浪花少年探偵団
東野圭吾による日本の連載漫画
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『浪花少年探偵団』(なにわしょうねんたんていだん)は、東野圭吾の推理小説。続編『しのぶセンセにサヨナラ』と併せて「浪花少年探偵団シリーズ」「しのぶセンセシリーズ」とも呼称される。
| 浪花少年探偵団 | ||
|---|---|---|
| 著者 | 東野圭吾 | |
| イラスト | 峰岸達 | |
| 装幀 | 安彦勝博 | |
| 発行日 | 1988年12月16日 | |
| 発行元 | 講談社 | |
| ジャンル | 推理小説 | |
| 国 |
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| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 四六版 | |
| 公式サイト | www.kodansha.co.jp | |
| コード | ISBN 978-4-06-204161-4 | |
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| しのぶセンセにサヨナラ (原題:浪花少年探偵団2) | ||
|---|---|---|
| 著者 | 東野圭吾 | |
| イラスト | 峰岸達 | |
| 装幀 | 安彦勝博 | |
| 発行日 | 1993年12月1日 | |
| 発行元 | 講談社 | |
| ジャンル | 推理小説 | |
| 国 |
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| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 四六版 | |
| 公式サイト | www.kodansha.co.jp | |
| コード | ISBN 978-4-06-206578-8 | |
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概要
- 浪花少年探偵団
- 大阪・大路小学校の女性教師・竹内しのぶが、担任を務める6年5組の田中鉄平と原田郁夫、大阪府警捜査一課の新藤・漆原のコンビを巻き込みながらも、身の回りで起きた事件を解決していく姿を描く。
- 1986年から1988年にかけ『小説現代』(講談社)『小説現代臨時増刊』(講談社)に5編が掲載されたのち、1988年12月に同社より単行本が、1991年に講談社文庫版が発売された。2011年には講談社文庫新装版が発売された[1][2][3]。
- しのぶセンセにサヨナラ
- 前作の2年後が舞台となり、前作の終盤でしのぶが兵庫県の大学で内地留学を決意をしたため、教職から離れた身となり、鉄平と原田も中学生となっている。
- 1990年から1992年にかけ『小説現代』(講談社)に6編が掲載されたのち、1993年12月に『浪花少年探偵団2』のタイトルで単行本が発売され、1996年に『しのぶセンセにサヨナラ 浪花少年探偵団・独立篇』に改題のうえ、講談社文庫版が発売された。2011年には『しのぶセンセにサヨナラ』に再改題のうえ、講談社文庫新装版が発売された[4][5][6]。
制作背景
あらすじ
あらすじ(浪花少年探偵団)
- しのぶセンセの推理
- 大阪・大路小学校の6年3組を担任する女性教師・竹内しのぶの生徒、福島の父親・文男が殺害される。事件前夜、文男が妻・雪江の制止を振り切って金を持ち出したことは判明するものの、大阪府警捜査一課の新藤と漆崎は捜査を進展させられずにいた。そんな中、しのぶは福島が父親について「死ねばいい」と話していたことを知り、心配のあまり事件に関わり始める。やがて、生徒たちの作文に隠された手がかりから事件の真相に迫っていく。事件の鍵を握っていたのは、「たこ焼き」だった。
- しのぶセンセと家なき子
- 鉄平と原田が買ったばかりのファミコンソフトをひったくりに奪われる。事情を知ったしのぶはひったくりを捕まえようと2人を連れて被害に遭った駅前の商店街で張り込みをし、ひったくりを見つけるが、予想外の俊足により取り逃がしてしまう。一方、商店街の近くの長屋で住人の男性が刺殺される事件が発生。その男性は一人息子と暮らしていたが、その息子は行方不明となっていた。だが、その行方不明の息子こそ、しのぶたちが追っていたひったくり犯だった。
