巣箱

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イエスズメと巣箱

巣箱(すばこ)は、動物が住みつき生活しやすいように作られたである。鳥類でも小型のもの(小鳥)のほか、昆虫を含む小動物向けの様々な巣箱が製作・利用されている。

トルコの建築に見られる巣箱Kuş sarayıトルコ語版

巣箱は、を作りそこを生活の拠点とする性質のある動物の生活を助けるために、人間が製作・設置するものだが、これらは家畜ペットないし観察人工繁殖させるために飼育される動物を対象とする場合もあれば、野生動物の保護のために自然の環境中に設置される場合もある。

その多くでは、これら動物が人工物を嫌うことから、木材でできたものが主流である。

16世紀と17世紀以降のトルコの建物には、装飾要素が組み込まれた巣箱Kuş sarayıトルコ語版(鳥宮殿の意。もしくは鳥パビリオンの意である kuş köşkleri と呼ばれる)が設置された[1]

巣箱の形態

目的にもよって、さまざまな巣箱が存在する。

小鳥のための巣箱

野生動物に対して用いられるものの場合、比較的よく見るものとしては小鳥のためにの幹などに設置されるものがある。これは目的の大きさの小鳥が入りやすいサイズのが空けられている反面、など肉食天敵が入り込み難いように工夫された出入り口を持つ。また風雨で内部が水浸しにならないよう、屋根構造を持つ。

英語では「 Birdhouse 」と呼ばれるこれらの箱は、小鳥にとって快適なシェルターであると同時に、繁殖に適した巣穴となる。繁殖シーズンになると小鳥はこの巣箱の中に木の枝などを運び込んで巣をつくり、その中にを産んで育てる。

家畜と巣箱

ミツバチの巣箱から巣を回収する養蜂家

巣箱を使う家畜には、鳥類のほかにミツバチがある。養蜂では養蜂箱と呼ばれる、家畜化したミツバチが繁殖しやすいよう、工夫された専用の巣箱が用いられる。この箱は内部が蜂が営巣しやすいよう工夫された構造となっているが、この中にミツバチが営巣した場合に、それらはパネル状になった複数の巣からなる一つの社会を形成する(→社会性昆虫)。この巣箱は出入り口が閉鎖できるようになっているほか、移動ができる。養蜂家はこの巣箱をのある場所に運搬してミツバチを放つと、ミツバチは巣箱を中心として集めた蜜で巣箱内の巣に蜂蜜を蓄える。この蜂蜜を人間が集めて利用するほか、巣の素材である蜜蝋なども利用できる資源として得ることができるのである。

鳥類の場合、1羽やそのつがいから得られる資源は高が知れているため、たいていは鳥小屋など複数の鳥を飼育するための建物が利用される。しかしその小屋の中に仕切りを設けて、各々を巣箱状にする場合もあり、ハトなどでは食用にせよ伝書鳩のような通信用にせよ、1羽ずつ分かれて住めるような構造も見られる。

ペットと巣箱

ペットの飼育において、小鳥の場合は鳥篭の中に小鳥が安心してゆっくり休めるよう、巣箱を設ける場合がある。またハムスターネズミなどの場合でも、箱状の巣を設置する場合がある。

巣箱と自然保護

脚注

関連項目

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