TRAPPIST-1g

太陽系外惑星 From Wikipedia, the free encyclopedia

TRAPPIST-1gは、地球から見てみずがめ座の方向に39.4光年離れた位置にある赤色矮星TRAPPIST-1を公転している太陽系外惑星である。

概要 星座, 分類 ...
TRAPPIST-1g[1]
TRAPPIST-1gの想像図
TRAPPIST-1gの想像図
星座 みずがめ座
分類 太陽系外惑星
岩石惑星
軌道の種類 周回軌道
発見
発見年 2017年
発見方法 トランジット法
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.0451 ± 0.0014 au[2]
(674万6960 ± 20万9440 km)
離心率 (e) 0.003 ± 0.002[3]
公転周期 (P) 12.35281 ± 0.00044 [3]
軌道傾斜角 (i) 89.710 ± 0.025°[2]
通過時刻 7529.4724 ± 0.0058 BJD[3]
TRAPPIST-1の惑星
位置
元期:J2000.0[4]
赤経 (RA, α)  23h 06m 29.36s[4]
赤緯 (Dec, δ) −05° 02 29.2[4]
赤方偏移 -0.000188[4]
視線速度 (Rv) -56.3 km/s[4]
固有運動 (μ) 赤緯: 922.1 ミリ秒/[4]
赤緯: -471.9 ミリ秒/年[4]
年周視差 (π) 82.58 ± 2.58ミリ秒[4]
(誤差3.1%)
距離 39 ± 1 光年[注 1]
(12.1 ± 0.4 パーセク[注 1]
物理的性質
直径 13,330 km
半径 1.127 ± 0.041 R[2]
表面積 6.48×108 km2
体積 1.55×1012 km3
質量 0.566 ± 0.038 M[3]
平均密度 2.18 ± 0.28 g/cm3[3]
表面温度 198.6 ± 3.8 K[2]
年齢 30 - 80億年[5]
他のカタログでの名称
2MASS J23062928-0502285 g
Template (ノート 解説) ■Project
閉じる

発見

2016年9月19日から9月20日にかけて、スピッツァー宇宙望遠鏡がTRAPPIST-1を観測した際に発見された[6]。発見時には、すでにTRAPPIST-1系には、TRAPPIST-1bTRAPPIST-1cTRAPPIST-1dの3つの惑星の存在が知られていた[7][8]が、この時のTRAPPIST-1dの公転周期などの軌道要素が確定されていなかった。しかし、今回の観測で、dの確定しなかった軌道要素がTRAPPIST-1d、TRAPPIST-1eTRAPPIST-1f、TRAPPIST-1gの4つの惑星によるものだった事が判明した[2]

特徴

さらに見る 地球 ...
大きさの比較
地球 TRAPPIST-1g
地球 Exoplanet
閉じる
TRAPPIST-1系(真ん中)、太陽系の内惑星系(下)、木星ガリレオ衛星(上)の軌道を比較した図

TRAPPIST-1gは、半径が地球の1.127倍、質量は2月の発表では地球の1.34倍となっていた[2]が、4月の発表では、0.566倍となった[3]。また、半径と予想される密度から、重力は地球の1.06倍になると推定されている。TRAPPIST-1系の惑星の中では、最も大きい。その大きさから、TRAPPIST-1gは地球のような岩石惑星であると推測されている。主星のTRAPPIST-1からは0.0451au(約674万km)しか離れておらず、これは太陽から水星までの距離(0.387au[9])の約8分の1しかない。しかし、主星のTRAPPIST-1が「超低温矮星」と呼ばれる、恒星の中でも最小級の分類に属されるため、主星から受ける熱やエネルギーはそれほど大きくないであろう。公転周期は約12日で、g:f=4:3という軌道共鳴の関係が見られる[2]

TRAPPIST-1gはTRAPPIST-1のハビタブルゾーン内を公転しているとされ、表面温度は199K(-74℃)である。仮に水が存在するとしても、これは水がに凍ってしまう温度になる。しかし、仮に自転と公転の同期が発生しているとすると、惑星の片面は常に恒星にさらされるため、氷が解けてを形成しているかもしれない。この条件が整っている場合、生命が誕生している可能性も考えられる。しかし、自転と公転が同期していれば、惑星全体で昼側から夜側への強風が吹き、地球とは環境が大きく異っている可能性もある[6]。地球にどれだけ組成が似ているかを示すESIの値は、0.58である[10]

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI