ケビン・ピラー

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生年月日 (1989-01-04) 1989年1月4日(37歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
205 lb =約93 kg
ケビン・ピラー
Kevin Pillar
サンフランシスコ・ジャイアンツでの現役時代
(2019年7月30日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日 (1989-01-04) 1989年1月4日(37歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 MLBドラフト32巡目
初出場 2013年8月14日
最終出場 2025年5月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ケビン・アンドリュー・ピラーKevin Andrew Pillar, 1989年1月4日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスウェスト・ヒルズ英語版地区出身の元プロ野球選手外野手)。右投右打。愛称はスーパーマン他(後述)。

プロ入りとブルージェイズ時代

2011年MLBドラフト32巡目(全体979位)でトロント・ブルージェイズから指名され、6月12日に契約。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズ英語版でプロデビュー。60試合に出場して打率.347、7本塁打、37打点、8盗塁を記録した。

2012年はまずA級ランシング・ラグナッツで86試合に出場。打率.322、5本塁打、57打点、35盗塁と好成績を残し、7月にA+級ダニーデン・ブルージェイズへ昇格。A+級ダニーデンでは42試合に出場して打率.323、1本塁打、34打点、16盗塁を記録した。

2013年はまずAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでプレーし、71試合に出場して打率.313、5本塁打、30打点、15盗塁を記録した。6月にAAA級バッファロー・バイソンズへ昇格。AAA級バッファローでは52試合に出場。打率.299、4本塁打、27打点、8盗塁と結果を残し、8月14日にブルージェイズとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[1]。同日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビュー。「8番・左翼手」で先発起用されたが、4打数無安打1三振に終わった[2]。正左翼手であるメルキー・カブレラの離脱もあり、その後は正左翼手としてシーズン終盤まで出場。この年メジャーでは36試合に出場し、打率.206、3本塁打、13打点を記録した[3]

2014年3月22日にAAA級バッファローへ異動し、そのまま開幕を迎えた。開幕後は34試合に出場。打率.305、1本塁打、19打点、5盗塁と好成績を残し、正中堅手のコルビー・ラスムスの離脱もあり、5月13日にメジャーへ昇格した[4]。6月9日のミネソタ・ツインズ戦ではケイシー・フィーンからサヨナラ安打を放った[5]。レギュラーシーズンは53試合に出場。打率.267、2本塁打、7打点、1盗塁(メジャー初盗塁)を記録した[3]

トロント・ブルージェイズ時代
(2015年9月30日)

2015年はシーズン序盤から中堅手のレギュラーに抜擢され、常時ラインナップに名を連ねた。4月16日のタンパベイ・レイズ戦では、本拠地でファン総立ちのスーパーキャッチを披露して高い守備力でチームに貢献[6]。夏のトレード期限でベン・リビアが加入したが、リビアは左翼手を守ることになった。また、守備のみならず打撃でも貢献度を高め、チーム最多の159試合に出場して打率.278・12本塁打・56打点・25盗塁という成績を残した[3]。盗塁はアメリカンリーグ5位だった。持ち前の守備力では、センターを守った142試合で僅かに2失策守備率.995を記録したほか、DRSも + 14という高い数値。左翼手でもDRS +8であった。この年はジョシュ・ドナルドソンをはじめ、本塁打を量産する打者が多かったが、機動力・守備力を活かしたピラーの貢献度も非常に高く、総合的な貢献度を示すWARは、ドナルドソンに次ぐチーム2位(5.2)だった[7]

2016年5月15日に起きたテキサス・レンジャーズ戦での乱闘[8]で暴力行為を行ったとして、17日にMLBから罰金処分が科せられたことが発表された[9]。この年も中堅のレギュラーを務め、146試合で打率.266、7本塁打、53打点、14盗塁(成功率70%)という成績を記録した[3]

2017年5月17日のアトランタ・ブレーブス戦で試合中に同性愛者に対する中傷発言があったとして、球団はピラーを5月18日から2試合の出場停止処分(無給)とし、2試合分の給与の6000ドル余りは慈善団体へ寄付される[10][11]。5月19日に自身のツイッターでゲイ・コミュニティーに対して謝罪のツイートを行なった[12]。この年は154試合に出場して、打率.256・16本塁打・42打点・15盗塁などを記録した[3]

