ズートピア2
2025年のアメリカ合衆国のアニメーション映画
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『ズートピア2』(原題: Zootopia 2)は、2025年のアメリカ合衆国のアニメーション映画。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作。『ズートピア』シリーズの第2作であり、ジャレド・ブッシュとバイロン・ハワードが監督を務める[4]。脚本はブッシュが執筆し、イヴェット・メリノがプロデュースを担当する[5]。前作からジュディ・ホップス役のジニファー・グッドウィンとニック・ワイルド役のジェイソン・ベイトマンが続投するほか、キー・ホイ・クァンとフォーチュン・フィームスターが新たに参加する。
バイロン・ハワード
ジェイソン・ベイトマン
キー・ホイ・クァン
フォーチュン・フィームスター
アンディ・サムバーグ
デヴィッド・ストラザーン
シャキーラ
イドリス・エルバ
パトリック・ウォーバートン
キンタ・ブランソン
ダニー・トレホ
アラン・テュディック
ネイト・トレンス
ドン・レイク
ボニー・ハント
ジェニー・スレイト
| ズートピア2 | |
|---|---|
| Zootopia 2 | |
| 監督 |
ジャレド・ブッシュ バイロン・ハワード |
| 脚本 | ジャレド・ブッシュ |
| 製作 | イヴェット・メリノ |
| 出演者 |
ジニファー・グッドウィン ジェイソン・ベイトマン キー・ホイ・クァン フォーチュン・フィームスター アンディ・サムバーグ デヴィッド・ストラザーン シャキーラ イドリス・エルバ パトリック・ウォーバートン キンタ・ブランソン ダニー・トレホ アラン・テュディック ネイト・トレンス ドン・レイク ボニー・ハント ジェニー・スレイト |
| 音楽 | マイケル・ジアッチーノ |
| 撮影 |
タイラー・クプフェラー ダニエル・ライス |
| 編集 | ジェレミー・ミルトン |
| 製作会社 | ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ |
| 配給 |
|
| 公開 |
|
| 上映時間 | 108分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 英語 |
| 興行収入 | 1億5,000万ドル |
| 配給収入 | 11億4,500万ドル |
| 前作 | ズートピア |
ストーリー
ニックがズートピア警察署(ZPD)に登用され、ジュディとバディ[注 1]を組んでから1週間。2人は不審な税関職員の潜入捜査を独断で行うが、無謀な追跡の様子がズートピア市制100周年(ズーテニアル)式典のテレビ中継に映ったことで、2人は「ZPDの問題児」として同僚や市民の間で笑いものになってしまう。ジュディはこの追跡中、税関職員が盗んだバンの荷室でズートピア市内にいないはずの爬虫類の皮を発見していた。配信者のニブルスがネットに投稿した動画によると、市制施行と同じ頃、あるヘビがカメを殺したことで爬虫類への風当たりが強くなり、爬虫類の大半、特にヘビは全て国外へ移住せざるを得なくなったのだという。
ジュディは爬虫類の謎を解き明かして再び実績を作りたいと考え、ボゴ署長に捜査を願い出るが、断られる。更にボゴは、性格の異なる2人が突拍子もない行動をとることで部署や今後登用される後輩たちに悪い評判が付くことを懸念し、勤務態度を改めなければバディは解散させると通告する。
その晩、ジュディは不法滞在の爬虫類がズーテニアル・ガラ(祝賀会)会場に忍び込んでいると踏み、実力を示してバディ解散を防ぐため、嫌がるニックを連れ会場での潜入捜査を決行する。会場には、ズートピア最大の資産家であるリンクスリー家の日誌が展示されていたが、突如現れた青いヘビがこれを盗み、リンクスリー家の当主ミルトンも誘拐する。
その日誌には、ズートピア創建の基礎であり市内の気候を制御する壁(ウェザーウォール)の設計図とミルトンの祖父エブニーザー名義の特許証が綴られていた。2人に追い詰められたヘビは、この手帳が家族の名誉回復に必要だと主張する。更にミルトンの不穏な言動からヘビは悪者ではなく裏があると悟ったジュディは、ヘビを逃がしてニックとともにその場から立ち去り、3人共々指名手配されることになった。ヘビは正体不明の共犯者により行方を眩ませる。ミルトンは市長を脅迫し、ZPDを実質支配下に置く。
