東城駅
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歴史
たたら製鉄や木材の集積地として栄え、広島県北有数の商都であった東城町への鉄道敷設構想は1890年代に勃興している。広島~松江の陰陽連絡鉄道(両山鉄道)を東城経由にする提案や、成羽町を経由して高梁に至る鉄道など様々な案が浮上したが、最終的に開通したのは現在の芸備線のみである。
当初、東城駅開業は1930年(昭和5年)の夏を予定していた。ところが当時の市街地と駅を結ぶ道路(駅前道路)のルートをめぐって町議会が紛糾。議場での乱闘や町民の決起集会も起こり、「駅道事件」と呼ばれる町を二分する騒動に発展した。この影響で駅の建設工事も止まってしまい、予定より遅れて11月末の開業となった。
- 1930年(昭和5年)11月25日:国有鉄道三神線(当時)が矢神駅から延伸し、その終着駅として開業[1]。
- 1935年(昭和10年)6月15日:三神線が小奴可駅まで延伸し、途中駅となる。
- 1937年(昭和12年)7月1日:三神線が芸備線の一部となり、当駅もその所属となる。
- 1983年(昭和58年)12月25日:貨物取扱廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[1]。
- 2001年(平成13年)3月3日:駅員配置を廃止、簡易委託駅になる。
- 2006年(平成18年)3月18日 - それまで当駅始発の新見行きの始発列車は6時過ぎであったが、このダイヤ改正で5時半に繰り上げになった。それに伴い、当駅での行き違いがなくなる。
- 時期不明:旧上りホーム(1番線)の使用を廃止。これにより、新見 - 備後落合の区間では、矢神駅より西側での行き違いはできなくなった。
駅構造
地上駅。元々は相対式ホーム2面2線を有する駅であり、駅舎側のホームが2番線、向かい側のホームが1番線と、一般的な付け方とは逆に番線番号が付けられていたが、旧1番線への跨線橋は老朽化に伴い使用できなくなっており、立ち入ることができない。そのため現在は単式ホーム1面1線のみで運用され、備後落合方面・新見方面とも2番線に停車する。ただし、使われなくなった1番線は現在も場内・出発信号機が残っているため上り本線として扱われており、上り列車は下り本線(2番線)に逆線停車する扱いとなっている。なお、夜間時間帯には1本列車が留置される。当駅は岡山支社所属のキハ120形が夜間留置される駅で、唯一岡山県外にある駅である(備後落合駅、鳥取県内の智頭駅、兵庫県内の上月駅・佐用駅は折り返しのみである)。
かつては急行列車が停車しており、ホームには1972年(昭和47年)から1980年(昭和55年)まで運行された急行「やまのゆ」の号車案内がいまだに残っている。
- 駅舎内(2025年8月)
- ホーム(2024年9月)
利用状況
「広島県統計年鑑」によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。
| 年度 | 1日平均 乗車人員 |
|---|---|
| 1981年(昭和56年) | 250 |
| 1987年(昭和62年) | 257 |
| 1988年(昭和63年) | 382 |
| 1989年(平成 元年) | 242 |
| 1990年(平成2年) | 224 |
| 1991年(平成3年) | 149 |
| 1992年(平成4年) | 153 |
| 1993年(平成5年) | 141 |
| 1994年(平成6年) | 144 |
| 1995年(平成7年) | 121 |
| 1996年(平成8年) | 108 |
| 1997年(平成9年) | 96 |
| 1998年(平成10年) | 93 |
| 1999年(平成11年) | 76 |
| 2000年(平成12年) | 68 |
| 2001年(平成13年) | 43 |
| 2002年(平成14年) | 30 |
| 2003年(平成15年) | 32 |
| 2004年(平成16年) | 33 |
| 2005年(平成17年) | 28 |
| 2006年(平成18年) | 17 |
| 2007年(平成19年) | 16 |
| 2008年(平成20年) | 14 |
| 2009年(平成21年) | 12 |
| 2010年(平成22年) | 11 |
| 2011年(平成23年) | 11 |
| 2012年(平成24年) | 12 |
| 2013年(平成25年) | 12 |
| 2014年(平成26年) | 9 |
| 2015年(平成27年) | 10 |
| 2016年(平成28年) | 10 |
| 2017年(平成29年) | 12 |
| 2018年(平成30年) | 11 |
| 2019年(令和 元年) | 11 |
| 2020年(令和2年) | 9 |
| 2021年(令和3年) | 8 |
| 2022年(令和4年) | 13 |
| 2023年(令和5年) | 11 |
駅周辺
- 庄原市役所 東城支所
- 庄原警察署 東城交番
- 広島県立東城高等学校
- 庄原市立東城小学校
- 中国自動車道東城IC
- 国道182号
- 国道314号
- 広島県道238号東城停車場線
- フレスタ東城店
バス路線
バスのりばは駅前にあり、それを示すポールが立っている。なお、乗車券・PASPYは駅で販売している。
| 運行事業者 | 路線・行先 | 備考 |
|---|---|---|
| 高速バス | ||
| 備北交通 | 広島 - 三次 - 庄原 - 東城線:庄原駅・広島BC・広島駅新幹線口(北口) | 一部を除き庄原駅で乗り換え |
| 路線バス | ||
| 中国バス | 1-3:福山駅前 | 平日3往復・土曜1往復のみ 休日運休 |
| コミュニティバス | ||
| 備北交通 | 東城市街地循環バス 東城廃止代替バス小奴可(粟田)線:小奴可 東城廃止代替バス小奴可(日野原)線:日野原 東城廃止代替バス保田線:保田車庫 東城廃止代替バス始終線[2]:始終車庫 |
東城市街地循環バスは水曜・日曜(休日を除く)運休 東城廃止代替バスは土曜・休日運休 |
なお、備北交通・中国バスともPASPYを使用できる。
