Call of Duty: Black Ops 7
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| ジャンル | ファーストパーソン・シューティングゲーム |
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| 対応機種 |
Microsoft Windows PlayStation 4 PlayStation 5 Xbox One Xbox Series X/S |
| 開発元 |
Treyarch Raven Software |
| プロデューサー | Natalie Pohorski |
| ディレクター | Jon Zuk |
| デザイナー |
Matt Scronce Kevin Drew |
| 音楽 | Jack Wall |
| 美術 | Wil Wells |
| シリーズ | コール オブ デューティシリーズ |
| 人数 |
PvE 1 - 4人(キャンペーン) 4人ずつの8チーム(エンドゲーム) 4人(ゾンビ) PvP 6人ずつの2チーム(マルチプレイヤー) 20人ずつの2チーム(スカーミッシュ) 4人ずつの2チーム(ランクプレイ) |
| 発売日 | 2025年11月14日 |
| ゲームエンジン | IW Engine |
『Call of Duty: Black Ops 7』(コール オブ デューティ ブラックオプス 7[1][2])は、2025年11月14日に発売されたファーストパーソン・シューティングゲーム[3][4]。『コール オブ デューティ』シリーズの本編では22作目にあたる。開発元はアメリカ合衆国のTreyarchとRaven Software。略称は『CoD:BO7』。
「Black Ops」シリーズの本編としては7作目であり、2012年に発売された『コール オブ デューティ ブラックオプスII』(BO2)の続編である[5]。物語の時代設定は2035年で[6]、キャッチコピーは「狂気を受け入れよ」(Embrace the Madness)[7]。シーズン01開始時より『Call of Duty: Warzone (2022年のゲーム)』と接続される。
前年に発売された『Call of Duty: Black Ops 6』(BO6)と同様に、TreyarchとRaven Softwareによって開発され、キャンペーンモードはRaven Softwareが手掛ける[7]。2023年のマイクロソフトによる買収後、同社の監督下で制作された最初の作品となる[8]。本作にはキャンペーン、マルチプレイヤー、ゾンビなどのゲームモードがあり、バトルロイヤルゲームの『Call of Duty: Warzone (2022年のゲーム)』とのクロスプログレッションに対応する[7]。Ricochet anti-cheatのアップデートによりWindows版でセキュアブートが必須となった[9][10]。2026年2月には未承認のサードパーティ製入力装置の検出が強化された[11][12]。
時系列では、『BO2』と『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』(BO4)の間となり、『BO2』から10年後の2035年が舞台である[6]。また、Black Opsシリーズにおいて初めて日本が登場した[13]。近未来を描いた作品としては、2018年に発売された『BO4』以来となる。
アクション
『BO6』のオムニムーブメントが引き継がれ、通常のジャンプ中に壁に触れて再度ジャンプする「ウォールジャンプ」(Wall Jump)、落下時のダメージを無効化する「コンバットロール」(Combat Roll)が新たに追加された。ただし、タクティカルスプリントは、デフォルトからパークに変更された[7][14]。
開発者は、タクティカルスプリントがなかった『BO2』を進化させたプレイフィールをイメージしていると述べた[4]。また、ウォールジャンプが2035年の最新技術であり、2065年が舞台である『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』(BO3)のウォールランやスラストジャンプは本作には登場しない[7]。
沿革
- 2025年
- 10月3日~6日:本作の予約購入者・Game Pass加入者(Ultimate・PC・Consoleのみ)・招待コードの所有者限定でオープンベータテストの早期アクセスを開催。
- 10月6日~10日:全ユーザーが参加可能なオープンベータテストを開催。
- 11月11日:デジタル版の購入者向けに事前ダウンロードがスタート[15]。
- 11月14日:リリースと同時にプレシーズンが開幕。
- 11月21日:PvEモード「エンドゲーム」が全プレイヤーに開放。この日までにキャンペーンモードをクリアしていたプレイヤーにはXP2倍トークンが配布された[16]。
