三相短絡曲線
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同期発電機の特性を把握するためには、無負荷飽和曲線とこの三相短絡曲線の2つが必要となる。一般に、同期発電機は内部インピーダンスが大きいため、出力の変化による電圧変動率が大きいという特性を持つ。三相短絡曲線は、この内部インピーダンスの主成分である同期インピーダンスを算出するために用いられる。
曲線の特徴
三相短絡曲線は、界磁電流 に対して電機子短絡電流 をプロットすると、原点を通るほぼ直線になるという大きな特徴がある。
無負荷飽和曲線が磁気飽和(界磁電流を増やしても磁束が増えにくくなる現象)によって頭打ちの曲線になるのに対し、短絡曲線が直線になる理由は以下の通りである。
- 電機子反作用の影響: 短絡状態では、電機子巻線に流れる電流は端子電圧に対して位相がほぼ 遅れた遅れ電流となる。この電流による電機子反作用は、主磁束を打ち消す方向(減磁作用)に強く働く。
- 磁気飽和の回避: 強烈な減磁作用により、鉄心内部の有効磁束は非常に低いレベルに抑えられる。そのため、界磁電流を増加させても鉄心が磁気飽和を起こさず、界磁電流と短絡電流が比例関係を維持する。