日誌を持ち出したジュディとニックはMr. ビッグに匿われ、そこで殺し屋のリンクスリー家に関わらないよう忠告されるが、彼の娘フルー・フルーは爬虫類に詳しい者としてニブルス本人を紹介する。ニブルスは2人を海獣と爬虫類が隠遁する「マーシュ・マーケット」の長老ヘイスースに会わせる。彼曰く、マーシュ・マーケットはズートピア創立時に市域から外されたが、今後リンクスリー家主導でツンドラタウンに併合され取り壊されるという。話の途中で2人はZPDに見つかった上、逃げる途中で日誌をヘビに奪われてしまう。
ZPDが迫る中、ニックはジュディに命を懸けてまでリンクスリー家の真実を追うべきではないと伝える。ジュディは終始消極的な態度を取るニックに不信感を覚え、深い軋轢が生まれる。ニックはZPDに逮捕され、ジュディはヘビとその共犯者により彼らの隠れ家に匿われる。ヘビはゲイリーという名で、その共犯者はリンクスリー家の末っ子パウバートであった。パウバートはこれまで自分をのけ者にしてきた家族への復讐のため、ゲイリーと共に手帳の真実を暴こうとしていた。
2人によると、ウェザーウォールの特許を取得したのはエブニーザーではなく、ゲイリーの曾祖母アグネスだった――エブニーザーはアグネスに出資しながら偽造特許証を作り、それに気付いた家政婦のカメを殺害する。彼はカメ殺しの犯人はアグネスだと嘘を流布して爬虫類をズートピアにいられなくし、爬虫類の街(レプタイル渓谷)も雪に埋めてツンドラタウンに併合した――。そしてジュディ達は手帳に隠された毒ヘビだけが分かる仕掛けにより、レプタイル渓谷の場所を突き止める。
翌朝、彼らはウェザーウォールの制御室からレプタイル渓谷の時計台を点灯させ、広い雪原の中で真正な特許証が保管されているアグネスの旧宅を探す手がかりを得る。しかしパウバートは突如豹変し、ジュディとゲイリーの動きを封じてその場を立ち去る。パウバートの真意は、真正な特許証を抹消して自らリンクスリー家の名声を永遠のものとし、家族に認めてもらうことであった。
一方、ニックはニブルスと共に留置場に収容されていた。ニックはニブルスに対し、ジュディが自分にとって生涯唯一の理解者であり、リンクスリー追及に後ろ向きだったのはバディ解散や死によってジュディを失わないためであったと語る。その思いに共感したニブルスは2人での脱獄を決意し、フラッシュとクロウハウザーの助けによりジュディ達を追って制御室へ向かう。2人は途中で豹変したパウバートに遭遇し揉み合いとなるが、パウバートは敗走する。
再会したジュディとニックは、自身の弱さを認めつつお互いへの感情を正直に吐露し、軋轢を埋める。ゲイリーとニブルスにより市長やZPDもリンクスリー家の真実を知り、一家全員が逮捕された。4人が真正な特許証を発見したことでズートピアにおける爬虫類の名誉は回復し、ゲイリーの家族含めレプタイル渓谷に再び住民が戻ることとなる。
ポストクレジットでは、ジュディの家に1枚の羽毛が落ちてきたところで幕を閉じる。
登場キャラクター
※括弧内は日本語吹替版声優。括弧無しは声優不明。◆は前作からのキャラクター。
主人公
- ジュディ・ホップス(Judy Hopps)◆
- 声 - ジニファー・グッドウィン(上戸彩[6])
- アナウサギの女性。役職はズートピア警察署(ZPD)のシティ・センター第1分署[注 2]に所属する巡査。ズートピア初のウサギの警察官[7]。劇中の正式な場面では「ジュディス・ホップス(Judith Hopps)」と呼ばれる。
- ニックとバディを組んで職務に当たるが、理想の警官像を追うあまり独断での行動に出ることがあり、ニックの意見を聞かないところがある。
- ニック・ワイルド(Nick Wilde)◆
- 声 - ジェイソン・ベイトマン(森川智之[6])
- アカギツネの男性。役職はZPDシティ・センター第1分署[注 3]に所属する巡査。元は詐欺師であったが、前作の最後にズートピア初のキツネの警察官としてZPDに登用された[8]。劇中の正式な場面では「ニコラス・ワイルド(Nickolas Wilde)」と呼ばれる。
- ジュディとバディを組んで職務に当たるが、以前と同様ジュディの行動を冷笑する癖が抜けないが、内心では初めて出来た相棒である彼女が事件で死なないように願っている。水棲動物と爬虫類が苦手。
- ゲイリー・ダ・スネーク(Gary De'Snake)
- 声 - キー・ホイ・クァン(下野紘[9])
- マムシ(ヘビ)の男性。本作のキーパーソン[10]。共犯者の手引きで違法にズートピアへ入り、ある目的の為にリンクスリー家の手帳を狙う。自身の牙には毒があるため、誤って誰かを噛んだ時の救命用に血清(毒消しペン)を持ち歩いている。
リンクスリー家
- パウバート・リンクスリー(Pawbert Lynxley)
- 声 - アンディ・サムバーグ(山田涼介[11])
- オオヤマネコの男性。ズートピア最大の資産家であるリンクスリー家の末っ子だが、兄や姉と比べて要領が悪く、家族からのけ者扱いされている。
- 郵便局での勤務中にゲイリーからの嘆願書を発見し、リンクスリー日誌に隠された一家の秘密を暴くことで父らを見返すという名目で彼の密入国を手引きした。
- ミルトン・リンクスリー(Milton Lynxley)
- 声 - デヴィッド・ストラザーン(梅沢富美男[12])
- オオヤマネコの男性。ズートピアで絶大な権力を握る資産家・リンクスリー家の3代目当主で、パウバートたちの父。本作のメインのディズニー・ヴィランズ。
- 日誌を奪ったジュディとニックにリンクスリー家の真実が暴かれることを恐れ、現市長であるウィンドダンサーを軟禁・脅迫してZPDに執拗な追跡を指示させる。
- キャトリック・リンクスリー(Cattrick Lynxley)
- 声 - マコーレー・カルキン(小松和重[13])
- オオヤマネコの男性。ミルトンの息子。本作のディズニー・ヴィランズの一人。
- キティ・リンクスリー(Kitty Lynxley)
- 声 - ブレンダ・ソング(猫背椿[13])
- オオヤマネコの女性。ミルトンの娘。本作のディズニー・ヴィランズの一人。
マーシュ・マーケット
- ニブルズ・メープルスティック(Nibbles Maplestick)
- 声 - フォーチュン・フィームスター(江口のりこ[14])
- ビーバーの女性。ズートピアの陰謀論を語るポッドキャスト配信者。ズートピアでは数少ない爬虫類の事情通であり、フルー・フルーの手引きで爬虫類の謎を追うジュディとニックを助ける[8][15]。
- ヘイスース(Jesús)
- 声 - ダニー・トレホ(柄本明[12])
- グリーンバシリスクの男性。ズートピアに隣接するマーシュ・マーケットで暮らす爬虫類たちの重鎮。爬虫類から見たズートピアの歴史をジュディとニックに伝える。
- ラス(Russ)
- 声 - デヴィッド・ヴァンタイル(ジャンボたかお〈レインボー〉[12])
- セイウチの男性。マーシュ・マーケットで渡し舟を営んでおり、腹の上に載せた客席でジュディ達を爬虫類の隠れ家へ送る。
市役所
- ブライアン・ウィンドダンサー市長(Mayor Brian Winddancer)
- 声 - パトリック・ウォーバートン(髙嶋政宏[12])
- ウマの男性。前作で不祥事を起こしたライオンハートとベルウェザーの後任として、ズートピア市長を務める。元俳優で、周囲からの印象は悪くないが、密かにリンクスリー家の脅迫に屈する。
ズートピア警察署(ZPD)
- ボゴ署長(Chief Bogo)◆
- 声 - イドリス・エルバ(三宅健太[16])
- アフリカスイギュウの男性。ジュディとニックが所属するシティー・センター第1分署の署長。よいバディを築くことが警察官にとって大切と考え、前作での活躍を見込んでジュディとニックにバディを組ませるが、仕事における2人の相性に懸念を抱く。式典にてゲイリーの毒牙が誤って刺さってしまい、入院する。
- ベンジャミン・クロウハウザー(Benjamin Clawhauser)◆
- 声 - ネイト・トレンス(高橋茂雄〈サバンナ〉[16])
- チーターの男性。人当たりが良く、同僚とも仲が良いが、食欲旺盛で大変な肥満体。ドーナツが大好物。歌手のガゼルの大ファン。
- ホグボトム警部(Captain Hoggbottom)
- 声 - ミシェル・ゴメス(熊元プロレス〈紅しょうが〉[12])
- イノシシの女性。ZPDの警部。トリュフラーとバディを組み、ゲイリーをかばって逃走したジュディらを追跡する。
- トリュフラー(Officer Truffler)
- 声 - デヴィッド・フェイン
- イノシシの男性。ZPDの警察官。ホグボトムとバディを組む。
- ジーン・ゼブラクストン(Gene Zebraxton)
- 声 - ローマン・レインズ(内田雄馬[13])[注 4]
- シマウマの男性。ZPDの警察官。ゼブロウスキーとバディを組み、事あるごとに「シマってこうぜ![注 5]」の掛け声とともにハイタッチを交わす。
- ジーン・ゼブロウスキー(Gene Zebrowski)[注 6]
- 声 - CMパンク(斉藤壮馬[13])
- ウマの男性。ZPDの警察官。自分の体を白く塗り、顔と首に黒い縞模様を描いて、シマウマに変装する。ゼブラクストンととバディを組み、事あるごとに「シマってこうぜ!」の掛け声とともにハイタッチを交わす。
- ブローツ(Officer Bloats)
- 声 - ステファニー・ベアトリス
- カバの女性。ZPDの警察官。
- ヒギンス(Officer Higgins)◆
- 声 - ウィルマー・バルデラマ[注 7]
- カバの男性。ZPDの警察官。
- ブシュロン(Officer Bûcheron)
- 声 - ジャン・レノ(堂本光一[17])
- ヤギの男性。ZPDの警察官。
- セーブル(Officer Chèvre)
- 声 - ジャン・レノ(堂本光一[17])
- ヤギの男性。ZPDの警察官。シェーヴルのパートナー。
- マクホーン(Officer McHorn)◆
- 声 - マーク・ライノ・スミス
- クロサイの男性。ZPDの警察官。
- ポール・モールデブラント(Paul Moldebrandt)
- 声 - ジョシュ・ギャッド(小島秀夫[18])
- モグラの男性。ZPDのITスペシャリスト。
犯罪者
- アントニー(Antony Sootley)
- 声 - ジョン・レグイザモ(高木渉[12])
- オオアリクイの男性。税関で検査官として働くが、ZPDにより違法物品の輸入を手助けした容疑をかけられている。
- ドーン・ベルウェザー(Dawn Bellwether)◆
- 声 - ジェニー・スレイト(竹内順子)
- ヒツジの女性。ズートピアの前市長。前作でジュディとニックにより連続行方不明事件の黒幕であることが暴かれ、収監される。
- ビッグ・ティグ(Big Tig)
- 声 - ティグ・ノタロ
- マイケル・J(Michael J.)
- 声 - マイケル・J・フォックス
- グランマ・タラー(Grandma Taller)
- 声 - レイチェル・ハウス
バニーバロウ
ズートピアの住民
- ガゼル(Gazelle)◆
- 声 - シャキーラ(Dream Ami[16])
- ガゼルの女性。ポップミュージック界のスーパースター[19]。カリスマ性も非常に高く、多くのファンがいる。追われる身となったジュディに手を貸す。
- Dr.ファズビー(Dr. Fuzzby)
- 声 - キンタ・ブランソン(水樹奈々[13])
- クオッカの女性。ZPDでセラピストを務め、バディ警官同士の問題解決セミナーを担当する。物腰柔らかだが、ボゴによりセミナーに送られてきたニックとジュディを見て、すぐに彼らの問題点を見抜く程高い観察眼を持つ。
- Mr.ビッグ(Mr. Big)◆
- 声 - モーリス・ラマーシュ(山路和弘[16])
- トガリネズミの男性。ツンドラタウンの闇のボスとして恐れられるが、それでもリンクスリー家には絶対に抗わない方がよいと考えている。孫が生まれたことで一線を退き、おじいちゃんとしての役目に徹する。
- フルー・フルー(Fru Fru)◆
- 声 - リー・レイサム(近藤唯)
- トガリネズミの女性。Mr. ビッグの娘。シノギとしてブランドバッグの縫製工場を運営している。前作でジュディに命を救われた縁で、追われる身となったジュディとニックを手助けする。
- リトル・ジュディス(Little Judith)
- 声 - セシリー・ストロング
- トガリネズミの女性。フルー・フルーの娘。前作で母フルー・フルーがジュディに命を救われたことからこのように命名された。子供であるにもかかわらず、祖父と同様にマフィアとしての頭角を現している。
- フラッシュ(Flash Slothmore)◆
- 声 - レイモンド・S・パーシ(村治学)
- ミユビナマケモノの男性。ニックの親友。動作は極めて遅いが、車の運転速度は非常に速い為、ニックの移動を手助けする。
- フィニック(Finnick)◆
- 声 - タイニー・リスター・Jr.[注 8]
- フェネックの男性。ニックの元共犯者で相棒だが、口が悪い。冒頭の潜入捜査でジュディとニックの息子を装い、ベビーカーの中にいる。
- デューク・ウィーゼルトン(Duke Weaselton)◆
- 声 - アラン・テュディック(多田野曜平)
- イイズナの男性。ニックとは顔馴染み。口が悪く、海賊版DVDで生計を立てている。
- ヤックス(Yax)◆
- 声 - トミー・チョン(丸山壮史)
- ヤクの男性。
- ベルトルト・フーフシュメルツ(Berthold Hufschmerz)
- 声 - バイロン・ハワード(駒田一[13])
- ヤギの男性。草花を食べ過ぎて咳き込む登山客。
- ユルゲン・ツィーゲンケーゼ(Jürgen Ziegenkäse)
- 声 - ジャレッド・ブッシュ(佐藤隆紀[13])
- ヤギの男性。ベルトルトの相棒。
- ピーター・ムースブリッジ(Peter Moosebridge)◆
- 声 - ピーター・マンスブリッジ
- ヘラジカの男性。ニュースキャスター。一部の国ではオリジナルキャラクターに変更されており、ブラジルではジャガー、オーストラリア・ニュージーランドではコアラ、中国ではジャイアントパンダとなっている。
- 日本では、前作では「マイケル・狸山」という名前のタヌキだったが、本作では同じくタヌキではあるが「ケント田貫」に変わっている(キャラデザも違う)。
- ケント田貫(ケント たぬき)
- 声 - こっちのけんと
- ジーク(Zeke)
- 声 - ドウェイン・ジョンソン(山口竜之介)
- エド・シーリン(Ed Shearin)
- 声 - エド・シーラン
- ボブ・タイガー(Bob Tiger)
- 声 - ボブ・アイガー
- バーレイク・ラムキン(Baalake Lambkin)
- 声 - ブレイク・スラットキン(岩城直也)
- 毒消しペン
- 声 - アウリイ・クラヴァーリョ
- アナウンサー
- 声 - アニカ・ノニ・ローズ
制作
2016年6月、監督のバイロン・ハワードとリッチ・ムーアは、『ズートピア』の続編の可能性について議論していた[20][21]。2023年2月8日、ディズニーの第1四半期の収益報告の際に、CEOのボブ・アイガーが続編の制作が進行中であることを確認した[22]。同日、脚本家のジャレド・ブッシュは自身がこの映画の制作に関わっていることを明かした[23]。ジュディ・ホップスの声を担当するジニファー・グッドウィンは、『CinemaBlend』のインタビューで、続編ではジュディとニックの役割が逆転する展開を希望すると語った。また、「今度はニックがジュディに、世界が戦う価値があると納得させる役割を担うのを見たいですね」と述べた。また、ニック・ワイルドの声を担当するジェイソン・ベイトマンも、同インタビューで続編のアイデアについて語り、「僕たち二人(ニックとジュディ)が街の悪党を退治して、ストリートを掃除していくんだ。新米警官としてね。だから悪党たちは覚悟しておけ」とコメントした[24]。
2024年2月7日、アイガーは映画の公開日を発表し、正式タイトルが『ズートピア2』であることを明かした[1]。4月15日、グッドウィンは自身のInstagramで、ジュディ役の台詞収録を開始したことを報告し、映画が制作段階に入ったことを明らかにした[7]。8月9日に開催されたD23 Expoでは、続編に爬虫類が登場することが発表され、キー・ホイ・クァンがニックとジュディに追われるヘビ、ゲイリー役を務めることが明らかにされた[10]。さらに、マーシュマーケットでニックとジュディがゲイリーを捜索するシーンの映像が公開された[8]。翌日、ブッシュは自身のXアカウントにて、フォーチュン・フィームスターがビーバーのニブルス役でキャストに加わったことを発表した[15]。同月、ブッシュが続編の脚本と監督を単独で担当することが明らかになり、イヴェット・メリノがプロデューサーを務めることも確認された[25]。9月19日、ブッシュはジェニファー・リーの辞任を受け、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの新たな最高クリエイティブ責任者に就任した。翌日、ブッシュは『ズートピア』のオリジナル監督であるバイロン・ハワードが『ズートピア2』の共同監督として復帰することを発表した[26]。11月8日、ブラジルで開催されたD23において、シャキーラが続編で再びガゼル役を務めることを公に発表し、新曲を制作中であることや、ガゼルが新しい衣装を着用することを明らかにした[19]。
音楽