- 12月5日:「シーズン01」が開幕[17]。この日より「Warzone」が本作に統合されたため、Windows版では「Warzone」もセキュアブート必須になった[18]。
- 2026年
キャンペーンステージ
- オープニング
- メネンデスの死から10年。世界がより不安定になる中、メネンデスの「2025年は必然の一歩目であり、3日後には二歩目を踏み出す」というメッセージが公開される。
- ニュース番組に出演したギルドCEOのエマ・ケーガンは、このビデオが本物であり、各国政府はテロを予防する力が無いと主張する。その上で、ギルドがテロの阻止に力を貸すと宣言する。
- 汚染 - TEAM:SPECTRE ONE、アヴァロン ギルド研究施設、2035年6月18日
- ギルドがアヴァロンで心理作戦を実施しているという内通者からの報告があり、スペクターワンはアヴァロンに派遣される。チームはギルドの研究施設に潜入し、量子コンピューターのデータをハードドライブに確保しコンピューターを破壊する。しかしケーガンによって封じ込められ、未知の毒素を浴びてしまう。
- 意識を取り戻したチームは、自分達がニカラグアの幻覚を共有していることに気が付く。幻覚から脱出するために、チームはメネンデスの屋敷に向かう。
- 内通 - TEAM:SPECTRE ONE、アヴァロン 東セクター、2035年6月18日
- 研究施設から漏れ出た毒素によって街は壊滅し、ギルドはアヴァロン全体を封鎖した。チームはドライブをクロエ・“カルマ”・リンチに届け、行方不明になった内通者を探しドッグに向かう。
- 歪み - TEAM:SPECTRE ONE、アンゴラ、2035年6月18日
- チームは内通者を見つけるも、1980年代のアンゴラの共有幻覚を見る。この幻覚から脱出するには、アレックスを射殺してしまった自責の念に囚われたウッズを探し出し救う必要がある。
- 激化 - TEAM:SPECTRE ONE、アヴァロン 中央セクター、2035年6月18日
- 毒素は、生物兵器の「クレードル」だった。カルマがハードドライブを分析したが、暗号化キーが複雑で量子コンピューターで無ければ解読できない。別の量子コンピューターを探すために、ギルドのセキュアネットワークにアクセスできる狙撃手・ザヴェリを倒し、データバンカーへ向かう。
- 混乱 - TEAM:SPECTRE TWO、日本 東京湾、2035年6月18日
- ギルドの第二研究施設「フォージ」は東京にあった。スレード・“レイザー”・バリック率いるスペクターツーは、フォージに侵入するために、まずはギルド営業幹部の深沢を捕縛しに東京湾に浮かぶクルーズ船に潜入する。
- 崩壊 - TEAM:SPECTRE ONE、アヴァロン 北東セクター、2035年6月19日
- スペクターワンが乗るVTOLがギルドのドローンの攻撃を受けた。内通者の死やザヴェリの待ち伏せなど、JSOCにギルドのスパイがいる。ギルドのドローンはミッション命令がデータを機体内に保存される構造となっているので、スパイの正体が含まれている可能性がある。チームはドローンを不時着させてデータを回収するためギルドのSAMランチャーを確保する。
- 断片 - TEAM:SPECTRE ONE、カリフォルニア州 ロサンゼルス、2035年6月19日
- 不時着するドローンを見たサミュエルズをきっかけに、チームは再び共有幻覚を見る。そこはメネンデスによりドローン攻撃の真っ只中にある2025年のロサンゼルスだった。
- そのままレイラニが任務に赴いた1年半前の日本、ハーパーがサラザールの裏切りを知った10年前のUSSオバマなど、チームのメンバーそれぞれが持つ負の記憶を、幻覚として追体験していく。
- 検疫 - TEAM:SPECTRE ONE、アヴァロン 北東セクター、2035年6月19日
- 突破口 - TEAM:SPECTRE ONE、アヴァロン 西セクター、2035年6月19日
- 封じ込め - TEAM:SPECTRE ONE、アヴァロン ブラックハート、2035年6月19日
- エンディング
- エンドゲーム - TEAM:SPECTRE ONE、アヴァロン、2035年6月20日
登場人物
※日本語吹替声優については各担当声優のSNSの投稿等を元に記載。
JSOC
- デイビッド・メイソン(David Mason)
- 吹き替え:景浦大輔[21]
- 本作の主人公。統合特殊作戦コマンドの作戦要員で「スペクターワン」のリーダー。「BO2」より登場。1979年、アラスカ州フェアバンクス出身。コールサインは「セクション(Section)」。父親であるアレックス・メイソン(「BO1」の主人公)の死後、その親友であり相棒であった、フランク・ウッズに引き取られて育てられる。 2025年にコルディス・ダイのリーダー、メネンデスを射殺する。
- マイク・ハーパー(Mike Harper)[22]
