クラキンコ

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欧字表記 Kura Kinko
性別
クラキンコ
欧字表記 Kura Kinko
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2007年4月11日(19歳)
クラキングオー
クラシャトル
母の父 ワカオライデン
生国 日本の旗 日本北海道日高町
生産者 倉見牧場
馬主 倉見利弘
調教師 堂山芳則北海道
→中村護(大井
→堂山芳則(北海道)
競走成績
生涯成績 33戦12勝
地方競馬32戦12勝)
中央競馬1戦0勝)
獲得賞金 3420万8000円
勝ち鞍 H1:北海優駿(2010年)
H2:北斗盃(2010年)
H2:王冠賞(2010年)
H2:コスモバルク記念(2011年)
H2:ノースクイーンC(2013年)
H3:フロイラインC(2010年)
H3:星雲賞(2011年・2012年)
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クラキンコ日本で生産、調教された競走馬。馬名の意味・由来は「冠名(クラ)+父名より(キン)+子」。ともに北海優駿優勝馬の両親をもち、史上4頭目、牝馬では初の北海道三冠を達成した。北海優駿を両親と娘の2世代にわたって勝ったほか、ダートグレード競走でも実績を残した。

誕生までの経緯

クラキングオーは2000年の北海優駿、王冠賞の二冠を制するなど重賞を5勝し、ホッカイドウ競馬の第一線で活躍していた。しかし、2003年のレース中に故障を発生して競走を中止。予後不良の判断を迫られる重症だったが、奇跡的に命を取り留めた。その後は現役を引退し、故郷の倉見牧場で治療に専念しながら功労馬として過ごした後、2006年からは種牡馬登録もされ、自家種牡馬としての役目も担うことになった。初年度の配合相手に選ばれたのは、クラキングオーと同じく北海優駿など重賞を5勝し、牧場の看板ともいえる繁殖牝馬クラシャトル。そして翌年、クラキングオーの初年度ただ1頭の産駒、後にクラキンコと名付けられる栗毛の牝馬が誕生した。

2歳時

2歳になったクラキンコはかつて父を手がけた堂山芳則厩舎に所属。2009年8月11日のフレッシュチャレンジ(JRA認定新馬戦)でデビューする。能力検査のタイムが出走馬中最下位[注 1]と芳しくなく6番人気であったが、2番手追走から直線で一時抜け出し2着に惜敗。勝ったのは後に大井に移籍して翌年の羽田盃を勝つシーズザゴールド。3着に8馬身差をつける、負けて強しの競馬だった。そしてルーキーチャレンジ(JRA認定未勝利戦)、ザール賞を楽勝し、デビュー戦がフロックでないことを証明する。ルールオブロー賞は最後方から猛然と追い込むも時すでに遅く3着。ダートグレード競走初挑戦のエーデルワイス賞も後方からの競馬で、先に抜けだしたオノユウに届かず2着だった。次走は中央の特別指定競走である赤松賞で芝レースに初挑戦するが、先行するも直線で伸びず、アパパネの12着と惨敗した。ホッカイドウ競馬の全日程終了後、同年12月からは大井の中村護厩舎に移籍。東京2歳優駿牝馬を目指したが、右前肢に内側管骨瘤の症状が出たため、回避して休養に入る。

3歳時

北海道三冠の一冠目である北斗盃はホッカイドウ競馬の開幕週に行われるため、ステップレースを使う目的で引き続き大井に所属し、菜の花特別から戦線に復帰。このレースはスタートで大きく出遅れて7着、次走のたんぽぽ特別では中団後方から直線で内から伸び、追撃をハナ差でしのいで勝利する。再び堂山厩舎に戻って迎えた北斗盃では、中団追走から直線で内を突いて先頭に立ち、ゴール前は抑える余裕も見せる完勝で一冠目を制する。続く北海優駿は4番手から4コーナーでもったまま先頭に立ち、直線でも3頭の南関東勢を完封。着差以上に余裕のある勝利で二冠を達成した。その後はフロイラインカップ華月賞を経て三冠目の王冠賞に向かうことになり、フロイラインカップをほとんど追わずに楽勝するが、熱発のため華月賞を回避して王冠賞に臨む。そしてレースでは5番手追走から4コーナーで先頭に立ち、そのまま押し切って三冠を達成した。なお、3レースの最大距離差1400メートルは4頭のホッカイドウ競馬三冠馬のうち最長である。堂山調教師は2001年のミヤマエンデバーに続いて2度目の三冠馬トレーナーとなった。

