洞窟の入り口
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| フランス語: La Bouche d'une grotte 英語: The Mouth of a Cave | |
| 作者 | ユベール・ロベール |
|---|---|
| 製作年 | 1784年 |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 174.6 cm × 79.4 cm (68.7 in × 31.3 in) |
| 所蔵 | メトロポリタン美術館、ニューヨーク |
『洞窟の入り口』(どうくつのいりぐち、仏: La Bouche d'un grotte、英: The Mouth of a Cave)は、18世紀後半のフランスの画家ユベール・ロベールが1784年にキャンバス上に油彩で制作した風景画である。1917年にジョン・モルガンから寄贈されて以来、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている[1]。
ロベールは、1754年から1755年までイタリアで過ごし、古代の建物や廃墟の風景を好んで描いたために「廃墟のロベール」と呼ばれた。18世紀の半ばには古代ローマの都市ポンペイが発掘され、古代ブームが起こっていたため、ロベールの廃墟を描いた絵画はもてはやされた[2]。
本作は、ルイ16世の弟アルトワ伯シャルル王子のために制作された6点の連作絵画のうちの1点である。連作中のほかの5点の絵画『水浴の池』、『泉』、『旅回りの吟遊詩人』、『ダンス』、『ぶらんこ』も本作同様、現在メトロポリタン美術館に所蔵されている[1]。
ロベールは古代建築や彫刻を熟知していたが、本作では古代の景観は取り上げていない[1]。主題は、おそらくナポリ湾にあるトゥオーノ洞窟に触発されたものである。ナポリのクリュプタ・ネアポリターナもまた、インスピレーション源として提案されている[3]。なお、本作はかつて水で損害を受けたが、修復されている[4]。
ロベールの連作 (メトロポリタン美術館蔵)
- 『水浴の池』
- 『泉』
- 『旅回りの吟遊詩人』
- 『ダンス』
- 『ぶらんこ』