阿寒湖
北海道の湖
From Wikipedia, the free encyclopedia
阿寒湖(あかんこ)は、北海道東部、釧路市北部に位置する湖。全域が阿寒摩周国立公園に含まれ、道東を代表する観光地となっている。淡水湖としては北海道で5番目に大きい。

中央右が雄阿寒岳
左下が雌阿寒岳
特別天然記念物のマリモや、ベニザケの湖沼残留型(陸封型)であるヒメマスが生息する。冬は全面結氷し、ワカサギ釣り、スケート、スノーモービルなどのウィンタースポーツが盛んで、阿寒湖氷上フェスティバル・冬華火などのイベントも開催される。周囲はエゾマツ、トドマツなどの亜高山帯針葉樹林、およびナラなどの広葉樹を交えた針広混交林の深い森に覆われており、ヒグマ、エゾシカなどが生息している[2]。
地理
気候
形成
伝説
利用
観光とアイヌ文化
火山地域にあるため温泉が沸き、湖南岸には阿寒湖温泉の温泉街がある。遊覧船が出ているほか、環境省の阿寒湖畔エコミュージアムセンターや、阿寒湖周辺の自然保護に貢献した前田一歩園財団が保有する前田記念館(前田一歩園初代理事長であった前田光子の山荘)がある。
遊覧船でチュウルイ島に渡り、自然の状態のマリモを見ることが出来る。
湖畔ではボッケと呼ばれる泥火山が噴出し、硫黄の異臭を周辺に放っている。「ボッケ」はアイヌ語で「煮え立つ」を意味する。

阿寒湖温泉街の一角には約30戸、120人程度が暮らす北海道最大のアイヌコタン(アイヌの集落)がある。アイヌの伝統舞踊を公演する演舞場の「オンネチセ」や、アイヌの伝統文化を紹介する2つの資料館(アイヌ生活記念館、森と湖の藝術館)ならびに木彫製品などを販売する土産物店などが並んでいる。
欧米の観光客には、自然と調和して暮らしてきた世界各地の先住民の文化に対する関心の高い人が多い。このため訪日外国人の誘致も狙って、アイヌ文化の発信により力を入れる取り組みが官民で進んでおり、2017年6月17日に第一回イランカラプテ音楽祭(イランカラプテは挨拶、もてなしを意味するアイヌ語)が阿寒湖アイヌシアター「イコロ」で開かれた[7]。
漁業
ニジマス、イトウ、イワナ、アメマス、コイなどを対象としたスポーツフィッシングのメッカの一つとしても有名で、冬季には、結氷した湖面に穴を開けてのワカサギ釣りも盛んである。また、1920年代に食用に放流されたウチダザリガニが生息している。大きなものは体長20cmほどにもなり「レイクロブスター」と称して販売している。このウチダザリガニは北米原産で特定外来生物に指定されているため、他の水面では放流が禁止され採捕・移動等についても環境省の許可を要する生物であるが、阿寒湖漁業協同組合は外来生物法成立以前からウチダザリガニについて第5種共同漁業権を有している。
環境調査
レジャー
ギャラリー
- 阿寒湖と阿幌岳
- 阿寒湖上と噴気を上げる雌阿寒岳
- 初冬の阿寒湖と雄阿寒岳
- 冬の結氷した阿寒湖と雄阿寒岳
- 冬の阿寒湖畔(2004年12月11日撮影)


