姪浜駅
福岡県福岡市西区にある福岡市交通局・九州旅客鉄道の駅
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姪浜駅(めいのはまえき)は、福岡県福岡市西区姪の浜四丁目にある、福岡市交通局(福岡市地下鉄)・九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。駅番号は福岡市交通局がK01、JR九州がJK01である。事務管コードは▲911806[3]。
| 姪浜駅 | |
|---|---|
|
南口(2021年12月) | |
|
めいのはま Meinohama | |
![]() | |
| 所在地 | 福岡市西区姪の浜四丁目8-1 |
| 所属事業者 |
福岡市交通局(福岡市地下鉄) 九州旅客鉄道(JR九州) |
| 電報略号 | メイ |
| 駅構造 | 高架駅[1] |
| ホーム | 2面4線[1] |
| 乗車人員 -統計年度- |
(JR九州)-2025年- 5,963人/日(降車客含まず) (福岡市交通局)-2025 年- 20,820人/日(降車客含まず) |
| 開業年月日 | 1925年(大正14年)4月15日[2] |
| 乗入路線 2 路線 | |
| 所属路線 | ●福岡市地下鉄空港線[* 1] |
| 駅番号 | K01 |
| キロ程 | 0.0 km(姪浜起点) |
| 所属路線 | ■筑肥線(JR九州)[* 1] |
| 駅番号 | JK 01 |
| キロ程 | 0.0 km(姪浜起点) |
| 備考 |
共同使用駅(福岡市交通局の管轄駅) 直営駅 |
概要
福岡市交通局の空港線と、JR九州の筑肥線の2路線が乗り入れており、それぞれの起点となっているが、空港線の列車の約半数が筑肥線に、筑肥線の全列車が空港線にそれぞれ直通運転しており、福岡空港駅 - 唐津駅・西唐津駅間の路線の中間駅としての性格が強い。なおJR九州の車両は空港線全区間に乗り入れているが、福岡市交通局の車両は筑肥線内は筑前前原駅までの運行である。
当初は地上駅であったが、福岡市地下鉄の建設と筑肥線との相互直通運転に伴い、当駅が西の玄関口として急激に発展することが予想されたため、地下鉄建設に合わせて駅付近の連続立体交差事業が実施された[4]。事業名称は「福岡都市計画都市高速鉄道日本国有鉄道筑肥線姪浜駅付近連続立体交差化事業及び福岡市高速鉄道1号線姪浜駅付近建設事業」、事業区間は延長2、347 m[4]。筑肥線の連続立体交差化事業区間が2,026 m、地下鉄事業区間が1,498.6 m[4]。
福岡市交通局とJR九州の共同使用駅であり駅自体は福岡市交通局が管轄しているため、空港線開業時点では国鉄ならびにJRの駅数には計上されていなかったが[注釈 1]、現在の有価証券報告書等に記載されるJR九州の公称駅数は、当駅も含んだ数となっている。かつては日本国有鉄道(国鉄)筑肥線の途中駅だったため駅は国鉄が管轄していたが、1983年の空港線(当時は1号線)開業および筑肥線の部分廃止、1987年の国鉄分割民営化により現在の形となった[注釈 2]。
2019年度までは福岡市交通局の管区駅長所在駅で、姪浜管区駅として当駅 - 藤崎駅間を管理していた[5]。現在は天神管区駅の被管理駅となっているが、同管区駅傘下の姪浜駅長所在駅となっており、引き続き福岡市交通局の直営駅である[6]。
歴史
- 1925年(大正14年)
- 1937年(昭和12年)10月1日:北九州鉄道が鉄道省により買収され、国有化。姪浜駅に改称し、筑肥線の所属駅となる[9][2]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、筑肥線が公共企業体日本国有鉄道(国鉄)に移管。
- 1978年(昭和53年)3月18日:高速鉄道1号線都市計画決定の変更及び筑肥線姪浜駅付近連続立体交差化事業の都市計画決定[4]。
- 1979年(昭和54年)4月:当駅の高架化工事・福岡市地下鉄建設工事に着手[4]。
- 1981年(昭和56年)7月26日:福岡市地下鉄1号線の室見駅 - 天神駅間が開業[10]。
- 1982年(昭和57年)10月20日:高架線使用開始[4]。
