昴と彗星
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| 昴と彗星 | |
|---|---|
| ジャンル | 自動車漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | しげの秀一 |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
| レーベル | ヤンマガKCスペシャル |
| 発表号 | 2025年34号 - |
| 発表期間 | 2025年7月22日 - |
| 巻数 | 既刊2巻(2026年3月現在) |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
『昴と彗星』(すばるとすばる、英:Subaru and Subaru) は、しげの秀一による日本の漫画作品。しげのが過去に連載していた『頭文字D』『MFゴースト』の続編にあたる。
日本の一般公道をコースとして使用する自動車レースイベント MFG(エムエフジー)を描く作品で、『MFゴースト』の従来のMFGよりも下位のカテゴリーである、フレッシュマンシリーズのレースに焦点が当てられている。
本作では同じすばるの名をもつ二人の男女をダブル主人公に据え、比較的低馬力の兄弟車種である『スバル・BRZ』と『トヨタ・GR86』を駆り、お互いやその他のライバルたちと渡り合う物語となっている。
本作では、過去作のキャラクターも含めた群馬県側の登場人物の多くが群馬弁で会話するようになっている。
プロローグ
英国からやってきた若き天才ドライバー 片桐夏向(カナタ・リヴィントン)が、赤いトヨタ・86を駆り旋風を巻き起こしたMFG第4回大会から1年後。MFG運営本部は、若手ドライバーへの門戸を広げることを目的として、MFGフレッシュマンシリーズという下位カテゴリーレースの開催を発表した。
カナタのセコンドを務めていた自動車整備工場経営者の緒方は、カナタの帰国により生き甲斐を失っていた。しかし、親友であるMFGドライバーの相葉瞬から、「もう一度、若手ドライバーをサポートしてMFGにかかわってみろ」と励まされ、熱心に工場を訪ねていた大学生工藤彗星とタッグを組むことを決意。中古の赤いトヨタ GR86を購入して、一緒にフレッシュマンシリーズに挑む。
同じ時期、群馬の秋名山では「凄まじく速く走る幽霊が出る」という噂話が立っていた。プロドライバー育成プログラム「ドリームプロジェクト」に所属する女性ドライバー佐藤昴は、愛車である青いスバル BRZで幽霊退治に挑むも敗北する。しかし、凄腕の走り屋である藤原文太が異次元のドライビングであっさりと幽霊を千切る場面を目撃し、昴は文太を「師匠」として崇め、彼のテクニックを吸収しようと励むようになる。
そんな折、ドリームプロジェクトから昴のフレッシュマンシリーズへの参加許可が下りる。こうして、漢字違いの二人の「すばる」が、姉妹車であるGR86とBRZを駆ってフレッシュマンシリーズに挑むことになる。
開幕戦
開幕戦の練習走行において、対向車線を走る2人は互いのミラーが当たったことから、印象最悪の出会いを果たす。
作品設定・用語
- MFG(エムエフジー)
- 『頭文字D』でプロジェクトDを率いていた「リョウ・タカハシ」こと高橋涼介が中心となって創設された、公道レース競技。電気自動車やハイブリッドカーの使用を禁止したガソリンエンジン(内燃機関)車専用レースで、「グリップウェイトレシオ」という車重ごとに装着するタイヤのトレッド(横幅)を決める独自ルールが採用されている。本作では後述の「フレッシュマンシリーズ」の立ち上げに伴い、「MFGスーパーシリーズ」へと改称されている。
- →MFゴースト#作品設定・用語を参照
- MFGフレッシュマンシリーズ
- 若手ドライバーにMFG参加の門戸を広げ、大会のさらなる盛り上がりを図るために設立されたルーキー向けの新シリーズ。このシリーズとスーパーシリーズを合わせて、第5回大会は年間12戦が開催されることになる。
- 基本的なレギュレーションはスーパーシリーズに準じつつも、「年齢は25歳以下」「これまで一度もMFGの予選を通過したことがない」「車の馬力は300馬力以下」という制限が設けられている。参加車両は、先頭に「F」の1文字を追加した番号(例「F10」)を掲示することになる。
- ドリームプロジェクト
- 昴が所属する、群馬県のプロドライバー育成機関。通称「ドリプロ」。前作にも名称と部分的な情報が描かれており、諸星瀬名はここの出身。群馬サイクルスポーツセンターを拠点としてセミナーを開いている。
- 中古のMFGのドローンをシステムも含めて、払い下げ品を訓練に使用しているなど、MFGに強いコネクションがある。また、高速ばばあの正体も把握しており、何かしらの関連がある模様。
- 高速ばばあ
- 本作の1話の前後から「秋名の幽霊」として噂になっていた存在。両目が黒く落ち窪んだ不気味な顔の、ボロ布を纏った痩せこけた老婆の姿をしている。深夜22時 - 25時までの間、秋名山の下りの道路を走るスポーツカーの前に出現し、四つん這いの姿勢で高速飛行しながら追いかけてくる。
- その正体は、走行データを入力されたドローンに立体映像を重ねたもの。使われている走行データは「MFGパイロットの諸星瀬名」のもので、正体不明の集団により、「実走実験」と称して計画的に行われていた様子だが、その正体はフレッシュマンシリーズ開幕で明かされる。文太に負かされたことで正体の露見を危惧して撤退し、幽霊騒ぎも終息する。
- ゴーストカー
- 「高速ばばあ」の騒動を経て、フレッシュマンシリーズ予選で導入された新システム。専用ドローンによってコース上に立体投影された「ゴーストカー」が競技車両と併走する。走行データは前年度のMFGランキングトップ5および高橋啓介のデモ走行データから選ぶことができるうえに、車両のペースに合わせて2秒前方を先行する「イージーモード」、オリジナルデータそのままに全力走行する「ハードモード」の2種類を選択することが可能。ハードを選んだ参加者は、必然的に前年度トップ層との真剣勝負に臨むことになる。