埃 (数) From Wikipedia, the free encyclopedia 埃(あい)は、小数を表す10番目の漢数字である。 謝察微『算経』や程大位『算法統宗』では「塵」までを大きな字で示し、「埃」以下は小さく記すのみである。現実には使われない。塵の1/10、渺の10倍に当たる。 『塵劫記』(吉田光由 1627)は、塵(10−9 = 1⁄10億)の10−1(= 1⁄10)倍の 10−10(= 1⁄100億)とし、この値が広く知られている。なお、『塵劫記』に載っている小数は「埃」が最小である。国際単位系では0.1ナノまたは100ピコに相当する。 中国ではオングストローム(Å = 10−10 m)を「埃 (拼音: āi アイ)」と呼ぶことがあるが、これはオングストロームの音訳「埃格斯特朗 (拼音: āigésītèlǎng)」または「埃格斯特勒母 (拼音: āigésītèlèmŭ)」の略であり、数の「埃」と直接の関係はない。 10−24 中国の『算学啓蒙』(朱世傑 1299)[1]は、万万進に則っているので、埃は塵(万万進では 10−16 = 1⁄1京)の10−8(= 1⁄1億)倍の 10−24(= 1⁄1秭)とする。 なおこの文献を『算学啓蒙』ではなく『算法統宗(中国語版)』(程大位 1592)とする資料があるが[2][3]、誤りと思われる[注 1]。 脚注 [脚注の使い方] 注釈 ↑ 師尾潤「小数の名前」によると『算法統宗』の実際の記述と一致しない。 出典 ↑ 師尾潤「小数の名前」 ↑ 小泉袈裟勝監修『単位の辞典 改訂4版』ラテイス出版 1981年 ↑ 二村隆夫監修『丸善 単位の辞典』丸善 2002年 表話編歴日本語の数の単位大数 一 十 百 千 万 億 兆 京 垓 𥝱 穣 溝 澗 正 載 極 恒河沙 阿僧祇 那由他 不可思議 無量大数 小数 分 厘 毛 糸 忽 微 繊 沙 塵 埃 渺 漠 模糊 逡巡 須臾 瞬息 弾指 刹那 六徳 虚空 清浄 Related Articles