マリィ (ポケットモンスター)
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| マリィ | |
|---|---|
| 『ポケットモンスター』のキャラクター | |
| 初登場 | ポケットモンスター ソード・シールド(2019年) |
| デザイナー | 大村祐介[1] |
| 声 | #担当声優を参照 |
| 詳細情報 | |
| 性別 | 女 |
| 肩書き |
ポケモントレーナー ジムリーダー |
| 所属 | スパイクタウンジム |
| 家族 | ネズ(兄) |
| 出身 | スパイクタウン(ガラル地方) |
マリィは、任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』に登場する架空の人物。
各国の日本国外名
人物

『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下『ソード・シールド』)の登場人物[4]。ホップやビートとともに登場するライバルキャラクターの1人[5]。主人公(プレイヤー)や他のライバルとともにポケモンチャンピオンを目指し競い合う同士である[6]。旅の途中で幾度か遭遇し、彼女とのポケモンバトルが何度か行われる[3]。
ガラル地方のスパイクタウン出身。年齢[注 3]、身長[注 4]は未公表。
普段の一人称は「あたし」、稀に「マリィ」。家族は兄のネズ、相棒のモルペコがいる。
性格・特徴
冷静沈着な性格でありながら礼儀正しく[8]、会話の際、たまに博多弁(ガラル訛り)が入る[9][注 5]。ゲーム中の出来事を通して、ほとんど表情を変えず、激昂している時でさえ、表情を変えることはない[8]。しかし笑うことが苦手なため[13]、親しみやすい印象を与えようと[2]、指で口角を上げ[14]、笑顔の作り方を練習している[15]。
容姿は、生え際に剃り込みが入った黒髪を[16]、角と深紅のリボンでツインテールにまとめた[17]、独特な髪型が特徴。衣装は、ピンクのレースをあしらったドレスに、黒のスタッズ付きのレザージャケットとブーツを合わせたゴシックなパンク・ファッションに身を包んでいる[16]。なお、マリィのキャラクターデザインはゲームフリーク(当時)の大村祐介が担当した[1]。
戦闘スタイルは、キョダイマックスを得意とするあくタイプポケモンの使い手[18]。手持ちポケモンは、あくタイプで固められて[3][注 6]、モルペコ以外をダークボールに収納している[15]。ポケモンバトル時にダークボールをリリースするマリィのフォームについて、インサイドゲームスのライター、サワディ大塚は、元プロ野球選手・村田兆治の投球フォーム「マサカリ投法」を彷彿とさせると述べている[19]。
夢は、寂れてしまった故郷のスパイクタウンを復興させること[2]。スパイクタウンにはダイマックスに必要なパワースポットが存在しないため人気がなく[20]、自分がポケモンチャンピオンになって有名になれば町おこしになると考えている[8]。
ジムチャレンジに出場するときのユニフォームに振られた「960」の背番号は[3]、「苦労」または「黒」を掛けた語呂合わせが示唆されている[8]。
『ソード・シールド』のトレーラー[21]にも使用されているマリィの戦闘BGM「戦闘!マリィ」は、彼女独特のパンクスタイルを表現したキャッチーなロックチューンに仕上げられている[3]。
対人関係
馴れ合いを好まず、バトル以外は基本的に人付き合いを避けていて[8]、主人公以外の他のライバルキャラクターとの絡みは少ない。ホップとの絡みは多少存在するも、ビートとの絡みはほぼ皆無であるが隣席して観戦する描写がある。
実兄のネズは、スパイクタウンジムのジムリーダーで、マリィ同様あくタイプの使い手[18]。マリィは、「アニキ」と呼んで慕っている。ミュージシャン(シンガーソングライター)の傍らジムリーダーを務めてきたが[22]、スパイクタウンが人気のないことに責任を受け止め[20]、妹の方がポケモントレーナーとして優れていると感じて[2]、マリィにジムリーダーの地位を継いでほしいと伝える[22]。マリィは一旦この申し出を断るが[23]、メインストーリークリア(殿堂入り)後、ネズが引退すると、マリィが代わりにジムリーダーに就任した[24]。ちなみにこの兄妹は、あくタイプに特化したシリーズ初のジムリーダーである[25]。
相棒のモルペコは、マリィが5歳の時、ネズが捕獲して贈った、初めての手持ちポケモン[2]。それ以前のマリィは泣き虫であったが、モルペコが来て以来明るくなった[8]。常にマリィと同伴しモンスターボールから出したままにしておくことから、サトシとピカチュウの関係のように、仲間として大切に扱っている[2][8]。
エール団は、スパイクタウンジムのトレーナーで構成される[26]、マリィの応援団である[27]。マリィのことを「お嬢」と崇める[28]。マリィをチャンピオンにするために、対戦相手のバトルを妨害するなど各地で迷惑行為を働いている[29]。マリィはエール団の応援には感謝しているが[27]、彼らの迷惑行為が自分を勝たせるため(エール団もマリィがチャンピオンになれば町おこしになると考えている)の不正行為とは知らなかった[16]。後にマリィの知ることになると「そんな勝ち方をしたくない」と彼らを喝破する[30]。以降エール団は、プレイヤーを応援したり協力的になる[20][23]。Eurogamerのライター、クリス・タプセルは、エール団のモデルがイギリスのフーリガンなのかを伺ったところ、ソード・シールドディレクターの大森滋は、日本のアイドルを取り巻く熱狂的ファン(厄介ファン)をベースにしているとのこと[10]。
