室戸 (給炭艦)

From Wikipedia, the free encyclopedia

艦種 運送船[2]
運送艦[3](給炭艦[4])
室戸
呉で病院船設備工事が完成した「室戸」(1932年3月5日)#日本海軍全艦艇史p.856写真No.2688の解説およびp.857写真No.2689とその解説
呉で病院船設備工事が完成した「室戸」(1932年3月5日)[1]
基本情報
建造所 三菱神戸造船所[2]
運用者  大日本帝国海軍
艦種 運送船[2]
運送艦[3](給炭艦[4])
級名 室戸型[5]
建造費 約1,530,000円(試算額)[6]
母港 1924年時 呉[4]
最終時 舞鶴[7]
艦歴
計画 大正6年[8](臨時軍事費による[9])
起工 1918年7月4日[10][11]
進水 1918年10月23日[10][12]
竣工 1918年12月7日[10][13]
最期 1944年10月22日沈没
除籍 1944年12月10日[7][注釈 1]
要目
基準排水量 公表値 8,215トン[10]
常備排水量 公表値 8,751トン[10][注釈 2]
軽荷排水量 2,450トン[4]
総トン数 3,810総トン[4][14]
全長 358 ft 1+12 in (109.16 m)[4]
垂線間長 345 ft 0 in (105.16 m)[4][15]
最大幅 50 ft 2.72 in (15.31 m)[4][14]
水線幅 50 ft 0 in (15.24 m)[15]
深さ 29 ft 1 in (8.86 m)[14]
吃水 計画 23 ft 2 in (7.06 m)[16]
軽荷 7 ft 4+12 in (2.25 m)[17]
満載 23 ft 11 in (7.29 m)[4][注釈 3]
ボイラー 片面円缶2基[4][18]
主機 直立3気筒3段膨張レシプロ1基[18]
出力 2,639馬力[4]
1938年時 2,200馬力[18]
推進 1軸[4]
速力 12.916ノット(強圧通風)[14][注釈 4]
1938年時 12ノット[18]
燃料 石炭満載580トン+缶前10トン[4]
航続距離 4,162カイリ / 8ノット[4]
搭載能力 載貨トン数 6,381立方フィート[4][注釈 5]
石炭 5,800トン[4]
缶水754トン、雑用清水26トン、飲水42トン[4]
獣肉、魚肉、野菜、氷の各冷蔵庫[4]
乗員 竣工時定員 124名[10][19]
兵装 45口径三年式12cm砲 単装2門(平時は陸上保管)[4]
40口径三年式8cm高角砲 単装2門(1932年以降)
搭載艇 3隻[16] または内火艇1隻、カッター2隻、通船1隻[4]
その他 前部10トンデリック2本、同6トン2本[4]
後部6トン4本、同2.5トン2本[4]
便乗者用寝台86床、釣床744床[4]
病院設備(1932年以降)[1]
トンは英トン
計画要目は室戸型給炭艦の要目を参照
テンプレートを表示

室戸(むろと)は日本海軍の給炭艦で、室戸型給炭艦1番艦。艦名は室戸岬による[20]1944年に潜水艦の雷撃により沈没。

1917年(大正6年)度の臨時軍事費で建造され、1918年(大正7年)12月7日に三菱神戸造船所で竣工、舞鶴鎮守府籍とする。竣工当初は運送船に類別されたが1920年(大正9年)4月1日に運送艦(給炭)となった。

1932年(昭和7年)の第一次上海事変に際し、2月23日から3月5日に呉海軍工廠で臨時に病院設備を設置した。ただし病院船の登録には万国赤十字の承認、船体の白色塗装、無武装とするなどの必要があり、また軍需物資の輸送もできないので病院船として申請はせず、運送艦籍のまま支那方面へ進出した。この時の改装では船橋楼甲板を後方に延長し、同型艦「野島」とは艦型に違いが生じた。

本艦は1937年(昭和12年)からの日華事変にも病院船任務として従軍した。

太平洋戦争開戦時には連合艦隊付属としてカムラン湾に進出、シンガポール陥落後の1942年(昭和17年)3月には同地に進出し病院船任務に就き「室戸病院」と呼ばれた。同時期にスマトラへの給炭や真水の補給なども実施している。その後も実質上の病院船として、また軍需品の輸送にと活躍した。

1942年(昭和17年)6月に横須賀港に一旦帰港、以後1943年(昭和18年)3月まで大湊などの北方方面で治療任務などに従事する。1942年10月25日から11月6日にかけて、推進軸を折損して航行不能となっていた駆逐艦「初春」を幌筵島から舞鶴まで曳航した[21]

1943年6月以降は上海三亜香港方面の軍需品輸送に従事する。1944年(昭和19年)8月からは沖縄輸送に2回従事した。

同年10月21日にカタ916船団の1隻として鹿児島港を出港するが翌22日に奄美大島の北方で米潜水艦「シードッグ」の雷撃を受け沈没した。

歴代特務艦長

※脚注無き限り『日本海軍史』第9巻・第10巻の「将官履歴」に基づく。階級は就任時のもの。

同型艦

脚注

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI