スパイダーマン2

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スパイダーマン2』(Spider-Man 2)は、2004年アメリカ合衆国スーパーヒーロー映画である。

2002年に公開された『スパイダーマン』の続編。サム・ライミ監督版スパイダーマン三部作の第2作目となる。最先端のVFXが高く評価され、第77回アカデミー賞において視覚効果賞を受賞した[3]

グリーン・ゴブリンとの死闘から2年。ピーター・パーカーはスパイダーマンとして日夜悪と闘いながら大学にも通っていた。しかしスーパーヒーロー稼業の忙しさゆえに大学(コロンビア大学で物理学専攻)は落第寸前。せっかく見つけたピザ屋のバイトもクビになってしまった。そんな中ピーターは、メイおばさんが開いてくれた誕生パーティーでMJ(メリー・ジェーン・ワトソン)とハリー・オズボーンに久々の再会を果たす。しかしグリーン・ゴブリンの一件以来MJ(メリー・ジェーン・ワトソン)との距離は広がり、ハリーともどこかぎこちなくなっていた。

ある日、ピーターはハリーの紹介で尊敬する科学者オットー・オクタビアスと出会う。ハリーは父ノーマン亡き後、オズコープ社の社運を賭けた核融合プロジェクトを仕切っており、その中心人物がオクタビアスだったのだ。愛妻家で温厚な心優しいオクタビアスはピーターを好意的に迎え入れ、科学に寄せる情熱を力説した。妻ロージーとも仲むつまじいオクタビアスは、ピーターにとってまさに理想の存在だった。

翌日。オクタビアスが観衆の前で核融合のデモンストレーションを行う日がやってきた。オクタビアスは脊髄に人工知能を搭載した金属製の人工アーム(ロボットアーム)を直結し、その人工アーム(ロボットアーム)で人間の入り得ない状況下での実験を披露するという。実験は順調に進んでいったが、実験装置に過負荷がかかり、強力な磁場が発生した。会場は粉々に破壊され、観衆はパニックに。その場に居合わせたピーターがスパイダーマンとして活躍し、最悪の事態は免れたが、ロージーは命を落とし、オクタビアスも事故に巻き込まれ、人工アーム(ロボットアーム)の人工知能を制御していた制御チップを失ってしまう。その直後に意識不明となり病院に運ばれ手術を受けるが、制御チップを失った事で人工アーム(ロボットアーム)の人工知能が凶悪化。オクタビアスが気を失っている間に医師達を虐殺し逃亡してしまう。その後、思考を凶悪な人工アーム(ロボットアーム)に完全支配されたオクタビアスは「ドクター・オクトパス」と化し、実験装置の再建をもくろみ資金調達のため銀行を襲撃する。

