Β-クリプトキサンチン

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β-クリプトキサンチン[1]
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識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
E番号 E161c (着色料)
KEGG
特性
化学式 C40H56O
モル質量 552.85 g/mol
外観 金属光沢のある赤色固体結晶[2]
融点

169 °C

への溶解度 0.000503 mg/mL[2]
関連する物質
関連物質 α-クリプトキサンチン (C15981)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

β-クリプトキサンチン(β-cryptoxanthin)は、天然に存在するカロテノイド色素の一つ。

タンジェリン、オレンジに多く含まれる[3]ホオズキオレンジの皮、パパイヤ卵黄バターリンゴウシの血清など多様なところから単離される[1]

化学的性質

分子構造β-カロテンに似ており、その片方の環にヒドロキシ基が一つ置換している。炭素水素以外の元素を含むためカロテノイドのうち、キサントフィルに属する。

純粋なクリプトキサンチンは金属光沢を有する赤色の結晶である。クロロホルムベンゼンピリジン二硫化炭素に易溶[1]

生物学的機能

ヒトでは、β-クリプトキサンチンはビタミンAレチノール)に変換されるためプロビタミンAと見なされている。他のカロテノイドと同様に、β-クリプトキサンチンは抗酸化物質としてフリーラジカルによる酸化的損傷から細胞およびDNAを保護していると考えられている[4]

関連研究

以下の領域などで研究がなされている。

  • 肝機能[5]
  • 動脈硬化
  • 糖尿病[6]
  • 骨粗しょう症や骨代謝[7]
  • [8]
  • 抗酸化能

肺癌リスクでは、β-クリプトキサンチンのみがリスクを低下させると報告されており、その他のカロテノイド類は逆に肺がんリスクを高めると報告されている。[9]

糖尿病リスクについても同様[6]

栄養

β-クリプトキサンチンの含有量
(食品成分データベース, 2017年[10])
名称 含有量
(μg/100g)
パプリカ(粉)2100
温州みかん(普通、生)1600-1700
温州みかん(濃縮還元ジュース)1100
ぽんかん(生)1000
あまのり(焼き海苔)980
パパイア(生)820
(甘柿、生)500
いよかん(生)270
とうもろこし(ポップコーン)170
オレンジ(バレンシア、米国産)130
なつみかん(生)130
カボチャ(茹で)90
とうもろこし(コーンフレーク)80


β-クリプトキサンチンの含有量
(USDA, 2017年[11])
名称 含有量
(μg/100g)
パプリカ(スパイス)6186
(日本種、生)1447
カボチャ(茹で)1119
パパイヤ(生)589
マンダリンオレンジ(生)407
コリアンダー(葉、生)202
ニンジン(下茹で済、冷凍)199
オレンジ(生)116
とうもろこし(黄色種、生)115

参考文献

出典

関連項目

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