ダブルハートボンド
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| ダブルハートボンド | |||||||||
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第15回みやこステークス表彰式 (2025年11月9日) | |||||||||
| 欧字表記 | W Heart Bond[1] | ||||||||
| 品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
| 性別 | 牝[1] | ||||||||
| 毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||
| 生誕 | 2021年2月3日(5歳)[1] | ||||||||
| 父 | キズナ[1] | ||||||||
| 母 | パーシステントリー[1] | ||||||||
| 母の父 | Smoke Glacken(英語版)[1] | ||||||||
| 生国 |
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| 生産者 | ノーザンファーム[1] | ||||||||
| 馬主 | (有)シルクレーシング[1] | ||||||||
| 調教師 | 大久保龍志(栗東)[1] | ||||||||
| 調教助手 |
谷口辰夫[2] 八木英成[3] | ||||||||
| 厩務員 | 平子晃[4] | ||||||||
| 競走成績 | |||||||||
| 生涯成績 |
9戦7勝[1] 中央:8戦7勝 地方:1戦0勝 | ||||||||
| 獲得賞金 |
2億8359万2000円[1] 中央:2億7274万2000円 地方:1085万円 (2026年2月22日現在) | ||||||||
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ダブルハートボンド(欧字名:W Heart Bond、2021年2月3日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2025年のチャンピオンズカップ、みやこステークス。
馬名の意味は、二つの+愛情をつなぐ。父名、本馬の馬体より連想[5]。

デビュー前
2021年2月3日、北海道安平町・ノーザンファームにて誕生。2022年、募集馬名「パーシステントリーの21」として、予定厩舎は大久保龍志、募集総額4000万円(1口出資額8万円)で、シルクレーシングによって募集された[6]。育成を行うノーザンファーム空港牧場の菅原洸厩舎長は「冬は無理せずに成長を促してきました。暖かくなって良くなってきていますね。徐々にペースアップしていこうと思っています。走りが軽くてきれい。軽い芝で良さが生きそうですね。瞬発力があるし、操縦性がすごく高い。(距離の)守備範囲は広そうです。まだ幼いですが、クラシックに行ってほしいと思わせてくれます。7月~8月に送り出せれば。まだこれから良くなる馬です」とコメントを残した[7]。
3歳(2024年)
8月18日、中京競馬場第2レースの3歳未勝利戦(ダート1800m)で、坂井瑠星を鞍上にデビューした。道中は2番手に付け、先頭のスピークイージーを追う。4コーナーで先頭に立つと、直線で後続を突き放し、悠々とデビュー勝ちを飾る[8][9]。次走の3歳上1勝クラスでは、単勝オッズ1.1倍の1番人気と圧倒的な人気に推されていた。道中は好スタートを切り、序盤からハナを進む。4コーナーで他馬を一気に突き放すと、直線でも後続を寄せ付けず2連勝を飾った。2着馬のヒヒーンに約2秒差をつける圧勝だった[10]。しかしレース後、左前第三手根骨の骨折が判明し、残りは休養に当てることとなった[11][12]。
4歳(2025年)
条件戦 〜 オープン勝ち
休養明けのレースとして選択したのが、2勝クラス・恵那特別。大外枠から一気に前目に付け、テーオールビーとミヤジレガリアを追う。直線ではミヤジレガリアとの競り合いとなるがそれを制すると、そのまま突き放し3連勝となった[13]。鞍上の坂井は「能力が抜けていますので、スムーズなレースで力通りの内容でした。無事に行けばこの先も楽しみです」と期待を寄せた[14]。管理する大久保も「スタートをパッと決めてくれて、安心して見られました。クラスが上がるとそんなに簡単ではないと思いますが、またいい状態で送り出したい。もともと速いところではいいフォームで走っていた馬ですし、そこを邪魔しないように成長させていきたいです」と意気込んだ[15]。
次走に選択したのは3勝クラス・舞鶴ステークス。道中は2番手に位置付けると、先頭のバスタードサフランを見ながら追走。残り200m付近で先頭に立つと、後続を寄せ付けず4連勝。見事オープン入りを果たした[16][17]。騎乗した坂井は「いつもいい状態で持って来てもらっていますし、この馬のリズムで運べました。いいメンバーでしたが、その中で力でねじ伏せた感じです。無事ならこの先楽しみです」と期待を寄せると同時に、元々問題を抱えている本馬の体質を心配するコメントも寄せた[18]。
次走の三宮ステークスでは、逃げるレアンダーをマークし2番手に付ける。直線に入ると鞍上の鞭に反応して加速し、先頭へ。後続から急追してきたヴァンヤールに迫られたものの、クビ差で押し切り破竹の5連勝でオープン初勝利を飾る[19][20]。坂井は「いつもいい状態で持ってきてもらって、今日は行く馬を行かせてそれを見る位置でレースを進めました。さすがに昇級戦で牡馬が相手では最後に苦しくなりましたが、それでも勝ち切るあたりがこの馬の強さ。もうひとつ上のステージでも頑張ってくれると思います」と本馬を讃えた[21]。
ブリーダーズゴールドカップ
陣営は次走に初重賞挑戦・ナイトレースの舞台として、ブリーダーズゴールドカップへの参戦を発表[22]。単勝オッズはこのレース前までに9戦8勝で、重賞3勝の実績を持つオーサムリザルトに1番人気を譲り、3.2倍の2番人気で本番を迎えた[23]。道中はオーサムリザルトにぴったりとマークされつつもハナに立ち、馬群を引っ張る展開へ。そのまま直前まで引き連れて先頭に立っていたが、後方から猛追してきたライオットガールに交わされてしまい2着[24]。連勝は5でストップしてしまった。坂井は「初めてのナイターも白い砂も全然問題なかったです。楽なペースでリズム良くは行けていました。勝ち馬の決め手が上でした」とコメントを残した[25]。
みやこステークス
次走にはJBCレディスクラシックを選択していたが、賞金面により除外となってしまったため[26]、みやこステークスを選択した[27]。人気は僚馬のアウトレンジに譲り、2番人気で迎えた。序盤は鞍上がグングン押して行き、レヴォントゥレットとの先頭争いへ。2コーナーでは2番手に落ち着き追走する。3コーナーで先頭に立つと、直線でも後続をそのまま突き放す。後方からやってきたサイモンザナドゥには迫られたが、最後は押し切り重賞初制覇を飾った[28]。そして、コースレコード・JRAレコードでの勝利となった他、牝馬として初のみやこステークス制覇にもなった[29]。鞍上の坂井は「今日の馬場傾向的に、レコードが出ると思っていました。あのペースでも唸っていくような手応えで、とても強い内容だったと思います。特に(レースプランは)決めつけず、行く馬がいたら行かせるつもりでした。この馬に乗るときはいつも、この馬のリズム重視で運んでいます。いつも、(直線に向いて)ひと踏ん張りしてくれるので、今日も凌いでくれると思っていました。この馬は、デビュー前から高い素質を持っていましたが、順調に使えず、ここまで時間がかかりました。厩舎の皆さんや、牧場の皆さん、特に厩舎の谷口調教助手とはずっと二人三脚で携わってきたので、勝つことができて本当に嬉しいです。まずは、これだけの時計で走りましたので、(この先については)レース後の馬次第ですが、今日は牡馬相手に重賞を勝てましたし、次も楽しみです」と感謝と共に、将来を嘱望した[30]。今後は優先出走権を獲得したチャンピオンズカップへの出走を検討した[31]。
チャンピオンズカップ
次走には、予定通りチャンピオンズカップを選択[32]。ジャパンダートクラシック勝ち馬・ナルカミや、マイルチャンピオンシップ南部杯勝ち馬・ウィルソンテソーロに続く3番人気での出走となった。好スタートを切ると、シックスペンスとウィリアムバローズに先頭を譲り、3番手で追走。直線で先頭の2頭を交わすと、内側に進路を変えたウィルソンテソーロとの接戦をハナ差制し、G1初制覇を飾った[33]。牝馬による制覇は2015年のサンビスタ以来、2頭目の快挙となった[34]。鞍上の坂井は2023年・2024年に連覇を達成したレモンポップにも騎乗しており、騎手としては三連覇となった[35]。レース後、坂井は「牝馬でここまで走るのは素晴らしいのひと言です。1歩1歩ステップアップして、GIにたどり着くだけでもすごいことですし、勝つことができてうれしいです。僕の3連覇より、この馬がGI馬になれたことと、牧場や厩舎の頑張りを結果で出せてうれしいです」と本馬を絶賛した[36]。