一方、スーパーヒーローとしての使命に迷いが生じていたピーターは超人的な力が消え始める。苦悩の末、ピーターは遂にスパイダーマンを引退することを決意する。

登場人物

ピーター・パーカー / スパイダーマン
演 - トビー・マグワイア
主人公。今作では大学生。スーパーヒーローとしては相変わらず人気者。しかしスーパーヒーロー活動の激務で勉学が疎かになり落第寸前。バイトであるピザ屋にも支障が出ている。これらによる多大なストレスからクモ糸を出す能力が思うように発揮できない状態になり、スーパーヒーローをやめる決意をする。しかしメイに自分の過去の過ちを打ち明け悩みは払拭できたことで自分の使命を自覚し、迷いを捨てたことでクモ糸を出す能力を取り戻し、改めてスーパーヒーローとして生きることを決意する。ただし通行列車または電車でのドクター・オクトパスとの戦いで乗客たちに素顔を見られてしまう。
メリー・ジェーン・ワトソン
演 - キルスティン・ダンスト
ヒロイン。女優として活躍している。繊細で自分が出演している劇をピーターが見ていないことに傷ついていたが、後に見に来た時には喜んでいた。
ハリー・オズボーン
演 - ジェームズ・フランコ
ピーターとメリーの親友。父を殺したスパイダーマンを憎んでいる。(実際は殺していない。)ピーターがスパイダーマンの写真をいつも間近で撮っていることからスパイダーマンの正体を知っていると勘ぐっている。そして、ついにスパイダーマンの正体がピーターであることを知ってしまう。ラストである終盤では亡霊として現れたグリーン・ゴブリンに復讐を唆され、グリーン・ゴブリンのスーツを見つけてしまう。
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス
演 - アルフレッド・モリーナ
良き愛妻家で温厚な心優しい科学者。知性は「特権」ではなく「授かり物」であり、人類の為に使うべきだと考えている。ピーターからも尊敬を受け、ハリーにも能力を見込んで出資している。偉人にも詳しい。高度な人工知能を搭載した4本の人工アーム(ロボットアーム)を開発し、背中に装着したが、トリチウムを使った核融合の公開実験にて、あまりのエネルギーに磁場が発生し、事故を起こしてしまう。スパイダーマンの救出により一命は取りとめたが、妻が亡くなってしまう。更にはアームを制御していたチップが壊れてしまい、凶悪化した人工アーム(ロボットアーム)の人工知能に精神を支配され、ドクター・オクトパスとなってしまう。実験の成功しか考えられなくなったドクター・オクトパスは、必要な資金を調達するために銀行強盗を行った。スパイダーマンとは幾度も戦い、最終決戦に挑むがスパイダーマンの正体であるピーターの説得により一時的に正気を取り戻し、最期は実験場を破壊するため、自ら犠牲となり死亡した。
ロージー・オクタビアス
演 - ドナ・マーフィー
オットーの良き妻。英文学を専攻していた。夫の起こしてしまった事故の衝撃でガラスの破片を浴びてしまい、死亡する。
アジズ
演 - アーシフ・マンドヴィ
ピーターが働いていたピザ屋の店長。ピーターのことは(スーパーヒーロー活動で)仕事が遅れることから呆れているが「イイ奴」なのは認めている。29分以内の配達をモットーにしている。ピーターのあまりの配達の遅刻癖にピーターを解雇した。
Dr.カーティス(カート)・コナーズ
演 - ディラン・ベイカー
大学教授。学業が疎かになっているピーターを心配している。
メイ・パーカー
演 - ローズマリー・ハリス
ピーターの伯父の妻。ピーターとともに銀行に来た際にドクター・オクトパスが起こした強盗事件に巻き込まれる。
ジョン・ジェイムソン
演 - ダニエル・ギリーズ
大尉。メリーと婚約する。しかし、ラストである終盤でメリーがピーターへの愛を思い出したことで婚約を破棄される。
Mr.ディコヴィッチ
演 - エリヤ・バスキン
ピーターが住むアパートの大家。
J・ジョナ・ジェイムソン
演 - J・K・シモンズ
新聞社の重役。人工アーム(ロボットアーム)をもって暴走したことからオットーをドクター・オクトパスと名付けた。
ホフマン
演 - テッド・ライミ
J・ジョナ・ジェイムソンの部下。
ベティ・ブラント
演 - エリザベス・バンクス
新聞社の人間。
ジャックス
演 - ジョエル・マクヘイル
銀行の融資係。ドクター・オクトパスが起こした銀行強盗に巻き込まれる。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ピーター・パーカー / スパイダーマントビー・マグワイア猪野学
メリー・ジェーン・ワトソンキルスティン・ダンスト岡寛恵[4]
ハリー・オズボーンジェームズ・フランコ鉄野正豊
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパスアルフレッド・モリーナ銀河万丈[5]
メイ・パーカーローズマリー・ハリス谷育子[6]
ロージー・オクタビアスドナ・マーフィー高島雅羅
J・ジョナ・ジェイムソンJ・K・シモンズ立川三貴[7]
ジョン・ジェイムソンダニエル・ギリーズ石川禅[8]
Dr.カーティス(カート)・コナーズディラン・ベイカー原康義[9]
ジョセフ・"ロビー"・ロバートソンビル・ナン石住昭彦
ベティ・ブラントエリザベス・バンクス本田貴子
ホフマンテッド・ライミ飛田展男
ベン・パーカークリフ・ロバートソン勝部演之
ノーマン・オズボーン
グリーン・ゴブリン
ウィレム・デフォー山路和弘[10]
スノーティ・アッシャーブルース・キャンベル江原正士
レイモンドダニエル・デイ・キム宮内敦士
Mr.ディコヴィッチエリヤ・バスキン池田勝
アースラ・ディコヴィッチマゲイナ・トーヴァ小林沙苗
アジズ氏アーシフ・マンドヴィ水島裕
銀行の融資係ジャックスジョエル・マクヘイル多田野曜平
瓦礫を避ける路上の男スタン・リー
レセプショニスト エミリー・デシャネル
その他立石凉子
阿部桐子
沢海陽子
大久保祥太郎
藤井ゆりあ
船木真人
小森創介[11]
小野隆世
上村祐翔
林智恵
魚建
泉久実子
泉裕子
楠大典
青山桐子
柚木麻友子
清水明彦
金尾哲夫
小林良也
永田博丈[12]
滝沢ロコ
海鋒拓也
村上想太
LiLiCo[13][14]
DC版追加キャスト湯屋敦子
原田晃
中村浩太郎
大森はじめ
森夏姫
演出岩見純一
翻訳松崎広幸
調整菊池悟史
武田将仁
録音スタジオACスタジオ
制作ACクリエイト[15]

スタッフ

映像ソフト

2004年12月3日にメイキングシーン等が収録されている特典DISCが付属したデラックス・コレクターズ・エディションが発売。2005年4月13日2014年8月22日には単体版が発売。

2007年10月17日には『1』と『3』の本作がセットになった、期間限定のDVD・Blu-rayトリロジーBOXが発売された。

2007年3月28日には続編『スパイダーマン3』の公開に併せて、本作に約8分間の未公開映像を追加したディレクターズ・カット版『スパイダーマン2.1』がDVD『スパイダーマン2プラス1 エクステンデッド・エディション』として発売された。後に上記、2017年発売のトリロジーBlu-rayBOX内の『2』に本作が収録されており、2014年にはBlu-ray単体版も発売されている。

主題歌

地上波放送履歴

ゲーム版

アメリカ合衆国では2004年6月28日にPS2・GBA・GC・Xbox・PC(Windows)版が発売された。後に、DS・PSPでも発売。日本では2004年9月30日にPS2版、2005年1月6日にDS版、2006年10月31日にPSP版がタイトーから発売された。前作とは違い、吹き替えはなし。

映画「スパイダーマン2」に登場する人物
映画には登場しない人物

関連項目

脚注

外部リンク

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