Libwww

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libwww (Library World Wide Web) は、Unix系およびWindows向けの高度にモジュール化されたクライアントサイドウェブAPIであり、そのAPIのリファレンス実装の名前でもある。

作者 ティム・バーナーズ=リー、ジャン=フランソワ・グロフ[1]
開発元 ヘンリク・F・ニールセン英語版
初版 1.0(1992年11月)[2]
最新版
5.4.2[3] / 2017年6月26日 (8年前) (2017-06-26)
概要 作者, 開発元 ...
libwww
作者 ティム・バーナーズ=リー、ジャン=フランソワ・グロフ[1]
開発元 ヘンリク・F・ニールセン英語版
初版 1.0(1992年11月)[2]
最新版
5.4.2[3] / 2017年6月26日 (8年前) (2017-06-26)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C
対応OS FreeBSD[4], Solaris[4], Linux[4], Mac OS X[4], Microsoft Windows[4]
サポート状況 不活発
種別 インターネットアプリケーション用API
ライセンス W3C Software Notice and License
公式サイト www.w3.org/Library/
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ウェブブラウザ/エディタインターネットボット、バッチツールなど各種アプリケーションに利用可能。完全なHTTP/1.1のキャッシング英語版パイプライニングPOSTDigest認証deflateなど、libwwwにはプラグイン可能なモジュールがある。

libwwwには、プロトコルに関する実験の叩き台としての役割と[5]車輪の再発明を防ぐ役割がある[6]

libcurlはlibwwwの後継とみなされている[7]

歴史

1991年から1992年、ティム・バーナーズ=リーCERNにいた学生ジャン=フランソワ・グロフは World Wide Web の可能性を示すため、オペレーティングシステムNeXTstep向けに書かれた最初のブラウザ WorldWideWeb の各種コンポーネントを移植性の高いC言語で書き直す作業を行った[8]。当初libwwwは Common Library と呼ばれ、独立したソフトウェアとなってはいなかった[9]。一般公開される前にlibwwwは CERN program library (CERNLIB) に組み込まれた[10]。1992年7月、このライブラリはDECnetに移植された[11]。1993年5月の World Wide Web Newsletter でバーナーズ=リーは、ウェブブラウザ開発を促進するため Common Library をlibwwwと改称し、パブリックドメインで提供すると発表した[12]。当初パブリックドメインではなく GNU General Public License で公開するつもりだったが、GPLにするとIBMのような大企業が利用をためらう可能性があると考え断念した[13][14]。急いで開発したため、ロバート・カイリューがこれをMacWWWに組み込もうとしたときに問題が生じた[15]

1994年11月25日 (version 2.17) からヘンリク・F・ニールセン英語版がlibwwwの責任者となった[16]。1995年3月21日、version 3.0 のリリースと共に、CERNが完全に手を引き World Wide Web Consortium (W3C) がlibwwwの全責任を負うことになった[2]。1995年以降、Line Mode Browser が独立してリリースされることはなくなり、libwwwのパッケージの一部となった[17]

W3Cは、HTML3/CSS/PNGといった標準やlibwwwの提供する機能の叩き台兼評価ツールとしてArena英語版というウェブブラウザを開発し[18]、beta 3 リリース後にAmayaで置換した[19]。2003年9月2日、W3Cはリソース不足からlibwwwの開発を停止し、その後の開発はオープンソース・コミュニティに期待するとした[16][20]

機能と特徴

libwwwは、以下の通信プロトコルをサポートしている[21]

他に以下の機能を有する。

libwwwは各種プラグインをサポートしている[6]

libwww を利用しているアプリケーション

19以上のアプリケーションがlibwwwを使用している(いた)[30]

libwwwには次のアプリケーションが含まれている。

  • Command Line Tool - ウェブアクセス用の単純なバッチツール。libwwwの使い方を示すためのアプリケーション。[6][47]
  • Line Mode Browser[48]
  • Webbot - libwwwを使ったボットの作り方を示すための単純なアプリケーション[6][49]
  • Mini Server - libwwwを使ったサーバまたはプロキシの作り方を示すための小さなアプリケーション[6]

批判

libcurlの開発者らは、libwwwは移植性が低く、スレッドセーフではないし、HTTP認証方式のいくつかも実装していないと批判している[50]。また、プロジェクトによってはlibcurlもlibwwwも重過ぎるという批判もある[51]

脚注

関連項目

外部リンク

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