火星16A
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| 火星16A (Hwasong-16A) | |
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| 種類 | 中距離弾道ミサイル |
| 原開発国 |
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| 運用史 | |
| 配備期間 | 2024年1月 - |
| 配備先 | 朝鮮人民軍戦略軍 |
| 諸元 | |
| 重量 | 不明 |
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| 最大射程 | 1,000km(試験時、公称) |
| 弾頭 | 機動再突入体(MaRV) |
| 炸薬量 | 不明 |
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| エンジン | 固体燃料エンジン2段式 |
発射 プラットフォーム | 7軸 輸送起立発射機(TEL) |
火星16A(かせい16A、朝鮮語表記:화성-16가、Hwasong-16A、火星16カ、ファソン16カ)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の固体燃料2段式中距離弾道ミサイル (IRBM) である。最初の発射試験は2024年1月14に行われた[1]。
| 画像外部リンク | |
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火星16Aは固体燃料2段式ミサイルであり[2]、火星16Bと同じく、ブースターは固体燃料ICBM火星18の第1段と第2段と共通である[3]。
固体燃料IRBMは、北朝鮮から3,300㎞離れたグアムなどの米軍基地に対する脅威となり得る。また、火星12などの液体燃料IRBMに対して、運搬が容易であり短時間で発射できるという利点がある。
北朝鮮のメディアは、このミサイルは極超音速滑空体を搭載していたと主張していたが、これは火星12Aに搭載されていた、円錐形でフィンの付いた機動再突入体(MaRV)と類似している。
このようなペイロードは、より低い高度を飛行することで、レーダー・カバレージより低い飛行経路を、より長く維持し、また、終末段階で機動(マニューバー)を行う能力により、弾道ミサイル防衛を混乱させることができる[4][5][6]。
2024年1月14日に行われた最初の発射試験のデータは、ミサイルは最高速度マッハ10を達成したことを示している[2]。
沿革
2023年11月、北朝鮮は、固体燃料IRBM用の固体燃料エンジンの地上固定試験の実施を公表した[7]。
2024年1月14日に、最初の発射試験が行われ、翌15日に朝鮮労働党機関紙の労働新聞は、写真付きで試験の様子を公表したが、この時は、ミサイルの公式名称は公表されなかった[8][9]。
2024年4月3日、朝鮮中央通信は、前日2日に、最高指導者の金正恩総書記の立ち会いのもと、新型の固体燃料式の極超音速滑空体中距離弾道ミサイル(HGV-IRBM)「火星16ナ」(《화성-16나》、火星16B)の初めての発射実験を、首都平壌郊外で行い、成功したと写真付きで伝えた。この機体は、HGVを除けば、2024年1月14日に行われた、MaRVペイロードを搭載した機体と酷似していることから、 MaRV搭載モデルの正式名称は「火星16カ」(《화성-16가》、火星16A)なのではないかと推測された[10][11][12][13]。
ただし、このミサイルの正式名称は、現在(2026年4月)でも北朝鮮から公表されていない[14]。