三冠達成後の緒戦となったオープン特別のNOSAI日高特別は2番手に先行し、4コーナーで楽に先頭に立って直線で後続を突き放し、古馬との初対決を制した。“四冠”を目指した道営記念はファン投票1位で出走。5、6番手に先行し、直線で先頭争いに加わるが抜け出せず、勝った同じ厩舎のオネストジョン[注 2]らにもかわされて5着に敗れた。ホッカイドウ競馬のオフシーズンに入った12月には名古屋グランプリに出走。先行して3番手につけるが、2周目3コーナー付近で手ごたえがなくなり、8着に敗れた。

この年の活躍が認められ、ホッカイドウ競馬の年度代表馬賞(サラブレッド系3歳以上[注 3])を受賞した。

4歳時

2011年の初戦は5月5日コスモバルク記念。遠征してきた岩手の三冠馬ロックハンドスターとの三冠馬対決に、南関東重賞2勝をひっさげてホッカイドウ競馬に復帰したショウリダバンザイも加わっての三つ巴の戦いが注目された。レースでは3番手で折り合い、直線で外目から抜けだすと、追い込んできたショウリダバンザイをクビ差しのいで勝利した。続く星雲賞では逃げるリアライズトロイカを最後の直線でクビ差かわして優勝した。ノースクイーンカップでは中団追走から直線で抜け出しを図るが、後方から追い込んだショウリダバンザイの脚色が上回り2着に敗れた。ブリーダーズゴールドカップではインの4番手で競馬をするも中央勢に突き放され、勝ち馬から3.3秒差の6着と大敗した。ステイヤーズカップでは3コーナー先頭から逃げこみを狙うも、昨年の王冠賞で破ったサムライジャパンらに差されて3着。瑞穂賞では先手をとったものの直線伸びず6着と、地元での地方勢同士によるレースで初めて掲示板を外す。2年連続ファン投票1位に選出された道営記念では、ハイペースを好位で追走したが4コーナーで手ごたえがなくなり、勝ち馬から1.7秒差の7着と惨敗した。

5歳時

コスモバルク記念は連覇がかかっていたが、2番手追走も直線で後続につかまり5着に終わった。星雲賞では単騎逃げを打ち、終始他馬を寄せ付けず、昨年のこのレース以来の勝利で連覇を達成した。ノースクイーンカップでも逃げる形になったが、4コーナーでつかまり、勝ち馬から2.3秒差の7着と大敗した。オープン戦では転厩初戦のシャアの圧勝を許して2着、ステイヤーズカップでも逃げたシャアを好位集団の先頭で追走するも直線突き放されて3着に終わった。3年連続ファン投票1位で出走した道営記念は6番手追走も先行勢を捉えられず5着。園田競馬場へ遠征しての兵庫ゴールドトロフィーは終始後方のまま11着に大敗した。

6歳時

コスモバルク記念は好位追走も離された5着。星雲賞は逃げ馬から離れた2、3番手を追走し、直線伸びるも勝ったスーパーパワーの追い込みにクビ差の2着と惜敗した。ノースクイーンカップでは単独2番手追走から直線3頭の叩き合いをアタマ差制して勝利。2着のショウリダバンザイの4連覇を阻んだ。水沢競馬場に遠征してのビューチフル・ドリーマーカップは2番手で競馬をするも、後続に早めにとらえられて4着。道営記念のファン投票では3位の票を得たが、出走することなく10月23日に引退を表明、11月7日に引退式が行われた[1][2]

競走成績

年月日 競馬場 競走名


オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2009. 8. 11 門別 フレッシュCh 11 7 8 12.5(6人) 2着 小嶋久輝 53 ダ1200m(良) 1:14.6(--[注 4] 0.3 シーズザゴールド
8. 20 門別 ルーキーCh 12 7 10 1.2(1人) 1着 小嶋久輝 53 ダ1200m(稍) 1:14.9 (39.1) -0.9 (カジノメンバー)
9. 8 門別 ザール賞 OP 10 7 8 2.2(1人) 1着 小嶋久輝 53 ダ1200m(重) 1:12.8 (37.3) -0.4 (ブレイクスルー)
9. 24 門別 ルールオブロー賞 OP 12 8 12 2.3(1人) 3着 小国博行 53 ダ1200m(良) 1:13.9 (37.0) 0.8 ショウリダバンザイ
10. 22 門別 エーデルワイス賞 JpnIII 14 7 11 8.3(5人) 2着 小国博行 54 ダ1200m(良) 1:14.5 (38.3) 0.3 オノユウ
11. 15 東京 赤松賞 16 2 4 102.9(12人) 12着 小国博行 54 芝1600m(良) 1:36.0 (35.3) 1.5 アパパネ
2010. 3. 5 大井 菜の花特別 12 1 1 6.9(3人) 7着 石崎駿 53 ダ1200m(不) 1:15.1 (38.1) 4.1 ブリーズフレイバー
3. 19 大井 たんぽぽ特別 12 5 5 4.5(3人) 1着 石崎駿 53 ダ1400m(重) 1:27.9 (38.5) -0.0 (ノーブルブラッド)
4. 29 門別 北斗盃 H2 12 7 10 2.1(1人) 1着 小国博行 54 ダ1200m(不) 1:11.8 (37.0) -0.3 (パシコジュリエ)
6. 1 門別 北海優駿 H1 11 4 4 1.9(1人) 1着 宮崎光行 54 ダ2000m(良) 2:10.9 (38.4) -0.2 (エクセルチェイサー)
6. 24 門別 フロイラインC H3 9 2 2 1.7(1人) 1着 小国博行 54 ダ1200m(不) 1:11.5 (36.6) -0.6 (プリマビスティー)
8. 19 門別 王冠賞 H2 11 2 2 1.4(1人) 1着 宮崎光行 54 ダ2600m(良) 2:53.2 (38.9) -0.2 (サムライジャパン)
10. 6 門別 NOSAI日高特別 OP 12 1 1 1.2(1人) 1着 小国博行 54 ダ1800m(稍) 1:53.3 (38.4) -0.6 (レイクトゥーン)
11. 18 門別 道営記念 H1 16 2 3 1.7(1人) 5着 宮崎光行 53 ダ2000m(稍) 2:07.3 (39.3) 0.3 オネストジョン
12. 23 名古屋 名古屋グランプリ JpnII 12 8 11 10.4(5人) 8着 吉田稔 52 ダ2500m(重) 2:49.1 (38.8) 2.5 ワンダースピード
2011. 5. 5 門別 コスモバルク記念 H2 14 8 14 3.1(2人) 1着 小国博行 55 ダ1800m(重) 1:56.0 (38.9) -0.1 (ショウリダバンザイ)
6. 2 門別 星雲賞 H2 11 3 3 1.7(1人) 1着 小国博行 55 ダ2000m(良) 2:10.1 (38.0) -0.1 (リアライズトロイカ)
7. 28 門別 ノースクイーンC H2 14 7 12 1.2(1人) 2着 小国博行 56 ダ1800m(良) 1:56.4(--[注 4] 0.2 ショウリダバンザイ
8. 11 門別 ブリーダーズゴールドC JpnII 12 6 8 20.0(5人) 6着 宮崎光行 54 ダ2000m(良) 2:08.3 (40.0) 3.3 シビルウォー
9. 22 門別 ステイヤーズC H1 12 7 9 3.2(2人) 3着 宮崎光行 55 ダ2600m(不) 2:48.2 (39.6) 0.3 サムライジャパン
10. 19 門別 瑞穂賞 H2 11 2 2 1.9(1人) 6着 宮崎光行 55 ダ1800m(良) 1:55.4 (39.8) 0.9 リフレックス
11. 17 門別 道営記念 H1 16 2 4 4.5(4人) 7着 宮崎光行 54 ダ2000m(良) 2:08.5 (40.5) 1.7 ショウリダバンザイ
2012. 5. 4 門別 コスモバルク記念 H2 12 4 4 5.2(3人) 5着 五十嵐冬樹 55 ダ1800m(不) 1:53.3 (38.9) 0.5 ジョーモルデュー
5. 31 門別 星雲賞 H2 10 1 1 5.0(3人) 1着 五十嵐冬樹 55 ダ2000m(良) 2:09.5 (37.7) -0.3 (ジョーモルデュー)
7. 26 門別 ノースクイーンC H2 11 5 5 2.6(2人) 7着 五十嵐冬樹 56 ダ1800m(良) 1:59.4 (41.6) 2.3 ショウリダバンザイ
8. 22 門別 日高建設協会特別 OP 9 2 2 3.0(2人) 2着 宮崎光行 56 ダ1800m(良) 1:57.5 (40.2) 0.9 シャア
9. 20 門別 ステイヤーズC H1 14 4 6 16.6(6人) 3着 五十嵐冬樹 56 ダ2600m(良) 2:55.8 (40.7) 0.5 シャア
11. 15 門別 道営記念 H1 16 3 5 17.8(5人) 5着 小国博行 54 ダ2000m(重) 2:07.3 (39.8) 1.0 モエレビクトリー
12. 26 園田 兵庫ゴールドトロフィー JpnIII 12 4 4 49.0(7人) 11着 川原正一 51 ダ1400m(稍) 1:28.7 (38.4) 2.3 ティアップワイルド
2013. 5. 3 門別 コスモバルク記念 H2 13 8 13 9.3(6人) 5着 五十嵐冬樹 55 ダ1800m(稍) 1:57.1 (39.7) 1.6 ショウリダバンザイ
5. 30 門別 星雲賞 H2 13 1 1 6.4(3人) 2着 宮崎光行 55 ダ2000m(重) 2:07.1 (37.4) 0.0 スーパーパワー
7. 23 門別 ノースクイーンC H2 9 1 1 2.7(2人) 1着 宮崎光行 56 ダ1800m(良) 1:56.2(38.9) -0.0 (ショウリダバンザイ)
9. 2 水沢 ビューチフル・ドリーマーC 重賞 9 5 5 5.6(2人) 4着 宮崎光行 55 ダ1900m(不) 2:00.0(39.2) 1.2 シャイニングサヤカ

引退後

引退後は牧場に戻り繁殖牝馬となっている[2]

繁殖入り最初の2014年はキングズベストと交配された[3]。これは自身が勝利したレースの副賞の交配権(スタリオンシリーズ競走)が行使されたものであった[2][注 5]

産駒一覧
馬名生年毛色馬主厩舎戦績出典
初仔クラトキン2015年栗毛キングズベスト倉見利弘北海道堂山芳則
西脇高馬元紘
76戦6勝(引退)[5]
2番仔クラサンムーン2016年鹿毛アドマイヤムーン67戦2勝(引退)[6]
3番仔クラヴァ―キン2017年鹿毛ヴァーミリアン51戦1勝(引退)[7]
4番仔クラグローリー2019年鹿毛ベルシャザール北海道・堂山芳則13戦2勝(引退)[8]
5番仔クラキンカ2020年栗毛ジャングルポケット 北海道・堂山芳則
浦和・長谷川忍
→北海道・佐久間雅貴
水沢・佐藤祐司
56戦5勝(現役)[9]
6番仔 クラレーヴ 2022年 栗毛 エピカリス 北海道・小国博行
船橋・矢野義幸
25戦3勝(現役) [10]
7番仔 クラオウリュウ 2023年 栗毛 ニシケンモノノフ 北海道・松本隆宏
→浦和・藤原智行
11戦1勝(現役) [11]
8番仔 2024年 栗毛 タイセイレジェンド [12]
9番仔 2025年 鹿毛 アルクトス [13]
  • 2026年1月16日現在

血統表

脚注

出典

参考

外部リンク

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