法皇山脈

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法皇山脈(ほうおうさんみゃく)は、石鎚山脈から笹ヶ峰の東部(ちち山別れ)で北東部に出た支脈。海岸にほぼ並行して、西山1489m、西赤石山1626m、物住頭1635m、東赤石山1710m、権現山1594m、エビラ山1677m、二ッ岳1647m、ハネズル山1299m、赤星山1453m、豊受山1247m、翠波峰890m、平石山825m、峰畑山748mが連なっている。東に行くにつれて山の高さはおおむね低くなる。ハネズル山から西は赤石山系とも呼ばれる。

中央構造線に南で接し、それにほぼ並行して松山自動車道が東西に縦貫し、さらにその北に東西に細長い平野がある。山脈の南は「嶺南」と呼ばれ、笹ヶ峰から発する銅山川が東進している。山脈を北から南に横断する道は標高700mを超える峠道であり、往来には苦労があったが、今日では法皇トンネル堀切トンネル、大永山トンネルなどが利用可能で、自動車による交通利便性が格段に向上している。高知自動車道もトンネルで山脈を貫通する。銅山川水系には3つのダム(柳瀬ダム富郷ダム別子ダム)が建設され、それらからの導水トンネルも山中を貫通し、宇摩地域の工業用水を多量に必要とする製紙工場等に供給されている。

由来

名前の由来については、後白河法皇三十三間堂建立時に使われた木材が優秀であったため、その産地である山に法皇の名を付ける許しがあったと言われている。嶺南地域には多くの平家の落人伝説が残り、それにまつわる地名もある。

地質

地質的には三波川変成帯に属し、エクロジャイトかんらん岩などの特徴ある岩石が分布している。またクロムなどの鉱物資源にも恵まれ、別子銅山をはじめとする金属鉱山が複数操業していたが、現在までに全て閉山している。

気象

石鎚山脈と剣山山地の間を吹き抜け、山脈から瀬戸内側(燧灘側)へ吹きおりる突風は局地風の一つ「やまじ風」としてよく知られている[1]

ギャラリー

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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