用が開始されたばかりの超大型旅客機ボーイング747でバルセロナ=リスボン=ニューヨークを結ぶ定期便を開設した[9]。同年11月4日にはイベリア航空がマドリード=バラハス空港との間で「空の架け橋」(Puente Aéreo)の運行を開始した[9]。数年後の1976年にはイベリア航空の「空の架け橋」専用のターミナルが建設された[9]。1977年には年間500万人以上の旅客を取り扱った[9]。

1970年代末から1990年代初頭にかけて、エル・プラット空港の旅客数や空港に対する投資は停滞した。1992年のバルセロナオリンピック開催が決定すると、既存ターミナル(ターミナルB)の現代化や拡張からなる大規模な開発が行われ、ターミナルBの両脇にターミナルAとターミナルCという2つのターミナルが新設された[9]。搭乗用通路が設置されたことで、乗客はターミナルから直に旅客機に乗り込めるようになった[9]。これらの大改修は建築家のリカルド・ボフィルがデザインを担当した。バルセロナオリンピックが開催された1992年には旅客数が1,000万人を突破した[9]。

2009年6月16日には新しいターミナル1が完成し、その面積は545,000m2にも及ぶ。今日運行される便の70%はターミナル1を使用している。ターミナルA、ターミナルB、ターミナルCは、それぞれターミナル2A、ターミナル2B、ターミナル2Cと名称を変更した。空港が所在するアル・プラド・ダ・リュブラガット市議会の要請を受けて、2011年6月6日には空港の名称が公式にバルセロナ=エル・プラット空港に変更された[9]。かつてはスパンエアーが本空港をハブ空港としていたが、スパンエアーは2012年1月27日に運航を停止した[11]。2014年2月1日にはエミレーツ航空が超大型旅客機のエアバスA380によるドバイ国際空港便を開設し、エル・プラット空港はエアバスA380が毎日運航するスペイン初の空港となった。

施設

現在の第1ターミナルは新たに建築されたもので、2009年6月16日に供用を開始した。当空港を発着する便のうち、およそ7割が第1ターミナルを使用する。以前ターミナルA、B、Cであったターミナルは、現在は、それぞれ第2ターミナルのターミナル2A、2B、2Cとなっている。

ターミナルビルの設計は、いずれもリカルド・ボフィルが担当している。

第1ターミナル

2009年6月16日供用開始。ターミナルのフロア面積は548,000m²、エプロンの面積は600,000m²。主に、各国のフルサービスキャリアと、LCCを含むスペインの全航空会社が利用している。

第2ターミナル

旧ターミナルであり、A~Cの3つに分かれている。1992年のバルセロナオリンピック開催に合わせて改修されている。第1ターミナル開業後に使用料の値下げを行い、現在は主にLCCやチャーター便に使われている。

ターミナル2Cはイージージェットとイージージェット・スイスのチェックインエリア、ターミナル2Bはそれ以外の航空会社のチェックインエリアおよび到着エリア、ターミナル2Aは到着専用ターミナルとなっている[12]。制限エリア内は、2Aから2Cまで出発ゲートが並んでいる。

