物類称呼 From Wikipedia, the free encyclopedia 言語 日本語類型 方言辞典編者・監修者 越谷吾山出版地 日本物類称呼言語 日本語類型 方言辞典編者・監修者 越谷吾山出版地 日本排列 意義分類テンプレートを表示 『物類称呼』(ぶつるいしょうこ)は、江戸時代に俳諧師の越谷吾山によって編纂された方言辞典。安永4年(1775年)刊[1]。 約550項目を意味によって7部門に分け、日本全国の方言約4000語が集められている[1]。 『物類称呼』は全5巻5冊から構成され、巻1(天地・人倫)、巻2(動物)、巻3(生植または草木)、巻4(器用・衣食)、巻5(言語)のように分けられている。最後の巻5は物の名だけではなく、形容詞・副詞・動詞その他の表現を集めている。簡単な考証が加えられている場合もある[注 1]。 項目名を当時の標準語で示した後に、各地で何と呼ぶかを記している[注 2]。凡例には人から聴取した旨が記されているが、実際は豊富な蔵書の中に見出した記事を蒐集したというのが実態とされる[3]。 特徴 『物類称呼』は江戸・明治・大正を通じて唯一の全国方言辞典だった[4]。集められた方言語彙が日本全国に及んでいることに加え、その中には忘れ去られたかもしれない方言語彙も記載されている[5]。また、その分布は第二次世界大戦後の『日本言語地図』の調査結果と大局的に一致する[6]。方言の歴史的研究で『物類称呼』に言及しないものはなく、『日本国語大辞典』などの辞書にも方言資料として数多く引用されていることから、『物類称呼』がもつ意義は明らかである[3]。 脚注 [脚注の使い方] 注釈 ↑ 多くは雑学的内容であり、いわば編者の特徴的な癖の現れに過ぎない[1]。 ↑ ただし取り上げる地名は項目ごとに一定していない。これは偶然に得られた材料による結果とされる[2]。 出典 1 2 3 田籠博 (2016), p. 48. ↑ 田籠博 (2016), p. 50. 1 2 田籠博 (2016), p. 49. ↑ 徳川宗賢 (1979), p. 162. ↑ 田籠博 (2016), p. 51. ↑ 徳川宗賢 (1979), p. 163. 参考文献 徳川宗賢「文献国語史と方言」『日本の方言地図』中央公論新社〈中公新書〉、1979年、141-200頁。 田籠博「越谷吾山」『日本語学』第35巻第4号、明治書院、2016年、48-51頁。 関連文献 国語学会編『国語学史資料集:図録と解説』武蔵野書院、1979年 国語学会編『国語学大辞典』東京堂出版、1980年。ISBN 4490101333。(改題・新版、2018年。ISBN 9784490109009) 沖森卓也・倉島節尚・加藤知己・牧野武則編『日本辞書辞典』おうふう、1996年。ISBN 4273028905 沖森卓也編『図説日本の辞書100冊』武蔵野書院、2023年。ISBN 9784838606603 外部リンク ウィキメディア・コモンズには、物類称呼に関連するカテゴリがあります。 『物類称呼データベース』国立国語研究所。http://dglb01.ninjal.ac.jp/brskdb。 吉澤義則『校本物類称呼 諸国方言索引』立命館出版部、1933年。 (本文篇 五十音索引 地名別索引) 『物類称呼』1775年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539349。 (国立国会図書館デジタルコレクション) 表話編歴日本の古辞書部首順 篆隷万象名義 新撰字鏡 類聚名義抄 字鏡集 倭玉篇 分類順 和名類聚抄 下学集 物類称呼 発音順 色葉字類抄 節用集(文明本) 温故知新書 運歩色葉集 落葉集 雅言集覧 俚言集覧 和訓栞 韻書 聚分韻略 語源辞典 名語記 塵袋 壒嚢鈔 塵添壒嚢鈔 日本釈名 東雅 外国語辞典 日葡辞書 倭語類解 ドゥーフ・ハルマ ハルマ和解 諳厄利亜語林大成 逸書 新字 この項目は、書籍に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ出版・PJ書物/P書物)。項目が文学作品の場合には {{Lit-stub}} を、漫画の場合には {{Manga-stub}} を貼り付けてください。表示編集 この項目は、言語学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ウィキポータル 言語学)。表示編集 Related Articles