2024年11月8日に開催された「D23 Brazil」にて、シャキーラは続編でガゼルの声優として再び出演することを発表し、エド・シーランと共に映画のために新曲を執筆していること、そしてガゼルが新しい衣装を着用することを明かした[27][28]。2025年9月、シャキーラがシーランとブレイク・スラトキンと共に書き下ろした映画用の楽曲タイトルが「Zoo」になることが発表され、同楽曲は2025年9月29日に公開された予告編で使用され、2025年10月10日にシングルとしてリリースされた[29]。また、日本版では世界で唯一ローカライズ版が制作され、同じくガゼル役を演じるDream Amiが歌唱する「Zoo 〜君がいるから〜」が使用されている[30]。
2025年6月16日、マイケル・ジアッキーノが音楽を担当することが発表された[31]。ジアッキーノの楽曲は、2025年11月21日に映画のフルサウンドトラックの一部としてリリースされた[32]。
公開
『ズートピア2』は、2025年11月26日にウォルト・ディズニー・ピクチャーズによってアメリカで公開された[1]。
日本
日本では2025年12月5日に公開[3]。日本での公開発表にあわせて、2025年の巳年を象徴する新キャラクターであるヘビの「ゲイリー」を初めてフィーチャーした日本オリジナルビジュアルが公開された。また、ニックとジュディの新しいユニフォーム姿も披露された[2][33]。
2025年10月21日、国別としては唯一となる日本オリジナルポスターが公開され、クレジットカードのJCBやコンビニエンスストアのNewDaysとコラボレーションした看板もポスター内にて登場[34]。後にショッピングモールのイオンモールや雑貨店のロフト、タクシー配車アプリケーションのGO、衣料品店のユニクロ、シネマコンプレックスのTOHOシネマズ、レンタルビデオ店のTSUTAYA、ポータルサイトのYahoo! JAPANとのコラボレーション広告も披露された[35]。
公開当日の2025年12月5日には千葉県浦安市の東京ディズニーランドで公開記念の特別パレードが行われ、ジュディの日本語吹き替えを担当した上戸彩も参加した[36]。
興行成績
日本
2025年12月5日に公開され、初日興収4億1,223万円、動員27万8,185人を記録し、洋画アニメーションとして初日興行収入記録を打ち立てた[37]。その後12月7日までの公開3日間で興行収入18億9,106万円、動員131.3万人を記録し、実写も含めた洋画のオープニングで歴代2位となる[38]。
2026年1月3日までの公開30日間で国内動員数759万3060人、国内興行収入103億7,538万円を記録し、洋画アニメーション史上最速大台100億円を突破[39]。
1月27日までの公開54日間で国内動員数1000万人を突破[40]。
| 動員数 (万人) |
興行収入 (億円) |
出典・備考 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 週末 | 累計 | 週末 | 累計 | |||
| 1週目の週末 (2025年12月5日・6日・7日) |
1位 | 131.3 | 131.3 | 18.9 | 18.9 | [38] |
| 2週目の週末 (12月12日・13日・14日) |
116.1 | 301.5 | 16.2 | 42.8 | [41] | |
| 3週目の週末 (12月19日・20日・21日) |
85.4 | 433.6 | 11.6 | 61.0 | [42] | |
| 4週目の週末 (12月26日・27日・28日) |
85.2 | 586.* | 11.6 | 81.2 | [43] | |
| 5週目の週末 (2026年1月2日・3日・4日) |
76.6 | 784.5 | 10.6 | 107.2 | 公開30日間で興行収入100億円突破[39][44]。 | |
| 6週目の週末 (1月9日・10日・11日) |
46.3 | 6.5 | 120.2 | 1月12日(祝日)まで累計興収123.5億円、動員907.8万人。 | ||
| 7週目の週末 (1月16日・17日・18日) |
34.5 | 952.8 | 4.8 | 129.8 | ||
| 8週目の週末 (1月23日・24日・25日) |
30.3 | 995.7 | 4.2 | 135.7 | ||
| 9週目の週末 (1月30日・31日・2月1日) |
2位 | 27.7 | 1034.4 | 3.5 | 140.8 | 公開54日間で国内動員数1000万人を突破[40]。 国内で公開された洋画アニメの興収で歴代2位を記録[45][46]。 |
| 10週目の週末 (2月6日・7日・8日) |
3位 | 17.3 | 1060.3 | 2.6 | 144.5 | 日本歴代興収ランキングでトップ20入り。 |
| 11週目の週末 (2月13日・14日・15日) |
13.1 | 1091.5 | 1.9 | 148.8 | ||
| 12週目の週末 (2月20日・21日・22日) |
4位 | 1109.7 | 1.8 | 151.3 | 2月23日(祝日)まで累計興収152.3億円。 | |
| 13週目の週末 (2月27日・28日・3月1日) |
7位 | 1130.5 | 1.1 | 154.1 | ||
| 14週目の週末 (3月6日・7日・8日) |
8位 | 1139.3 | 0.8 | 155.2 | ||
| 15週目の週末 (3月13日・14日・15日) |
圏外 | 1170.1 | 155.7 | |||
| 16週目の週末 (3月20日・21日・22日) |
156.3 | |||||
| 17週目の週末 (3月27日・28日・29日) |
156.7 | |||||
| 18週目の週末 (4月3日・4日・5日) |
157.0 | |||||
| 19週目の週末 (4月10日・11日・12日) |
157.1 | |||||
| 20週目の週末 (4月17日・18日・19日) |
157.1 | |||||
中華人民共和国
2025年、中国大陸部での累計興行収入が20億元を突破して、中国映画史上の輸入アニメ映画の興行収入1位などの複数の記録を塗り替えた[47]。
受賞とノミネート
| 映画賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 第31回クリティクス・チョイス・アワード | アニメ映画賞 | ズートピア2 | ノミネート | [48][49] |
| 第83回ゴールデングローブ賞 | アニメ映画賞 | ズートピア2 | ノミネート | [50] |
| 興行成績賞 | ズートピア2 | ノミネート | ||
| 第29回オンライン映画批評家協会賞 | アニメ映画賞 | ズートピア2 | ノミネート | [51][52] |
| 第68回ブルーリボン賞 | 海外作品賞 | ズートピア2 | ノミネート | [53][54] |
| 第46回ロンドン映画批評家協会賞 | 長編アニメーション賞 | ズートピア2 | ノミネート | [55][56] |
| 第53回アニー賞 | 長編作品賞 | ズートピア2 | ノミネート | [57][58] |
| 長編FX賞 | リー・ジョイス・トン、Shamintha Kalamba Arachchi、Dimitre Berberov、クリス・カリニャン、クリスティアーナ・コヴォーネ | ノミネート | ||
| 長編キャラクターアニメーション賞 | トニー・スミード | ノミネート | ||
| 長編音楽賞 | シャキーラ、エド・シーラン、ブレイク・スラットキン、マイケル・ジアッチーノ | ノミネート | ||
| 長編美術賞 | コーリー・ロフティス、Limei Z. Hshieh | ノミネート | ||
| 長編ストーリーボード賞 | 鳥海ひかり | ノミネート | ||
| 長編脚本賞 | ジャレド・ブッシュ | ノミネート | ||
| 第79回英国アカデミー賞 | アニメ映画賞 | ズートピア2 | 受賞 | [59][60] |
| 児童&家族映画賞 | ズートピア2 | ノミネート | ||
| 第76回ACEエディ賞 | 長編アニメーション編集賞 | ジェレミー・ミルトン | ノミネート | [61][62] |
| 第37回全米製作者組合賞 | アニメ映画賞 | イヴェット・メリノ | ノミネート | [63][64] |
| 第62回映画音響協会賞 | アニメ映画部門 | ガブリエル・ガイ、デイヴィット・フラー、ウォーレン・ブラウン、ドク・カーン、リチャード・ドゥアルテ | ノミネート | [65] |
| 第98回アカデミー賞 | 長編アニメーション賞 | ズートピア2 | ノミネート | [66][67][68] |
| 第1回映画館大賞 | 映画館でこそ観るべき!アニメ映画部門 | ズートピア2 | 3位 | [69] |