硫酸水銀(I)

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硫酸水銀(I)
識別情報
ECHA InfoCard 100.029.084 ウィキデータを編集
EC番号
  • 231-993-0
特性
化学式 Hg2SO4
モル質量 497.24 g/mol
外観 白-黄色の結晶
密度 7.56 g/cm3
への溶解度 0.051 g/100 mL (25 °C)
0.09 g/100 mL (100 °C)
溶解度 硝酸には可溶だがには不溶、熱硫酸に可溶
磁化率 123.0·10−6 cm3/mol
構造
単斜晶系
熱化学
標準生成熱 ΔfHo -743.1 kJ·mol−1
標準モルエントロピー So 200.7 J·mol−1·K−1
標準定圧モル比熱, Cpo 132 J·mol−1·K−1[1]
関連する物質
その他の
陰イオン
フッ化水銀(I)
塩化水銀(I)
臭化水銀(I)
ヨウ化水銀(I)
その他の
陽イオン
硫酸水銀(II)
硫酸カドミウム
硫酸タリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

硫酸水銀(I)(英語:Mercury(I) sulfate)は組成式Hg2SO4で表される化合物である。イギリスではmercurous sulphate、アメリカではmercurous sulfateと綴る[2]。硫酸水銀(I)は白-薄い黄色あるいはベージュ色の、粉状の金属化合物である[3]。また硫酸の二つの水素原子をどちらも水銀(I)イオンで置換した化合物である。毒性が強く、吸入したり、消化吸収したり、肌から吸収したりすると死に至る恐れがある。

硫酸水銀(I)の結晶は亜鈴型のHg22+英語版SO42−という2つのイオンからなる。Hg22+は4つの酸素原子に囲まれており、水銀原子と酸素原子の距離は2.23Åから2.93 Åである。一方水銀原子同士の距離はおよそ2.500Åである[4] 研究によって硫酸水銀(I)では水銀原子が二重に重なり、結合長が2.500Åになるように配置されることがわかっている。重なった水銀原子と単位格子の軸は平行になっている。そうして結晶格子がSO4 - Hg - Hg - SO4 - Hg - Hg - … とつながっていく。Hg - Hg - Oの結合角は165°±1°である。この鎖と単位格子は斜めに交わっている。硫酸水銀の構造はHg原子とO原子の弱い相互作用によって成り立っている。SO4は単一の陰イオンではなく、水銀の配位子として機能している[5]

調製

電池での利用

脚注

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