2018年3月31日のニューヨーク・ヤンキース戦で史上52度目となるサイクルスチールを達成した[13][14]。7月1日のデトロイト・タイガース戦では、ニコラス・カステヤノスの放った本塁打性の打球をジャンプして好捕するプレーを見せた[15]。この年は142試合に出場して打率.252、15本塁打、59打点、14盗塁などを記録した[3]。オフには2018日米野球のMLBオールスターチームに選出された[16]

ジャイアンツ時代

2019年4月2日にアレン・ハンソンデレク・ローフアン・デポーラとのトレードで、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した[17]。5月4日のシンシナティ・レッズ戦ではニック・センゼルの本塁打性の打球をフェンスによじ登って奪った[18]。6月14日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で2塁に盗塁したところ、ベースが外れる珍事が起きた。セーフと判定されたが、ブルワーズがチャレンジを要求し、結果は覆らなかった[19]。8月17日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では自身初の1試合5安打を記録した[20]。この年は2球団合計で161試合に出場して打率.259、21本塁打、88打点、14盗塁などを記録したが、ジャイアンツの選手が20本塁打以上を記録したのは2015年のブランドン・クロフォード(21本)以来だった[21]MVP投票では自身初めて得票があった[22]。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[23]

レッドソックス時代

2020年2月14日にレッドソックスと単年425万ドルの契約を結んだ[24]

ロッキーズ時代

2020年8月31日に後日発表選手[注 1]とインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、コロラド・ロッキーズへ移籍した[26]。オフの10月28日にFAとなった[27]

メッツ時代

フェイスガードを付けてプレーをするピラー
(2021年6月19日)

2021年2月21日にニューヨーク・メッツと360万ドルの単年契約を結んだ[28]

同年は5月17日の対アトランタ・ブレーブス戦で顔面に死球を受け、鼻骨を骨折する怪我を負った[29]。5月31日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で復帰し、守備・走塁時にはフェイスガードを着用しプレーした[30]。オフの11月3日にFAとなった[31]

ドジャース時代

2022年3月22日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[32]。5月28日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[33]。オフの11月6日にFAとなった[34]

ブレーブス時代

2023年1月18日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ[35]。3月30日にブレーブスの開幕ロースターに選出された[36]。5月6日のボルチモア・オリオールズ戦にて、MLB通算100号本塁打を記録した[37]。オフの11月3日にFAとなった[38]

ホワイトソックス時代

2024年2月2日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[39]。3月22日に一度FAとなったが、同月24日にメジャー契約を結んだ[40]

ホワイトソックスでは17試合で打率.160、1本塁打、4打点という成績であった[3]。4月26日にトミー・ファムの加入に伴いDFAとなり[41]、同月28日にFAとなった[42]

エンゼルス時代

2024年4月30日にロサンゼルス・エンゼルスとメジャー契約を結んだ[43]。5月15日のセントルイス・カージナルス戦にて、MLB通算100盗塁を達成した[44]。5月19日のテキサス・レンジャーズ戦ではMLB通算1000安打と500得点を達成した[45]。7月6日にサービスタイムが10年に達した[46]。同時にUSAトゥデイボブ・ナイチンゲール英語版からの取材でシーズン終了後に引退することを公表した[47]。8月23日のロジャース・センターでの古巣ブルージェイズ戦の試合前にはブルージェイズ時代のチームメイトでエンゼルスではコーチとなったライアン・ゴインズのカナダデーユニフォームで打撃練習を行った[48]。その後、9月7日に左手の親指を痛めてジョー・アデルと共に10日間の故障者リストに入ったが[49]、同月20日にチャールズ・ルブラン英語版と入れ替わって、メジャーに復帰した[50]。この年はマイク・トラウトの代役として83試合に出場して打率.236、7本塁打、41打点、10盗塁などを記録した[3]。オフの10月31日にFAとなった[3]。また、12月2日には前述の取材の際に公表していた引退を撤回して、現役を続行することを発表した[51]

