ファストタテヤマ

From Wikipedia, the free encyclopedia

欧字表記 Fast Tateyama[1]
性別 [1]
ファストタテヤマ
第134回天皇賞(秋)
(2006年10月29日)
欧字表記 Fast Tateyama[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1999年5月30日[1]
死没 2012年11月11日(13歳没)[要出典]
抹消日 2007年10月13日
ダンスインザダーク[1]
メインゲスト[1]
母の父 ターゴワイス[1]
生国 日本の旗 日本北海道新冠町[1]
生産者 秋田牧場[1]
馬主 辻幸雄[1]
調教師 安田伊佐夫栗東[1]
競走成績
生涯成績 55戦6勝[1]
獲得賞金 4億2843万7000円[1]
勝ち鞍
GIIデイリー杯2歳S2001年
GII京都新聞杯2002年
テンプレートを表示

ファストタテヤマ(欧字名:Fast Tateyama1999年5月30日 - 2012年11月11日[要出典])は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2001年デイリー杯2歳ステークス2002年京都新聞杯主戦騎手安田康彦武幸四郎

後方からの追い込みを武器に、しばしば波乱を起こす穴馬として人気を博した。

2歳

ファストタテヤマは2001年の札幌開催でデビューし、2着だった。2戦目は3着となり、連闘した3戦目で初勝利を挙げた。初勝利を挙げたファストタテヤマはデイリー杯2歳ステークスに出走、道中ポツンと離れた最後方から、直線だけで全馬を抜き去って優勝し、重賞初制覇を果たした。8番人気という低評価での優勝に、鞍上の安田康彦は「あんまり勝つ気なかったんですけど」と驚きを表現した。続く2歳王者決定戦の朝日杯フューチュリティステークスは13着と大敗した。

3歳春~夏

2002年はシンザン記念7着、若葉ステークス2着を経て皐月賞に出走するが、15着と大敗した。しかし、京都新聞杯では6番人気ながら鮮やかな差し切り勝ちで、重賞2勝目を挙げると共に父ダンスインザダークとの同レース親子制覇も果たした[注 1]。続く日本ダービーは15着、休養を経て出走した札幌記念でも13着と大敗した。その後、体調が整わなかったため、菊花賞へ直行した。

菊花賞

菊花賞でのファストタテヤマは春シーズンの戦績や札幌記念での凡走、臨戦過程などが原因で、18頭立て16番人気と非常に低い評価であった。レースはスタート直後に1番人気ノーリーズンに騎乗していた武豊落馬するという大波乱で幕を開けた。道中序盤は先行馬がハイペースで飛ばし、中盤では一転して超スローペースという変則的な流れの中で、ファストタテヤマは後方で淡々とレースを運んだ。最後の直線では12番手の位置から一気に追い込み、次々と他馬をかわしたが、早めに抜け出したヒシミラクルにハナ差届かず2着となった。ヒシミラクルも10番人気の穴馬で、馬連配当9万6070円、三連複配当34万4630円は、いずれもクラシック史上最高配当となった。

菊花賞後~4歳

菊花賞後、鳴尾記念4着で3歳シーズンを終えたファストタテヤマだったが、古馬になってからはなかなか勝てなくなった。2003年は日経新春杯から始動したが7着、以後京都記念14着、阪神大賞典3着、天皇賞(春)6着、宝塚記念9着、オールカマー2着、天皇賞(秋)7着、ステイヤーズステークス10着、有馬記念10着と9戦して0勝とこの年は不振だった。なお、ステイヤーズステークスでは、1番人気に推されている。

5歳~6歳

2004年は京都記念から始動したが5着、以後阪神大賞典3着、天皇賞(春)11着、目黒記念9着、京都大賞典9着、中日新聞杯7着と6戦して0勝と連敗が続いた。

2005年はオープン特別の万葉ステークスから始動したが4着と敗れ、京都記念5着、中京記念14着と連敗が続いたため、主戦騎手の安田は降板、夏まで休養することになった。夏はオープン特別のみなみ北海道ステークスから復帰して3着となり、札幌記念に出走した。12番人気だった札幌記念では、優勝したヘヴンリーロマンス(9番人気)からクビ差の2着まで追い込み、三連単配当275万円超の大波乱を起こした。

