JR西日本207系電車

西日本旅客鉄道の直流通勤形電車 From Wikipedia, the free encyclopedia

JR西日本207系電車(JRにしにほん207けいでんしゃ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が1991年平成3年)より導入した直流通勤形電車[3]である。片町線福知山線を連絡する地下線の片福連絡線(現:JR東西線)乗り入れへの対応、および老朽化した103系の置き換えを目的として製造された[2]

概要 基本情報, 運用者 ...
JR西日本207系電車
東海道本線を走行する1000番台
(2021年5月25日 元町駅
基本情報
運用者 西日本旅客鉄道
製造所 川崎重工業車両カンパニー
近畿車輛
日立製作所笠戸事業所[注 1]
西日本旅客鉄道後藤総合車両所[注 1]
西日本旅客鉄道鷹取工場[注 2]
製造年 1991年 - 2003年
製造数 484両
運用開始 1991年4月30日
主要諸元
軌間 1,067 mm狭軌
電気方式 直流1,500 V架空電車線方式
最高運転速度 120 km/h[1][2]
起動加速度 2.7 km/h/s[1]
減速度(常用) 3.5 km/h/s[1]
減速度(非常) 4.2 km/h/s[1]
編成重量 213.0 t
編成定員 1,115人
車両定員 先頭車:150(座席50)人[1]
中間車:163(座席58)人[1]
全長 20,000 mm[1][2]
車体長 19,500 mm[1][2]
全幅 3,004 mm[1]
車体幅 2,950 mm[1][2]
全高 4,090 mm[2]
パンタ折畳み高 4,140 mm[1]
屋根高さ 3,700 mm[1][2]
床面高さ 1,150 mm[1][2]
車体 ステンレス[1][2]
台車 ボルスタレス台車(ヨーダンパ付
主電動機 かご形三相誘導電動機
駆動方式 WNドライブ
歯車比 14:99(1:7.07)[1][2]
制御方式 VVVFインバータ制御[1][2]
制動装置 電気指令式ブレーキ
耐雪ブレーキ
2000番台・体質改善車:全電気ブレーキ
保安装置 ATS-SW,ATS-P
列車防護無線装置
EBTE装置
2000番台・体質改善車:車両異常挙動検知システム
テンプレートを表示
閉じる

概要

221系近郊型電車の設計コンセプト「明るく静かで快適な車両」を継承し、内外装のグレードアップを図っている。当初から半自動ドア機能や耐雪ブレーキを備えた寒冷地仕様となっており、JR西日本アーバンネットワークの直流電化区域全域での運用を可能としている[2]

製造は川崎重工業(現:川崎車両)・近畿車輛日立製作所が担当し、一部は自社の後藤総合車両所鷹取工場で製造され、12年にわたって484両が増備された。

車両概説

本節では原則登場当時の仕様を記述する。

車体

20 m級片側4扉車体を有し、オールステンレス構体で構成されている[2]。前頭部の前面は普通鋼製、側面および屋根面は FRP 製となっている[2]。本系列では、車内空間にゆとりを持たせるため、国鉄・JRの通勤形電車で初めて近郊形電車と同様の車体幅2,950 mm のワイドボディが採用された(在来車は2,800 mm)[2]

前面は中央に非常用貫通扉が設けられた半円筒形状で、中央が膨らんでおり、横から見ると扇型に見える形状で、事故時の衝撃吸収の役割を持たせて厚めに造られている。前照灯は角型シールドビームで、尾灯とあわせて前面下部の左右に並べて配置されている。なお、国鉄・JRの通勤型車両では初めて前面に新造時からスカートが装備された。スカートは2004年(平成16年)までに全車強化型に換装されている。

カラーデザインは、JR西日本のコーポレートカラー琵琶湖線JR京都線JR神戸線ラインカラーを表す濃淡ブルーと白を組み合わせた3色帯とし、側面窓下に配した。濃いブルーの帯は前面窓下にも配している。

妻面には、妻壁外面に設置された消火器を車内に取り込む経路として、また非常時の換気用の開口面積を確保する目的で大型の一枚下降窓が備わっており、車両連結部の貫通路が妻面中央からオフセットして設置されている(後述)[1][2]。また、妻面壁の上部には通気孔が設けられている。

転落防止幌は2002年(平成14年)の2000番台の1次製造分から装備されており、2006年(平成18年)より1000番台のS18編成を除いた全編成に設置された。2003年(平成15年)の2000番台2次製造分から緊急列車停止装置(EB装置)を装備するようになり、2003年(平成15年)より非装備車への追加設置が始まった。

種別・行先表示器は221系と同様に種別を幕式、行先をLED式とした[2]

車内

車内照明は221系を踏襲したグローブ付き蛍光灯としている[2]。座席は従来より座面高さ、奥行き、クッションの最適化を図り、座り心地改善が図られている。腰掛表地は従来のナイロンモケット地を使用し風合いと耐久性に配慮している。登場当初の座席は青色のモケットを採用していたが、2010年(平成22年)以降緑色の座席へと交換が順次進められた。

座席端部の袖仕切りは、ひじ掛けを兼ねたパネルにパイプを組み合わせたもので、ドア付近の乗客がパイプ部分を握ることもできるようになっている。一部編成には、定員着席促進のためバケットシートが試験導入されていた[注 3]。また、1993年(平成5年)3月以降に製造された車両の座席は片持ち式に変更されている。

側扉(乗降ドア)の室内側は化粧板仕上げとしている[2]。側扉には車内温度維持のため半自動ドアスイッチを設けている[2]。半自動ドアスイッチの車外側については閉スイッチを省略し、開スイッチのみとしている[2]

側窓は空調効率向上や防音、冬季の結露防止のため複層ガラスの固定窓が採用された[2]。車端部は下降窓となっているが、前述のとおり換気量確保のために妻面窓を大型化のうえ開閉可能としたため、妻面の貫通扉がオフセットしている[1][2]

またバリアフリーへの対応として、ドア付近へのつり革設置およびJR西日本の車両では初のドアチャイムが設置された[1][2]。また、ドア上部にLED式の車内案内表示装置が千鳥配置で1両あたり計4か所設置されている。行先や停車駅などの案内のほか、広告媒体としても使用される[2]

車椅子スペースは、2000番台のみクハ206形の車端部に新製当時より設置されている。0・1000番台については体質改善工事施工時に編成の両先頭車に新設[4]された。なお、2009年(平成21年)度内までにつり革の増設が行われ、枕木方向にも設置されている。

乗務員室

運転台マスコンは221系と同様の横軸ツインレバー型を採用した。力行ノッチ6段、常用ブレーキ8段[2]は、後継の321系と共にJR西日本の電車として最多である。2000番台と体質改善車を除き、圧力計などの各計器類はデジタル表示となっている[1][2]。運転台右横に設置された液晶モニタ装置では、車両の様々な状態の監視と空調等の各設定を行うことが可能で、運転・車掌業務をサポートしている。JR西日本の新系列車両にはこの207系以降から一部の例外を除き、補助警笛としてミュージックホーンを標準装備するようになった。

運転台背面の仕切りには窓が3枚並び、そのうち中央は仕切り扉である。車掌スイッチは221系と同様に間接制御式(リレー式)を採用した。

機器類

主回路制御にはJR西日本の車両で初めてVVVFインバータ制御が採用された[2][5]。製造期間が約10年の長期にわたっているため、VVVFインバータの制御素子はパワートランジスタ(PTr)、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などの差異がある。

