硫酸水銀(I)
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| 硫酸水銀(I) | |
|---|---|
硫酸水銀(I) | |
| 識別情報 | |
| ECHA InfoCard | 100.029.084 |
| EC番号 |
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PubChem CID |
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CompTox Dashboard (EPA) |
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| 特性 | |
| 化学式 | Hg2SO4 |
| モル質量 | 497.24 g/mol |
| 外観 | 白-黄色の結晶 |
| 密度 | 7.56 g/cm3 |
| 水への溶解度 | 0.051 g/100 mL (25 °C) 0.09 g/100 mL (100 °C) |
| 溶解度 | 硝酸には可溶だが水には不溶、熱硫酸に可溶 |
| 磁化率 | −123.0·10−6 cm3/mol |
| 構造 | |
| 単斜晶系 | |
| 熱化学 | |
| 標準生成熱 ΔfH |
-743.1 kJ·mol−1 |
| 標準モルエントロピー S |
200.7 J·mol−1·K−1 |
| 標準定圧モル比熱, Cp |
132 J·mol−1·K−1[1] |
| 関連する物質 | |
| その他の 陰イオン |
フッ化水銀(I) 塩化水銀(I) 臭化水銀(I) ヨウ化水銀(I) |
| その他の 陽イオン |
硫酸水銀(II) 硫酸カドミウム 硫酸タリウム |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
硫酸水銀(I)(英語:Mercury(I) sulfate)は組成式Hg2SO4で表される化合物である。イギリスではmercurous sulphate、アメリカではmercurous sulfateと綴る[2]。硫酸水銀(I)は白-薄い黄色あるいはベージュ色の、粉状の金属化合物である[3]。また硫酸の二つの水素原子をどちらも水銀(I)イオンで置換した化合物である。毒性が強く、吸入したり、消化吸収したり、肌から吸収したりすると死に至る恐れがある。
硫酸水銀(I)の結晶は亜鈴型のHg22+とSO42−という2つのイオンからなる。Hg22+は4つの酸素原子に囲まれており、水銀原子と酸素原子の距離は2.23Åから2.93 Åである。一方水銀原子同士の距離はおよそ2.500Åである[4] 研究によって硫酸水銀(I)では水銀原子が二重に重なり、結合長が2.500Åになるように配置されることがわかっている。重なった水銀原子と単位格子の軸は平行になっている。そうして結晶格子がSO4 - Hg - Hg - SO4 - Hg - Hg - … とつながっていく。Hg - Hg - Oの結合角は165°±1°である。この鎖と単位格子は斜めに交わっている。硫酸水銀の構造はHg原子とO原子の弱い相互作用によって成り立っている。SO4は単一の陰イオンではなく、水銀の配位子として機能している[5]。