札幌記念の好走でようやくスランプ脱出かに思われたが、秋は京都大賞典3着になったものの、アルゼンチン共和国杯は8着、初のダート戦となった春待月ステークスでは11着と大敗し、成績を落としたままこの年は終わった。なお、この年の京都大賞典から武幸四郎が騎乗している。

7歳

2006年はオープン特別の万葉ステークスから始動、4番人気ながら勝利を収めた。これが3年半ぶりの勝利だった。だが、その後はダイヤモンドステークス5着、阪神大賞典5着、天皇賞(春)6着、宝塚記念11着と凡走が続いた。

それでも、夏はオープン特別のみなみ北海道ステークスで快勝した。札幌記念では6着だったが、京都大賞典では7番人気ながら宝塚記念優勝馬のスイープトウショウに並ぶ上がり32秒8という脚で2着に入り、また波乱を起こした。

だが、その後天皇賞(秋)は11着、ステイヤーズステークスは8着に終わった。

8歳

2007年もオープン特別の万葉ステークスから始動、4着だった。そして、京都記念11着、阪神大賞典6着を経て出走した大阪-ハンブルクカップで上がり33.2の脚を繰り出して快勝、これがファストタテヤマの最後の勝利となった。この勝利も6番人気という人気薄での優勝だった。

その後、天皇賞(春)10着、宝塚記念5着、みなみ北海道ステークス4着、札幌記念10着と凡走を繰り返し、京都大賞典6着を最後に競走馬を引退した[2]

ファストタテヤマは条件戦に出走した経験がなく、2歳時から一貫してオープンクラスで息の長い活躍を続け、通算6勝(そのうち重賞2勝)を挙げているが、古馬になってからは重賞を勝つことはできなかった。それでもオープン特別戦では3勝を挙げており、重賞でも2着が3回ある。
輸送競馬が苦手だったためか、関東圏の競馬場(東京競馬場中山競馬場)では12戦して0勝、2003年のオールカマー2着が目立つ程度であり、あとはほぼ惨敗を喫した。反面、滞在競馬となる北海道の競馬場(札幌競馬場函館競馬場)では2勝の他、札幌記念やオープン特別でも好走が見られた。その他、左回りの競馬場での勝利も無かった。

引退後

引退後は福島県のいわきホースパークで乗馬となり、馬術競技馬として登録された。競技馬として馬名を「ケイローン」、その後「覇王」と2度変更している。最終的には千葉県八街市のパラドール・ドレッサージュ・ステーブルに繋養されていた[3]

その後、2012年11月11日に腸捻転のため死亡した[要出典]。13歳没。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく[4]

