胎内市

新潟県の市 From Wikipedia, the free encyclopedia

胎内市(たいないし)は、新潟県の北部に位置する2005年9月1日北蒲原郡中条町黒川村の合併により発足。新発田市への通勤率は14.1%(平成22年国勢調査)。

概要 たいないし 胎内市, 国 ...
たいないし ウィキデータを編集
胎内市
胎内市旗 胎内市章
胎内市旗 胎内市章
2005年9月1日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
市町村コード 15227-7
法人番号 7000020152277 ウィキデータを編集
面積 264.76km2
総人口 25,930[編集]
推計人口、2026年4月1日)
人口密度 97.9人/km2
隣接自治体 新発田市村上市岩船郡関川村
山形県西置賜郡小国町
市の木 ヤマボウシマツ
市の花 チューリップ
市の鳥 ヤマセミ
胎内市役所
市長 井畑明彦
所在地 959-2693
新潟県胎内市新和町2番10号
北緯38度03分35秒 東経139度24分37秒
胎内市役所庁舎
胎内市役所庁舎
外部リンク 公式ウェブサイト

胎内市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
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地理

胎内川と胎内リゾート(2021年9月)

新潟県の北部に位置し、市域は胎内川流域に沿って東西に、「へ」の字に曲がった細長い形をしている。平野部の中条地区と、山間部の黒川地区の間に櫛形山脈があり、それを横切る形で胎内川が流れている。 典型的な扇状地であり、扇央部では胎内川の水は伏流水となるため、夏場の降雨の少ない時期は水無川となることがある。扇端部では、湧水が豊富で「どっこん水」と呼ばれている。

気候

ケッペンの気候区分によると、胎内市の気候温暖湿潤気候(Cfa)に属する。胎内市全域が豪雪地帯であり、旧・黒川村は特別豪雪地帯に指定されている。

年平均気温は13.9℃である。平年値では猛暑日が7.4日、真夏日が45.3日、夏日が111.9日、真冬日が1.0日、冬日が47.2日となっている[1]

夏季は、40℃以上の気温が観測されることがあり、2018年8月23日に40.8℃、2019年8月15日に40.7℃、2020年9月3日に40.0℃を観測している[2]

年平均降水量は2331.2mmである。

年平均日照時間は1516.9時間である。

さらに見る 極値, 観測値 ...
極値[3] 観測値 観測年月日
日最高気温 40.8℃ 2018年8月23日
日最低気温 -11.2℃ 1984年2月12日
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さらに見る 胎内市(中条地域気象観測所)の気候, 月 ...
胎内市(中条地域気象観測所)の気候
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温記録 °C°F 15.1
(59.2)
22.1
(71.8)
24.2
(75.6)
31.7
(89.1)
33.2
(91.8)
36.3
(97.3)
39.2
(102.6)
40.8
(105.4)
40.0
(104)
33.7
(92.7)
27.3
(81.1)
20.8
(69.4)
40.8
(105.4)
平均最高気温 °C°F 5.1
(41.2)
5.9
(42.6)
10.1
(50.2)
16.6
(61.9)
22.2
(72)
25.7
(78.3)
29.3
(84.7)
31.3
(88.3)
27.2
(81)
21.1
(70)
14.6
(58.3)
8.4
(47.1)
18.1
(64.6)
日平均気温 °C°F 2.4
(36.3)
2.6
(36.7)
5.8
(42.4)
11.4
(52.5)
17.0
(62.6)
21.0
(69.8)
24.9
(76.8)
26.5
(79.7)
22.4
(72.3)
16.4
(61.5)
10.4
(50.7)
5.2
(41.4)
13.9
(57)
平均最低気温 °C°F −0.2
(31.6)
−0.5
(31.1)
1.8
(35.2)
6.5
(43.7)
12.2
(54)
17.0
(62.6)
21.5
(70.7)
22.7
(72.9)
18.6
(65.5)
12.4
(54.3)
6.5
(43.7)
2.1
(35.8)
10.1
(50.2)
最低気温記録 °C°F −9.7
(14.5)
−11.2
(11.8)
−9.7
(14.5)
−1.7
(28.9)
4.0
(39.2)
8.1
(46.6)
12.9
(55.2)
13.3
(55.9)
9.0
(48.2)
1.8
(35.2)
−1.3
(29.7)
−10.5
(13.1)
−11.2
(11.8)
降水量 mm (inch) 266.6
(10.496)
172.5
(6.791)
143.8
(5.661)
120.3
(4.736)
126.8
(4.992)
143.8
(5.661)
241.4
(9.504)
189.0
(7.441)
172.7
(6.799)
190.6
(7.504)
255.9
(10.075)
304.5
(11.988)
2,331.2
(91.78)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 26.4 21.5 18.5 13.0 12.1 11.1 13.8 11.3 13.5 15.6 20.3 25.0 202.4
平均月間日照時間 30.7 52.0 113.2 168.8 200.3 177.9 160.0 201.0 150.4 128.4 82.0 41.8 1,516.9
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1978年-現在)[4][5]
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歴史

市名の由来

市域を流れる胎内川に由来する。合併にともなう新市名称の公募で「胎内市」が応募数1位であり、選定基準を満たすことから決定した[6]。 なお他の候補には中条、櫛形(くしがた)、たいない、鳥坂(とっさか)などがある。[7]

沿革

黒川庁舎(旧黒川村役場庁舎)