就航路線

2025年8月現在、以下の路線が運航中。

貨物航空会社

統計

イベリア航空(エアバスA321-211)とブリティッシュ・エアウェイズ(エアバス A320-211)
ブエリング航空(エアバスA320-214)
スイス インターナショナル エアラインズ(エアバスA320-214)
アエロフロート・ロシア航空(エアバスA321-211)
アメリカン航空(ボーイング767-300)
ルフトハンザドイツ航空(エアバスA380-841)
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航空会社別旅客数順位(2014年度)
順位 航空会社 旅客数 就航地
1 スペインの旗 ブエリング航空◎ 13,703,747 ヨーロッパ、アフリカ、アジア
2 アイルランドの旗 ライアンエアー◎ 4,760,426 ヨーロッパ、アフリカ
3 イギリスの旗 イージージェット◎ 2,358,293 ヨーロッパ
4 ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 1,421,438 ドイツ (ミュンヘン、フランクフルト)
5 スペインの旗 エア・ヨーロッパ◎ 1,205,736 スペイン
6 スペインの旗 イベリア航空 1,009,598 スペイン (マドリード;シャトル便)
7 ノルウェーの旗 ノルウェー・エアシャトル◎ 828,218 ヨーロッパ
8 イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ 827,650 イギリス (ロンドン)
9 フランスの旗 エールフランス 721,159 フランス (パリ)
10 スイスの旗 スイス インターナショナル エアラインズ 653,317 スイス (ジュネーヴ、チューリッヒ)
11 オランダの旗 KLMオランダ航空 575,127 オランダ (アムステルダム)
12 ドイツの旗 ジャーマンウィングス◎ 523,653 ドイツ
13 スイスの旗 イージージェット・スイス◎ 514,019 スイス
14 ハンガリーの旗 ウィズエアー◎ 505,595 ヨーロッパ
15 オランダの旗 トランサヴィア◎ 449,711 オランダ
16 ポルトガルの旗 TAP ポルトガル航空 437,355 ポルトガル
17 イタリアの旗 アリタリア-イタリア航空 331,230 イタリア
18 アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 321,258 アラブ首長国連邦 (ドバイ)
19 トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ 320,523 トルコ
20 ロシアの旗 アエロフロート・ロシア航空 288,546 ロシア (モスクワ、サンクトペテルブルク)
21 イギリスの旗 モナーク航空◎ 272,457 イギリス
22 アメリカ合衆国の旗 アメリカン航空 266,583 アメリカ
23 ベルギーの旗 ブリュッセル航空◎ 252,734 ベルギー (ブリュッセル)
24 カタールの旗 カタール航空 233,039 カタール (ドーハ)
25 ロシアの旗 トランスアエロ航空 224,585 ロシア
◎は格安航空会社を示す。
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就航空港別旅客数順位(2014年度)[13]
順位 空港 旅客数 運航会社
1イギリスの旗 ロンドン・ガトウィック空港1.317.031ブリティッシュ・エアウェイズ、イージージェット、モナーク航空、ノルウェー・エアシャトル、ブエリング航空
2オランダの旗 アムステルダム・スキポール空港1.201.641KLMオランダ航空、トランサヴィア、ブエリング航空
3フランスの旗 パリ=シャルル・ド・ゴール空港1.200.217エールフランス、イージージェット、ブエリング航空
4イタリアの旗 ローマ・フィウミチーノ空港1.132.929アリタリア-イタリア航空、ライアンエアー、ブエリング航空
5ドイツの旗 フランクフルト空港1.031.150ルフトハンザドイツ航空、ブエリング航空
6フランスの旗 パリ=オルリー空港932.583トランサヴィア、ブエリング航空
7ベルギーの旗 ブリュッセル空港878.326ブリュッセル航空、ライアンエアー、ブエリング航空
8ドイツの旗 ミュンヘン空港752.927ルフトハンザドイツ航空、ブエリング航空
9イギリスの旗 ロンドン・ヒースロー空港661.421ブリティッシュ・エアウェイズ
10イタリアの旗 ミラノ・マルペンサ空港633.349イージージェット、ブエリング航空
11スイスの旗 チューリッヒ空港604.331スイス インターナショナル エアラインズ、ブエリング航空
12ポルトガルの旗 リスボン・ポルテラ空港582.754ポルトガリア航空、TAP ポルトガル航空、ブエリング航空
14スイスの旗 ジュネーヴ空港510.015イージージェット・スイス、スイス インターナショナル エアラインズ、ブエリング航空
15イギリスの旗 ロンドン・スタンステッド空港468.213ライアンエアー
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1963年から2006年までの旅客数推移グラフ
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旅客数
年人数%年人数%
19631,000,000-199917,421,938+7.6
19775,000,000-200019,809,567+13.8
19909,205,000-200120,745,536+4.7
19919,145,000-0.7200221,348,211+2.9
199210,196,000+11.5200322,752,667+6.6
19939,999,000-2.0200424,558,138+7.9
199410,647,285+6.5200527,152,745+10.6
199511,727,814+10.1200630,008,152+10.5
199613,434,679+14.6200732,898,249+9.6
199715,065,724+12.1200830,208,134-8.2
199816,194,805+7.3200927,311,765-9.4
201029,209,595+6.5
201134,398,226+17.8
201235,144,503+2.2
201335,216,828+0.2
201437,559,044+6.7

出典: Aeroport de Barcelona, Aena.

発着便数
年便数%
1999233,609-
2000255,913+9.5
2001273,119+6.3
2002271,023-0.8
2003282,021+4.1
2004291,369+3.3
2005307,798+5.6
2006327,636+6.4
2007352,501+7.6
2008321,491-8.8
2009278,965-13.3
2010277,832-0.4
2011303,054+9.1
2012290,004-4.3
2013276,497-4,7
2014283,850+2,7
取扱貨物量
年トン%
199988,217-
200088,269+2.4
200181,882-7.8
200275,905-7.3
200370,118-7.6
200484,985+21.2
200590,446+6.4
200693,404+3.3
200796,770+3.6
2008104,329+7.7
200989,813-13.6
2010104,279+16.1
201196,572-7.4
201296,522-0.1
2013100,288+3.9
2014102,692+2.4
閉じる

事故等

午前10時頃(日本時間同日夜)、デュッセルドルフ空港行きジャーマンウィングス9525便が当空港を離陸してから8分後に急降下し、フランス南部バルスロネット付近のアルプス山脈にある山岳地帯へ墜落、日本人2名を含む150名が死亡した[14][15]。

空港へのアクセス

鉄道

バス

脚注

外部リンク

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