ペンシクロビル
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| 臨床データ | |
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| 販売名 | Denavir |
| AHFS/Drugs.com | monograph |
| MedlinePlus | a697027 |
| 胎児危険度分類 |
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| 投与経路 | Topical |
| ATCコード | |
| 法的地位 | |
| 法的地位 | |
| 薬物動態データ | |
| 生体利用率 | 1.5% (oral), negligible (topical) |
| タンパク結合 | <20% |
| 代謝 | Viral thymidine kinase |
| 消失半減期 | 2.2–2.3 hours |
| 排泄 | Renal |
| 識別子 | |
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| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| DrugBank | |
| ChemSpider | |
| UNII | |
| KEGG | |
| ChEBI | |
| ChEMBL | |
| CompTox Dashboard (EPA) | |
| ECHA InfoCard | 100.189.687 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C10H15N5O3 |
| 分子量 | 253.258 g/mol g·mol−1 |
| 3D model (JSmol) | |
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| (verify) | |
ペンシクロビル(Penciclovir)は抗ウイルス薬として用いられるグアノシン類縁物質である。様々なヘルペスウイルス感染症の治療に使用される。毒性が低く選択性の高いヌクレオシドアナログである。ペンシクロビルは経口投与では吸収性が悪く、海外では局所投与薬(軟膏等)として使用される。ファムシクロビルはペンシクロビルの生物学的利用能を向上させたプロドラッグである[1]。
口唇ヘルペス(en:herpes labialis)に対しては、治癒までの期間、疼痛のある期間、ウイルスが検出されなくなるまでの期間を最短で1日に短縮する[2]。通常、治療しない場合の同期間は2週間程度である[3]。
作用機序ならびに選択性
ペンシクロビルはそのままの形では不活性である。ウイルスに感染した細胞内にはウイルス性チミジンキナーゼが存在し、ペンシクロビルをリン酸化する。このリン酸化過程がペンシクロビルの有効化の律速段階である。ヒト細胞性キナーゼがペンシクロビルリン酸エステルをさらにリン酸化してペンシクロビル三リン酸が生成すると、ウイルスの遺伝子複製過程に混入し、DNAポリメラーゼを阻害してウイルスの複製を妨げる[4]:18[5][6][7]。
ペンシクロビルの選択毒性は2つの要素から成る。1つ目は宿主の細胞性チミジンキナーゼによるリン酸化が非常に遅く、非感染細胞内でのペンシクロビルリン酸エステル濃度が感染細胞内の濃度に比べて充分に低い事である。2つ目はペンシクロビル三リン酸のウイルスDNAポリメラーゼへの親和性がヒトDNAポリメラーゼへの親和性に比べて充分に高い事である。これらの結果、ヒト健常細胞への細胞毒性は無視し得るほどに小さい。
ペンシクロビルの構造と作用機序はアシクロビル等の他の多くのヌクレオシドアナログと同様である。アシクロビルとペンシクロビルの違いは、三リン酸化体の作用時間の違いである。感染細胞内でのアシクロビル三リン酸の半減期が約1時間であるのに対して、ペンシクロビル三リン酸の半減期は約10〜20時間である[4]:20[5][6][7]。従ってペンシクロビルはアシクロビルよりも充分に大きな等価量を有していると言える。