大宮駅 (京都府)
京都府京都市中京区にある阪急電鉄の駅
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概要
かつては特急の停車駅だったが、2001年3月24日のダイヤ改正以降は通過となったため、日中は高槻市駅以北で通過運転を行う優等列車が一切停車しなくなった。ただし、平日のラッシュ時を中心に運行される特急以外の優等列車はいずれも停車するほか、日中も桂駅で特急との緩急接続が行われている。
当駅 - 西院駅間は、日本国内では宮城電気鉄道仙台駅(現在のJR仙石線仙台駅にあたるが別位置)、東京地下鉄道(現在の東京メトロ銀座線)に次ぐ、近畿初の地下線である。こういった経緯から地下線やホームの構造物は、土木学会の「選奨土木遺産」(ランクA)に指定されている。
駅の読みは埼玉県さいたま市にある大宮駅とは異なり、「おおみや」と発音する(1文字目の「お」にアクセントが入る)[注 1]。
歴史
1963年に河原町駅(現・京都河原町駅)へ延伸されるまでは、京都本線の終着駅だった。そのため、同駅の開業までは車内放送などで「京都大宮駅」と呼称されていたこともある。
年表
- 1931年(昭和6年)3月31日:京阪電気鉄道新京阪線が西院駅から延伸し、その終着である京阪京都駅として開業[2]。案内上は単に「京都」とすることも多かった。また当時の新聞広告では「四条大宮」と表記していた。
- 1943年(昭和18年)10月1日:京阪神急行電鉄(現:阪急電鉄)との合併に伴い、京都駅(京阪神京都駅)に改称[2][3]。
- 1949年(昭和24年)12月1日:京阪神急行電鉄から京阪電気鉄道が分離。新京阪線は京阪神急行電鉄の路線となり京都本線に改称[2]、当駅もその所属となる。
- 1963年(昭和38年)6月17日:京都本線の河原町駅延伸に伴い、大宮駅に改称[2]。
- 1968年(昭和43年)3月28日:現駅舎の大宮阪急ビル竣工。
- 1972年(昭和47年)10月1日:特急、急行の8両化に伴い、列車が8両の場合最後尾車両のドアカットを開始。
- 1973年(昭和48年)4月1日:社名変更により阪急電鉄の駅となる[2]。
- 1984年(昭和59年)6月:ホーム延長工事着手[4]。
- 1986年(昭和61年)7月1日:10両対応化工事、西改札口新設工事完成。ドアカット運用を取りやめる。
- 2000年(平成12年):「阪急大宮駅と大宮・西院間の地下線路」が土木学会選奨土木遺産に選ばれる[5]。
- 2001年(平成13年)3月24日:昼間時間帯の特急の停車を取りやめる[6]。
- 2013年(平成25年)12月21日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[7][8]。
- 2014年(平成26年)3月21日:北改札口の供用を開始[9]。
- 2021年(令和3年)11月30日:定期券売り場の営業を終了[10]。
駅構造
相対式2面2線のホームを有する地下駅。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。開業当時は相対式のホームを乗車用と降車用とに分けて使用していた[2]。
改札口は3か所に設けられており、この内中心となるのは東改札である。西改札は早朝(6時15分まで)や21時以降は閉鎖されており、ホームへと続く階段も2号線側にしかつながっていない。西改札から1号線へ行くには、2号線を通り抜けて東改札側の階段を昇り降りすることになる。トイレは東改札口の外にある[11]。バリアフリー化の工事が行われ河原町方面行ホーム(1号線)に北改札が新設されて2014年3月21日より使用可能となった。
昭和初期の開業以来の構造ゆえに、東改札側とホーム間はエスカレーターやエレベーターの設置が困難となっているため、車椅子用階段昇降機が設置されている(東改札口と地上部を連絡するエレベーターは設置済み)。西改札の外側にはエレベーターが設けられており、駅係員に申告すれば、直接2号線とを行き来できる(入出場の処理は別途必要)。新設された北改札にはエレベーターがあり四条大宮交番の西側に地上出口が設けられている。これにより両ホーム共にエレベーターの直接利用が可能となった。
かつてはホームの有効長が7両編成分だったため、1972年10月から、8両編成の電車は上下線とも向かって最後尾の1両のみドアを締め切るドアカットを実施していた[注 3]。1986年7月の工事で、ホームが60メートル梅田寄りに延伸され、10両編成分となった。現在でも、柱の形状などで延長部を確認することができる。
のりば
配線図

ギャラリー
- 1番出入口
- 2A出入口
- 2B出入口
- 3番出入口
- 4番出入口
- 5番出入口
- 東改札口
- トイレ
- 西改札口
- 北改札口
- ホーム(2010年4月からは発車標がLED式に変更されている)。上下線の間の柱のうち、手前から5本目までが後の延長部分であり、手前から6本目以降とは形状が異なることが確認できる
- 1号線ホーム
- 2号線ホーム
- 駅名標
利用状況
2025年(令和7年)次の通年平均乗降人員は24,900人である。阪急電鉄全駅(86駅)中では三国駅に次いで29位[統計 1]。1997年の京都市営地下鉄東西線とJRの京都駅ビル開業以降は利用者が減少していき、これが特急通過の原因となった。同時に隣の西院駅を下回り、京都線の準特急・通勤特急停車駅では長岡天神駅に次いで少ない。
年次別利用状況
各年次の乗降人員の推移は下表の通り。2016年次のみ、乗車人員・降車人員も判明している(乗車人員:13,038/降車人員:13,168)。
| 年次 | 乗降人員 | 増減率 | 順位 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年(平成28年) | 26,206 | 30位 | [阪急 1] | |
| 2017年(平成29年) | 26,286 | 0.3% | 30位 | [阪急 2] |
| 2018年(平成30年) | 26,018 | -1.0% | 30位 | [阪急 3] |
| 2019年(令和元年) | 26,448 | 1.7% | 29位 | [阪急 4] |
| 2020年(令和2年) | 18,271 | -30.9% | 33位 | [阪急 5] |
| 2021年(令和3年) | 17,920 | -1.9% | 37位 | [阪急 6] |
| 2022年(令和4年) | 20,147 | 12.4% | 36位 | [阪急 7] |
| 2023年(令和5年) | 22,510 | 11.7% | 33位 | [阪急 8] |
| 2024年(令和6年) | 23,622 | 4.9% | 30位 | [阪急 9] |
| 2025年(令和7年) | 24,900 | 5.4% | 29位 |
- 平日限定データ
2007年から2015年までのデータは平日限定となっていた。全ての年次で乗車人員・降車人員ともに判明している。
| 年次 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 増減率 | 順位 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2007年(平成19年) | 14,244 | 14,753 | 28,997 | 32位 | [阪急 10] | |
| 2008年(平成20年) | 13,706 | 14,250 | 27,956 | -3.6% | 32位 | [阪急 11] |
| 2009年(平成21年) | 12,921 | 13,485 | 26,406 | -5.5% | 32位 | [阪急 12] |
| 2010年(平成22年) | 12,724 | 13,281 | 26,005 | -1.5% | 33位 | [阪急 13] |
| 2011年(平成23年) | 12,678 | 13,245 | 25,923 | -0.3% | 34位 | [阪急 14] |
| 2012年(平成24年) | 12,880 | 13,449 | 26,329 | 1.6% | 33位 | [阪急 15] |
| 2013年(平成25年) | 13,149 | 13,653 | 26,802 | 1.8% | 33位 | [阪急 16] |
| 2014年(平成26年) | 13,528 | 13,965 | 27,493 | 2.6% | 32位 | [阪急 17] |
| 2015年(平成27年) | 13,913 | 14,268 | 28,181 | 2.5% | 32位 | [阪急 18] |
年間利用状況
各年の利用状況は下表の通り。府の統計書では年度別乗車人員が、市の統計書では年次別乗車人員・降車人員が公表されている(ただし阪急電鉄HPで公表されているデータとは異なるため、下記の数値を日数で除しても上記のデータとは異なった数値が得られる)。
特急通過となってからの約10年間で、利用者が著しく減少していることが読み取れる。1990年代半ばの京都市営地下鉄東西線の開業までは西院駅よりも利用者は多かった。
下表内の数値の単位は全て「千人」である。
| 年度/年次 | 年度別 乗車人員 |
年次別 | 出典 | |
