無余涅槃(むよねはん)、無餘涅槃(巴: anupādisesa-nibbāna)[1]は、生理的欲求さえも完全になくしてしまうこと、つまり肉体を滅してしまって心身ともに全ての束縛を離れた状態。有余涅槃(うよねはん、sa-upadiesa-nibbana)と対比される[1]。
涅槃とは悟りを得たということであり、全ての煩悩を断じ尽くしているはずであるが、実際には釈迦がさとりを得て、全ての煩悩を滅してしまったとしても、自らの生理的欲求は残っている。その状態を有余涅槃と呼び、その生理的欲求を「余」としている。