パンタグラフはJR東西線内の剛体架線区間での離線対策で、下枠交差式のWPS27系をクモハ207形およびモハ207形1両あたり2基搭載する[2]。JR東西線以外では第1パンタグラフのみを上げて走行し、尼崎駅京橋駅で第2パンタグラフの昇降を行っている。

駆動装置は国鉄・JRを通して在来線電車としては初のWNドライブが採用され、JR西日本の新系列在来線車両は本形式以降、WNドライブが標準採用されている[注 4]。歯車比は14:99(7.07)である。最高速度は登場当時の通勤形では初の120 km/h[注 5]対応となった。

空調装置は221系を踏襲した集約分散式冷房装置2基を全車に搭載している[2]

形式

クモハ207形(Mc)
京都寄りの先頭に連結される制御電動車。前位寄りに運転台を備え、パンタグラフと主回路機器を搭載する。モハ207形に運転台を取り付けた構造を持ち、0番台は存在しない。なお、2017年時点では3両編成のクモハ207形は和田岬線での代走以外、営業運転で先頭に立つことはない[注 6]
モハ207形(M・M1)
  • 0番台
パンタグラフ、空気圧縮機、主回路機器を搭載する中間電動車。0番台は単独またはモハ206形・モハ207形1000番台とユニットを組んで使用され、モハ207形1000番台とユニットを組む車両は500番台の番号となっている。
  • 1000・2000番台
パンタグラフと主回路機器を搭載する中間電動車。単独で使用される。女性専用車。ただし、1000番台車のうち1500番台の番号をもつ車両はパンタグラフを装備しない。
モハ206形(M2)
モハ207形0番台からパンタグラフ、空気圧縮機、補助電源装置を省略した構造の中間電動車で、モハ207形0番台とユニットを組んで使用される。女性専用車。
クハ207形(Tc)
京都寄りの先頭に連結される制御車。0番台のみに存在する。当初から電気連結器を装備して製造された車両は100番台の番号が付されたが、のちに試作編成以外の0番台の車両にも追加装備され、結果的に番号による差はなくなっている。また、1000・2000番台は当該位置にクモハ207形が連結されるため存在しない。
クハ206形(Tc')
西明石・新三田寄りの先頭に連結される制御車。0番台は試作編成の1両のみで、全てのZ編成・H編成は100番台が連結されている。2000番台では1位側(連結面南側)に車椅子スペースが設置され、同部分の窓には保護棒が取り付けられている。2010年3月改正以降、4両編成のクハ206形は試運転を除き、営業運転で先頭に立つことがなくなった。
サハ207形(T・T1)
付随車で、0番台は試作編成内の2両のみ在籍する。1000番台・2000番台では全編成に1両ずつ連結されている。また、1000番台1次車(T1 - T14編成)のサハ207形は、当初6両編成に組み込まれていたため、空気圧縮機が搭載された1100番台となっている。

「ユニット」とは隣り合う電動車同士で別々の機器を搭載し、2両で1組の機構とする方式。それまでの形式ではユニットの2両は検査などがない限り切り離されなかったが、207系は機器を集約することでモハ207形またはクモハ207形単独での使用も可能な設計とされている。

番台別解説

0番台

概要 0番台, 基本情報 ...
0番台
0番台H7編成
(2021年5月28日 元町駅
基本情報
製造所 川崎重工業
近畿車輛
日立製作所笠戸事業所
西日本旅客鉄道後藤総合車両所
西日本旅客鉄道鷹取工場]][注 2]
製造年 1991年 - 1993年
製造数 147両
運用開始 1991年4月30日
主要諸元
編成 7両(3M4T、量産先行車)
4両(2M2T)
3両(1M2T)
自重 M1:35.0 t[1]
M2:32.0 t[1]
Tc・T'c:26.0 t[1]
T:24.0 t[1]
台車 円錐積層ゴム式
電動車:WDT52[1]
付随車:WTR235J[1]
主電動機 WMT100[1]
主電動機出力 155 kW[1]
制御方式 GTOサイリスタチョッパ制御+3ステップパワートランジスタVVVFインバータ制御
WPC1 (1C2M)
体質改善車:IGBT-VVVFインバータ制御
制御装置 WPC1[1]
制動装置 電気指令式直通予備回生抑速[1]
全電気ブレーキ(体質改善車)
保安装置 ATS-SW,ATS-P
列車防護無線装置
テンプレートを表示
閉じる

主に片町線(学研都市線)用103系の代替を目的として、147両が製造された。

制御装置(WPC1)は、GTOサイリスタの昇降圧チョッパ回路[注 7]+パワートランジスタ素子(PTr)による3レベルインバータで構成され、台車単位の制御を行っている。

補助電源装置はトランジスタインバータで構成され、定格容量 122 kVAを備えるWSC28を[1]、空気圧縮機にはレシプロ式のWMH3093-WTC2000Aを搭載する[1]

主電動機は出力155 kW のWMT100を搭載する[1]

試作車

1991年(平成3年)にMT比3M4Tの7両固定編成(当時はC1編成)として近畿車輛で3両、川崎重工業で4両が落成し、淀川電車区(現・網干総合車両所明石支所放出派出所、以下同じ)に配置された。同年4月30日から片町線(学研都市線)片町 - 松井山手間で運用を開始した[2][6]

車両番号は、試作車を意味する900番台ではなく1から付番されており、量産先行車と呼ばれることもある[2]

乗降ドアの窓ガラスには、D字型のものを採用し、間を黒く塗装することで、両開きでありながら一枚の窓のように見える工夫がなされていた[1]。また、運転台には「デスク型」と呼ばれる独特な形状のマスコン・ブレーキハンドルを採用、運転台右横に設置されるモニタ装置はカラー表示ではなく、221系に準じた橙色の単色表示かつ非タッチパネル式で下部に10個のボタンがあった。これら試作編成独自の装備は、後に量産車に合わせた改造が行われている。冷房装置は、この試作編成のみ221系と同じ集約分散式のWAU701を2基搭載している。7両固定編成のため、前頭部に電気連結器は装備されていない。パンタグラフはWPS27Aである[1]

1本のみ在籍し、片町線(学研都市線)京田辺駅 - 木津駅間は、2010年(平成22年)3月12日まで最大4両対応であったことから、7両固定編成である本編成は東海道本線・山陽本線(JR京都線・JR神戸線)で限定運用で充当されていた。

後継車の321系がある程度出揃った2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正より、321系と共通運用されるようになったが、2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正で321系のJR東西線・学研都市線(京橋駅 - 松井山手駅間)での運用が開始されたのに伴い、JR東西線・学研都市線でも運用されるようになり、学研都市線内のみの運用も再開された。その後、2012年(平成24年)3月17日より他の207系とも完全な共通運用となった。

2022年(令和4年)4月6日に吹田総合車両所に回送され[7]、翌7日付けで廃車された[8][9]

さらに見る ← 木津京橋 →, 形式 ...
0番台(量産先行車)編成表
木津
京橋
形式  
クハ207
-1
(Tc)
 
 

モハ207
-1
(M1)
 
モハ206
-1
(M2)
 
サハ207
-1
(T)
 