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2001.9.1 札幌 2歳新馬 芝1800m(良) 11 4 4 17.1(5人) 2着 1:53.8(36.3) 0.6 安田康彦 53 マイネヴィータ 440
9.15 札幌 2歳新馬 芝1800m(良) 10 7 7 3.8(3人) 3着 1:53.5(36.4) 0.5 安田康彦 53 サンショーオー 442
9.23 札幌 2歳新馬 芝1200m(良) 10 4 4 4.4(3人) 1着 1:11.7(36.0) -0.4 安田康彦 53 (ライブインザムーン) 442
10.13 京都 デイリー杯2歳S GII 芝1600m(良) 16 5 10 28.2(8人) 1着 1:34.9(35.1) -0.0 安田康彦 55 (ホーマンウイナー) 438
12.9 中山 朝日杯FS GI 芝1600m(良) 16 6 11 28.2(8人) 13着 1:34.7(34.9) 0.9 安田康彦 55 アドマイヤドン 460
2002.1.14 京都 シンザン記念 GIII 芝1600m(良) 16 8 16 10.1(5人) 7着 1:35.3(34.5) 0.5 安田康彦 56 タニノギムレット 454
3.16 阪神 若葉S OP 芝2000m(良) 11 4 4 15.9(6人) 2着 2:01.6(34.7) 0.1 安田康彦 56 シゲルゴッドハンド 452
4.14 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 8 16 73.4(12人) 15着 2:00.2(35.9) 1.7 安田康彦 57 ノーリーズン 456
5.3 京都 京都新聞杯 GII 芝2200m(良) 15 5 8 17.1(6人) 1着 2:12.5(34.6) -0.0 安田康彦 56 (キーボランチ) 448
5.26 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 5 9 54.3(15人) 15着 2:27.8(36.2) 1.6 安田康彦 57 タニノギムレット 448
8.18 札幌 札幌記念 GII 芝2000m(良) 16 1 1 46.5(11人) 13着 2:01.0(35.0) 1.5 安田康彦 53 テイエムオーシャン 438
10.20 京都 菊花賞 GI 芝3000m(良) 18 4 7 91.3(16人) 2着 3:05.9(34.8) 0.0 安田康彦 57 ヒシミラクル 448
12.18 阪神 鳴尾記念 GIII 芝2000m(良) 16 8 16 6.7(3人) 4着 2:00.0(35.2) 0.5 安田康彦 55 イブキガバメント 454
2003.1.19 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 13 8 12 4.2(2人) 7着 2:26.8(35.8) 1.0 安田康彦 56 バンブーユベントス 456
2.22 京都 京都記念 GII 芝2200m(稍) 16 1 2 12.1(6人) 14着 2:17.6(35.2) 1.1 安田康彦 56 マイソールサウンド 458
3.23 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 15 3 5 19.5(7人) 3着 3:06.2(34.2) 0.3 安田康彦 57 ダイタクバートラム 448
5.4 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 18 1 1 10.7(4人) 5着 3:17.5(35.7) 0.5 安田康彦 58 ヒシミラクル 446
6.29 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 17 6 11 116.2(13人) 9着 2:13.2(36.6) 1.2 安田康彦 58 ヒシミラクル 448
9.28 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 10 8 10 8.7(3人) 2着 2:14.5(34.4) 0.1 安田康彦 58 エアエミネム 454
11.2 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 5 10 24.0(9人) 7着 1:58.8(34.2) 0.8 安田康彦 58 シンボリクリスエス 454
12.6 中山 ステイヤーズS GII 芝3600m(良) 10 1 1 2.8(1人) 10着 3:49.4(35.1) 1.2 安田康彦 58 チャクラ 460
12.24 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 12 7 9 65.7(11人) 10着 2:33.9(37.5) 3.4 安田康彦 57 シンボリクリスエス 458
2004.2.21 京都 京都記念 GII 芝2200m(良) 14 5 7 18.8(6人) 5着 2:13.1(35.1) 0.3 安田康彦 57 シルクフェイマス 458
3.21 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 9 8 8 18.1(4人) 3着 3:08.7(34.5) 0.3 安田康彦 57 リンカーン 460
5.2 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 18 5 10 31.1(7人) 11着 3:20.3(34.7) 1.9 安田康彦 58 イングランディーレ 462
5.22 東京 目黒記念 GII 芝2500m(稍) 18 4 7 14.2(7人) 9着 2:31.3(34.9) 0.8 安田康彦 57 チャクラ 462
10.10 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 10 6 6 25.8(7人) 9着 2:26.4(34.7) 1.2 安田康彦 57 ナリタセンチュリー 444
