ジュディ・ホップス

From Wikipedia, the free encyclopedia

初登場 ズートピア(2016年)
原語版声優 ジニファー・グッドウィン
デラ・サバ(幼少期)
日本語版声優 上戸彩
稲葉菜月(幼少期)
ジュディ・ホップス
Judy Hopps
初登場 ズートピア(2016年)
原語版声優 ジニファー・グッドウィン
デラ・サバ(幼少期)
日本語版声優 上戸彩
稲葉菜月(幼少期)
詳細情報
種族 アナウサギ
性別
テンプレートを表示

ジュディ・ホップス(本名: ジュディス・ラヴァーン・ホップス、: Judith Laverne Hopps)は、『ズートピア』シリーズに登場するアナウサギであり、ニック・ワイルドと並ぶ主要キャラクターの一人である[1]

ズートピア(2016年)

ズートピアから遠く離れた田舎町『バニーバロウ』で、両親と275匹の兄弟姉妹と共に暮らしており、幼い頃から「よりよい世界を作るため」にと、草食動物ながらにズートピアで警察官として働くことを夢見ている。作中冒頭である9歳当時からアカギツネのいじめっ子、ギデオン・グレイにも立ち向かう勇敢さを見せるが、両親には「ウサギはニンジン作りをするのが幸せ」と言われ続けていた。しかし15年後、厳しい警察学校での訓練を身体能力の高さで乗り越え首席で卒業し、ウサギ初の警察官となって夢を叶えてみせたのであった。

ズートピア警察署(ZPD)のシティ・センター第1分署[2]に巡査として配属され、そこでは肉食動物14匹が行方不明となる事件が捜査の対象となっていたが、その捜査は体格の大きい他の署員たちに任され、ジュディには駐車違反の取締を命じられた。不満げではあるものの、署長であるスイギュウのボゴに言い渡された「1日100台」に対して「昼までに200台」を達成させるなど、努力を欠かさず真面目に取り組む。

そんな勤務中、ゾウ向けの巨大アイスの購入を断られたキツネの親子、ニックとフィニックに遭遇する。ジュディは彼らに同情し、アイスショップの違反行為を見逃すことを条件にして親子にアイスを販売するよう交渉し、親子は無事にアイスを手にすることができた。しかし彼らは親子ではなく、巨大アイスを小分けにして転売する詐欺師コンビであった。[3]

翌日、引き続き駐車違反の取締をしている最中に花屋の強盗事件が発生する。ジュディは犯人であるイイズナのデュークを追跡し、小さなネズミたちが暮らすリトル・ローデンシアに逃げ込む中で、トガリネズミの女性を危機から救いつつ、逮捕に成功する。しかしボゴ署長からは「職務放棄」や「ただの球根のために危険な追跡をした」と叱責される。そこに、カワウソのオッタートン夫人が夫エミットの捜索を求めてベルウェザー副市長と共に現れる。ジュディは正義感からその捜索を引き受け、ベルウェザー副市長がジュディを「小さな動物の誇り」と讃えたことからボゴ署長も捜査を許可するが、「48時間以内に解決できなければクビ」と告げられてしまう。

わずかな証拠から、ニックがエミットの行方を知っていると確信し、ニックに協力を依頼する。当然のように断られるが、会話の中で彼の脱税の言質を手に入れ、その録音データを盾に協力を強要する。ニックの伝手を頼って目撃情報を辿り、エミットが最後に乗ったリムジンの特定に成功。さらにニックの友人であるナマケモノのフラッシュが勤める陸運局を訪れ、膨大な時間を消費しつつもリムジンの所有者を割り出した。しかしその所有者は犯罪組織のボスであるMr.ビッグであったため、リムジンの調査の最中に拉致されてしまう。元よりニックと確執があったMr.ビッグは二人を凍らせようとするが、ジュディがリトル・ローデンシアで助けたトガリネズミが彼の娘であることが判明し、その恩からむしろ協力を得られることとなった。

リムジンの運転手をしていたブラックジャガーのマンチャスの所在を教えて貰い、ジュディとニックが彼を訪ねると、エミットが「夜の遠吠え」と叫びながら狂暴化し、マンチャスを襲った上で逃走したという証言が得られる。しかしその場でマンチャスも狂暴化してしまい、二人を強襲。ジュディの通報によってボゴたちが現場に駆けつけるが、マンチャスは行方不明となってしまった。「動物に野性が戻ることはない」と主張するボゴはジュディの証言を信じず解雇しようとするが、ニックの説得により撤回される。帰り道、ニックは自身が「キツネは信用ならない」という偏見から差別を受けた過去を語り、二人は絆を深める。

