オリヴィエ (パラディン)
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ローランとオリヴィエは武勲詩ジラール・ド・ヴィエンヌにおいて出会う。
長年継続したシャルルマーニュとその臣下ジラールとの紛争が、遂に双方の勇士による一騎打ちにより決着されることと決まった。シャルルマーニュ側の代表に選ばれた若者こそ、ローランであった。そしてジラール側の代表に選ばれた若者こそ、オリヴィエであった。
二人の一騎打ちは、神の介入により未決に終わる。天使は二人に、相争うのでなく、手を取り合ってスペインへと侵攻することを命じたのである。ローランとオリヴィエは友情を誓い、生涯の戦友となった。オリヴィエの妹オードの美しさに惚れ込んだローランは、オードと婚約した。シャルルマーニュとジラールは遂に和議を結び、その軍勢はスペインへと出立したのであった。
ローランの歌
ローランと深く信頼し合っており、よき戦友にして助言者。妹オードはローランの婚約者である。愛剣はオートクレールと名付けられた優美な剣で、茶褐色の刀身を持ち、柄は黄金色で水晶が飾られていたとされている。『イリアス』のアキレウスとパトロクロスのような、男同士の親密な友愛を感じさせると評されている。特に、ローランがどちらかというと勇猛一辺倒なのに対し、オリヴィエは冷静で的確な判断をする知将のイメージが強い。
作中、オリヴィエはローランとともに殿軍の任務に従事。サラセン軍を最初に見たときに、援軍を呼ぶ角笛を吹くようにとのオリヴィエの提案は、メンツに拘るローランに拒否されてしまう。これに従っていれば、ロンスヴォーの大敗はなかったと思われる。
ロンセスバージェスの戦いでは大活躍をする。倒した敵将の数は、実はローランより上であり、個人的な武勇も高い。最後はイスパニアの将軍マルガニスに致命傷を受け、相手を倒しはしたものの、自分もそのまま死んでゆく。