- デイビッドの相棒で「スペクターワン」の一員。アーカンソー州出身。右手の刺青が特徴。仲間思いで歯に衣着せぬ性格だが、無鉄砲で荒っぽい言動が目立つ。
- エリック・サミュエルズ(Eric Samuels)[22]
- 吹き替え:田村真[23]
- 「スペクターワン」の一員。1991年、ペンシルベニア州ヨーク出身。かつてボスワース大統領のシークレットサービスを務めていたが、2025年のメネンデスによるロサンゼルス攻撃を受け、2031年にデイビッドのJSOCチームに移籍する。
- レイラニ・トゥプオラ(Leilani Tupuola)[22]
- 「スペクターワン」の一員。ニュージーランドのギズボーン出身。コールサインは「50/50(Fifty fifty)」。変性疾患を患っていたが、最先端のバイオニックアップグレードプログラムを受け、義手や義足を活用して病を克服している。
- スレード・バリック(Slade Barrick)
- 「スペクターツー」のリーダー。コールサインは「レイザー」。民間警備会社出身。ギルドと通じており、最終的にハーパーに射殺された。
- ノーラ・アンダーソン(Nora Anderson)
- 吹き替え:坂本悠里[24]
- 「スペクターツー」の一員。「BO2」より登場。アメリカ空軍のベテランパイロット。2025年のロサンゼルスの戦いの際、上空からデイビッド達の支援をした。階級は大尉。
- ウェイ・リン(Wei Lin)
- 吹き替え:風間万裕子[25]
- 「スペクターツー」の一員。軍医でもあり、平和維持活動や災害救助任務で数えきれないほどの命を救ったことで名を上げた。
- アクセル・フェルマーク(Axel Vermaak)
- 「スペクターツー」の一員。南アフリカ出身で、偵察のスペシャリスト。
- コール・ドノヴァン(Cole Donovan)
- カルマによって派遣された単独潜入のスペシャリスト。コールサインは「ジャベリン」。「シーズン03」より登場。
BOシリーズからの登場
- クロエ・“カルマ”・リンチ(Chloe "Karma" Lynch)
- JSOC要員。「BO2」より登場。 2025年のロサンゼルスの戦いの後、JSOCに加入し、作戦の指揮やサポートを行う。
- トロイ・マーシャル (Troy Marshall) [22]
- 吹き替え:清水優譲
- 元CIA工作員で現在は統合特殊作戦コマンドの「スペクターワン」の指揮官。前作「BO6」に登場。1960年生まれ。階級は大佐。
- フランク・ウッズ(Frank Woods)
- 吹き替え:星野貴紀
- 元CIA工作員。デイビッドの育ての親でマーシャルの師匠。「BO」「BO2」「BOCW」「BO6」に登場。1930年、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。
- "アレックス"・メイソン(Alex Mason)
- 吹き替え:岡林史泰[26]
- 元CIA工作員。デイビッドの父親で、ウッズの相棒だった男。「BO」「BO2」「BOCW」に登場。1933年、アラスカ州フェアバンクス出身。
- 1989年にメネンデスに嵌められたウッズによって誤って射殺される。
- ラウル・メネンデス(Raúl Menéndez/Raul Menendez)
- 吹き替え:白熊寛嗣
- 「コルディス・ダイ」のリーダー。「BO2」に登場。1963年、ニカラグア出身。
- 1986年、火中の妹・ジョセフィーナを救助に向かうが、彼の拘束にやってきたウッズ、ハドソンらに制止され、ウッズの投げた手榴弾でジョセフィーナが死亡。以降アメリカおよびCIA、メイソンやウッズを強く憎む。
- 2025年にはコルディス・ダイのリーダー「オデュッセウス」としてアメリカを他国間との戦争を誘導し弱体化させることを目論みロサンゼルスで大規模なサイバーテロを起こすが、デイビッドによって阻止され射殺される。
- セヴァティ・デュマ(Sevati Dumas)[22]
- 「ギルド」の最高権力者。前作「BO6」に登場。
- ギルドが大企業へと変貌する陰で暗躍し、金融と工学の天才であるケーガンをCEOに登用する。かつてギルドがアヴァロンの一犯罪組織だった頃に敵対しており、その際マーシャルと共闘した。
ギルド
- エマ・ケーガン(Emma Kagan)[22]
- 吹き替え:江藤千尋[27]
- 犯罪組織を起源に持つテクノロジー企業「ギルド」のCEO。2005年、シカゴ生まれ。20代前半の頃ギルドに加わると、デュマの目に留まり後継者に選ばれ、28歳でCEOの地位に就く。ギルドの顔として、会社の利益を継続的に守るために尽力する、優秀でカリスマ性のある幹部。
- スペクターワンによって拘束されるが、その後「シーズン01」シネマティックにてギルドに救助された際にドーンによって射殺される。
- プリヤ・ザヴェリ(Priya Zaveri)