12.24 中京 中日新聞杯 GIII 芝1800m(良) 16 1 1 22.4(9人) 9着 1:47.3(34.8) 1.0 安田康彦 59 プリサイスマシーン 466
2005.1.8 京都 万葉S OP 芝3000m(良) 9 5 5 4.9(2人) 4着 3:09.5(35.0) 0.4 安田康彦 57 アイポッパー 468
2.19 京都 京都記念 GII 芝2200m(重) 12 4 4 46.0(9人) 5着 2:16.4(36.0) 0.7 安田康彦 57 ナリタセンチュリー 468
3.6 中京 中京記念 GIII 芝2000m(良) 15 7 13 15.0(7人) 14着 2:01.0(36.7) 1.5 安田康彦 57 メガスターダム 462
8.6 函館 みなみ北海道S OP 芝2600m(良) 9 8 9 6.9(3人) 3着 2:44.9(35.6) 0.5 藤田伸二 56.5 ゴーウィズウィンド 470
8.21 札幌 札幌記念 GIII 芝2000m(良) 14 4 6 36.6(12人) 2着 2:01.1(35.7) 0.0 秋山真一郎 56 ヘヴンリーロマンス 462
10.9 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 12 5 5 20.1(6人) 3着 2:26.0(34.1) 0.6 武幸四郎 57 リンカーン 462
11.6 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 芝2500m(良) 18 8 17 14.1(6人) 8着 2:33.2(35.0) 0.8 武幸四郎 57 サクラセンチュリー 470
12.4 中京 春待月S OP ダ2300m(稍) 16 3 6 8.0(5人) 11着 2:27.2(39.7) 1.4 武幸四郎 57 マイネルボウノット 470
2006.1.7 京都 万葉S OP 芝3000m(良) 10 1 1 6.0(4人) 1着 3:05.6(35.3) -0.1 武幸四郎 57 アドマイヤモナーク 472
2.12 東京 ダイヤモンドS GIII 芝3400m(良) 15 7 12 15.7(6人) 5着 3:31.6(37.6) 1.3 勝浦正樹 57.5 マッキーマックス 470
3.19 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(稍) 9 5 5 43.6(6人) 5着 3:11.1(38.9) 2.3 武幸四郎 57 ディープインパクト 470
4.30 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 17 7 13 108.3(13人) 6着 3:15.2(34.5) 1.8 武幸四郎 58 ディープインパクト 468
6.25 京都 宝塚記念 GI 芝2200m(稍) 13 7 11 140.6(12人) 11着 2:15.0(36.5) 2.0 武幸四郎 58 ディープインパクト 472
8.5 函館 みなみ北海道S OP 芝2600m(良) 15 6 10 8.3(4人) 1着 2:42.3(36.1) -0.4 武幸四郎 57 (ルーベンスメモリー) 470
8.20 札幌 札幌記念 GIII 芝2000m(良) 15 2 3 15.2(6人) 6着 2:00.7(33.8) 0.4 武幸四郎 57 アドマイヤムーン 470
10.8 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 11 7 8 19.2(7人) 2着 2:31.6(32.8) 0.1 武幸四郎 57 スイープトウショウ 458
10.29 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 16 6 11 41.8(13人) 11着 2:00.7(35.2) 1.9 武幸四郎 58 ダイワメジャー 460
12.2 中山 ステイヤーズS GII 芝3600m(良) 12 8 12 6.1(3人) 8着 3:45.7(37.3) 2.3 武幸四郎 57 アイポッパー 468
2007.1.7 京都 万葉S OP 芝3000m(稍) 11 6 7 7.2(3人) 4着 3:08.3(36.7) 1.0 武幸四郎 58 バイロイト 474
2.17 京都 京都記念 GII 芝2200m(稍) 14 8 14 34.2(6人) 11着 2:18.1(35.5) 0.9 武幸四郎 57 アドマイヤムーン 474
3.18 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 11 4 4 43.2(6人) 6着 3:09.0(34.9) 0.7 武幸四郎 57 アイポッパー 472
4.7 阪神 大阪-ハンブルクC OP 芝2400m(良) 13 5 7 20.2(6人) 1着 2:30.4(33.2) -0.1 武幸四郎 57 (ダークメッセージ) 470
4.29 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 16 1 2 27.8(9人) 10着 3:15.1(35.3) 1.0 武幸四郎 58 メイショウサムソン 470
6.24 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(稍) 18 7 13 153.3(16人) 5着 2:13.0(36.4) 0.6 小牧太 58 アドマイヤムーン 470
8.4 函館 みなみ北海道S OP 芝2600m(重) 13 5 6 4.0(2人) 4着 2:49.9(39.3) 1.3 秋山真一郎 58.5 メジロコルセア 478
9.2 札幌 札幌記念 GIII 芝2000m(良) 16 8 16 23.3(8人) 10着 2:00.8(34.5) 0.7 秋山真一郎 57 フサイチパンドラ 468
10.7 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 10 8 9 10.9(4人) 6着 2:25.2(33.5) 0.4 武幸四郎 57 インティライミ 452

血統

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI