宇宙世紀の兵器技術
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教育型コンピュータ
地球連邦軍系のモビルスーツに使用されている、学習機能を備えた制御コンピュータ。ミノフスキー粒子による超集積回路の機能妨害を回避し、特性の異なる機体に互換性を持たせるために光結合回路(G・M・O)を使用した非ノイマン型コンピュータを採用している。戦闘を繰り返す毎に敵やパイロットの戦闘データを学習し、それに対応したプログラムを自ら構築することもできる。教育型コンピュータに戦闘データを覚えさせる専門職のことを「シューフィッター」と呼ぶ。
IMPC
「Integrated Maneuver Propulsion Control(統合機動推進制御)」。教育型コンピュータ上に構築された発進、巡航、空間戦闘、着陸、歩行の五つの基本機動を自動的に制御するシステム。動作の自動化によってパイロットの負担が大幅に軽減されている。データを入力する事でシステムが自らアップデートを重ねる点は教育型コンピュータと同じ。
ALICE
バイオ・コンピュータ
生物細胞の活動を模したコンピューターと、有機材料の性質を併せ持つコンピューター双方の性質を併せ持つ人工知能[1]。生物細胞のデータや有機材料を使用した新世代型のコンピュータである。
誤解されがちな要素として、バイオコンピュータそのものは基本的にサイコミュではなく、あくまでも『生体部品を用いたことで、人間の脳や思考と近い働きをする、今までよりもさらに優秀になった第六世代型の教育型コンピュータ』にすぎない[2]事が挙げられる。ただしその特性上、生体部品を用いたことで、人体そのものや人間の脳の直感や記憶と呼ばれる領域へのアクセスが容易となった[2]点がバイオコンピュータの機能的特性となる。
上記の特性が、バイオコンピュータと従来のサイコミュとの連携や、人間の体内のスウェッセム細胞(セル)そのものとバイオコンピュータをオーガニックにリンクさせることで生体そのものを機械側へと近づけるネオサイコミュのアプローチとしても進められる事となった[2]。
バイオコンピュータの歴史を見ると、この機構自体は古くから大学等で研究されていた機構であり、その黎明期の研究者の中には後に鉄仮面と呼ばれるカロッゾ等もいた[3]。彼は自分の研究の初期においてはバイオコンピュータの基部に人の記憶や人格を精神波を使って封入することで、最終的にバイオコンピュータの中の精神だけの生物となって外宇宙へと膨大な時間をかけて進出することを目指していた[3][2][注 1]。
後に彼はこの研究を発展させ、バイオコンピュータとニュータイプを封入したニュータイプチャンバーを物理的にシステムに組み込み連携させることで、ニュータイプを使ってサイコミュを介しモビルシップ全体の機能を制御させる生体ユニット化システムを作り上げた[4]。この試験段階の原始的システムをさらに発展した結果、後に自分をスウェッセム的に強化した上でバイオコンピュータと自己を物理結線[4]することで、体内スウェッセム・セルをバイオコンピュータとオーガニックにリンクすることに成功[2]。これをもってカロッゾ方式のバイオコンピュータ利用法“ネオサイコミュ”が完成され、モビルアーマー・ラフレシア等で採用されている。
宇宙世紀中において単に「バイオコンピュータ」と呼称する場合は、ほとんどの場合は、上記の本来的な意味でのバイオコンピュータや、カロッゾのネオサイコミュを指すのではなく、モビルスーツ開発企業サナリィ所属の技師、モニカ・アノー博士が考案・宇宙世紀120年代にMS・ガンダムF91にて実用化した「バイオ・コンピュータとサイコミュを組み合わせて構築したシステム」の仕様のことを主に指す[2]。これは、MSではガンダムF91で初めて採用され[5][注 2]、その後も複数の機体で採用されている。
このモニカ・アノー博士方式のバイオコンピュータは、サイコミュとバイオコンピュータをワンセットで運用する仕様である[2]。よって厳密にはこの仕様全体はバイオコンピュータそのものではなく、あくまでもシステム中核の一部にバイオコンピュータが使われているシステムである[2]。
機能としては、機体に導入されたサイコフレームやバイオセンサーを同じく導入されていたバイオコンピュータと組み合わせることで、操縦者側の記憶領域へとサイコミュ的にアクセスすることで、バイオコンピュータの教育型コンピュータが分析した結果やモビルスーツのセンサーが捉えた情報を、操縦者があたかも直感的に判断・認識したかのようにサイコミュ的に伝達するシステムとなる[2]。これは教育型コンピュータがバイオコンピュータとなり、人間の脳の構造を模し始めた結果可能となった事例である[2]。
モニカ博士方式のバイオコンピュータ・システムは、ガンダムF91とその量産型の後にも、F91実用化と同じく宇宙世紀120年代に近代改修されたガンダムF90 第II仕様"Dash"・ガンダムF90 第III仕様"CLUSTER"、130年代に実用化されたF97 クロスボーンガンダムとその量産仕様、150年代に初の実戦投入に成功したファントム/ゴーストガンダム等に搭載された。また、カロッゾによるネオサイコミュ方式のバイオコンピュータはRFグロムリンⅡやラフレシア、ネオガンダム2号機などに搭載されている。そして、どの形式のものかは不明だが、ダギ・イルス・パワードウェポンタイプ等にもバイオコンピュータは搭載されている。
操作システム系
全天周囲モニター・リニアシート
EXAMシステム
HADES
サイコミュ
バイオセンサー
準サイコミュ
サイコ・ニュートライザー
ネオサイコミュ・システム
サイコフレーム
リユース・P・デバイス
駆動・骨格系
流体パルス・システム
ジオン系MSに標準的な駆動システム。融合炉で発生したエネルギーをパルスコンバーターでパルス状の圧力に変換し、流体パイプから駆動用ロータリーシリンダーへ動力を伝達する。圧力の伝達速度は極超音速かつ融合炉で発生したエネルギーを発電に回さないため、伝達ロスが少ない。システム自体は小型軽量な上、構造の単純化が容易なため生産・整備性に優れている。発展型としてギャンに搭載された「流体パルスアクセラレータ」がある。
フィールド・モーター
連邦系MSが採用しているIフィールドとミノフスキー粒子の相互作用を利用した電動モーターの一種。旧来のサーボ・モーターと比較して小型軽量かつハイパワーという特徴を持ち、関節単体を駆動装置化する事ができるため、機体内のスペースを確保しやすい。
マグネット・コーティング
ドラムフレーム
ガンダム試作0号機(ブロッサム)やアッシマーで採用された技術。ディスクを複数重ねたドラム上のフレームを骨組みに、各パーツを付け加えることで変形に最適な機構となる。雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場した多くのMSに採用され、中にはムーバブルフレームと折衷している機体もある。
ムーバブルフレーム
MCA構造
MEPE
「Metal Peel-off effect」の略称。機体の最大稼動時に発生する通常の排熱では間に合わない余剰熱をMCA装甲の表面が剥離して直接放射する金属剥離現象である。この現象が確認されているのはサナリィがMCA構造を実用化した初期の機体であるF90YとF91のみであり、それ以降のモビルスーツでは同様の現象は見られない。剥離した金属はある程度の質量を持っているため敵のモビルスーツのセンサーが誤作動を起こすことがあり、それによってパイロットがコクピット内で見るCG映像上ではMEPEを起こしたモビルスーツがあたかも分身したかのように見える(いわゆる質量を持った残像)。これはあくまでも副作用であり、当初から意図されたものではない。