ジュディとニックは調査を続け、交通カメラの映像からマンチャスがバンで連れ去られたことを突き止める。二人はその行先であった謎の施設に潜入するが、そこにはエミット・オッタートンのみならず、今まで行方不明になっていた14匹の肉食動物たちも狂暴化した状態で収容されていた。そして、肉食動物ばかりが野性化する事実を隠蔽するべく彼らを収容していたのが、ライオンハート市長だったことが明らかになる。

ライオンハートが逮捕され市長職を退くと、ジュディは周囲から警察官としての実力を認められるが、記者会見で無意識に肉食動物への差別的な発言をしてしまう。さらに、ジュディが両親から持たされたキツネ避けスプレーをとっさに構えてしまったことにより、ニックは失望してジュディの元を去っていった。それだけでなく、この事件をきっかけにズートピア全体で肉食動物の排斥運動が広がり、混乱が生じ始め、自分の中にも差別や偏見があったことに気付いたジュディは深く反省し、警察を辞職して故郷に帰る。

故郷で家業を手伝う中で、ジュディは「夜の遠吠え」がとある花の俗称であり、それを摂取した動物が狂暴化することを知る。また、その「夜の遠吠え」の球根が、デュークが花屋から盗んだものであったことも思い出す。解決の糸口を掴んだジュディはズートピアに戻り、ニックの元を訪れ謝罪。再び協力して事件解決に挑む。

デュークを通じて、「夜の遠吠え」から毒成分を抽出し弾丸を製造しているヒツジのダグの存在を突き止めた二人は、何とかその証拠の確保に成功する。ダグやその仲間からの追跡を逃れZPDへ向かうが、そんな二人の前に現れたのは、ライオンハートに代わって市長となったベルウェザーだった。彼女本人曰く「ヒツジ票集め」のためにライオンハートから副市長に任ぜられたというベルウェザーは、草食動物の方が数で勝ることを心得ており、数の力によって自身たちを見下す肉食動物の排斥を目論んでいたのであった。

ジュディとニックは機転を利かせてベルウェザーの自白を録音し、逮捕に成功。事件は解決し、狂暴化した肉食動物たちも治療を受け、正気に戻っていった。

その後、ジュディの勧めでニックは警察学校を卒業し、キツネ初の警察官としてジュディの相棒となる。

その他の出演

ズートピア+』では、「Hopp on Board」に登場し、ズートピアへ向かう列車の旅のシーンで描かれている。また、「The Real Rodents of Little Rodentia」では、リトル・ローデンシアでフルフルを救う場面が描かれ、「Dinner Rush」では、ニックとともにフラッシュの車を止めるシーンが登場する。

ジュディは、ビデオゲーム『ズートピア事件簿:紛失ファイル英語版』の主要キャラクターとして、ニックとともに事件の捜査を行う[4]。さらに、レースゲームズートピア:レーシングカーニバル英語版』では、プレイヤーレーサーとして登場する[5]。このほか、『ディズニー インフィニティ3.0[6]、『ディズニー マジックキングダムズ英語版[7]、『ディズニーヒーローズ:バトルモード』[8]、『Disney ミラー・ウォリアーズ英語版』など、複数のビデオゲームでプレイヤーキャラクターとして登場している[9]

ディズニーパークでは、ジュディはディズニーランドウォルト・ディズニー・ワールドでのグリーティングキャラクターとして登場する[10]。また、上海ディズニーランドのアトラクション『ズートピア:ホット・パシュート』では、新たに任命されたパートナーであるニックとともに、ガゼル誘拐事件の捜査を担当する[11][12]

2023年の短編映画『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』では、ジュディが壁の絵から現れ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの他のキャラクターたちとグループ写真を撮る場面でカメオ出演している[13]

制作

映画の初期段階では、ジュディは物語の主人公ではなく、ニックの相棒として描かれていた。プロットはニックを中心に展開し、彼が無実の罪を着せられた事件で名誉を回復するために、ズートピア警察署の既に経験を積んだ警部補であるジュディが彼を支援するという設定だった[14]。ニックにとって、ズートピアの街は最初から壊れているものであり、皮肉的な主人公を中心に据えた物語は、ストーリーのメッセージや街そのものを損なうものとされた。一方で、ジュディを楽観的な主人公として描き、現実の厳しい世界で自分の居場所を見つけようと奮闘する彼女の姿を通じて、物語とテーマはより意味のあるものになった[15]

評価

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI