ハム、卵と器のある静物
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| スペイン語: Bodegón con jamón, huevos y recipientes 英語: Still Life with Ham, Eggs and Vessels | |
| 作者 | ルイス・メレンデス |
|---|---|
| 製作年 | 1751-1775年 |
| 種類 | キャンバスに油彩 |
| 寸法 | 49 cm × 37 cm (19 in × 15 in) |
| 所蔵 | プラド美術館、マドリード |
『ハム、卵と器のある静物』(ハム、たまごとうつわのあるせいぶつ、西: Bodegón con jamón, huevos y recipientes, 英: Still Life with Ham, Eggs and Vessels)は、18世紀スペインの静物画家ルイス・メレンデスが1751-1775年に[1]キャンバス上に油彩で制作した絵画である。アランフエス王宮にあったスペイン王室のコレクションに由来し[2] 、現在、マドリードのプラド美術館に所蔵されている[2]。

本作は、カルロス4世が王太子時代に自然史展示室を装飾するためにメレンデスに委嘱した44点の静物画 (ほとんどがプラド美術館蔵) のうちの1点である[2][3]。メレンデスは、彼の一連の静物画を「スペインの風土から産出される各食物の図」と定義した[3]が、これらの静物画は自然史の史料というよりは画家の観察力と技巧を示しており、確立されたスペイン静物画の伝統を反映している[3]。実際、メレンデスは簡素な構図と自然主義の厳格な様式を駆使しており、フアン・サンチェス・コターンやフランシスコ・デ・スルバランらの後継者と考えられている[3]。
本作は、木のテーブル上にモティーフを幾何学的に配置している。描かれているのは、タラベーラ・デ・ラ・レイナで製作された、大きな茶色の陶器の水差しで、その上には、スプーンが載せられている白い陶器片 (tejoleta) が被せられている。水差しの後ろには、金属の蓋が載せられている器が見える。えんじ色をして、白い脂肪が含まれた大きな燻製ハムが白く輝く2つの卵とともに前景に表されている。卵の後ろには、小さな金属のフライパンが銀色の反射を見せて光っている。黄金色のパンが水差しの右横の影の中に見える。メレンデスが形態を強調する光の用い方は、研究者のフアン・ホセ・ルナ・フェルナンデス (Juan José Luna Fernández) によれば、メレンデスが比較されてきたジャン・シメオン・シャルダンとはやや異なり、ポール・セザンヌを予告する[4]。