フランス国鉄Z21500形電車
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| フランス国鉄Z21500形電車 フランス国鉄Z21700形電車 | |
|---|---|
|
Z21500形(2024年撮影) | |
| 基本情報 | |
| 所有者 | フランス国鉄 |
| 製造所 | アルストム、ボンバルディア・トランスポーテーション |
| 製造年 | 2002年 - 2004年 |
| 製造数 | 合計 57編成 |
| 改造数 | 8編成(Z21700形へ改造) |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 3車体連接車 |
| 軸配置 | 2'Bo' + 2'2' + Bo'2' |
| 軌間 | 1,435 mm |
| 電気方式 |
直流1,500 V 交流25,000 V 50 Hz (架空電車線方式) |
| 最高速度 | 200 km/h |
| 編成定員 |
Z21500形 着席211人 Z21700形 着席206人 |
| 編成重量 | 169.0 t |
| 編成長 | 79,200 mm |
| 車輪径 | 920 mm |
| 固定軸距 | 2,600 mm |
| 台車中心間距離 | 19,000 mm |
| 主電動機 | 6 FJA 3063 |
| 主電動機出力 | 425 kW |
| 編成出力 | 1,700 kW |
| 制動装置 | 回生ブレーキ、ディスクブレーキ、電磁吸着ブレーキ |
| 備考 | 主要数値は[1][2][3][4][5][6][7]に基づく。 |
フランス国鉄Z21500形電車(フランスこくてつZ21500がたでんしゃ)は、フランスの国有鉄道であるフランス国鉄が所有する鉄道車両。各地域圏の旅客列車(TER)向けに開発された電車で、高速鉄道路線であるLGVでの走行に向けて改造が実施されたZ21700形と共に最高速度200 km/hの高速運転が可能な性能を有し、「Z TER」という愛称で呼ばれる事もある[1][3][4][7]。
フランス各地域圏の旅客列車(TER)のうち、主に長距離列車向けに開発された、3両編成の 交直流電車。基本的な車体デザインは、TERの近代化を目的に導入された気動車のX72500形を基にしており、各車両の構体は鋼製、流線形の先頭部分はガラス繊維強化プラスチック(GRP)で作られている。この先頭部のデザインについては、X72500形と比べて丸みを帯びた形状となっている。乗降口の高さは低いプラットホームに合わせたものになっており、動力が搭載されている先頭車は860 mmである一方、付随車となる中間車は585 mmに抑えられている。車内は冷房を含めた空調装置が完備されており、1等・2等座席に加えて子供用のプレイエリアが設置されている。座席配置はクロスシートを基本としており、1等座席は1 + 2人掛け、2等座席は2 + 2人掛けの配置となっている[5][6][8][7]。
先頭車の台車のうち連結面側は三相誘導電動機(6 FJA 3063)が2基搭載された動力台車で、IGBT素子を用いた「Onix」システムにより制御が行われる。また、先頭車の先端のカバーの中にはシャルフェンベルク式自動連結器が内蔵されており、最大3編成まで総括制御による運行が可能となっている。直流1,500 Vおよび交流25,000 V 50 Hzにそれぞれ対応した2基の集電装置(シングルアーム式パンタグラフ)は変圧器と共に中間の付随車の屋根上に搭載されている[5][7]。
- 車内(1等座席)
- 車内(2等座席)
- 3編成の連結運転を実施するZ21500形(2022年撮影)
2002年から製造が始まり、2003年から2004年にかけて57編成(3両編成57本)が導入された[注釈 1]。次項で述べるZ21700形へ改造された編成を含め、2024年時点で以下の地域圏のTERに在籍している。また、これらに加えて製造当初はポワトゥー=シャラント地域圏やアキテーヌ地域圏(現:ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏)にも導入されたが、後年に他の地域圏への転属が実施されている[7][9]。
- ブルターニュ地域圏 - 19編成。
- サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏 - 17編成。
- ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏 - 21編成(8編成はZ21700形)。
これらの車両は、ブルターニュ地域圏の車両を皮切りに2022年以降大規模な更新工事が施工されている。内訳は機器の修繕や交換、座席の交換や座席への充電用コンセントの設置、自転車置き場の増設、車椅子向けのスロープの車内設置、車内照明のLED化など多岐に渡っている他、ブルターニュ地域圏向け車両など一部地域では車体塗装の変更も行われている[10][11]。