- しのぶセンセのお見合い
- 中田の強引な進めで、「K工業」のエリート・本間義彦とお見合いをすることになったしのぶ。しのぶに想いを寄せる新藤は鉄平と原田からそのことを聞きつけ、鉄平たちと共に見合いの場を見張ることに。お見合いは問題なく進む中、仲人となった「K工業」社長・元山が、本社工場内で殺害される事件が発生する。社長はお見合いが始まる一時間前の三時以降に殺害されたことが判明、容疑者たちには動機はあれどアリバイがあり、そして本間も容疑者の一人として名を連ねていた。
- しのぶセンセとクリスマス
- クリスマスイブ、女性が浴槽で手首を切って死亡する事件が発生。事件は自殺に見せかけた他殺と断定され、浴槽には「ケーキ」というダイイング・メッセージが残されていた。一方、しのぶと新藤は鉄平と原田と本間の自宅でクリスマスパーティーを催すことに。だがパーティー用にしのぶが調達したクリスマスケーキの中から、女性殺害事件に使用された血の付いたナイフが見つかる。例によってしのぶが首を突っ込む一方、彼女の周辺ではUFOが飛んでいたという噂が広まっていた。
- しのぶセンセを仰げば尊し
- 大路小学校の卒業式を1週間後に控えたころ、ラブホテル裏の草むらで女性の遺体が発見される。一方、熱で学校を休んでいた鉄平は、同じマンションに住む下級生・奈々の母親・町子がベランダから転落する場面に遭遇する。命に別状はなかったものの、奈々から母親の様子を聞いた鉄平は、町子が何者かに突き落とされたのではないかと疑い、担任のしのぶに相談する。しのぶも事件に関わり、二つの事件の真相を追う。やがて卒業式当日、二つの事件の真相が明らかになる。しかし、その直後に思いがけない非常事態が発生する。一方、しのぶ自身も新たな旅立ちを決意する。
あらすじ(しのぶセンセにサヨナラ)
- しのぶセンセは勉強中
- 鉄平に頼まれ、商店街の草野球にピンチヒッターとして参加したしのぶは、試合後、相手側の「西丸商店」会長・西丸仙兵衛の豪邸に招かれる。しのぶの勝気な性格を気に入った仙兵衛から社長秘書にスカウトされるが、しのぶが断ろうとした矢先、販売部長の米岡が豪邸近くの会社から転落死する。米岡の死は自殺とも他殺とも断定しがたい不可解なものだった。しのぶは一度は新藤や漆原との関わりを避けようとするものの、事件の真相を追い始める。やがてしのぶは捜査を進める中で、西丸商店の社員たちがそれぞれに抱えていた事情を知り、米岡の死に隠された真実へと迫っていく。
- しのぶセンセは暴走族
- 子どもたちを交通事故から守るため、自ら車を知る必要があると考えたしのぶは、運転免許の取得を目指して自動車学校に通い始める。そんな中、原田の母・日出子に誘われ、教官の若本と交通量の少ない早朝の秘密特訓に励む。ところが、特訓を終えて帰宅するたび、しのぶの部屋の前に犬の糞が放置されるようになる。犯人を捕まえようと特訓を休んだその日、日出子が交通事故に遭い、同乗していた若本が意識不明の重体となる。日出子の車に衝突した車は逃走し、事故の責任が日出子に大きく問われる可能性が高まる。そんな中、新藤の一言をきっかけに、犬の糞の嫌がらせも事故も仕組まれたものではないかとの疑惑が浮上する。事件の真相に近づいた時、仮免中のしのぶの嵐のドライビングテクが炸裂する。
- しのぶセンセの上京
- 東京に引っ越したかつての教え子・中西からの手紙で彼の境遇を案じ、友人の結婚式に出席する機会を利用し鉄平と原田と共に上京したしのぶ。中西家に来訪したしのぶたちだが、両親の様子は険悪で、さらに3人は中西夫人の頼みで中西氏が利用するホテルに宿泊することに。3人がホテルまでの道に迷って東京にいる本間に助けてもらうまでの間に、中西家に電話を掛けたしのぶは電話口の様子から中西家での誘拐事件を知る。犯人は身代金に5千万円を要求、受け渡し場所に東京ディズニーランドのホーンテッドマンションを指定する。
- しのぶセンセは入院中
- 畑中にお好み焼きを奢ってもらった鉄平と原田は、突然の羽振りの良さに違和感を覚え、しのぶに相談しようとする。しかし、しのぶは盲腸で入院していた。そんな中、しのぶと相席した老婆・藤野の夫が泥棒に襲われる事件が起こる。金目の物もない藤野家が狙われた理由は分からず、犯行もプロの手口とは思えなかった。さらに今度は、しのぶの病室にも侵入者が現れ、事件は思わぬ方向へ動き始める。
- しのぶセンセの引っ越し
- 東成区大今里の2階建て住宅に侵入した男性が住人の老婦人に撲殺される。その老婦人の稲子と男性に面識は無いため正当防衛の線も浮かぶ中、男の身元が判明し、新藤は男の住所先でしのぶのいるアパートを訪問する。そのころしのぶは、内地留学を終え教師に復職するため、鉄平と原田と共に実家への引っ越し準備を進めていた。だが、新藤から事件を聞き、しのぶも隣室で起きた問題に足を踏み入れていく。稲子と男の繋がりの有無が掴めぬ中、教師としての勘の鈍さを懸念していたしのぶは両者を繋ぐある接点を発見する。
- しのぶセンセの復活
- 内地留学後、阿倍野の文福小学校に赴任し4年2組の担任となったしのぶ。だが、この4年2組、素行に問題はないが、転勤した前担任の山下の影響力が強すぎて何かにつけて山下を引き合いに出し、なかなか素直に言うことを聞かないのであった。そんな中、生徒の渋谷が跳び箱の練習中に跳び箱が倒れ怪我をしたため、山下が学校を辞めたという事情をしのぶは知る。跳び箱が簡単に倒れるのだろうかと疑問を挟みながら、担任交代によって生じる問題を危惧し、生徒や親そして山下にも話を聞くことに。その中で渋谷の事件の真相を知ったしのぶは、新藤との恋に一つの答えを出し、教師として新たな出発を迎える。
登場人物
登場人物はいずれも関西弁で話すが、本間など一部の人物は標準語で話す。
シリーズレギュラー
- 竹内しのぶ
- 生野区・大路小学校教師、6年5組担任。25歳(初登場時)、独身。
- 短大を卒業後に子供のころの夢だった教師の道に進み、大路小学校に赴任した。家族構成は母・妙子と、家電メーカー工場長の父・茂三とOLの妹がいる。
- 一見すると丸顔の美人なのだが、そんな外見とは裏腹に大阪の下町出身の気質ゆえか、負けん気が強い上に口も手も早く大雑把な性格。好奇心旺盛でなおかつ目の前の厄介事を放っておけない性分から、幾度か事件に首を突っ込み、持ち前の推理力・観察力と女性ならではの視点によって事件の謎を明らかにし、事件解決に一役買っている。足が速く、ソフトボールでエースの4番だった過去があり、実業団から誘いを受けたこともある。食べ物に目が無く、それに釣られてしまう一面もある。
- 教育についてもっと勉強したいという想いから、大路小学校で卒業式を迎える春から内地留学のために2年間兵庫県の大学に通う日々を送り、新藤・漆崎とも疎遠になっていたが、ある事件以降再び交流を持つようになる。そして内地留学を終えたあとは、阿倍野の文福小学校で教師に復帰した。
- 田中鉄平
- 大路小学校6年5組の生徒→中学2年生。
- ファミコンやパソコンに詳しく、ゲームにおいては事前に攻略本を駆使した高い腕前を誇り、友達にテクニックを自慢している。
- 原田郁夫
- 大路小学校6年5組の生徒→中学2年生。
- 鉄平の親友で、いつも鉄平と行動を共にしている。
- 新藤
- 大阪府警捜査一課刑事。初登場時は来年30歳になるという年齢。見た目はエリート刑事然としているが、中身は天性の三枚目で大事な場面でも締まらないことが多い。
- 自身が担当する事件でしのぶとその生徒たちと関わり、いつしかしのぶに好意を持ち、何かとアプローチを仕掛けてくる。鉄平と原田とはしのぶの仲を取り持つために結束しているが、2人には何かしら見返りを求められる。その鉄平たちにはヒラと呼ばれている。
- 漆崎
- 大阪府捜査一課刑事。新藤の相棒的存在でよくコンビを組んで捜査をする。
- 鉄平らからは万年ヒラと揶揄されているが、刑事としての洞察力は高く、しのぶとは違う立場で事件の真相に辿り着くこともしばしば。
- 本間義彦
- 豊中市にある産業機械の大手メーカーの子会社「K工業」の幹部候補のエリート。初登場時は28歳。東京の営業所にいたため標準語。
- しのぶとお見合いをし、その最中に起きた事件を境にしのぶに惹かれ、以降新藤とは恋敵として顔を合わせる度に小競り合いを繰り広げる。
- 気障だがエリートであることを鼻に掛けず、下請けのことも思いやれる度量を持つ。経済や世界情勢に明るいが、巨人ファンでもあるためしのぶと共通の話題が無いのが難点(ただ、しのぶは本間と結婚したら互いの足りない部分を補えると評している)。
周辺人物
- 竹内妙子
- しのぶの母親。愛想がいいおしゃべり好きな性格。
- 新藤とも仲良くなっており、彼のしのぶへの気持ちを知った上で後押しする。
- 畑中弘
- 大路小学校6年5組の生徒→中学2年生。
- 鉄平・原田とつるむことが多い。
- 村井
- 大阪府警捜査一課警部。新藤・漆崎の上司で、禿げ頭。
- 中田
- 大路小学校教頭。
- 頭の薄さを隠すために0:10分けにしているため、しのぶの発言がきっかけで生徒たちから「ゼロジュウ」という渾名を付けられている。
浪花少年探偵団
『しのぶセンセの推理』
- 福島友宏
- 大路小学校6年5組の生徒。軽トラの屋台でたこ焼き屋を経営していた父親の手伝いをしていたことがある。
- 福島雪江
- 友宏の母親。「株式会社チルド」という玩具メーカーの堺工場に勤務しており、そこで小型巻線機でモーターのミニチュアを作る作業に従事していた。
- 2年ほどパートだったが、4月から正社員となった。
- 福島文男
- 友宏の父親。職を無くしてから酒とギャンブルに溺れ、家庭内暴力を振るうようになっていた。
- 「N建設」の社長とは幼馴染で、その社長から会社のトラックを借りていた。
- 山田徳子
- 福島家の住むアパートの住人で50過ぎの女性。文男がトラックに乗ってアパートから去った場面を目撃した。おしゃべり好きで話がオーバー気味。
『しのぶセンセと家なき子』
- ひったくり犯の少年
- 荒川の息子。事件発覚より前に父親の元から失踪している。口が達者で、土地勘も手伝ったとはいえしのぶから逃げ切れるほどの俊足の持ち主。
- 千枝子
- 利夫の前妻。35歳。失業後も働かない利夫に愛想を尽かして離婚、現在は保険の外交員をしている。
- 梶野真知子
- 中学生。2年前まで大路小学校の生徒で、担任ではないしのぶとも親しかった。
- 荒川利夫
- 殺された男性。半年前に現在の住所に引っ越してきたが区役所に転居届を出していない。
- 以前はトラックの運転手だったが、飲酒運転で事故を起こしてクビになり、現在は無職。
- 梶野政司
- 真知子の父親で長屋の主人。50歳過ぎの腹がでっぷり出ている。娘には血を見ただけで気を失うと言われるほど気の弱い人間と評される。
『しのぶセンセのお見合い』
- 元山政夫
- 「K工業」社長。中田と共に本間のお見合いに熱心だった模様だが、事件当日には工場での用を済ませようとしていた。
- 元山武夫
- 「K工業」専務で社長の息子。態度は相当に横柄で、社長を殺す動機のある者として本間や下請けの関係者を疑いきっている。
- 田辺
- 「K工業」の工場長。専務の参謀役で腹心の部下でもある。
- 戸村
- 「K工業」の下請け工場の社長。本間には世話になったこともあり、親交がある。
- 大原ゆり子
- 「K工業」経理部職員。武夫の経費の使い込みを手伝い自身も5%の分け前をもらっていた。
- 千里ニュータウンの高層マンションに住んでおり、プレイヤーという煙草を吸っている。
『しのぶセンセとクリスマス』
- 藤川朋子
- 殺害された女性。千賀子とは高校時代からの親友で、以前は千賀子と同じ英会話スクールで事務をしていた。
- 高野千賀子
- 遺体の第一発見者。24歳。淀屋橋の英会話スクールで事務員として勤務する。
- 松本悟郎
- 千賀子の恋人。29歳。千賀子と同じ英会話スクールで講師をしている。長身、浅黒い肌とモデルのような容姿の持ち主。
- 外大卒で、アルバイトをしながら通訳の勉強をし、約1年ほど渡米経験がある。
- 酒井直行
- 明子の恋人。日本橋の五階建てビルの三階にある電気店勤務。痩せて顔色の悪く気の弱そうな男性。
- 松本とは高校からの友人。朋子とは半年前に松元と千賀子からの紹介で交際して婚約していた。
『しのぶセンセを仰げば尊し』
- 朝倉奈々
- 鉄平と同じ「緑山ハイツ」に住む大路小学校の5年生。鉄平に好意を持ち、もうすぐ卒業する鉄平にマフラーをプレゼントする。
- ためらいや考える最中に地面をつま先で蹴るのが癖。
- 朝倉町子
- 奈々の母親。布団を干している最中に転落した。その際、落ちるのとは別の言い知れぬ恐怖を感じていたという。
- 宮本清子
- 遺体の女性。20歳。父親は5年前に死去、雑貨屋を経営する母・和美と二人の妹がいる。
- 勉強は振るわなかったが、それでも府立高校に進学し、高校を卒業してから実家を出て守口市の電子部品メーカーに勤めていた。中田のかつての教え子でもあった。
- 飯塚
- 清子が配属しているパワー・トランジスタ製造ラインの班長。新藤・漆原の聞き込みに応じる。背は低く、働き者という雰囲気がある。
しのぶセンセにサヨナラ
『しのぶセンセは勉強中』
- 西丸仙兵衛
- 制服や作業着を製造直売している「西丸商店」会長。社長の座を息子に譲り、大友福子という女性をお手伝いにし、隠居生活を送っている。
- 安物をさも高級品のよう着飾る筋金入りのドケチで押しの強い性格。
- 西丸昭一
- 仙兵衛の息子で「西丸商店」社長。標準語。仙兵衛とは異なり、ドライな性格で会社を合理的な方針で経営している。
- 米岡伸治
- 「西丸商店」販売部長。目立たない、気の弱いと評され、人の恨みを買うような人物ではないことが窺える。高所恐怖症。
- 富井
- 「西丸商店」社員。仙兵衛の腹心の部下で、よく彼の周りに付き従っている。
『しのぶセンセは暴走族』
- 原田日出子
- 原田の母親。しのぶと同じく免許取得のため「大阪グリーン自動車教習所」に通っている。
- 二つのことを同時に出来ないほど不器用で、より多く時間外講習を受けている。
- 若本
- 「大阪グリーン自動車教習所」教官。担当の車番号は32番。三十代半ばの男前。元レーサー志望で、身寄りが無い。
- 日出子が配車手続きの係と親交を持ったため、3回も日出子の講習を担当している。
『しのぶセンセの上京』
- 中西雄太
- 元大路小学校6年5組の生徒。卒業後、父親の仕事の関係で東京に引っ越す。周囲を柵で覆った、庭付きの洋風の自宅に住む。
- 中西景子
- 雄太の姉。高校生で、振る舞いはしっかりとしている。
- 中西夫人
- 雄太の母親。いかにも上流階級の雰囲気で礼を尽くすタイプ。家庭に目を向けない夫に不満を抱く。
- 中西氏
- 雄太の父親。典型的な仕事人間といった人物で、忙しさから雄太と言葉を交わす機会が少ない。
- 中西利広
- 雄太の弟で誘拐事件の被害者。まだ幼稚園児ぐらいの年頃。
『しのぶセンセは入院中』
- 藤野与平
- 藤野の夫。
『しのぶセンセの引っ越し』
- 松岡稲子
- 事件の加害者となった62歳の老婦人。夜中に2階の和室を物色している男に襲われそうになって反撃して殺してしまったと主張。
- 最近老人ホームに入居するため、銀行で400万引き下ろしている。
- 安西千鶴
- 芳子の娘。芳子と彼女の死んだ夫との間に産まれる。小学校5年生ぐらいの美少女で尾崎豊の曲を好んで聴く。看護婦になることが将来の夢。
- しのぶと知り合うが、事件に話が及ぶと距離を取ってしまう。
- 安西芳子
- しのぶの住むアパートの隣室の女性。夫の死後、飲み屋で働くようになり、勤務先で永山と知り合う。
- 永山和雄
- 事件の被害者。芳子の内縁の夫で、彼女の部屋を出入りし、芳子の稼ぎを巻き上げ、暴力も振るっていた。麻薬取締法違反で逮捕された前科がある。
『しのぶセンセの復活』
- 上原美奈子
- 文福小学校4年2組生徒。生意気かつませた性格だが、頭も良く学内の情報通でもある。
- クラスで最もしのぶの言うことを素直に聞かないものの、最初にしのぶと親しくなった。ファッションや下世話に目が無い。
- 渋谷淳一
- 文福小学校4年2組生徒。運動音痴な上に何をするにも鈍臭く、クラスからは「ドン渋」の渾名で呼ばれている。
- 芹沢勤
- 文福小学校4年2組生徒。運動神経抜群で容姿もよい。山下を敬慕し、彼が辞める要因となった渋谷に陰湿な嫌がらせをする。そのため、しのぶには中々心を開かない。
- 山下博夫
- 文福小学校4年2組が3年生だった時の担任教師。肩幅が広くがっちりとしたスポーツマン然とした体型。
- 教師としても非の打ちどころのない人物で、中学のころからスポーツに打ち込みインターハイで3位を取り新聞に載ったこともある。
- 芹沢郁子
- 生命保険会社の外回り。家で仕事をするデザイナーの夫が独立したのに伴い、2年前に現住所に引っ越してきた。
- 渋谷の母
- PTAの役員。叔父が市会議員で発言力もあり、息子が怪我をした責任を山下に追及し転勤に追いやった。
評価
書誌情報
- 浪花少年探偵団
- 単行本:1988年12月16日発売[1]、講談社、ISBN 978-4-06-204161-4
- 文庫本:1991年11月5日発売[2]、講談社文庫、ISBN 978-4-06-185029-3
- 文庫新装版:2011年12月15日発売[3]、講談社文庫、ISBN 978-4-06-277130-6
| タイトル | 初出 |
|---|---|
| しのぶセンセの推理 | 『小説現代臨時増刊』1986年8月 |
| しのぶセンセと家なき子 | 『小説現代臨時増刊』1987年2月 |
| しのぶセンセのお見合い | 『小説現代臨時増刊』1987年7月 |
| しのぶセンセとクリスマス | 『小説現代』1987年12月 |
| しのぶセンセを仰げば尊し | 『小説現代』1988年3月 |
- しのぶセンセにサヨナラ
- 単行本:『浪花少年探偵団2 』、1993年12月1日発売[4]、講談社、ISBN 978-4-06-206578-8
- 文庫本:『しのぶセンセにサヨナラ 浪花少年探偵団・独立編』、1996年12月12日発売[5]、講談社文庫、ISBN 978-4-06-263412-0
- 文庫新装版:『しのぶセンセにサヨナラ』、2011年12月15日発売[6]、講談社文庫、ISBN 978-4-06-277131-3
| タイトル | 初出 |
|---|---|
| しのぶセンセは勉強中 | 『小説現代』1990年2月号別冊 |
| しのぶセンセは暴走族 | 『小説現代』1990年11月号 |
| しのぶセンセの上京 | 『小説現代』1991年5月号 |
| しのぶセンセは入院中 | 『小説現代』1992年6月号別冊 |
| しのぶセンセの引っ越し | 『小説現代』1992年6月号 |
| しのぶセンセの復活 | 『小説現代』1992年12月号 |
テレビドラマ
NHK版(2000年)
2000年10月7日から12月23日までNHK教育の『ドラマ愛の詩』枠にて毎週土曜の18時 - 18時30分に放送された[7]。登場人物などはほぼ原作通りだが、ミュージカル仕立ての回(第9話)があるなど、原作からかなり脚色されている。主人公の竹内しのぶが太極拳をやっているという設定も、原作にはない(原作ではソフトボールが得意)。
キャスト(2000年)
- 浪花少年探偵団
- 浪花小学校
- 近所の住人
- しのぶの家族
- その他
- 漆崎警部補(玉造署刑事・新藤の上司) - 荒谷清水
ゲスト(2000年)
- 第1話
- 第2話
- 第3話
- 第4話
- 第5話
- 相馬(漫才コンビ・北風と太陽、しのぶの小学校時代の同級生) - 安宅慶太
- 秋田 正志(漫才コンビ・北風と太陽、相馬の相方) - 前田晃男
- 麗子(相馬の彼女) - 春菜優希
- ランディーズ
- 第6話
- 第7話
- 第8話
- 風のヤス(謎の鍵師) - 國村隼
- 第9話
- ロリシカ王国国王 - 木村元
- 側近 - ウォーターハウス美希、ウォーターハウス亜耶
- 黒めがねの男(レナ王女を拉致) - 山内勉、辻本修作、西田政彦
- 戸田恵梨香
- 第11話
- 第12話
スタッフ(2000年)
放送日程(2000年)
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 2000年10月7日 | しのぶセンセがやってきた | 長川千佳子 | 大橋守 |
| 第2話 | 10月14日 | しのぶセンセのお見合い | ||
| 第3話 | 10月21日 | しのぶセンセと家なき子 | ||
| 第4話 | 10月28日 | しのぶセンセと消されたファイル | 久松真一 | 黒崎博 |
| 第5話 | 11月4日 | しのぶセンセと初恋の君 | 吉田努 | |
| 第6話 | 11月11日 | センセと氷点下地獄 | 大橋守 | |
| 第7話 | 11月18日 | しのぶセンセと幽霊列車 | 犬童一心 | |
| 第8話 | 11月25日 | しのぶセンセとナゾの鍵師 | 長川千佳子 | 黒崎博 |
| 第9話 | 12月2日 | しのぶセンセと消えたプリンセス | 飯野陽子 | 大橋守 |
| 第10話 | 12月9日 | しのぶセンセと飛ぶ放課後 | 土田英生 | 吉田努 |
| 第11話 | 12月16日 | しのぶセンセとマイ・ファニー・バレンタイン | 黒崎博 | |
| 最終話 | 12月23日 | しのぶセンセにサヨナラ | 長川千佳子 | 大橋守 |
| NHK教育 ドラマ愛の詩 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
続・たけしくん、ハイ!(再編集版)
(2000年8月26日 - 9月30日) |
浪花少年探偵団
(2000年10月7日 - 12月23日) |
幻のペンフレンド2001
(2001年1月6日 - 3月24日) |
TBS版(2012年)
| 浪花少年探偵団 | |
|---|---|
| ジャンル | テレビドラマ |
| 原作 |
東野圭吾 『浪花少年探偵団』] 『しのぶセンセにサヨナラ』 |
| 脚本 |
吉田紀子 江頭美智留 沼津そうる |
| 演出 |
清弘誠 池澤辰也 東田陽介 |
| 監修 |
吉川祐二(警察) 冨名腰文人(医療) 野口格子(ソフトボール) 永咲友梨(合唱・ピアノ) |
| 出演者 |
多部未華子 小池徹平 山本耕史 木村文乃 前田航基(まえだまえだ) 濱田龍臣 前田旺志郎(まえだまえだ) 八木優希 二宮星 高橋晃 斉藤由貴 温水洋一 段田安則 小日向文世 松坂慶子 |
| 音楽 | 渡辺俊幸 |
| エンディング | ゆず「また明日」 |
| 国・地域 |
|
| 言語 | 日本語 |
| 製作 | |
| プロデューサー | 黒沢淳(テレパック) |
| 製作 |
テレパック TBS |
| 放送 | |
| 音声形式 | ステレオ放送・解説放送(ステレオ2・ワンセグは除く) |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 2012年7月2日 - 9月17日 |
| 放送時間 | 月曜 20:00 - 20:54 |
| 放送枠 | パナソニック ドラマシアター |
| 放送分 | 54分 |
| 回数 | 12 |
| 公式サイト | |
特記事項: 初回は2時間スペシャル (19:00 - 20:54)。 | |
2012年7月2日から9月17日までTBS系列の『パナソニック ドラマシアター』枠にて放送された。主演は多部未華子[8]。
多部はTBSの連続ドラマ初主演であり、初の教師役を演じた。
本作は『ナショナル劇場』が松下グループの社名変更に伴う『パナソニック ドラマシアター』に枠名改称後、初の女性主演作品にあたる。撮影は放送開始前の2012年1月から4月中旬まで行われた。パナソニックドラマシアター枠の現代劇では初となる解説放送(ステレオ2)が行われてた。
シリーズ2作を原作とし、しのぶが受け持つクラスは6年2組となっている。ドラマ版では原作の登場人物にドラマ独自の設定が加えられ、原作の「しのぶセンセの復活」に登場する文福小学校4年2組の生徒たちも大路小学校6年2組の生徒となっている。
番組内ではパナソニック(単独提供)のコラボレーションCMが放送された。出演は原田兄弟役のまえだまえだと原田昌夫役の温水洋一。母親が書き置きを残して、家を留守にするところから物語が展開していく。なお、温水は2000年のNHK版にも出演している。
キャスト(2012年)
- 竹内しのぶ
- 演 - 多部未華子(小学生時代:畠山紬)
- 大阪市立大路小学校6年2組担任。本作品では常勤講師。短気な性格が災いして小学校の教員採用試験に落ち続けている。
- 推理小説のファンで自宅に探偵シリーズの本を何冊も所有している。
- 新藤修平
- 演 - 小池徹平[8]
- 大阪府警住吉中央警察署捜査一課 巡査部長。
- 本間義彦
- 演 - 山本耕史[8]
- しのぶの見合い相手。なにわ製油幹部候補のエリート営業部社員。
- 榛名美佳
- 演 - 木村文乃
- 大路小学校音楽教師。新しく赴任してきたしのぶが学校内で注目されるようになり、ライバルとして敵意を露わにする。
- 浪花少年探偵団
- 友宏の父親・文男が殺害された事件を機に結成する。修は郁夫によると年齢制限のため補欠扱い。
- 6年2組
- 土屋 芙美(学級委員長) - 八木優希
- 上原 美奈子 - 二宮星
- 福島 友宏 - 伊澤柾樹
- 芹沢 勤(クラスの女子に不人気・淳一をいじめる) - 吉井一肇
- 朝倉 奈々(クラスのマドンナ) - 浜辺美波
- 中西 雄太(東京に転校した生徒) - 吉岡竜輝
- 渋谷 淳一(勤にいじめられる) - 橋本一輝
- 阿部 翔太 - 上妻成吾
- 石川 萌 - 今井風花
- 井上 拓真 - 市川理矩
- 江藤 美咲 - 佐々木麻緒
- 加藤 亮太 - 松野太賀
- 園田 優花 - 梅沢朋花
- 根岸 明日香 - 川田怜奈
- 野田 翼 - 鈴木励和
- 日野 桃子 - 佐藤瑠南
- 松川 はるか - 樽本真生夏
- 間中 翔 - 谷藤力紀
- 三輪 菜月 - 古川加奈子
- 持田 舞 - 蔵前美郁
- 吉川 美羽 - 横山久留美
- その他
ゲスト(2012年)
- 第1話
- 第3話
- 第4話
- 第6話
- 第7話
- 第9話
- 第10話
スタッフ(2012年)
- 原作 - 東野圭吾『浪花少年探偵団』『しのぶセンセにサヨナラ』(講談社文庫刊)
- 脚本 - 吉田紀子、江頭美智留、沼津そうる
- 音楽 - 渡辺俊幸
- 主題歌 - ゆず「また明日」(SENHA & Co.)
- 演出 - 清弘誠、池澤辰也、東田陽介
- 演出補 - 武居正能、金澤友也、増間高志、宮下直之、吉田望、中塚久詔
- 音響効果 - 牧瀬能彦
- タイトルCG - 川上昌人
- CG制作 - 岡野正広
- 警察監修 - 吉川祐二(オフィスワイズ)
- 医療監修 - 冨名腰文人
- 方言指導 - 野々村のん[注 3]、筒井巧(劇団青年座)
- ソフトボール監修 - 野口格子 (PCP)
- 合唱・ピアノ監修 - 永咲友梨
- 河内音頭指導 - 八尾市河内音頭全国発信隊、山崎美恵鶯
- 技斗 - 大道寺俊典
- 操演 - 羽鳥博幸
- 取材協力 - 藤倉憲一(大阪市立小路小学校校長)
- 脚本協力 - 酒巻浩史 (JCM)
- 技術協力 - フォーチュン
- 美術協力 - フジアール
- ポスプロ - ビデオスタッフ
- ロケ管理 - ミヤビプランニングオフィス
- スタジオ - 日活撮影所
- プロデューサー - 黒沢淳(テレパック)
- ラインプロデューサー - 荻原達
- プロデューサー補 - 浅野ひとみ、小林孝道
- 製作 - テレパック、TBS
放送日程(2012年)
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 原作 | 脚本 | 演出 | 視聴率[8] |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 2012年7月2日 | しのぶセンセの名推理 | 『浪花少年探偵団』収録「しのぶセンセの推理」 | 吉田紀子 | 清弘誠 | 7.8% |
| 第2話 | 7月9日 | しのぶセンセは暴走族 | 『しのぶセンセにサヨナラ』収録「しのぶセンセは暴走族」 | 池澤辰也 | 6.0% | |
| 第3話 | 7月16日 | しのぶセンセのお見合い | 『浪花少年探偵団』収録「しのぶセンセのお見合い」 | 江頭美智留 | 5.6% | |
| 第4話 | 7月23日 | しのぶセンセと密室殺人 | 『しのぶセンセにサヨナラ』収録「しのぶセンセは勉強中」 | 清弘誠 | 7.1% | |
| 第5話 | 7月30日 | しのぶセンセは入院中 | 『しのぶセンセにサヨナラ』収録「しのぶセンセは入院中」 | 吉田紀子 | 池澤辰也 | 5.5% |
| 第6話 | 8月6日 | しのぶセンセと前のセンセ | 『しのぶセンセにサヨナラ』収録「しのぶセンセの復活」 | 江頭美智留 | 清弘誠 | 6.4% |
| 第7話 | 8月13日 | しのぶセンセと家なき子 | 『浪花少年探偵団』収録「しのぶセンセと家なき子」 | 吉田紀子 | 東田陽介 | 6.6% |
| 第8話 | 8月20日 | しのぶセンセの上京 | 『しのぶセンセにサヨナラ』収録「しのぶセンセの上京」 | 江頭美智留 | 5.7% | |
| 第9話 | 8月27日 | しのぶセンセと小さな恋 | 『しのぶセンセにサヨナラ』収録「しのぶセンセの引っ越し」 | 清弘誠 | 5.7% | |
| 第10話 | 9月3日 | しのぶセンセのクリスマス | 『浪花少年探偵団』収録「しのぶセンセのクリスマス」 | 沼津そうる | 池澤辰也 | 5.4% |
| 第11話 | 9月10日 | しのぶセンセ、最後の事件 | 『浪花少年探偵団』収録「しのぶセンセを仰げば尊し」 | 吉田紀子 | 5.5% | |
| 最終話 | 9月17日 | しのぶセンセを仰げば尊し | 4.4% | |||
| 平均視聴率 6.1%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) | ||||||
- 第1話のみ、2時間枠(19時 - 20時54分)でのスペシャル版として放送。
| TBS パナソニック ドラマシアター | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
浪花少年探偵団
(2012年7月2日 - 9月17日) |
宮部みゆきミステリー
パーフェクト・ブルー (2012年10月8日 - 12月17日) |
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