サハ207
-2
(T)
 
 

モハ207
-2
(M1)
 
クハ206
-1
(Tc')
搭載機器 VVVF
SIV
CP
BT
VVVF
SIV
CP
BT
閉じる

量産車

1991年(平成3年)から製造が始まったグループ。このグループからは4両編成および3両編成での製造となり、日立製作所が製造に加わっている。車両番号は前述の試作車に続く2(モハ207形は3)から付番され、合計140両が製造された。

運用範囲が片町線全線と関西本線大和路線)木津駅 - 奈良駅間まで拡大された[10]。4両編成単独のほか、3両編成を2本連結した6両で運転されることもあった[10]。なお、松井山手 - 木津間はホーム有効長が4両編成対応であったため、7両編成は松井山手駅で増解結が行われていた。1993年(平成5年)には宮原電車区(現:網干総合車両所宮原支所、以下同じ)にも4両編成が配置され、同年3月18日から福知山線(JR宝塚線)大阪駅 - 新三田駅間で運用を開始した[11][10]

所属は淀川電車区・宮原運転所から吹田工場高槻派出所を経て、2000年(平成12年)までに全列車が網干総合車両所に変更された。現在は編成番号の変更が行われ、新製時から4両編成だった編成はZ編成、新製時は3両編成だった編成はH編成と称する。

製造開始当時、4両編成のクハ206形と、3両編成のクハ207形およびクハ206形は自動解結装置・電気連結器を装備して100番台として区分されていたが、JR東西線開業前に4両編成のクハ207形(2 - 17)にも同装備が追加されたため、仕様差はなくなった。

冷房装置は集約分散式のWAU702を1両につき2基搭載している。パンタグラフは上昇検知装置を追加しWPS27Bへ変更されている。なお製造当初、JR東西線開業前に同線以外の区間でもパンタグラフを2基使用していたことがあったが、2023年時点では他の番台同様、JR東西線区間のみの使用となっている。

1次車
1991年(平成3年)12月から1992年(平成4年)2月にかけて、制御車および中間電動車からなる4両編成×16本64両と3両編成×13本39両の計103両(B1 - B16・A1 - A13編成)が落成し、全編成が淀川電車区に配置された[12]
2次車
1993年(平成4年)2月から3月にかけて、1次車に準じた4両編成×7本28両と3両編成×3本9両の計37両(B17 - B19・V1 - V4・A14 - A16編成)が落成し、B・A編成が淀川電車区に、V編成が宮原電車区に配置された[12]
V編成は、宮原運転所に所属していた福知山線用103系の置き換えにも充てられ、4両編成×8本32両あった103系のうち、4本16両が玉突きで広島運転所(現在の下関総合車両所広島支所)へ転属している。このグループから仕様が若干変更され、下部が空洞の片持ち式座席となるとともに、4両編成のクハ207形も100番台で製造 (133 - 139) された。
さらに見る ← 木津・奈良(片町線)片町 →, 4両編成 ...
0番台(量産車)編成表
(登場時)
木津・奈良(片町線)
片町
4両編成 形式  
クハ207
-#0
(Tc)
 
 

モハ207
-#0
(M1)
 
モハ206
-#0
(M2)
 
クハ206
-#100
(T'c)
 
クハ207
-#100
(Tc)
 
 

モハ207
-#0
(M1)
 
モハ206
-#0
(M2)
 
クハ206
-#100
(T'c)
搭載機器 VVVF
SIV
CP
BT
3両編成 形式  
クハ207
-#100
(Tc)
 
 

モハ207
-#0
(M1)
 
クハ206
-#100
(T'c)
 
搭載機器 VVVF
SIV
CP
BT
閉じる
さらに見る ← 草津・木津・奈良(片町線)加古川・篠山口 →, 4両編成 ...
0番台(量産車)編成表
(2026年〈令和8年〉4月1日現在)
草津・木津・奈良(片町線)
加古川・篠山口
4両編成 形式  
クハ207
-#0
(Tc)
 
 

モハ207
-#0
(M1)
 
モハ206
-#0
(M2)
 
クハ206
-#100
(T'c)
 
クハ207
-#100
(Tc)
 
 

モハ207
-#0
(M1)
 
モハ206
-#0
(M2)
 
クハ206
-#100
(T'c)
搭載機器 VVVF
SIV
CP
BT
 
4両編成
(1000番台組み込み)
形式  
クハ207
-#100
(Tc)
 
 

モハ207
-#500
(M1)
 
モハ206
-#1500
(M)
 
クハ206
-#100
(T'c)
搭載機器 VVVF
SIV
CP
BT
VVVF
SIV
BT
CP
閉じる

1000番台

概要 1000番台, 基本情報 ...
1000番台
1000番台S46編成
(2021年6月25日 住吉駅
基本情報
製造所 川崎重工業
近畿車輛
日立製作所笠戸事業所
西日本旅客鉄道後藤総合車両所
製造年 1994年 - 1997年
運用開始 1994年3月1日
主要諸元
編成 6両(3M3T)
4両(2M2T)
3両(1M2T)
2両(1M1T)
自重 35.0 t(モハ207形)
台車 円錐積層ゴム式
WDT55B(電動車)
WTR239B(付随車)
主電動機 200kW(1・2次車、WMT102)
220kW(3・4次車、WMT104)
制御方式 高周波小容量GTO-VVVFインバータ
IGBT-VVVFインバータ(体質改善車)
制御装置 WPC3A (1C1M)
制動装置 電気指令式直通予備回生抑速
純電気ブレーキ(体質改善車)
保安装置 ATS-SW,ATS-P
列車防護無線装置
テンプレートを表示
閉じる

東海道本線(JR京都線)、山陽本線(JR神戸線)の103系の置き換えおよびJR東西線開業準備を目的として1994年(平成6年)から製造されたグループで、同年3月1日から営業運転を開始した[13]

このグループから電動車ユニット方式が廃止され、同時に0番台には存在しなかったクモハ形式が設定され、一部の車両が後藤総合車両所で製造された(S54・S55編成)。0番台では電動車両に走行機器を集中搭載していたが、本番台では、クモハ形式設定による床下機器設置スペースの都合から電動車両(クモハ207形・モハ207形)には、VVVF 制御装置・補助電源装置を搭載し、付随車(サハ207形・クハ206形)の一部に空気圧縮機などの補機類を搭載する[14]。これらの組み合わせでMT比1:1となるように組成された。

制御装置(WPC3A)には、パワートランジスタ素子の VVVF インバータ制御装置を搭載した0番台とは異なり、東芝[注 8]GTOサイリスタ素子が採用され、1台のインバータで1基のモーターを駆動する個別制御とした。この制御装置は同じ1994年登場の281系や223系0番台でも採用された。

補助電源装置はGTOチョッパ+IGBTインバータで構成され、定格容量 122 kVA を備える WSC31 を、空気圧縮機には0番台と同様のレシプロ式 WMH3093-WTC2000A を搭載する[15]

急勾配の多いJR東西線に対応するため、主電動機は出力 200 kW の WMT102 、3次車および4次車は出力 220 kW の WMT104 にパワーアップしている。運転台パネルの計器配置も変更された。冷房装置は集約分散式の WAU702B を1両につき2基搭載している。角に丸いカバーが追加された点が外観上の変更点となっている。

集電装置は、耐寒・耐雪性能に配慮し、耐雪用カバーと架線追従性向上を目的としたダンパー取り付けが施された WPS27D 下枠交差式パンタグラフを電動車両に1基搭載する[16]。ただし、2基搭載できるように準備工事が施されており、JR東西線開通に合わせて2基搭載に変更された。

1次車
1994年(平成6年)に基本の6両編成と付属の2両編成がそれぞれ14本ずつ112両製造され、吹田工場高槻派出所(現・網干総合車両所明石支所高槻派出所、以下同じ)に配置され同年3月1日から運用を開始した[17]。これにより、明石電車区の103系を置き換え、本線系統の普通運用から103系が一旦撤退した。
日中は6両編成で、ラッシュ時は8両編成で運転されたが、運用開始から約1か月間は一部の駅でホームの延長が間に合わず、6両編成のモハ207を抜いて、5+2の7両編成で運転された[10]。1次車のみ、サハ207形は空気圧縮機を搭載した1100番台となっている(前述)。
2次車
1995年(平成7年)3月から4月にかけて、4両編成×3本12両と3両編成×9本27両の計39両(V5 - V7・V31 - V39編成[注 9][18])が落成し、宮原電車区に配置された。同年4月20日のダイヤ改正では、福知山線での運用範囲が篠山口駅まで拡大された[19]
3次車
1996年(平成8年)3月に、4両編成×2本8両と3両編成×4本12両、モハ207形1500番台2両の計22両(T18 - T19・S24 - S27編成)が落成し、T編成が吹田工場高槻派出所に、S編成が淀川電車区に配置された。
4次車
1996年(平成8年)7月から1997年2月にかけて、3両編成×28本の計84両(S28 - S56編成)が落成し、吹田工場高槻派出所に配置された。

JR東西線開業前に組み替えと追加製造が行われ、T編成4両編成×19本計76両とS編成3両編成×55本計165両となっている。この時、片側(加古川・篠山口側)にしか設置されていなかったパンタグラフが、0番台と同じ2個設置に変更された。その後、0番台同様に全車網干総合車両所に移管されている。

また、0番台に組み込まれ車両番号に500をプラスされた1次車のモハ207形奇数車はパンタグラフを撤去している。ただし、既存の車両では0番台2両が余剰となるため追加で2両新造されているが、屋根上の機器配置は他の1000番台と同様である。

さらに見る ← 木津・奈良(片町線)片町 → ← 草津・近江舞子加古川・篠山口 →, 6両編成 ...
1000番台編成表
(登場時)
木津・奈良(片町線)
片町

草津・近江舞子
加古川・篠山口
6両編成 形式
 

クモハ207
-#1000
(Mc)
 
サハ207
-#1000
(T)
 

モハ207
-#1000
(M)
 
サハ207
-#1100
(T)
 

モハ207
-#1000
(M)
 
クハ206
-#1000
(T'c)
搭載機器 VVVF
SIV
BT
VVVF
SIV
BT
CPVVVF
SIV
BT
CP
4両編成 形式
 

クモハ207
-#1000
(Mc)
 
サハ207
-#1000
(T)
 

モハ207
-#1000
(M)
 
クハ206
-#1000
(T'c)
 
搭載機器 VVVF
SIV
BT
VVVF
SIV
BT
CP
3両編成 形式
 

クモハ207
-#1000
(Mc)
 
サハ207
-#1000
(T)
 
クハ206
-#1000
(T'c)
 
搭載機器 VVVF
SIV
BT
CP
2両編成 形式
 

クモハ207
-#1000
(Mc)
 
クハ206
-#1000
(T'c)
 
搭載機器 VVVF
SIV
BT
CP
閉じる
さらに見る ← 草津・木津・奈良(片町線)加古川・篠山口 → ← 兵庫和田岬 →, 6両編成 ...
1000番台編成表
(2026年〈令和8年〉4月1日現在)
草津・木津・奈良(片町線)
加古川・篠山口

兵庫
和田岬
6両編成 形式
 
 

クモハ207
-1003
(Mc)
 
サハ207
-1103
(T)
 
 

モハ207
-1006
(M)
 
サハ207
-1027
(T)
 
 

モハ207
-1032
(M)
 
クハ206
-1041
(T'c)
搭載機器 VVVF
SIV
BT
CPVVVF
SIV
BT
VVVF
SIV
BT
CP
4両編成 形式
 
 

クモハ207
-#1000
(Mc)
 
サハ207
-#1100
(T1)
 
 

モハ207
-#1000
(M)
 
クハ206
-#1000
(T'c)
 
搭載機器 VVVF
SIV
BT
CPVVVF
SIV
BT
CP
形式
 
 

クモハ207
-#1000
(Mc)
 
サハ207
-#1000
(T)
 
 

モハ207
-#1000
(M)
 
クハ206
-#1000
(T'c)
搭載機器 VVVF
SIV
BT
VVVF
SIV
BT
CP
3両編成 形式
 
 

クモハ207
-#1000
(Mc)
 
サハ207
-#1000
(T)
 
クハ206
-#1000
(T'c)
 
搭載機器 VVVF
SIV
BT
CP
2両編成 形式
 
 

クモハ207
-1041
(Mc)
 
クハ206
-1003
(T'c)
 
搭載機器 VVVF
SIV
BT
CP
閉じる

2000番台

概要 2000番台, 基本情報 ...
2000番台
2000番台S63編成
(2021年3月8日 元町駅
基本情報
製造所 川崎重工業車両カンパニー
近畿車輛
製造年 2002年 - 2003年
製造数 80両
主要諸元
編成 3両 (1M2T)・4両 (2M2T)
自重 36.0 t(モハ207形)
台車 乾式円筒案内式
WDT62(電動車)
WTR245(付随車)
主電動機 WMT102B
主電動機出力 220 kW
制御方式 3レベルIGBT-VVVFインバータ(静止形インバータ一体型)
制御装置 WPC13 (1C1M)
制動装置 電気指令式直通予備回生純電気式)・抑速
保安装置 ATS-SW,ATS-P
列車防護無線装置
テンプレートを表示
閉じる

学研都市線の輸送改善とJR宝塚線の103系置き換えを目的に、2002年(平成14年)から製造されたグループである。車両外観には大きな変化は見られないが、機器艤装は基本的に223系2000番台をベースとしている。そのため、電動車の戸袋部分に機器冷却のための風洞が設けられた。T編成4両編成×11本(44両とS編成は3両編成×12本(36両)の合計80両が在籍し、編成番号は1000番台の続番となっている。

電動車両(クモハ207形・モハ207形)には、車両制御装置[注 10]を搭載し、付随車(サハ207形・クハ206形)に空気圧縮機などの補機類を搭載する。

車両制御装置(WPC13)は、IGBT 素子を使用した3レベル電圧形 PWM インバータである。1基の装置中にインバータを5基(主回路部4基+補助電源部1基)搭載し、主回路部はインバータ1基で1台の主電動機を制御する 1C1M 制御方式を採用している。補助電源部は三相交流 440 V 、150 kVA の容量を有しており、主回路部と同じく IGBT を用いた2レベル電圧形 PWM インバータを CVCF 制御し、補助電源部が故障した際には主回路用インバータを CVCF 制御することで補助電源のバックアップとしている。主電動機も同車のものと同型の WMT102B を搭載している。電動空気圧縮機 (CP) は従来のレシプロ式から除湿装置一体型の低騒音型スクリュー式 (WMH3098-WRC1600・ドイツクノールブレムゼ製) に変更され、クハ206形に搭載する[20]。のちに登場する225系287系にも採用されている。台車は軸バネ部が乾式円筒案内式とされたWDT62(電動車両)、WTR239B(付随車)となった。

それまでのグループは運転台パネルにデジタル計器が使用されていたが、本番台では223系1000番台以降に準じたアナログ計器に変更された。

内装ではドアが開く際もドアチャイムが鳴るように改良され、試作車を除く全編成も変更された。車端部に車いすスペースを設置している。

この番台から転落防止幌が製造時から設置され、2006年(平成18年)より稼働中の全編成に設置された。また、落成時からATS-P保安装置を搭載している。

1次車
2002年(平成14年)、学研都市線の輸送力増強を目的に製造された。
2次車
JR宝塚線で日中運行する普通列車を全面的に207系化するため、2003年(平成15年)から製造された。1次車からの変更点として緊急列車停止装置(EB装置)を装備するようになり、窓ガラスに緑がかったUVカットガラスが採用された。なお、EB装置については既存車についても取付工事が実施されている。
さらに見る ← 草津・木津・奈良(片町線)京加古川・篠山口 → ← 兵庫和田岬 →, 4両編成 ...
2000番台編成表
(2026年〈令和8年〉4月1日現在)
草津・木津・奈良(片町線)
京加古川・篠山口

兵庫
和田岬
4両編成 形式
 
 

クモハ207
-#2000
(Mc)
 
サハ207
-#2000
(T)
 
 

モハ207
-#2000
(M)
 
クハ207
-#2000
(T'c)
搭載機器 VVVF
SIV
BT
CPVVVF
SIV
BT
CP
3両編成 形式
 
 

クモハ207
-#2000
(Mc)
 
サハ207
-#2000
(T)
 
クハ206
-#2000
(T'c)
 
搭載機器 VVVF
SIV
BT
CP
閉じる

改造工事

ATS-P取り付け工事

1994年(平成6年)8月から1995年(平成7年)3月にかけて、0番台量産車のクハ39組78両(クハ207-2 - 17, 101 - 113, 130 - 139・クハ206-101 - 139)に対してATS-P保安装置の取り付けが吹田工場で行われた[21]

耐寒耐雪改造

1995年(平成7年)12月25日に福知山線藍本駅で0番台4両が雪によるブレーキ不具合で停止位置を行き過ぎ安全側線に進入し脱線する事故が発生。これ以降、0番台に耐雪ブレーキ装備などの耐寒耐雪改造が行われた。

JR東西線開業に向けた改造

開業前に運用されていた298両については次のような改造が施工された[22]

  • 1000番台の先頭車両に、ATS-P車上装置の取り付け
  • 0番台の全車両に1パンタ・2パンタの切換機能の追加
  • 1000番台の1パンタ取り付け車を2パンタ化
  • 0番台のM車の加速度を1000番台と同一化
  • 1000番台車両を0番台へ組み込み
  • 0番台量産車のすべて先頭車に自動解結装置取り付け

ヨーダンパの追加装備

高速運用時の蛇行を防止する台車のヨーダンパが途中から追加装備されるようになり、当初準備工事だけであった初期車にも装備され、2003年までに取り付けが完了した。

帯色変更

帯色変更過渡期の207系2000番台
(2005年12月10日 住道駅)

2005年(平成17年)11月より321系の導入に合わせて車両のイメージチェンジが行われることとなり、帯色が従来の濃淡青から、紺とオレンジの組み合わせに変更され、2006年(平成18年)3月に完了した[23]。 この帯の塗色変更については、同年4月に発生した福知山線脱線事故に関連し、被害者、遺族や沿線住民から「事故を想起させる電車を見たくない」といった多くの意見が寄せられたためとする報道もあるが、理由が理由だけに、JR西日本の発表における記述や同社への取材には、事故を理由に塗色を変更したという明確な言及は確認できない。なお、2011年春からの約2年間、JR京都線・宝塚線で平日朝のみ運用されていた205系0番台が同様の帯色に変更されていた時期があった。

先頭車間転落防止幌取付

先頭車間転落防止幌

2010年(平成22年)12月17日舞子駅で発生した乗客転落死亡事故により、その対策として編成中間となる先頭車のみ、2014年(平成26年)から2015年(平成27年)にかけて全編成への設置が完了した。

吊り手の交換・増設

2011年(平成23年)10月19日から、本系列と321系の吊り手が225系仕様のものに順次交換および増設が行われている[24]

体質改善工事

さらに見る 施工年度, 施工工場 施工両数 ...
体質改善施工実績(施工両数:翌年4月1日現在)[25]
施工年度 施工工場
施工両数
番台別施工両数
施工済み車輌割合
合計
網干 吹田 0番台 1000番台
2014 84 12/143
8.4 %
0/257
0.0 %
12/400
3.0 %
2015 80 24/143
16.8 %
3/257
1.2 %
27/400
6.8 %
2016 2010 44/143
30.8 %
25/257
9.7 %
69/400
17.3 %
2017 2810 55/143
38.5 %
52/257
20.2 %
107/400
26.8 %
2018 286 63/143
44.1 %
86/257
33.5 %
149/400
37.3 %
2019 248 80/143
55.9 %
101/257
39.3 %
181/400
45.3 %
2020 286 88/143
61.5 %
127/257
49.4 %
215/400
53.8 %
2021 138 99/143
69.2 %
137/257
53.3 %
236/400
59.0 %
2022 2412 115/136
80.4 %
157/257
61.1 %
272/393
68.0 %
2023 40 115/136
80.4 %
161/254
62.6 %
276/390
69.0 %
2024 40 118/136
82.5 %
165/254
64.2 %
283/390
70.8 %
2025 128 127/136
88.8 %
180/254
70.0 %
307/390
76.8 %
閉じる
体質改善車(左)と原型車(右)

本形式の中でも最初に投入された0番台と1000番台は新製から20年以上が経過しているため、接客設備の改善および安全性向上を目的に体質改善工事を行っている[26][27]。第1陣として網干総合車両所明石支所所属の0番台Z22編成が施工され、2014年11月17日に営業運転に復帰した[28]。2022年12月施工のZ20編成をもって、Z編成のリニューアル工事が完了した。

車両外観・床下機器
  • 7両編成時に先頭に立つ運転台側の前照灯をHIDに変更し、内側にHID式フォグランプ(黄色)を追加、貫通扉にワイパー設置[4]。なお、中間に入る4両編成のクハ206形と3両編成のクモハ207形の前照灯はシールドビームで存置されている。
    • 2018年(平成30年)12月以降に検査あるいは体質改善工事を施工された車両は前照灯がLEDに、フォグランプは橙色に変更されている[29]
  • オフセット衝突および側面衝突対策として車体の補強を実施[26][4]
  • 前面を321系に準じたデザインに変更、運転士側の窓を縮小し、スカートを強化型に交換[4]
  • 行先表示器をフルカラーLEDに変更(側面右端には号車番号表示機能追加)[4]
    • 2023年(令和5年)より、体質改善済みの編成を対象[30]に種別表示器がフルカラーLEDに変更されている[30]
  • 車側灯の変更[4]
  • 車両異常挙動検知装置の設置[4]
  • 主電動機・制御装置・補助電源装置など、床下電子機器類の更新[4]
車内設備
  • 化粧板と床材の取り替え[4]
  • 編成の両先頭車に車椅子スペースを新設[4]
  • 車内照明器具を蛍光灯からLEDに変更の上、蛍光灯カバーを撤去して、反射材を取り付けた半間接照明化[4](体質改善後も未施工の車両や、体質改善を待たずに、あるいは従来の灯具のまま体質改善をした後に単独で半間接照明化を施工した車両も存在する。また体質改善の有無を問わず蛍光灯カバーを存置したまま、内部の灯具を小改造の上で直管型LED灯に置き換えた車両も存在する)。
  • 7人掛け座席の中央部に新たに仕切り板と握り棒を設置し、6人掛けのバケットシートに変更[26]
  • 消火器の移設[4]
  • 握り棒の色と形状の変更[4]
  • 戸閉予告案内装置をチャイム式から音声式へ変更[4]

本系列を用いた試験

転落防止カバー試験

2010年(平成22年)12月17日にJR神戸線舞子駅で旅客が列車の先頭車同士の連結部から転落し、列車に轢かれ死亡する事故が発生した[31]。この事故の対策で、一部の車種[注 11]や他社線に乗り入れる列車をのぞき本系列を含めた全車種で、先頭車同士を連結した部分の前照灯を終日点灯させる取り組みを2011年(平成23年)5月1日から始めた[31]が、ハード面での対策として207系1編成(3両+4両)の先頭車に転落防止カバーを取り付け、試行を行っている。転落防止カバーは前照灯の下に合計4か所取り付けられ、約半年間効果を検証するとしている。転落防止カバーの取り付けに合わせて音声警報装置も取り付けられた。なお転落防止カバーは、本採用されなかった。

試験品機器類の搭載

2014年(平成26年)より開始された体質改善工事を前に、同年1月からH9編成(モハ207-511)に試験品の制御装置と補助電源装置[32]を搭載した。なお、2022年(令和4年)4月にH9編成が体質改善工事を受けたことで事実上終了している。

福知山線脱線事故による影響

2005年(平成17年)4月25日の午前9時18分頃、福知山線尼崎駅 - 塚口駅間で宝塚同志社前行上り快速5418M(7両編成)が右カーブで7両中5両が脱線し、うち先頭2両が進行方向左側の線路沿いにあるマンション1階に激突、大破する事故が起きた。

事故当該編成は、Z16編成(4両)とS18編成(3両)である。2編成は、Z16編成を先頭に途中の京田辺駅まで併結して運転した後、京田辺駅でS18編成を切り離し、Z16編成のみの4両が同志社前駅まで向かう予定だった。Z16編成の同志社前方の2両は原形が全く残らないほどに大破した。3両目、4両目もすべての台車が脱線し、車体が歪むほどの衝撃を受けている。後方に連結されたS18編成も、半数以上の台車が脱線した。

さらに見る ← 同志社前・尼崎塚口・宝塚 →, 車両 ...
同志社前・尼崎
塚口・宝塚
車両 クハ207
-17
モハ207
-31
モハ206
-17
クハ206
-129
クモハ207
-1033
サハ207
-1019
クハ206
-1033
編成番号 Z16編成 S18編成
閉じる

脱線した車両のうちZ16編成の4両については事故当日に車籍を抹消され、鉄道線復旧時に事故現場で解体された。S18編成は塚口駅へ人力回送された後、DD51形ディーゼル機関車の牽引で宮原総合運転所に搬入され、4両目が接触し前面が破損していたクモハ207-1033にはブルーシートが掛けられた。この3両は重要証拠として兵庫県警に押収され、県警の施設でZ16編成4両の台車などと共に保管された。

鉄道書籍によると、これら3両は警察の指示で返却または除籍許可が出るまでは車籍抹消ができないため車籍こそあるものの[33][34][注 12]、車両が破損していること、事故の証拠として今後の裁判に使用される可能性があること、また事故を風化させない目的から、JR西日本では警察から返却され次第廃車とし、大阪府吹田市の社員研修センター敷地内の鉄道安全考動館に保存する予定としている。2011年(平成23年)2月2日神戸地方検察庁は保管していた同編成を同年2月1日付でJR西日本に返還した。その後、2018年(平成30年)11月17日に事故の風化防止および社員教育への活用のため事故当該の7両を保存する意向を明らかにした[35]。すでに解体されたZ16編成の4両に関しては、復元が困難だとして、部品ごとに[36]2024年(令和6年)秋に社員研修センターに設置される専用設備(鉄道安全考動館とは別施設)に保存される予定である。その後、当該設備は2025年(令和7年)12月に完成し、それ以降に遺族・負傷者の案内が見込まれる[37]

この7両が使用不能となったことにより森ノ宮電車区から103系が貸出され、さらに予備車確保のためにJR東日本から103系8両を購入し、代走車とした。その後は321系を予定より3編成21両[注 13]多く投入して車両不足を補った。

2024年(令和6年)3月31日付でS18編成3両が除籍された[38]。この3両は上記専用設備内に車両のまま連結した状態で保存される[37]

運用

2026年(令和8年)4月1日現在、在籍する全車両470両が網干総合車両所明石支所に配置されている[24]。2023年(令和5年)3月18日現在の定期運用は次の通りで、321系と共通運用されている[39]

片町線(学研都市線)・JR東西線

廃止直前の片町駅に停車する207系
(1997年3月2日)

片町線(学研都市線)には207系の試作編成が貫通7両編成で投入され、淀川電車区に配置された。1991年には量産車も4両+3両の7両編成で順次配置され、松井山手駅以東では最大4両編成のため分割併合も行われた。

1997年3月8日にはJR東西線が開業し(片町線京橋駅 - 片町駅間は廃止)、JR神戸線JR宝塚線への直通運転も開始された。この際にJR西日本207系全車の配置が吹田工場高槻派出所に集約されている。編成は試作車が7両固定のほかは4両+3両の7両編成を組むようになった。

2002年には大住駅京田辺駅のホーム延伸により分割併合が京田辺駅へ変更、輸送力増強用として2000番台が増備された[40]。2010年には木津駅までのホーム延伸により7両編成の乗り入れが可能となったため、分割併合は終了した。

2023年3月現在はJR神戸線・JR宝塚線と直通運転を行うほか、学研都市線内完結の運用もあり、普通・区間快速・快速として運転される。早朝・深夜には大和路線(関西本線)木津駅 - 奈良駅間にも乗り入れる。

福知山線(JR宝塚線)

福知山線JR宝塚線)では1993年より量産車4両編成が宮原電車区に配置され、同区の103系の一部編成を置き換えた。1997年3月にはJR東西線が開業し、同線経由で学研都市線への直通運転を開始している。配置も吹田工場高槻派出所に集約され、4両+3両の7両編成となった。

2003年には網干総合車両所明石支所へ2000番台の増備車が投入され、宮原総合運転所の福知山線用103系が置き換えられた[41]