ゲーム内での登場
序盤、エンジンシティでプレイヤーに遭遇、騒ぎを起こしたエール団の行動を謝罪する[23]。スパイクタウンでエール団がマリィを不戦勝させる目論みを知ると、彼らを一喝[30]。場を収めに現れたネズよりジムリーダーを託すことを伝えられるが、マリィはチャンピオンになる目標を追求するため、その申し出を断る[23]。そして、セミファイナルトーナメントの最初の相手として、プレイヤーと対戦[27]。その後、ローズ委員長の暴挙を食い止めるため、ホップ、ネズ、エール団とともにプレイヤーを支援する[23]。殿堂入り後、故郷のスパイクタウンのジムリーダーに就任。1日1回、マリィと対戦が行えるようになり[2]、勝利してレアリーグカードを入手すると[31]、マリィをトーナメントに招待できる[32]。また、ホテルスボミーインの客室を訪れると[33]、笑顔の練習をするマリィと鉢合わせる[15]。
2020年1月10日より配信された有料DLC「鎧の孤島」「冠の雪原」では、プレイヤーのアバターをマリィに着せ替えられるアイテムが含まれている[34]。
評価
マリィは発売前から話題となって注目を集めたキャラクターであるが[33]、実際にプレイするとかなり見た目と性格に乖離があることが言及されている[13]。
TheGamerのライター、マーク・サミュートはマリィが普通のトレーナーよりもエッジの効いたキャラクターになるかと思われたが、彼女のシンプルなストーリー展開かつ最初から完成されたキャラクターであり、せいぜいゲーム終盤で少し社交的になる程度だったと指摘し、その特徴は、故郷のスパイクタウンで錦を飾りたいという強い思いと、兄のネズに代わってジムリーダーを務めることへの抵抗感から生まれていると述べる[33]。 同じくTheGamerのライター、キム・デイリーはマリィの強い決意と戦略を取り入れることで、兄妹は互いに完璧にバランスを取り合っているという[16]。
テレビアニメ『ポケットモンスター テレビアニメ第7シリーズ』の監督、大和田淳は『spoon.2Di』vol.82のインタビューにて、「自分を押し殺して頑張りすぎる子で、故郷のためにという使命を自分に課してそれに耐えている。勝利しなければいけないと重荷を背負い過ぎていて、その健気さがマリィの魅力と思う」と答えている[35]。
Siliconeraのライター、ジェニ・ラダはマリィが以前のポケモンゲームならエール団を利用して悪役として描かれていた可能性もあったと意見を述べる。しかし、本作ではマリィは誠実な選手でありエール団の妨害行為を非難するなど、良きライバルであることの証明と主張している[30]。
GamesRadar+のライター、マヒン・ケソーレは 『ポケモン剣盾』のライバルトリオの出来栄えを高く評価し、それぞれが補完し合う存在として評価した[6]。ライバルトリオに対する評価は、前述のサミュートも論及し、ストーリー全体への影響は少ないかもしれないが、マリィこそがゲーム中最高のライバルと言えると評した[33]。
その他の登場作品
- ゲーム
- アニメ
- 『Pokémon Evolutions』
- 第1話「ザ・チャンピオン」でセリフは無いが、ビートと隣席してモルペコと共にマサル対ダンデのチャンピオン戦を観戦している。
- 『ポケットモンスター テレビアニメ第7シリーズ』
- 第99話「スパイクタウンのマリィ!」に登場[37]。声優は小倉唯[37][注 7]。町おこしのためポケモンワールドチャンピオンシップスにエントリーし(登場時でのランクは29位)、シュートスタジアムにてサトシを待ち受ける。しかし、サトシはエール団の偽情報により遅刻し彼らのヤジを浴びる。この時マリィが「しぇからしか!」とエール団を一喝。混乱のなか現れたネズの檄でようやく試合が始められた。そして試合に敗れはしたものの、このバトルに熱狂した観客がスパイクタウンへの訪問希望で盛り上がり町おこしが成功。ネズに促されエール団及び、バトルを受けたサトシへの感謝を例の笑顔で応えた。
- 第129話ではネズ、モルペコ、エール団とともにサトシ対ダンテのマスターズトーナメント・ファイナルをテレビ観戦している。
- 漫画
- 『ポケットモンスターSPECIAL ソード・シールド』
- →詳細は「ポケットモンスターSPECIALの登場人物 § ガラル地方_2」を参照
- MV
- 『GOTCHA!』
- BUMP OF CHICKENのコラボレーションMV『GOTCHA!』後半にてホップやビートとともに登場。モルペコに無理やり口角をアッパーされ、微妙であるが笑うことに成功しているように描かれている[13]。
担当声優
- 田村ゆかり[9] - 『ポケモンマスターズ EX』
- クリスティーナ・ヴァレンズエラ - 『ポケモンマスターズ EX』(英語版)
- 石川由依[36] - 『薄明の翼』
- ドーン・M・ベネット - 『薄明の翼』(英語版)
- 小倉唯[37] - テレビアニメ版
- ヘイデン・ダヴィオー - テレビアニメ版(英語版)