|---|---|---|---|---|
| 乗車人員 | 降車人員 | |||
| 1991年(平成3年) | 11,002 | - | [京都府 1] | |
| 1992年(平成4年) | 10,753 | [京都府 2] | ||
| 1993年(平成5年) | 10,197 | [京都府 3] | ||
| 1994年(平成6年) | 9,878 | [京都府 4] | ||
| 1995年(平成7年) | 9,645 | [京都府 5] | ||
| 1996年(平成8年) | 14,340 | [京都府 6] | ||
| 1997年(平成9年) | 8,446 | 9,827 | 9,284 | [京都府 7] |
| 1998年(平成10年) | 8,227 | 8,286 | 7,765 | [京都府 8] |
| 1999年(平成11年) | 8,101 | 8,096 | 8,254 | [京都府 9] |
| 2000年(平成12年) | 7,863 | 7,983 | 8,153 | [京都府 10] |
| 2001年(平成13年) | 7,092 | 7,258 | 7,479 | [京都府 11] |
| 2002年(平成14年) | 6,750 | 6,801 | 6,965 | [京都府 12] |
| 2003年(平成15年) | 6,695 | 6,701 | 6,894 | [京都府 13] |
| 2004年(平成16年) | 6,552 | 6,596 | 6,785 | [京都府 14] |
| 2005年(平成17年) | 6,112 | 6,240 | 6,498 | [京都府 15] |
| 2006年(平成18年) | 5,780 | 5,836 | 6,004 | [京都府 16] |
| 2007年(平成19年) | 5,986 | 5,926 | 6,124 | [京都府 17] |
| 2008年(平成20年) | 5,916 | 5,942 | 6,136 | [京都府 18] |
| 2009年(平成21年) | 5,214 | 5,383 | 5,586 | [京都府 19] |
| 2010年(平成22年) | 5,039 | 5,086 | 5,429 | [京都府 20] |
| 2011年(平成23年) | 4,982 | 4,982 | 5,200 | [京都府 21] |
| 2012年(平成24年) | 4,966 | 4,966 | 5,132 | [京都府 22] |
| 2013年(平成25年) | 5,261 | 5,261 | 5,412 | [京都府 23] |
| 2014年(平成26年) | 5,178 | 5,178 | 5,431 | [京都府 24] |
| 2015年(平成27年) | 5,639 | 5,639 | 5,898 | [京都府 25] |
| 2016年(平成28年) | 5,637 | 5,637 | 5,711 | [京都府 26] |
| 2017年(平成29年) | 5,617 | 5,617 | 5,795 | [京都府 27] |
| 2018年(平成30年) | 5,552 | 5,552 | 5,696 | [京都府 28] |
| 2019年(令和元年) | 5,617 | 5,617 | 5,730 | [京都府 29] |
| 2020年(令和2年) | 4,123 | 4,123 | 4,156 | [京都府 30] |
| 2021年(令和3年) | 3,980 | 3,980 | 4,096 | [京都府 31] |
| 2022年(令和4年) | 4,512 | 4,512 | 4,586 | [京都府 32] |
| 2023年(令和5年) | 4,712 | 4,712 | 4,819 | [京都府 33] |
| 2024年(令和6年) | 4,864 | 4,864 | 5,093 | [京都府 34] |
駅周辺

駅舎が面している「四条大宮交差点」は、当駅および京福四条大宮駅のほか各地への路線バスが集散し、交通の要衝となっている。また、交差点の南東側にはタクシープールが設けられている。
バス路線
京都市営バス・京都バス・京阪バス・西日本ジェイアールバスの4社局の一般路線バスが発着する。停留所名は「四条大宮」。のりばは各方面ごとに分散して設置されており、それぞれバスカット(バスベイ)により走行車線を阻害しない道路形状となっているほか、後院通(四条大宮交差点から西北方向に延びる道路。千本三条交差点で千本通に繋がる)の北行き方面乗場を除く三方向の乗場は駅舎または地上連絡口と直結している。