2023年3月現在は日中は尼崎駅 - 篠山口駅間で運用される。基本的にJR京都線およびJR東西線・学研都市線と直通運転を行い、快速・普通として運転されている。大阪駅 - 篠山口駅間で運行される区間快速、快速は大阪駅 - 尼崎駅間で最高時速120km/hを出す。大阪駅発着の列車に充当されることもあり、その場合は上り1本を除いて列車線を走行するため、普通列車でも塚本駅を通過する。

JR神戸線・京都線

JR神戸線JR京都線京阪神緩行線)には1994年より投入された1000番台が吹田工場高槻派出所に配置され、明石電車区103系が置き換えられた。当初は基本6両編成と付属2両編成の組み合わせで日中6両編成・ラッシュ時8両編成の形態となっていたが、1997年3月8日のJR東西線開業を前に4両+3両の7両編成に統一された[42]。JR東西線開業後は同線と接続する学研都市線への直通運転も開始した。

車両配置はJR東西線開業時に淀川電車区・宮原電車区配置車も吹田工場高槻派出所へ集約された。2000年3月11日改正で全車が明石電車区へ転属、同年4月1日の網干総合車両所の開設と同時に明石電車区は網干総合車両所明石支所となった[43]

2023年3月現在は日中は高槻駅 - 西明石駅間で運用され、京都乗り入れは日中を除く時間帯、西明石駅 - 加古川駅間および琵琶湖線京都駅 - 草津駅間は平日朝ラッシュのみ運行している。2016年(平成28年)3月25日までは朝夕に湖西線堅田駅近江舞子駅までの運用が存在した。

おおさか東線・大和路線

おおさか東線直通快速の207系
(2022年8月3日 城北公園通駅

おおさか東線直通快速尼崎駅 - 奈良駅間)は2008年の放出駅 - 久宝寺駅間開業時より宮原総合運転所223系6000番台で運転されていたが、北新地駅でのホームドア使用開始に備えて2011年3月のダイヤ改正で207系に置き換えられた[44]

2019年のおおさか東線新大阪駅 - 放出駅間延伸後は直通快速の始発駅が従来の尼崎駅から新大阪駅に変更された。運用時には120km/h運転を実施していた。大阪駅うめきたホームが開業した2023年(令和5年)3月18日のダイヤ改正で吹田総合車両所奈良支所の221系8両編成に置き換えられ、207系は直通快速の運用から撤退した[45][46]

和田岬線

和田岬線用X1編成
(2024年1月13日 兵庫駅

2001年に電化された和田岬線には103系6両編成のR1編成が専用車として転用投入されたが、1編成しかないため検査時等は207系が代走で運用されることがあった[47]

2023年(令和5年)には和田岬線用103系が207系の転用で置き換えられることとなり、T3編成の5-7号車と、T18編成の4-6号車を組成した6両固定編成のX1編成が登場した。103系は同年3月18日に運用を終了し、3月19日より207系X1編成が定期運用に充当されている[48]。その後もX1編成の検査時等は引き続き本線系統用の207系が代走している。

臨時列車

207系の臨時新快速
(2002年6月5日 尼崎駅)

毎年12月に開催される「神戸ルミナリエ」の際や、その他のイベントが行われる際に臨時の新快速として運用されることがある。

2002年(平成14年)8月31日には赤穂線相生駅 - 播州赤穂駅間でも臨時列車として運用されたことがある[注 14]

廃車

2005年(平成17年)4月25日に発生したJR福知山線脱線事故の影響でZ16編成は事故当日に除籍され、現場で解体された。

2022年(令和4年)4月6日、量産先行車のF1編成が網干総合車両所明石支所から吹田総合車両所に回送され[7]、同年4月7日付けで廃車された[8][9]

2024年(令和6年)3月31日、JR福知山線脱線事故の当該車であるS18編成(後3両)が事故の重要証拠として兵庫県警に押収されていたが、JR西日本に返却後に除籍された[38]

車歴表

2026年(令和8年)4月1日現在[24]

