ヨーロッパの仏教
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中世以前
中世・近世
西洋への仏教の伝播は、15世紀からの西洋列強のアジア進出に伴って本格化した[3]。
中世から近世
中世から近世にかけてのヨーロッパでは、ギリシャの植民者によるグレコ仏教の伝播[4][5]、近世ヨーロッパの探検における仏教との出会い[6]、個人の現世での悟りや救済への道を強調することによる低階層の人々への仏教の魅力など、さまざまな要因が重なって仏教が伝わったと考えられる[7]。また、ソクラテスやプラトンなどの偉大な思想家の時代であったことも、ヨーロッパにおける仏教の普及に貢献した可能性がある[8]。
近代以降
仏教に対する関心は1870年代以降、近代ヨーロッパのアルトゥル・ショーペンハウアーやフリードリヒ・ニーチェといった哲学者や、ヘレナ・P・ブラヴァツキーのような神秘主義思想を追求する学者とともに、学界の間で広まっていった。現代において、ヨーロッパは伝統的な仏教の訓戒に変わるものとして現代仏教を急速に受容している。
ロシアとオーストリアは今日、ヨーロッパにおいて仏教を「公式」に認可しているただ2つの国家であるが、各々の国では必ずしも「国教」となっているわけではない。その上で、ロシアは1993年のロシア連邦憲法において、ロシアの土地に根付いている宗教として、イスラム教、ユダヤ教、正教会とともに仏教もまた認可している。その他あらゆる宗教群は認可が降りておらず、公式に登録を行わなければならず、国家により宗教活動を規制される対象となりうる。カルムイク人がシベリアの仏教を信仰していた国家から離れ、17世紀にヨーロッパへと移住したことにより、カルムイク人はウラル川西部唯一の伝統的な仏教国家を形成した。彼らは現在ロシア連邦内の一共和国であるカルムイク共和国に居住している。