レンジャーズ時代

2025年2月23日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングには招待選手として参加した[52]。3月26日に開幕ロースター入りが決定し、メジャー契約を結んだ[53]。20試合に出場し、43打数9安打、打率.209と振るわず、5月25日にアレハンドロ・オスナの昇格に伴いDFAとなり、同月31日に自由契約となった[54]

引退

2025年7月2日にポッドキャスト番組に出演して、現役を引退することを発表した[55]

プレースタイル

守備は主に中堅手として起用される。メジャーでも屈指の守備力を誇り、ジャンピングキャッチやダイビングキャッチなどの派手なプレーを見せる事も多い。そのダイビングを試みる姿から、ファンやメディアよりスーパーマンと称されている。2017年には中堅手としてア・リーグ1位の守備率.997を記録した[56]

人物

愛称はスーパーマン(Superman)[57]ピルPill[58]KP[57]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2013 TOR 36110102112140334130120402290.206.250.333.583
2014 5312211619319024671201401283.267.295.397.692
2015 159628586761633121223456254452815859.278.314.399.713
2016 146584548591463527206531463324069012.266.303.376.679
2017 1546325877215037116237421563333069513.256.300.404.704
2018 142542512651294021521859143061806988.252.282.426.708
2019 517161100011000100030.063.059.063.121
SF 1566285958215737321263871450618498615.264.293.442.735
'19計 1616456118315837321264881450718498915.259.287.432.719
2020 BOS 30126117203272455131100801234.274.325.470.795
COL 249791142851241134100511180.308.351.451.801
'20計 5422320834601236962652001312414.288.336.462.798
2021 NYM 12434732540751121513547430111010815.231.277.415.692
2022 LAD 413121110020000010041.083.154.167.321
2023 ATL 812061972945100982324103600502.228.248.416.664
2024 CWS 1732251420194201140180.160.290.360.650
LAA 832822593761141798411030212096110.236.291.378.669
'24計 100314284386516181074512313160106910.229.291.377.667
2025 TEX 20434369200111300000080.209.209.256.465
MLB:13年 123444094131533105324516114167246911136133217665776782.255.293.405.698

ポストシーズン打撃成績




















































2015 TOR ALDS 5212137201124010000051.333.333.571
ALCS 624213530082200030030.238.333.381
2016 ALWC 1440110020000000010.250.250.500
ALDS 313121100141000011010.083.154.333
ALCS 518160100011100110040.063.111.063
2023 ATL NLDS 4750000000000020030.000.286.000
出場:3回 248779715602278310171031.190.253.342

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2021 NYM 100000000----10.100000000000.000.00
MLB:1年 100000000----10.100000000000.000.00

年度別守備成績

投手守備


投手(P)












2021 NYM 10000----
MLB 10000----
外野守備


中堅(CF)左翼(LF)右翼(RF)




































2013 TOR -33561001.000110001.000
2014 16331001.00030300001.000781001.000
2015 142404720.99514323011.000340001.000
2016 146337662.983--
2017 153316810.997--
2018 142352762.984--
2019 4110001.000--
SF 129285541.986-2758111.983
'19計 133296541.987-2758111.983
2020 BOS 6130001.000251001.00024382001.000
COL 2142110.977-101001.000
'20計 2755110.982251001.00025383001.000
2021 NYM 57934001.00052430001.00022261001.000
2022 LAD 10000----470001.000-
2023 ATL 360001.0006475010.98713211001.000
2024 CWS 7140001.000-730001.000
LAA 46872001.0001932010.97012140001.000
'24計 531012001.0001932010.97019170001.000
2025 TEX 9120001.000341001.000540001.000
MLB 882200541205.990221284621.993122177711.995

表彰

記録

背番号

  • 22(2013年)
  • 11(2014年 - 2019年途中、2020年途中 - 2022年)
  • 1(2019年途中 - 同年終了、2025年 - 同年5月23日)
  • 5(2020年 - 同年途中)
  • 17(2023年)
  • 12(2024年)

脚注

関連項目

外部リンク

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