人口

胎内市と全国の年齢別人口分布(2005年) 胎内市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 胎内市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
胎内市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 35,651人
1975年(昭和50年) 36,480人
1980年(昭和55年) 35,605人
1985年(昭和60年) 35,567人
1990年(平成2年) 35,517人
1995年(平成7年) 34,830人
2000年(平成12年) 34,278人
2005年(平成17年) 32,813人
2010年(平成22年) 31,424人
2015年(平成27年) 30,198人
2020年(令和2年) 28,509人
総務省統計局 国勢調査より

行政

さらに見る 代, 氏名 ...
氏名就任年月日退任年月日
初-3代吉田和夫2005年10月2日2017年10月1日
4代-井畑明彦2017年10月2日現職
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議会

市議会

定数16[9]

経済

桃崎浜地区のチューリップ
シンクルトン記念公園(黒川油田)

農業

稲作を中心に、野菜類、花き栽培、養豚・養鶏などの畜産、果樹栽培も盛んである。主なものは以下の通りである。

  • やわ肌ねぎ(長ネギ)
  • チューリップ
  • 胎内高原ワイン - 2003年に黒川村(当時)主導でブドウ栽培が始まり、2007年に醸造施設「胎内高原ワイナリー」が設立されてワイン生産が始まった[10]
  • タノブラック、タノレッド(ぶどう)

軽工業

鉱工業

平野部の中条地区では石油を背景とした工業が発展し、現在でも工場が数多く立地している。主なものは以下の通りである。

沖合では海底油田ガス田プラットフォームが稼働している。

発電

胎内川のダムを利用して新潟県が設置・管理する胎内第一~第四水力発電所が稼働中である。

沿岸部には風力発電所が立地している。

  • 日立ウィンドパワー 中条風力発電所(日立産機システム中条事業所内、1990 kW×1基)[11][12]
  • JEN胎内ウィンドファーム(伊藤忠エネクスの孫会社[13]) 胎内風力発電所(2000 kW×10基)[11]

このほか、当市沖から村上市沖にかけての海域で洋上風力発電の計画が進められており、2021年9月には「有望な区域」として国から選定を受けた[14][15]

ライフライン

観光

山間部の黒川地区では、旧黒川村時代から積極的な観光開発が行われており、四季を通じて観光産業が盛んである。パラグライダーを楽しむことができる。

商業

3・8のつく日に熊野若宮神社前で六斎市「中条市」(胎内市露店市場)が開催される[16]

姉妹都市・提携都市

国内

旧・中条町が旧・境川村と姉妹都市提携。

海外

旧・中条町が姉妹都市提携。

教育

専門学校・各種学校

  • 新潟インターナショナルハイスクール
  • かつて、つつじヶ丘地区にインターナショナル留学カレッジという専門学校が存在した。元は1988年南イリノイ大学カーボンデール校の分校「南イリノイ大学新潟校」として開校し、のちNSGグループの傘下となり名称変更。学生数減少などにより2007年3月をもって閉校した。

高等学校

中学校

  • 中条中学校(中条・胎内小学校区)
  • 乙中学校(きのと小学校区)
  • 築地中学校(築地小学校区)
  • 黒川中学校(黒川小学校区)

小学校

  • 中条小学校
  • 胎内小学校
  • きのと小学校
  • 築地小学校
  • 黒川小学校

その他の教育施設

胎内市図書館(2025年5月)
  • 新潟県少年自然の家
  • 胎内市図書館

交通

鉄道路線

高速バス

かつては新潟市と山形市を結ぶZao号胎内BSに停車していたが、胎内BSは2020年3月に廃止となりZao号は市内に停車しなくなった。

路線バス

中条中央病院に停車中の「のれんす号」(2022年3月)

新潟交通観光バスなどによる路線バスは2017年9月までに全て廃止となり、以下の2つの公共交通に再編された。

道路

高速道路

一般国道

道の駅

名所・旧跡・観光スポット

現在でも原油が湧き出ている臭水油坪(国の史跡
乙寶寺
地本の水芭蕉群生地

温泉・レジャー

国設胎内スキー場
胎内高原ビール園

胎内川沿いはリゾートとして開発されており、胎内スキー場、ゴルフ場、天文台、ホテルなどがある[21]

文化・名物

祭事・催事

  • 胎内検定(体験型のご当地検定
  • チューリップフェスティバル(4月下旬 - 5月上旬)
  • 胎内星まつり(8月下旬の金曜日 - 日曜日)
  • 黒川祭(8月31日 - 9月1日)
  • 中条祭り(9月3日 - 6日)
  • 中秋の名月・板額の宴(9月中旬)
  • いいもんまつり(11月)

ご当地グルメ

  • 胎内黒豚バーガー
  • 胎内黒豚らぁめん
  • 白鳥(黄餡をマシュマロ生地で包んだ菓子、封のシールには郷土銘菓と書かれている)
  • 乙まんじゅう
  • 幸内商店

スポーツ

  • たいない高原マラソン
  • 胎内ディアーズXリーグ所属)
  • 胎内市総合グラウンド陸上競技場(日本陸上競技連盟第3種公認)

出身人物

板額御前。市内飯角の生まれとされる

ゆるキャラ

  • リップル
  • 板額ちゃん - 胎内市飯角出身の板額御前をPRするキャラクター
  • やらにゃん - 胎内検定のマスコット。平成22年12月15日に胎内市の特別住民として登録された。

脚注

関連項目

外部リンク

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