コマツヒカリ
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デビュー戦から東京優駿までに10戦3勝、重賞は未勝利だったがトライアル競走のNHK杯を3着と好走しており、3番人気で東京優駿に出走した。1番人気は皐月賞優勝馬でNHK杯も制していたウイルデイールだったが、競走数日前より雨が降り続き、当日は同馬が苦手とする不良馬場となっていた。
逆にコマツヒカリは、騎乗する古山良司が「雨が降ったら勝つ」と宣言していたほどの重馬場巧者であり、古山は後に「夢のようだった。内心で小躍りしながら『もっと降れ、もっと降れ』と叫んでいた」と述懐している[1]。レースでも重馬場に苦労するウイルデイールを尻目に第3コーナーで中団から進出、直線入り口から他馬が避ける荒れた馬場内側を付いて鋭く伸び、カネチカラに2馬身半の差をつけ優勝。史上2組目の兄弟ダービー馬となり、古山もダービー初勝利を果たした。
その後は菊花賞でハククラマの6着、有馬記念はガーネツトの5着となかなか勝てなかったが、東京優駿からほぼ1年後の東京杯をレコードで制覇し、2つ目の重賞タイトルを獲得する。その年の有馬記念でスターロツチの3着に敗れ翌年の金杯7着を最後に現役を退いた。