- ギルドで最も高い報酬を得ている狙撃手。スペクターワンを襲撃するも返り討ちにあい始末される。
- 深沢徹(Toru Hukasawa)
- ギルドの営業幹部。スペクターツーが身柄確保に向かうも、射殺体として発見される。
- ギデオン・フォークナー(Gideon Falkner)
- 吹き替え:根津大輔[28]
- ギルドのバイオエンジニアリング部門の責任者。スペクターワンの尋問を受ける。
- その後、「エンドゲーム」にてクレードルによるアヴァロン焦土作戦に出るが、スペクターワンに始末される。
- オルデン・ドーン(Alden Dorne)
- 新たなギルドのボス。元々はケーガンの右腕的存在だったが、クーデターによりギルドを掌握。C-Linkの解読を試みるべく「プロジェクト・シナプス」を立ち上げ、メイソンを拘束する。
- ビクトリア・アットウッド(Victoria Atwood)
- ギルドの技術部門を率いる神経科学者。「シーズン02」より登場。
マルチプレイヤー
リリース時のモードには、チームデスマッチ、ドミネーション、サーチ&デストロイ、キルコンファーム、フリー フォー オール、ハードポイント、キルオーダー、コントロール、ガンファイトがあり[29]、新たな大規模戦の「スカーミッシュ」、およびデバイスを敵のゾーンに運搬する「オーバーロード」が登場する[7][29]。さらに、ハードコアとフェイスオフも用意されている[29]。2026年2月には競技モードのランクプレイが追加された[30]。
リリース時には、16種類のマルチプレイヤーマップと2種類のスカーミッシュ用マップが用意される[14]。マルチプレイヤーマップのうち、13種類は新規マップで、3種類は『BO2』からリメイクされ、舞台が近未来の日本に変更された[14]。
ゾンビモード
ストーリー
- ヤヌスタワー頂上での戦いの後、グリゴリー・ウィーバー、エリザベス・グレイ、マッケンジー・カーバー少佐、マヤ・アギナルドはダークエーテルに突入する。そこにはタンク・デンプシー、ニコライ・ベリンスキー、正木武雄、そしてエドワード・リヒトーフェンの4人の先客がいた。その直後、謎の男「ウォーデン」が現れ、檻に入ったトーテムの頭蓋骨で8人の“生気”を吸い取り立ち去っていった。8人のクルーたちは、ゾンビをなぎ倒しながら、かつてのヤヌスタワーの広場に足を踏み入れる[31]。
登場人物
- グリゴリー・ウィーバー
- 吹き替え:丹沢晃之
- かつてのCIA:レクイエムチームの指揮官。
- “マック”マッケンジー・カーバー
- 吹き替え:平林剛
- 同じく旧CIA:レクイエムチームの部隊編成担当。少佐。
- エリザベス・グレイ
- 吹き替え:佐野愛
- 旧CIA:レクイエムチームの自然科学研究者。
- マヤ・アギナルド
- 吹き替え:新井笙子
- フィリピン人密輸業者。レクイエムチームの脱獄以来、行動を共にしてきた。
作中に登場する用語
組織
- スペクターワン
- 統合特殊作戦コマンドの特殊作戦チーム。指揮官はトロイ・マーシャル。
- ギルド
- ヨーロッパのアヴァロンを拠点とする防衛テクノロジー企業。元は麻薬や武器の密輸によって生計を立てる犯罪組織だったが、「BO6」でCIA工作員が率いる軍閥「パンテオン」と提携したことでマーシャルらに主要な幹部を殺害されたため、その後は合法的な輸送・物流企業として成長し、やがて科学者またはエンジニアを雇用して軍事および警備関連の技術開発に着手した。
- 「BO2」での戦いの前後に最先端の監視システムや警備用ドローンを世界各国に提供し、業界でもトップの影響力を持つ。
- コルディス・ダイ
- ラウル・ネメンデスが率いる国際的テロ組織で巨大な政治運動。
兵器/装備
- クレードル
- 「BO6」で登場した同名の生物化学兵器の改良版。感染者を制御不能で暴力的にするだけでなく、感染者自身も死に至る。
- 前作主人公のウィリアム・“ケース”カルデロンの遺体をギルドが回収し、そこからフォークナーが威力を最大限増幅したことで完成した。
- C-Link(シーリンク)
- JSOCオペレーターの標準装備。頭部にチップを埋め込むことで、様々な技術システムの視覚化やユーザー同士の視覚情報の共有を可能にする。
反応
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引き継ぎの廃止
本作は、2年連続で発売されたBlack Opsシリーズの一作であり、2024年10月に発売された『BO6』からオペレーターやオペレータースキン、武器の引き継ぎが発表されていた。しかし、コミュニティからのフィードバックを受け、世界観に忠実である必要があるとの理由から、発売前の2025年8月にそれらの引き続きが廃止された[47][48][49]。同年9月には、本作の予約特典であるオペレータースキンのデザインも変更された[50]。
売り上げ
2025年のゲームソフトの年間売り上げでは、アメリカで7位を獲得した[51]。