このほか、大阪空港交通が大阪国際空港行き・関西国際空港行きのリムジンバスを乗り入れさせており、後者については京阪バスとの共同運行となっている。
京都市営バス
京都市バスの停留所としては京都駅前・四条河原町・西大路四条・北大路バスターミナルに次いで乗降客数が多く、四条烏丸をやや上回る数値を記録している[13]。
| のりば | 系統・行先 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 3号系統:北白川仕伏町(上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前) | 北白川仕伏町行きと上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前行きが概ね交互に運行される。 |
| 11号系統:三条京阪 | ||
| 26号系統:京都駅 | 四条烏丸経由。 | |
| 28号系統:京都駅 | 西本願寺経由。 | |
| 32号系統:銀閣寺 | ||
| 46号系統:平安神宮 | 一部便は川端通経由。 | |
| 201号系統:祇園・百万遍 方面 | ||
| 203号系統:熊野・銀閣寺 方面 | 一部便は錦林車庫前止まり。 | |
| 207号系統:清水寺・東福寺 方面 | 一部便は九条車庫前止まり、当該便に限り京都駅八条口アバンティ前を経由。 | |
| 2 | 11号系統:山越中町 | 嵐山経由。夜間2本は太秦開日町止まり。 |
| 26号系統:山越中町 | 西大路通経由。 | |
| 27号系統:太秦天神川駅・京都外大前 | ||
| 91号系統:大覚寺 | 映画村経由。 | |
| 203号系統:北野天満宮 方面 | ||
| 3 | 6号系統:京都駅 | 水族館経由。 |
| 18号系統:久我石原町 | 朝の一部のみ竹田駅西口経由。 | |
| 特18号系統:上鳥羽馬廻 | ||
| 32号系統:京都外大 | ||
| 71・特71号系統:京都駅八条口 | 初発便を除き九条車庫前方面へ引き続き運行。 | |
| 206号系統:水族館・京都駅 方面 | 夜間の一部便は京都駅前止まり。 | |
| 207号系統:東寺・東福寺 方面 | 夕方以降の一部便は九条車庫前止まり。 | |
| 4 | 8号系統:栂ノ尾 | |
| 13号系統:久世工業団地 | 最終便は久世殿城町止まり(その他は循環系統)。 | |
| 特13号系統:久我石原町 | ||
| 28号系統:大覚寺 | 深夜に嵯峨小学校前または松尾橋止まりあり。 | |
| 29号系統:洛西バスターミナル | ||
| 69号系統:JR桂川駅 | 平日の日中のみ桂駅東口まで運行。 | |
| 3・67・71号系統:松尾橋 | ||
| 特71号系統:松尾橋 | 日中のみ運行。太秦天神川駅前経由。 | |
| 5 | 8・13・特13・27・29・91号系統:四条烏丸 | |
| 67号系統:西賀茂車庫 | 平日朝2本のみの運行。堀川通経由。 | |
| 6 | 52号系統:立命館大学 | 日中のみ運行。七本松通経由。 |
| 55号系統:立命館大学 | 最終便はわら天神前止まり。千本通経由。 | |
| 201号系統:出町柳駅・百万遍 方面 | 一部便は二条駅前またはみぶ操車場前止まり。 | |
| 7 | 18・特18・69号系統:二条駅 | このほか、系統番号なしのみぶ操車場前止まりが存在(四条烏丸からの便)。 |
| 8 | 6号系統:玄琢 | 夜間2本は玄琢下止まり。 |
| 快速6号系統:佛教大学 | 平日(休校日除く)朝4本のみ運行。次は二条駅前に停車。 | |
| 46号系統:西賀茂車庫 | 佛教大学前経由。 | |
| 206号系統:大徳寺・北大路バスターミナル 方面 | 一部便は北大路バスターミナル止まり。 | |
| 9 | 46号系統:平安神宮 | このあと、1番のりばにも停車。 |
| 52・55号系統:四条烏丸 |
京都バス
京阪バス
公園内にのりばがある。山科営業所の担当。
1988年までは当停留所付近(壬生賀陽御所町1番地)に京阪バスの本社があった。跡地には「京阪バス四条大宮ビル」 が建設されており、「アークホテル京都」が入居している(当該項目も参照)。また発着系統も現在は1系統のみで本数もほぼ終日1時間に1本と多くないが、過去には山科区・大津市内方面から多数の系統が発着していた。
| のりば | 路線名 | 系統・行先 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 10 | 四条山科醍醐線 | 82号経路:大宅 |