さらに見る ← 草津・木津加古川・篠山口 →, 編成番号 ...
0番台(7両編成)
草津・木津
加古川・篠山口
編成番号 クハ
207
モハ
207
モハ
206
サハ
207
モハ
207
モハ
206
クハ
206
竣工[2]廃車[8][9]備考
F1 1111221 1991/01/222022/04/07 量産先行車
閉じる
さらに見る ← 草津・木津加古川・篠山口 →, 編成番号 ...
0番台(4両編成)
草津・木津
加古川・篠山口
編成番号 クハ
207
モハ
207
モハ
206
クハ
206
竣工[2]体質改善工事廃車備考
Z1 2162114 1991/12/052017/02/13
Z2 3173115 2016/09/02
Z3 4184116 1991/12/202017/06/01
Z4 5195117 1992/01/272021/08/18
Z5 6206118 1991/12/142017/03/31
Z6 7217119 1991/12/252020/11/28
Z7 8228120 1992/01/082022/01/19
Z8 9239121 1992/01/162015/03/25
Z9 102410122 1992/01/242015/10/23
Z10 112511123 1992/02/282017/01/24
Z11 122612124 1991/12/262016/11/09
Z12 132713125 1992/01/102015/05/29
Z13 142814126 1992/01/172015/08/26
Z14 152915127 1992/01/212019/09/19
Z15 163016128 2019/04/04
Z16 173117129 1992/02/202005/04/25[49] 福知山線脱線事故当該編成
Z17 1333518133 1993/03/222017/06/19
Z18 1343619134 2018/04/02
Z19 1353720135 2018/06/20
Z20 1363821136 1993/02/182022/12/26
Z21 1373922137 2021/03/03
Z22 1384023138 1993/03/012014/09/29
Z23 1394124139 2014/12/18
閉じる
さらに見る ← 草津・木津加古川・篠山口 →, 編成番号 ...
0+1000番台(4両編成)
草津・木津
加古川・篠山口
編成番号 クハ
207
モハ
207
モハ
207
クハ
206
竣工[2]
(1500番台)
体質改善工事廃車備考
H1 1015031534101 1991/12/14
(1996/03/29[50]
2019/12/16 モハ207-1534は新造
H2 1025041505102 1991/12/25
(1994/01/14)
H3 1035051523103 1992/01/08
(1994/03/04)
2025/12/17
H4 1045061501104 1992/01/16
(1994/01/12)
2021/07/13
H5 1055071513105 1992/01/24
(1994/02/21)
2017/10/13
H6 1065081507106 1994/01/31
(1994/01/28)
2023/03/27
H7 1075091535107 1991/12/20
(1996/03/29[50]
モハ207-1535は新造
H8 1085101517108 1991/12/16
(1994/02/18)
2025/08/21
H9 1095111503109 1992/01/10
(1994/01/13)
2022/04/28
H10 1105121527110 1992/01/17
(1994/03/24)
2024/12/03
H11 1115131515111 1992/01/21
(1994/02/16)
2022/06/04
H12 1125141525112 1992/02/10
(1994/03/08)
2022/09/09
H13 1135151521113 1992/02/20
(1994/02/25)
2026/02/25
H14 1305321511130 1993/03/09
(1994/02/07)
H15 1315331509131 1993/03/09
(1994/02/04)
2019/04/18
H16 1325341519132 1993/03/24
(1994/02/18)
2019/07/03
閉じる
さらに見る ← 兵庫和田岬 →, 編成番号 ...
1000番台(6両編成)
兵庫
和田岬
編成番号 クモハ
207
サハ
207
モハ
207
サハ
207
モハ
207
クハ
206
竣工廃車備考
X1 1003 1103 1006 1027 1032 1041 元T3:1994/01/14[2]
元T18:1996/03/27[50]
元T3+T18
(2022/12/21組み替え)
閉じる
さらに見る ← 草津・木津加古川・篠山口 →, 編成番号 ...
1000番台(4両編成)
草津・木津
加古川・篠山口
編成番号 クモハ
207
サハ
207
モハ
207
クハ
206
竣工体質改善工事廃車備考
T1 1001110110021001 1994/01/12[2]2018/01/13
T2 1002110210041002 1994/01/13[2]2023/05/16
T4 1004110410081004 1994/01/28[2]2020/04/03
T5 1005110510101005 1994/02/04[2]2016/05/10
T6 1006110610121006 1994/02/07[2]2018/10/04
T7 1007110710141007 1994/02/21[2]
T8 1008110810161008 1994/02/16[2]2018/06/13
T9 1009110910181009 1994/02/18[2]2018/03/28
T10 1010111010201010
T11 1011111110221011 1994/02/25[2]2018/12/11
T12 1012111210241012 1994/03/04[2]2018/09/10
T13 1013111310261013 1994/03/08[2]
T14 1014111410281014 1994/03/24[2]
T15 1029101510291029 1994/03/20[2]2022/12/14
T16 1035102110301035 1995/04/16[2][50]
T17 1037102310311037 1995/04/17[2][50]
T19 1042102810331042 1996/03/27[50]2020/09/05
閉じる
さらに見る ← 草津・木津加古川・篠山口 →, 編成番号 ...
1000番台(3両編成)
草津・木津
加古川・篠山口
編成番号 クモハ
207
サハ
207
クハ
206
竣工
(中間車)
体質改善工事廃車備考
S1 101510091015 1994/01/12[2]
(1994/02/18[2]
2020/05/02
S2 101610101016 1994/01/13[2]
(1994/02/18[2]
2017/11/11
S3 101710051017 1994/01/14[2]
(1995/02/04[2]
2018/06/20
S4 101810131018 1994/01/28[2]
(1994/03/08[2]
2017/08/29
S5 101910111019 1994/02/07[2]
(1994/02/25[2]
2018/05/01
S6 102010041020 1994/02/21[2]
(1994/01/28[2]
2019/08/01
S7 102110071021 1994/02/06[2]
(1994/02/21[2]
S8 102210141022 1994/02/18[2]
(1994/03/24[2]
2021/03/18
S9 102310061023 1994/02/18[2]
(1994/02/07[2]
2017/10/31
S10 102410121024 1994/02/25[2]
(1994/03/04[2]
2018/03/01
S11 102510021025 1994/03/04[2]
(1994/01/13[2]
2018/02/09
S12 102610011026 1994/03/08[2]
(1994/01/12[2]
2021/01/13
S13 102710031027 1994/03/08[2]
(1994/01/14[2]
2020/01/29
S14 102810081028 1994/03/23[2]
(1994/02/16[2]
2019/10/29
S15 103010161030 1995/03/20[2]2022/04/06
S16 103110171031 1995/03/28[2]2021/12/28
S17 103210181032 1994/03/27[2]2018/11/14
S18 103310191033 2024/03/31[38][49] 福知山線脱線事故当該編成
S19 103410201034 2022/07/14
S20 103610221036 1995/04/16[2][50]2018/07/20
S21 103810241038 1995/04/17[2][50]
S22 103910251039 1995/04/29[2][50]2016/02/01
S23 104010261040 2019/01/24
S24 104310291043 1996/03/22[50]2016/07/04
S25 104410301044 2022/10/19
S26 104510311045 1996/03/30[50]2018/12/27
S27 104610321046
S28 104710331047 1996/09/27[51]2019/05/09
S29 104810341048
S30 104910351049 2025/01/22
S31 105010361050 2020/06/15
S32 105110371051 1996/09/28[51]2016/10/18
S33 105210381052
S34 105310391053
S35 105410401054
S36 105510411055 1996/10/16[51]2017/05/13
S37 105610421056 2016/12/12
S38 105710431057 2016/07/19
S39 105810441058 2020/07/13
S40 105910451059 1996/10/21[51]2016/10/05
S41 106010461060 2017/02/21
S42 106110471061 1996/11/11[51]2020/10/12
S43 106210481062 2021/10/01
S44 106310491063 1996/12/02[51]2021/04/05
S45 106410501064
S46 106510511065 1996/12/14[51]
S47 106610521066
S48 106710531067
S49 106810541068 2025/04/14
S50 106910551069 1997/01/10[51]
S51 107010561070
S52 107110571071 2023/03/22
S53 107210581072 1997/01/27[51]2025/11/08
S54 107310591073 1997/01/14[51]2025/07/02
S55 107410601074 1997/02/28[51]2026/03/07
閉じる
さらに見る ← 兵庫和田岬 →, 編成番号 ...
1000番台(2両編成)
兵庫
和田岬
編成番号 クモハ
207
クハ
206
竣工廃車備考
Y1 1041 1003 元T3:1994/01/14[2]
元T18:1996/03/27[50]
元T3+T18
(2022/12/21組み替え)
閉じる
さらに見る ← 草津・木津加古川・篠山口 →, 編成番号 ...
2000番台(4両編成)
草津・木津
加古川・篠山口
編成番号 クモハ
207
サハ
207
モハ
207
クハ
206
竣工廃車備考
T20 2001200120012001 2002/01/09[52]
T21 2002200220022002 2002/01/28[52]
T22 2003200320032003
T23 2008200820042008 2003/06/06[53]
T24 2010201020052010
T25 2012201220062012 2003/06/17[53]
T26 2014201420072014 2003/07/05[53]
T27 2016201620082016
T28 2018201820092018 2003/07/12[53]
T29 2020202020102020 2003/07/29[53]
T30 2022202220112022 2003/08/08[53]
閉じる
さらに見る ← 草津・木津加古川・篠山口 →, 編成番号 ...
2000番台(3両編成)
草津・木津
加古川・篠山口
編成番号 クモハ
207
サハ
207
クハ
206
竣工廃車備考
S56 200420042004 2002/01/21[52]
S57 200520052005
S58 200620062006
S59 200720072007 2002/01/21[52]
S60 200920092009 2003/06/06[53]
S61 201120112011 2003/06/17[53]
S62 201320132013
S63 201520152015 2003/07/05[53]
S64 201720172017 2003/07/12[53]
S65 201920192019
S66 202120212021 2003/07/29[53]
S67 202320232023 2003/08/08[53]
閉じる

国鉄→JR東日本の207系との関係

日本国有鉄道(国鉄)が導入し、民営化後の東日本旅客鉄道(JR東日本)で2009年(平成21年)まで運用された同名の207系は、前面中央部に非常用貫通扉を持つ4ドアのVVVFインバータ制御車であることを除き設計が大きく異なるものの、『鉄道ファン』や『鉄道ゼミナール』等の鉄道趣味媒体では同形式として扱われていた[54][注 15]。これは、国鉄時代の形式を継承しつつも民営化後にJR西日本が別設計で導入した183系211系415系と同様であった。

なお、JR西日本の207系には900番台が存在しないため、車両番号の重複は発生していない。

脚注

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI