山形国際ムービーフェスティバル
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| 山形国際ムービーフェスティバル | |
|---|---|
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| |
| イベントの種類 | 映画祭 |
| 通称・略称 | YMF |
| 開催時期 | 毎年11月上旬 |
| 初回開催 | 2005年 |
| 会場 | ムービーオンやまがた(山形市嶋北) |
| 主催 | 株式会社東北ケーブルテレビネットワーク[1] |
| 運営 | 代表者:吉村和文(山形国際ムービーフェスティバル運営委員長・株式会社東北ケーブルテレビネットワーク代表取締役社長・株式会社MOVIE ON代表取締役社長) |
| 公式サイト | |
山形国際ムービーフェスティバル(やまがたこくさいムービーフェスティバル、英: Yamagata International Movie Festival)は、日本の映画祭。2005年より毎年11月に山形市で開催。国内最大級のスカラシップ制度(最大1億円)を導入している。通称、YMF[2]。
コンペティション
東北各地のケーブルテレビ局が加盟する株式会社東北ケーブルテレビネットワークなどが運営委員会を組織している。
スローガンは「才能よ、雪に埋もれるな。」であり[2]、毎年全国・世界からオリジナルの映像作品を募集し、グランプリなどを決定するコンペティションを行っている。優秀作品に選ばれた製作者には、新たな映画製作を資金面やプロデュース面でバックアップする「スカラシップ制度」を設けており、スカラシップは国内最大級の上限1億円(製作費+P&A費)。製作、配給などのバックアップ体制のもと、劇場公開の商業映画として、映画界に新たな風を起こす新人監督のデビューを目指している。[3]
開催地である山形市は、2017年にユネスコ創造都市ネットワークの「映画」分野で、国内で唯一加盟認定を受けた。[4]山形市は山形国際ドキュメンタリー映画祭の開催地でもあり、その他にも数多くの映画のロケ地であることや映画文化振興の様々な活動が評価された。[5]
山形の地から、「次世代を担う才能を発掘・育成すること」、「東京からではなく東北・山形から新たな映画文化の発信」、「将来的に映画祭を通して様々な連携や取り組みを生み出していくこと」を目指している。
毎年11月にフェスティバルを開催し、コンペティションの応募作品の中から選ばれたノミネート作品の上映、受賞作品の発表・表彰式、レセプションパーティー、プロの監督製作の招待作品の上映・舞台挨拶、トークショーやライブなどを行っている。
応募作品の中から事前審査を通過した最終ノミネート作品が発表され、最終審査は映画祭開催日にムービーオンやまがたで行われる。審査委員には映画監督や役者、プロデューサー、脚本家などの映画関係者からIT企業やテレビ業界、配信業界など様々な分野の専門家が名を連ね、山形県村山市出身の映画監督 村川透は第1回目のYMF2005から毎年審査委員を務めている。(第2回目より審査委員長を務める)また、第2回目より審査委員に就任している俳優の船越英一郎は、YMFを「日本の“サンダンス映画祭”」にしたいと語り[6][7]話題を呼んだ。第1回目のYMF2005から第20回目となるYMF2024までで合計4,600作品の応募があり、11作品のスカラシップ作品が完成している。
最終ノミネート作品として選ばれた作品は、東北のケーブルテレビ局で放送も行う。またYMF2023よりU-NEXTとの連携がスタートし、作品の配信も行っている。[8]
開催日程・受賞一覧
| 回 数 | 開 催 日 程 | 応 募 総 数 | 受 賞 作 品 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2005年10月7日-10月9日 | 90作品 |
グランプリ 該当なし |
| 第2回 | 2006年10月5日-10月7日 | 167作品 |
グランプリ 『MEMORIES』(監督:Bae-Tea-Su) |
| 第3回 | 2007年11月9日-11月11日 | 257作品 |
グランプリ 『My First Kiss』(監督:山田篤宏) |
| 第4回 | 2008年11月14日-11月16日 | 297作品 |
映像部門 |
| 第5回 | 2009年11月13日-11月15日 | 245作品 |
全部門共通 |
| 第6回 | 2010年11月12日-11月14日 | 228作品 |
全部門共通入賞 |
| 第7回 | 2011年11月10日-11月13日 | 181作品 |
グランプリ 該当なし |
| 第8回 | 2012年11月9日-11月11日 | 168作品 |
グランプリ 該当なし |
| 第9回 | 2013年11月8日-11月10日 | 177作品 |
グランプリ 該当なし |
| 第10回 | 2014年11月14日-11月16日 | 205作品 |
グランプリ 『ネクタイと壁』(監督:山本亜希) |
| 第11回 | 2015年11月13日-11月15日 | 186作品 |
グランプリ 『不旋律のソナタ』(監督:岡元雄作) |
| 第12回 | 2016年11月11日-11月13日 | 308作品 |
グランプリ 『U・F・O ~うしまどの、ふしぎなできごと~』(監督:藤原知之) |
| 第13回 | 2017年11月10日-11月12日 | 289作品 |
グランプリ 『ピカレスカ ~Novela Picaresca~』(監督:倉田健次) |
| 第14回 | 2018年11月9日-11月11日 | 271作品 |
グランプリ 『老ナルキソス』(監督:東海林毅 ) |
| 第15回 | 2019年11月8日-11月10日 | 187作品 |
グランプリ 『グラフィティ・グラフィティ!』(監督:松尾豪) |
| 第16回 | 2020年11月13日-11月15日 | 223作品 |
グランプリ 『愛をたむけるよ』(監督:団塚唯我) |
| 第17回 | 2021年11月12日-11月14日 | 246作品 |
グランプリ 『AIM』(監督:GAZEBO) |
| 第18回 | 2022年11月11日-11月13日 | 282作品 |
グランプリ 『ミヌとりえ』(監督:全辰隆) |
| 第19回 | 2023年11月10日-11月12日 | 296作品 |
グランプリ 『フューチャー!フューチャー!』(総監督:眞鍋海里 監督:山本ヨシヒコ) |
| 第20回 | 2024年11月8日-11月10日 | 297作品 |
グランプリ 『Life record』(監督:矢野瑛彦) |
| 第21回 | 2025年11月7日-11月9日 |
スカラシップ制度
コンペティションのグランプリや準グランプリとなった優秀作品を対象に、スカラシップ制度を設けている。企画審査を経て、新たな映画製作の資金が与えられ、山形国際ムービーフェスティバルが映画製作のプロデュースやサポートも行う。これまでに11作品のスカラシップ作品が完成し、アメリカオースティン映画祭での受賞など注目された。2014年までは製作資金の上限が1,000万円だったが、2015年からは製作費+P&A費で上限1億円となり話題を呼んだ。現在もスカラシップ制度は継続しており、スカラシップの審査が通った作品については、本格的に製作委員会を作り、製作資金、製作体制、配給などのバックアップ体制のもと、映画界に新たな風を起こす劇場公開作品を目指して、企画制作が進められている。[3]
これまでのスカラシップ作品
| 作品タイトル | 監督 | 出演 | 時間 | 受賞年度 | スカラシップ
資金 |
入賞実績 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ワナワナ。 | 秀 | 50分 | YMF2005 準グランプリ |
500万円 | ||
| A DAY IN THE LIFE | 浅野晋康 | 74分 | YMF2005 フィクション部門賞 |
400万円 | ||
| アイ マイ ミー マイン | 渡辺賢一 | 75分 | YMF2005 審査員特別奨励賞 |
200万円 | ||
| 隠し砦の鉄平君 | 佐藤広一 |
佐藤直樹 |
70分 | YMF2005 審査員特別奨励賞 |
200万円 | |
| Boiler | Bae Tae-Su |
Choi Ji-Hoon |
55分 | YMF2006 グランプリ |
1,000万円 | |
| Lost&Found | 三宅伸行 | 75分 | YMF2006 準グランプリ |
500万円 | アメリカオースティン映画祭 グランプリ受賞 | |
| キャットボイス | 笹木彰人 | 97分 | YMF2006 審査員特別賞 |
250万円 | ||
| ハッピーエンド | 山田篤宏 | 90分 | YMF2007 グランプリ |
1,000万円 | アメリカオースティン映画祭 最優秀観客賞受賞 | |
| サマーリフレイン | 池田圭 | 100分 | YMF2007 準グランプリ |
400万円 | ||
| ブルーシートブルース | 草苅勲 | 71分 | YMF2007 選考委員特別賞 |
250万円 | ||
| 狐独 KODOKU |
上野山勝也 | 107分 | YMF2009 準グランプリ |
250万円 | ホノルル国際映画祭 最優秀外国映画賞 受賞 |
YMFノミネート監督その後の活躍
山形国際ムービーフェスティバルにノミネートされた監督たちは、その後、劇場公開作品やテレビドラマなど様々な作品製作を行い、多方面で活躍をしている。
ノミネート監督が製作した主な作品
YMF2005 審査員特別奨励賞 佐藤広一監督
- 「世界一と言われた映画館」2019年1月5日公開
- 「紅花の守人 いのちを染める」2022年9月3日公開
YMF2006 準グランプリ 三宅伸行監督
- 「掌の小説」2010年3月27日公開
- 「世の中にたえて桜のなかりせば」2022年4月1日公開
YMF2007 グランプリ 山田篤宏監督
- 「AWAKE」2020年12月25日公開
YMF2007 最優秀俳優賞・船越英一郎賞 柴山健次監督
- 「流れ星が消えないうちに」2015年11月21日公開
- 「パーフェクトワールド」2018年10月15日公開
- 「今はちょっと、ついてないだけ」2022年4月8日公開
YMF2009 山形県知事賞 大森研一監督
- 「瀬戸内海賊物語」2014年5月31日公開
YMF2010 MOVIE ON賞 片岡翔監督
- 「1/11 じゅういちぶんのいち」2014年4月5日公開
- 「この子は邪悪」2022年9月1日公開
YMF2010 山形県知事賞 竹葉リサ監督
- 「シグナル100」2020年1月24日公開
YMF2013 観客賞/武林未来賞 風間太樹監督
- 「チア男子!!」2019年5月10日公開
- 「チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」2022年4月8日公開
- フジテレビドラマ「silent」2022年10月~12月放送
- 「バジーノイズ」2024年5月3日公開
- フジテレビドラマ「海のはじまり」2024年7月~9月放送
YMF2014 準グランプリ 甲斐さやか監督
- 「赤い雪 Red Snow」 2019年2月1日公開
- 「徒花ーADABANAー」2024年10月18日公開
YMF2015 観客賞 武林未来賞/認知症総合支援機構賞 中泉裕矢監督
- 「君がまた走り出すとき」2019年3月2日公開
YMF2016 審査員特別賞 上田慎一郎監督
- 「カメラを止めるな!」2018年6月3日公開
- 「100日後に死ぬワニ」 2021年7月9日公開
- 「ポプラン」2022年1月14日公開
- 「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」2024年11月22日公開
YMF2017 グランプリ 倉田健次監督
- 「リトルウィング -3月の子供たち-」2013年7月27日公開
- 「藍色少年少女」2019年7月26日公開
- 「MANKAI MOVIE「A3!」 SPRING & SUMMER」2021年12月3日公開
- 「MANKAI MOVIE「A3!」 AUTUMN & WINTER」2022年3月4日公開