イーブイ
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4足歩行型の小動物ポケモン。肉球は前肢に2つ、後肢に4つある。黒い瞳の大きな目にウサギのような長い耳とキツネのような尻尾を持つ。眼光はグレー、近年は茶色である。体色は茶色で、首の周りを覆う襟巻き状の白い毛が特徴。
デザイナーは元ゲームフリーク社員の藤原基史である。名前の由来は英語で「進化」を意味する「Evolution」の頭2文字「EV」からとされている[注釈 1]。モデルは不明であるが、Pokémon GOにおいて、2018年(戊戌)にガーディやブルー、ポチエナ、ラクライと共にピックアップされたことがある[1]。
ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイでは、ピカチュウと並んで「相棒」として登場し、プレイヤーの肩や頭に乗ったり、特別なわざを使用したりすることができるなど、特別な立ち位置を与えられている[2][3]。LPLEにおいて、眼光が茶色の野生のイーブイと異なり、相棒イーブイの眼光はグレーで、高さ・重さも前者より一回り大きい。
周囲の環境に合わせて体のつくりを変えていく能力の持ち主。姿を変えることにより、様々な厳しい環境への対応が可能になる。ゲーム中のアイテムの進化の石やトレーナーとのなつき度などにより進化先が分岐する[注釈 2]。現時点で8種のポケモンに進化する。ゲットされると次第に親になったトレーナーの顔に似る。
専用Zワザは『ナインエボルブースト』。イーブイの進化系全種の力を借りて「こうげき」・「ぼうぎょ」・「とくこう」・「とくぼう」・「すばやさ」がそれぞれ2段階ずつ上がる、専用Zワザ唯一の変化技である。また、『Let’s Go! イーブイ(LPLE/ピカブイ)』からイーブイは雌雄区別が設けられるようになり、雄はこれまで通りギザギザ模様だが、雌はしっぽ側からみるとお花模様である[4]。また、LPLEでは相棒個体と野生個体のイーブイのデザインが異なっている。性別比は7・1でメスは非常に少ない。
『赤・緑』では岬の小屋に住むマサキのパソコンを調べることでイーブイとその進化形の姿を見ることができ、のちにタマムシシティのマンションで1匹のみ入手できる。同作ではアイテム「みずのいし」でシャワーズ、「かみなりのいし」でサンダース、「ほのおのいし」でブースターに進化する。 登場当初の進化形は上記3種のみだったが、『金・銀』からはエーフィ、ブラッキー、『ダイヤモンド・パール』からはリーフィア、グレイシア、『ポケットモンスター X・Y』からはニンフィアが登場し、現在は8種の進化形が存在する。イーブイとその進化形を全種をまとめて「イーブイフレンズ」、「イーブイズ」、「ブイズ(非公式用語)」と呼ばれることもある[5][6]。
エーフィ、ブラッキーの進化条件はなつき度(『ソード・シールド』からはなかよし度)によって決まり、十分になついた状態でレベルアップすることで進化する。進化先は時間帯によって異なる[注釈 3]。リーフィア、グレイシアは「リーフのいし」や「こおりのいし」を用いて進化する[注釈 4]。ニンフィアはイーブイが十分仲良くなった状態でかつフェアリータイプの技を覚えている状態でレベルアップする事で進化する[注釈 5]。
複数の進化条件を満たしているイーブイの進化先は優先度の高い方からリーフィア/グレイシア→ニンフィア→エーフィ/ブラッキーの順。なお、『Let’s Go! イーブイ』の相棒個体のイーブイ、および下記のキョダイマックスの個体のイーブイは進化条件を満たしても進化することができない。
2018年11月18日には、ゲーム『Let’s Go! イーブイ』が本編のゲームとして発売された。主人公の相棒且つメインキャラクターとして登場する。この作品は『ポケットモンスター ピカチュウ』をベースにしており、『ピカチュウ』では主人公がピカチュウを使用するのに対し、ライバルがイーブイを使用することから、イーブイがメインとして選出された[7]。同作からイーブイの声は悠木碧が担当し[8]、相棒のイーブイ及び野生のイーブイ全ての個体の声を担当した。『ソード・シールド』『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では引き続き悠木の声が使用されており、ダイマックスやキョダイマックスなど新たに収録された声もある。
- キョダイマックスのすがた
- 高さ:18.0m。
- キョダイマックスできる個体のイーブイがキョダイマックスした姿。キョダイマックスパワーで首まわりの綿毛が頭を覆うようになり、敵を包みこみとりこにする。無邪気さにも拍車がかかり、どんな相手もじゃれつき圧し潰す。この状態では、ノーマルタイプのわざがキョダイマックスわざ「キョダイホーヨー」に変化し、性別の異なる相手全体をメロメロ状態にできる。
- 『Let's Go! イーブイ』のセーブデータがあった状態で『ソード・シールド』をプレイした場合、特別なキョダイマックス個体のイーブイを手に入れる事が出来た。なお、オンライン上で開催されたキョダイマックス登場イベントでの捕獲でき、エキスパンション・パス『鎧の孤島』発売以降、通常のイーブイにもキョダイマックス個体にすることが可能であった。
- アニメ本編での登場はないものの、青無印(2019年版)のED『バツグンタイプ』で他のキョダイマックスした状態のポケモンと共に登場した。
メディアミックスにおいては、イーブイ単独の他に、ゲーム『ポケットモンスター ピカチュウ」ならびに『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』、アニメ『ポケットモンスター』で主人公とライバルが激突したピカチュウとイーブイ(ピカブイ)、劇場版シリーズの短編作品『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』でも知られる9種類のイーブイフレンズなどを中心に多種多様な展開が存在する。
アニメでの登場
TVアニメ版では第39話にて4人兄弟の末っ子、タイチ(声:冬馬由美)のポケモンとして登場する。それぞれサンダース・シャワーズ・ブースターを使用する3人の兄達から自身が推薦するポケモンに進化させるよう迫られていたが、タイチはイーブイを進化させる道を選ばず、イーブイのまま育てることにした。第117話からはシゲルの手持ちポケモンで登場してサトシのピカチュウと対戦し、勝利した。『金・銀』編での再登場時にはブラッキーに進化していた。第183話に登場したイーブイ5姉妹の末っ子・サクラはイーブイを持って初登場するが、後にエーフィに進化させた。
『アドバンスジェネレーション』ではハルカのポケモンとして登場。声優は林原めぐみ。『ダイヤモンド&パール』でグレイシアに進化して再登場した。『ポケットモンスター ベストウイッシュ』では、バージルがチーム・イーブイの8体目のポケモンにメスのイーブイ[注釈 6]を持っている。初代イーブイはブラッキーに進化している。進化後ブラッキーの助けもあり、チーム・イーブイ結成の根拠となる。バージルは、イッシュリーグ・ヒガキ大会への出場をサトシらに明かし、有力なライバルとなった。サトシを破って準決勝に進んだコテツに勝利し、決勝ではイーブイとディーノのクリムガンとの残り1対1の激闘の末、優勝を果たす。バージルとイーブイは、『ミュウツー 〜覚醒への序章(プロローグ)』にも登場。
『XY』ではセレナのポケモンとして登場(声はシゲルのものと同様にかないみか)。『ポケットモンスターXY&Z』でニンフィアに進化した。
『ポケットモンスター サン&ムーン』では、イリマ(声:千葉雄大)のパートナーポケモンとしてイーブイが第65話から登場。留学先のカロス地方から帰郷後、カゲトラとイーブイに勝利して、イーブイZを手に入れる。アローラリーグ・マナーロ大会の予選は善戦して決勝トーナメント出場を果たす。また、第93話から98話まではミニコーナー「イーブイどこ行くの?」があり、イーブイがマンタインに乗って海を渡ってアローラ地方までたどり着き、ピカチュウたちに出会うところまでが描いた。以降、第99話でスイレンにゲットされ、ナギサと名付けられた(声:金魚わかな)[9]。ナギサは、当初髪型がボサボサで野性味に溢れていたが、この年に発売されたピカブイ(LPLE)の相棒ポケモン・イーブイの髪型変更機能に搭載されている髪型に似た姿に散髪された。
『ポケットモンスター (2019年のアニメ)』では、イーブイ進化研究所の雌のイーブイがコハルの初めてのポケモンとなった。コハルのパートナーポケモンである。なお、しっぽに雌雄区別が付いて初めての雌の個体となる。声優は真堂圭。
『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』では、イーブイ(声:吉岡聖恵)が登場。同時上映の『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』でもイーブイ(声:伊瀬茉莉也)が登場。同劇場版向けTVアニメ『ミュウツー 〜覚醒への序章(プロローグ)』では、バージルと相棒のイーブイが登場。『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』では、リサのポケモンとして、イーブイが登場。YouTubeチャンネル『Pokémon Kids TV』のオーディオドラマ「ともだちはイーブイ」では、玲奈の友達のイーブイ(声:悠木碧)が登場。特別放送のテレビアニメ『ポケットモンスター THE ORIGIN』では、オーキド博士がポケモンの世界を紹介する際に、モンスターボールからイーブイを出した。
『ポケットモンスター(2019)』の第49話「コハルと不思議な不思議なイーブイ」は、YouTube上で「アニポケセレクション」として、ポケモン公式YouTubeチャンネルより公開されている[10]。