5歳(2026年)
フェブラリーステークス
チャンピオンズカップを優勝し、サウジカップの優先出走権を獲得したが辞退。2月22日に東京競馬場で行われるフェブラリーステークスへの参戦を決定した[37]。単勝オッズ3.0倍の1番人気で本番を迎えた。五分のスタートを切ると、先行策を取り外目から追走し、2023年の覇者・ペプチドナイルや重賞初制覇を狙うオメガギネスらをマーク。直線に入ると伸びを欠き、一時は後続に交わされてしまう。しかしそこから盛り返したものの、後方から来たコスタノヴァとウィルソンテソーロに交わされてしまい、3着に敗れた[38]。騎乗した坂井は「いつも通り状態は良さそうでした。初めての芝スタートでうまく進まずモタモタするところがありましたし、勝負どころで少し戸惑うようなところもありました。それでも強い勝ち馬に食らいついて、改めて力があると感じました」と振り返った[39]。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ[40]およびnetkeiba.com[41]に基づく。
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 | 枠 番 | 馬 番 | オッズ (人気) | 着順 | タイム (上り3F) | 着差 | 騎手 | 斤量 [kg] | 1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024.8.18 | 中京 | 3歳未勝利 | ダ1800m(良) | 13 | 5 | 6 | 7.4(4人) | 1着 | 1:53.2(37.3) | -1.0 | 坂井瑠星 | 55 | (ポップスター) | 476 | |
| 9.8 | 中京 | 3歳上1勝クラス | ダ1800m(良) | 10 | 2 | 2 | 1.1(1人) | 1着 | 1:51.2(36.7) | -1.9 | 坂井瑠星 | 53 | (ヒヒーン) | 472 | |
| 2025.1.11 | 中京 | 恵那特別 | 2勝 | ダ1800m(良) | 16 | 8 | 16 | 1.3(1人) | 1着 | 1:52.6(36.9) | -0.5 | 坂井瑠星 | 55 | (ミヤジレガリア) | 478 |
| 2.1 | 京都 | 舞鶴S | 3勝 | ダ1800m(良) | 12 | 5 | 6 | 1.6(1人) | 1着 | 1:52.2(36.9) | -0.6 | 坂井瑠星 | 55 | (ネバーモア) | 476 |
| 6.14 | 阪神 | 三宮S | OP | ダ1800m(重) | 12 | 8 | 12 | 1.8(1人) | 1着 | 1:50.0(37.6) | 0.0 | 坂井瑠星 | 54 | (ヴァンヤール) | 472 |
| 8.28 | 門別 | ブリーダーズGC | JpnIII | ダ2000m(良) | 9 | 1 | 1 | 3.2(2人) | 2着 | 2:07.0(40.7) | 0.3 | 坂井瑠星 | 55 | ライオットガール | 476 |
| 11.9 | 京都 | みやこS | GIII | ダ1800m(不) | 15 | 7 | 12 | 6.0(2人) | 1着 | R1:47.5(36.2) | 0.0 | 坂井瑠星 | 55 | (サイモンザナドゥ) | 476 |
| 12.7 | 中京 | チャンピオンズC | GI | ダ1800m(良) | 16 | 1 | 2 | 7.3(3人) | 1着 | 1:50.2(37.1) | 0.0 | 坂井瑠星 | 56 | (ウィルソンテソーロ) | 474 |
| 2026.2.22 | 東京 | フェブラリーS | GI | ダ1600m(良) | 16 | 5 | 9 | 3.0(1人) | 3着 | 1:35.6(36.0) | 0.2 | 坂井瑠星 | 56 | コスタノヴァ | 476 |
- タイム欄のRはレコード勝ちを示す
- 競走成績は2026年2月22日現在