ドミニコ会聖人の奇跡

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製作年1763年
寸法139 cm × 189 cm (55 in × 74 in)
『ドミニコ会聖人の奇跡』
ドイツ語: Wunder eines Dominikanerheiligen
英語: Miracle of a Dominican Saint
作者フランチェスコ・グアルディ
製作年1763年
種類キャンバス上に油彩
寸法139 cm × 189 cm (55 in × 74 in)
所蔵美術史美術館ウィーン

ドミニコ会聖人の奇跡』(ドミニコかいせいじんのきせき、: Wunder eines Dominikanerheiligen: Miracle of a Dominican Saint)は、18世紀イタリアの画家フランチェスコ・グアルディが1763年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。現在、ウィーン美術史美術館に所蔵されている[1]

絵画はヴェネツィアムラーノ島にある殉教者聖ペテロ教会英語版礼拝堂のために制作され、1807年までその礼拝堂にあった。1825年からはヴェネツィアの福音記者聖ヨハネ教会英語版に所蔵された。その後、ヴェネツィアのダニエーレ・ポラッコ (Daniele Polacco) に、次いでブダペストのアンドラッシー (Andrássy) 伯爵に所有されている。1931年には、ウィーンの美術史美術館が美術館友の会の援助で購入し、以来、同美術館に所蔵されている[1][2]

画家

カナレット『ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿のヴェドゥータ』 (1750年代)、ウフィツィ美術館フィレンツェ

グアルディは、1735年から1743年にかけて都市景観画 (ヴェドゥータ) のミケーレ・マリエスキ英語版の下で修業を積み、1760年に兄のジャン・アントニオが死去すると、もっぱらヴェネツィアの景観画を描くようになった。彼は束の間、15歳年上であったカナレットを手本にし、カナレットの死後はヴェネツィアの景観画の後継者となった[3]。しかし、グアルディが重視したのはカナレットのような精密さではなく、光に満ちたヴェネツィアの雰囲気であった。彼は印象派風の自由な筆致によってカナレットの地誌的な風景画の限界を破り、主観的なものの見方や感じ方を導入することで近代風景画の先駆者の1人となっている[4]

作品

アレッサンドロ・マニャスコ羊飼いのいる風景』 (1718-1725年ごろ)、国立西洋美術館東京

本作は、ドミニコ会聖人が起こしたとされる奇跡の1つを描いている。この聖人は、おそらく聖ヒュアキントス英語版、すなわちゴンサーロ・デ・アマランテ英語版、本名ヤセク・オルドヴォンジュ (Jacek Odrovonzh, 1183/85–1257年) である。彼は、ドニエプル川の洪水の際に瓦解した橋から落ちた修道士たちを救うことができた。アレッサンドロ・マニャスコに影響を受けたと思われる、ほとんど印象派的な様式を用い、グアルディは力強い筆致で人物たちと簡素な風景を描いている。彼のヴェドゥータに見られるのと同様に、グアルディは正確さを放棄し、時間と空間を超越した絵画を創造している。人物たちは肉体を失い、ほのかに揺らいでいるように見える。空と水面は一体となり、その一体感のために、画面は無限の空間であるという印象を与えている[2]

脚注

参考文献

外部リンク

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