- 1983年(昭和58年)3月22日:国鉄筑肥線の当駅 - 唐津駅間の電化(直流1,500 V)が完成し、博多駅 - 当駅間が廃止。筑肥線の起点となる[2]。当駅 - 浜崎駅間の貨物営業を廃止。地下鉄1号線の当駅 - 室見駅間と中洲川端駅 - 博多駅(仮駅)間が開通し、地下鉄1号線と国鉄筑肥線の相互直通運転を開始[12][13]。当駅は福岡市交通局の管轄駅となり、福岡市内駅から外れる。急行「平戸」の運転区間短縮に伴い、当駅に停車する優等列車が消滅する。
- 1984年(昭和59年)3月31日:高架化工事・福岡市地下鉄建設工事竣工[4]。
- 1986年(昭和61年)7月20日:筑肥線の当駅 - 下山門駅間が複線化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、筑肥線が九州旅客鉄道(JR九州)に継承される[2]。
- 1993年(平成5年)3月3日:福岡市地下鉄1号線の博多駅 - 福岡空港駅間が開業し、同線に「空港線(くうこうせん)」の愛称が付く。
- 2009年(平成21年)3月7日:ICカード「はやかけん」の供用開始(当初の1年間は福岡市地下鉄のみの対応となった)。
- 2010年(平成22年)3月13日:筑肥線でICカード「SUGOCA」の利用を開始[14]。はやかけん・nimoca・Suicaとも相互利用を開始。
- 2013年(平成25年)3月23日:上記のICカードのほかICOCA・TOICA・Kitaca・PASMO・manaca・PiTaPaとも相互利用を開始。
- 2015年(平成27年)4月1日:唐人町駅を天神管区駅へ移管する[15][16]。
- 2019年(平成31年)4月1日:西新駅を天神管区駅へ移管する[17][5]。
2020年(令和2年)4月1日:姪浜管区駅が廃止され天神管区駅へ統合。同駅の被管理駅となる[5][18]。北口(2014年5月)
- 地上駅時代の旧駅舎(1975年)
- 旧線末期のホーム。旧地上ホームと未開業の高架ホームが併存している(1981年)
駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅[1]。原則として内側2・3番線を当駅発着(地下鉄方面)列車が使用し[1]、下山門にある福岡市地下鉄姪浜車両基地へつながっている。外側1・4番線をJR筑肥線直通の列車が使用する[1]。事故や災害などでダイヤが乱れた場合は筑肥線の列車も当駅発着となる場合があり、その際は対面のホームでの乗り換えとなる。
運行障害の発生によって直通運転中止となる場合、筑肥線からの当駅止めの列車は1番線に入り、2番線発の始発空港線列車と接続を取ったのち、回送車として一度下山門側の回送線へ引き上げ、折り返し3番または4番線に入って筑肥線の当駅始発列車となる。このとき対面接続を取る地下鉄からの当駅止まりの列車は3番または4番線に入る。
当駅に引上げ線がないため、上述の筑肥線の引上げ(折り返し)は車庫への回送線(内側2線のいずれか)を利用している。
JRの長距離きっぷは購入不可能である[注釈 3]。
駅のシンボルマークは福岡市出身のグラフィックデザイナー、西島伊三雄がデザインしたもので駅付近にある小戸ヨットハーバーにちなんだヨットである。
当駅は福岡市交通局の管轄であるが、駅名標は長らく空港線・箱崎線の福岡市地下鉄オリジナルデザインではなく、国鉄のデザインに準拠したもの(書体は汎用の写植文字)を用いていた。福岡市地下鉄の駅番号導入以降は駅番号アイコンが追加されたが、2018年のJR九州の駅番号導入の際に両方の駅番号アイコンとヨットのシンボルマークを入れた福岡市地下鉄オリジナルデザイン(漢字表記が大きめ)のものに更新された。
当駅は筑肥線の起点ではあるが、ホーム横にあるキロポストは12.5kmとなっている。これは筑肥線の博多駅から鳥飼駅経由の距離であり、この12.5の数字は1963年に移転する前の博多駅(博多駅#歴史の節参照)の位置からの距離を示している[19]。
のりば
ダイヤ乱れの際は3番線から筑肥線の列車が発車し、4番線に地下鉄線の当駅止まりが入ることもある。
- 1・2番線ホーム(2021年12月)
- 3・4番線ホーム(2021年12月)
- 西改札口 (2021年12月)
- えきマチ一丁目口改札(2021年12月)
- 小戸ヨットハーバーをイメージしたイラストが付加された現行駅名標(2019年3月)
- 2018年まで使用されていた国鉄風デザインの駅名標(2014年3月)
駅構内の施設

(2014年11月)
- ふくや 姪浜駅店
- お客様サービスセンター(定期券うりば)
- ローソン福岡市地下鉄姪浜駅店(駅コンコース内)
- めいのはまマルシェ(駅コンコース内)
- ファミリーマート[20](JR九州リテール運営)JR姪浜駅店(駅高架下)
- えきマチ1丁目姪浜[注釈 4]
などが入居している。
なお、かつては
- やりうどん(西鉄系列のうどん店)
- トランドール(駅高架下)
- キヨスク(同上・駅コンコース内)
- セブン-イレブン福岡市地下鉄姪浜駅店(駅コンコース内)
- ソフトバンクショップ[注釈 5]
- カレーの298(えきマチ1丁目内・ふくやのグループ店舗)
も姪浜駅内ないしえきマチ1丁目に入居していたが閉店している。
利用状況
近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。
| 年度 | JR九州 | 福岡市交通局 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 1日平均 乗車人員 |
出典 | 1日平均乗車人員 | |||
| 乗車人員 | 直通人員 | 合計 | |||
| 2001年(平成13年) | 20,581 | 23,798 | 44,379 | ||
| 2002年(平成14年) | 18,993 | 22,797 | 41,790 | ||
| 2003年(平成15年) | 19,035 | 22,056 | 41,091 | ||
| 2004年(平成16年) | 19,048 | 21,540 | 40,588 | ||
| 2005年(平成17年) | 4,830 | 18,122 | 21,249 | 39,371 | |
| 2006年(平成18年) | 5,314 | 18,455 | 22,020 | 40,475 | |
| 2007年(平成19年) | 5,503 | 18,603 | 22,501 | 41,104 | |
| 2008年(平成20年) | 5,608 | 18,460 | 22,909 | 41,369 | |
| 2009年(平成21年) | 5,495 | 18,861 | 22,544 | 41,405 | |
| 2010年(平成22年) | 5,630 | 18,850 | 23,789 | 42,639 | |
| 2011年(平成23年) | 5,446 | 19,164 | 24,463 | 43,627 | |
| 2012年(平成24年) | 5,388 | 19,466 | 25,408 | 44,874 | |
| 2013年(平成25年) | 5,360 | 19,727 | 26,547 | 46,274 | |
| 2014年(平成26年) | 5,327 | 19,989 | 26,729 | 46,718 | |
| 2015年(平成27年) | 5,384 | 20,388 | 27,299 | 47,687 | |
| 2016年(平成28年) | 5,547 | [24] | 20,984 | 27,673 | 48,657 |
| 2017年(平成29年) | 5,862 | [25] | 21,548 | 28,269 | 49,817 |
| 2018年(平成30年) | 6,105 | [26] | 22,128 | 29,249 | 51,377 |
| 2019年(令和元年) | 6,232 | [27] | 22,125 | 28,722 | 50,847 |
| 2020年(令和2年) | 4,690 | [28] | 16,766 | 19,503 | 36,269 |
| 2021年(令和3年) | 5,083 | [29] | 17,416 | 20,812 | 38,228 |
| 2022年(令和4年) | 5,349 | [30] | 19,188 | 23,095 | 42,283 |
| 2023年(令和5年) | 5,636 | [31] | 19,288 | 24,728 | 44,016 |
| 2024年(令和6年) | 5,899 | [32] | 19,836 | 25,624 | 45,460 |
| 2025年(令和7年) | 5,963 | [21] | 20,820 | 26,931 | 47,751 |
駅周辺
国鉄時代は早良炭鉱の鉱害田や沼地が広がっていたが、地下鉄の筑肥線直通案が発表された1970年代以降地価が高騰[22]。地下鉄駅開通後は宅地化が進行し、高層マンションが並ぶ住宅街である。駅前にはバスターミナルがあり、バスが多数発着している。
バス路線
- 北口・南口のバス停より発車。路線は2025年3月15日現在(太字は終点停留所)
- 北口 (マリナタウン・能古渡船場・野方方面) ☆は北口→南口に停まる。(南口から北口は経由しない)
- ■ 直行 1 シーサイドももち線
- 姪浜→愛宕浜四丁目→能古渡船場(左記のバス停以外停車しない)
- ■ 98 シーサイドももち線
- 姪浜駅北口→名柄団地→マリナタウン→能古渡船場
- ■ 1 姪浜フィーダー線 ☆
- ■ 1-5 姪浜フィーダー線☆
- 姪浜駅南口→新室見→中村→拾六町団地→野方
- 南口 (藤崎・福岡タワー・天神・博多駅・県庁・橋本駅・三陽高校・野方方面)
- ■ 1・1-5 姪浜フィーダー線(藤崎行きは1番のみ)
- 姪浜駅南口→藤崎→福岡タワー南口→医療センター構内
- ■ 7 昭代~天神線
- 姪浜駅南口→室見三丁目→昭代三丁目→六本松→国体道路→天神北→那の津四丁目
- ■ 快速 105 (快速区間 荒江四角 → 住吉) 野方(都市高速)博多線
- ■ 525 福重(都市高速)線・526 野方(都市高速)博多線
- 愛宕一丁目→都市高速→天神→国体道路→キャナルシティ博多前→祇園町→博多駅
- ■ 1 姪浜フィーダー線
- ■ 1-4 姪浜フィーダー線
- 都橋→外環状線→福岡西郵便局前→(橋本駅)→野方→(1-6へと連続運行)
- ■ 1-5 姪浜フィーダー線・525 福重(都市高速)線
- 新室見→石丸三丁目→中村→拾六町団地→野方
- ■ 1-6 姪浜フィーダー線・526 野方(都市高速)博多線(1-4のみ連続運行)
- 外環状線→福岡西郵便局前→石丸三丁目→中村→宮の前団地→生の松原団地南→ウエストヒルズ→生松台→野方→(1-6へと連続運行)
- ■ 1-7 姪浜フィーダー線
- 車両基地前→下山門→中村→下山門団地→下山門駅入口→生の松原団地→三陽高校前
- 北口タクシーのりば付近に停車
- 今宿姪浜線
- 小戸→生の松原→大谷→長垂海浜公園前→今宿駅→青木→今宿野外活動センター
隣の駅
ICカードへの対応
2008年から2009年にかけて福岡県内の鉄道会社が相次いで導入した交通系ICカードについては、福岡市交通局の駅であることから、まず、2009年3月7日に地下鉄系の「はやかけん」から対応した。
乗り入れているJR九州の「SUGOCA」と、西日本鉄道の「nimoca」及びJR東日本の「Suica」については、2010年3月13日の相互利用開始時に対応を開始。それまでは地下鉄とJRを乗り通す場合、「ワイワイカード」のみが対応していた。しかし福岡市地下鉄の管理駅であることから駅では「はやかけん」しか発売されていない。
2011年3月5日より「SUGOCA」とJR西日本の「ICOCA」・JR東海の「TOICA」との相互利用を開始した当時、これに「はやかけん」は加わっておらず姪浜駅が福岡市地下鉄の駅であることから、ICOCA・TOICAでは地下鉄全線とJR筑肥線・唐津線(姪浜駅~西唐津駅間)の乗車には利用できなかったが、福岡市交通局も参加し主要鉄道会社間で大規模な相互利用協定に向けた協議が始められた結果、合意に達したため、2013年3月23日よりICOCA・TOICAのみならずJR北海道のKitacaやPASMO・manaca・PiTaPa参加ICカード全てが相互利用可能となった。
