月洞門

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蘇州の滄浪亭にある五百名賢祠の東側に設けられた月洞門には、左右のレンガに「周規」と「折矩」という額が掲げられている。これは「名賢は皆、行動に規律があり、進退に節度がある」という意味を表している。[1]
オランダ・ハーレン城の月門

月洞門(げつどうもん)または月門(げつもん、英:A moon gate)とは、中国古典庭園で用いられる壁上で円形の開口部のある構造物で、歩行者通路の通り抜け出入口として機能していること、円形がに似ていることからこの名が付けられている。中国庭園の伝統的な要素[2]

庭園内では、院と院をつなぐ通路として機能するだけでなく、門の向こう側の景観を引き立てる役割も果たし、実用性と装飾性を兼ね備えている[3]

中国式庭園の月門は、縁の部分に灰色の装飾が施されており、下部は平らで敷居は設けられていない。上部には意境を際立たせるための横長のがデザインされている。また、月門は庭園内の空間の分割や移行だけでなく、室内空間にも利用されることもある[4]

門の形や瓦にはそれぞれ異なる霊的な意味があり、門の傾斜した屋根は中国の夏の半月を表し、屋根瓦の先端には魔除けが飾られている。

バミューダにある壁のない月の門

月門は19世紀後半にバミューダの建築様式 (Architecture_of_Bermuda) に取り入れられた。これはイギリスの海外領土が、日本からイースターリリー(テッポウユリ)の球根栽培用に輸入し始めた時期とほぼ同時期になる。バミューダのそれは、元々の中国のデザインとはやや異なり、しばしば単独状態で設置されるか、低い壁に接続された形になっている。バミューダでは、新婚夫婦がこのゲートをくぐると幸運が訪れるとされている。

参考文献

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